3 / 4
男友達だし、なし崩し的に男女でセックスしてもいいよね。
しおりを挟む
少女と美女が、200ml程のミニボトルウィスキーの封をパキリ、と割って。栄養ドリンクよろしく、そのままグッと飲み干す。突然の事だから、俺も静止する事が出来ず。
「──ぁ~。やっぱ、この身体だと酒慣れしてないからくらくら、する……でも、今はこれぐらいがちょうどいい……♡♡」
「栄治クンは飲んだらダメだよ……だってこれから、ず~っとボクたちの相手をしてもらうんだから♡♡」
酩酊と言えば、まだ聞こえが良いだろうに。彼女たちの瞳は、頬は。もう、これから『する』事に狂おしいほどの期待に心が染まっていて。
「それにしてもぉ……こんなガキンチョに興奮するなんてっ♡♡ お前ロリコンの気質あるんじゃないのぉ♡♡♡ ま、そっちの方が好都合だけど~♡♡♡」
それぐらいの年齢の女子はロリータじゃないとか、ガキでもないとか。そういう単語を吐き出すべきだったのだろうけど。蕩けた瞳で、俺のジーパン越しに浮き上がったペニスを愛おしそうに撫でるのだから。
「おっま……何してっ……!?」
「いやいや、オレらの生着替えでフル勃起してる栄治が面白くってさぁ……♡♡ しかも、もっと勃起してんじゃん! いやはや、自分のを扱くのとは違うねぇ……♡♡♡」
「ばっ……! 汚いとか思わないのかよ、お前っ……!?」
「でもさぁ……これからはその『汚いモノ』がオレたちの胎内に入る人生なんだぜ♡♡♡」
何を、言って。彼らは──彼女らは。そうかもしれないが……そう簡単に、自分の身体の変わったというのに。ソレを簡単に受け入れる事が出来るというのか。
「栄治クン……SWAP現象、人が入れ替わる現象。そんなのが起こったら、普通の社会なら──元の身体を取り戻したいとか、入れ替わった人間同士で憎しみ合うとか、そういう事が起こりうるよね」
「そんな事がニュースとか、SNSで書かれてたりとかはしてない……だけど、言われてみればそうだよ、な……」
「『SWAP』から元に戻ったという事例は現状無いんだ。入れ替わった人たちは、今後それぞれの生活を受け入れる事を強いられる。特に、年齢・性別の大きな変化に巻き込まれた人たちは、ある傾向を示んだよ」
畳みかけるように、フリフリのスカートだけになった菜々が。身体をゆっくりと絡ませるように、その匂いを俺に纏わりつかせる。香水の柔らかい匂い、そして──彼女の下半身から漂う、雌のニオイが。俺をさらにクラクラとさせて。
「『入れ替わった身体』を魅力的に活かそうという精神傾向が強くなるんだ。それで──自分と共に歩く人間……「伴侶」を求めようとする。他の事がどうでも良くなってしまうぐらいに。言ってしまうと、性的ホルモンの分泌量が異常に増加するんだ♡♡ ほら、今もボクのカラダが……雄の、栄治クンのを欲しい、欲しいって疼くんだぁ♡♡♡」
「なー、良いだろ♡♡ どうせお前童貞だったんだしさぁ、オレで一発捨てよっ♡♡♡ 今ならさぁ、このでっけーおっぱいでパイズリだって出来るんだぞっ……♡♡♡」
ジーパンのチャックをズラされて。少女の手によって、俺の肉棒が空気に晒されて、すぐに柔らかい二つの膨らみに包まれる。
「えぃっ♡♡ あーあ、俺が男の時にしてもらうのが俺のユメだったんだけどなぁ……♡♡ でもま、親友の夢を叶えさせてあげるのもトモダチの役目だもんなぁ♡♡♡♡」
「んな事望ん、じゃ……っ……」
口で抵抗するが。男だった時の2人の姿を何とか思い出そうとするが。目の前でオレに囁き、パイズリをしているのはまごう事なき少女で。その体温も、柔らかい感触も、紛れもなく「オンナ」のモノで。
「う……ぁ……栄治クンの、凄いっ……ボクでも、あんなにおっきくなかったのにっ……♡♡♡ アレが、ボクの胎内に入るんだっ♡♡♡ この日のために、ずっと、ず~っと禁欲してきたんだからぁ♡♡♡」
ベッドの縁に座り、自分で自分の身体を慰め始める菜々。くちゅっ、くちゅっ♡♡ と、艶めかしい音を立て、ワレメを見せつける様に自慰を始める。茶髪で美しく整った顔を、だらしなく快楽で火照らせて。彼女は、甘い喘ぎ声を上げる。パイズリをしながら、上目遣いの麻子が、うっとりした瞳で語り掛けてくる。
「オレたちさぁ……お前が帰って来るのず~っと待ってたんだぞぉ……♡♡ この身体になってからさぁ、身体の膣奥が伝えてくるんだよ、『欲しい、男のモノが欲しい』って」
「で、でもっ……こんな現象が起こった時だから、他に相談できる人も居ないしっ……♡ んん゛っ♡♡♡♡」
「結構見た目もイイからさぁ……散々男どもに言い寄られたんだぜ? でも……男とヤるのはどうしてもお互い抵抗があって、2人でレズセでなんとか正気を保ってたんだよぉ……♡♡」
それはまた。身体に発生する症状がどのようなものか、俺には分からないが。彼ら──いや、彼女たちに起こった異常は、確かに彼女らの思考や嗜好に乱れを発生させるモノだったのだろう。
「けどさ……栄治となら。趣味とか合うし、女の趣味の方も合うし。お前の理想の彼女にも……なんなら奥さんにでもなれるぜ♡♡♡」
「う、うんっ……『この身体』の元の事務所は解雇になっちゃったけど、また別のスカウトも来てるし……ボクが身体で稼ぐから、栄治くんとあーちゃんと一緒にセックス漬け生活したい……♡♡♡」
「何言ってんのか分かってんの!?」
発言があらぬ方向に向かっている。いや、可愛らしくて美しい女性たちにそう言い寄られる事はとても嬉しいのだが──状況が、どんどん流されているというか。
「ね、お願い……♡♡ 栄治クンにしか、頼めないんだ……♡♡ キミしか、イヤなんだ……♡♡♡♡」
「良いだろぉ……♡♡♡ この日のために、ず~っと身体の開発してきたんだよぉ♡♡♡ 栄治のモノをブチこまれても、痛いとか心配とかされない様に、ずーっとマンコをディルドで弄ってたんだぞぉ♡♡♡」
2人の女性に挟まれるように。オレは抵抗も出来ず、ベッドに転がされて。そして俺の顔に、菜々の濡れたオマンコが押し付けられて。
「えへへ、顔面騎乗…………ぇ? ちょ、ちょっと待って? なんで──そんな急に、おっきく、なって……っ♡♡♡♡♡」
「うわ、ヤッバ……♡♡♡ 栄治の、ギンギンになってる……♡♡♡♡ レズセしたとき、お互いのマンコの匂いが気になって集中できなかったのに……」
俺は──深呼吸をした後。
「めっちゃいい匂いする」
「栄治ぃ……お前も大概だなぁ……♡♡♡ ま、それも良いけど♡♡♡」
「ひぃゔっ♡♡ あ、ぁあっ♡♡ ペロペロ、されてっ♡♡」
この匂いが鼻に充満して。呼吸するだけで、身体が火照る。血流が早まる。興奮が、昂ぶりが、収まらない。この雌の蜜壺から溢れる体液が、匂いが。たまらなく欲しくなる。
「それじゃ、栄治のイチバンは麻子が貰うね♡♡ よいっ……あ、ぅ……あ、ちょっと待ってく、れっ……少し、深呼吸させ、て……」
「だ、大丈夫か……」
「い、ひゃぅっ♡♡ や、腰トントンしないれっ♡♡ いま身体じゅうが敏感れっ♡♡ いらくない゛、けどっ♡♡♡ ひゅきぃっ♡♡♡♡♡♡ 擦れるのすきぃっ♡♡♡♡♡♡」
嗚呼。男同士、気の置けない仲だった彼らに。襲われた立場ではあると言っても、麻子と交わってしまうだなんて。だけど。俺の腰の上で、うり、うりといじらしく腰を振って。その一挙一動で、毎回ふにゃふにゃになった甘い声をあげる様は。──酷く、倒錯的だった。
「ぁ、ぁぅあ゛っ♡♡♡ 膣内で、もっとおっきくなってっ♡♡♡♡ ひろげられてりゅっ♡♡♡♡ ずっとオンナとシたかったのにぃっ♡♡♡♡ メスになってマンコこじ開けられて悦んじゃうぅ♡♡♡♡」
麻子のワレメ。俺の肉棒を締め付ける様に、ぎゅぅうとキツくて生温かく。『彼女』の悦楽に染まった声が、余計に俺のペニスを苛立たせる。ドクン、ドクンと。まるで媚薬でも盛られたかのように、今までのオナニーとは比べ物にならない程に自分の肉棒が勃起しているのが分かる。
「ま、だっ♡♡♡ まりゃっ♡♡♡♡ オレが、イくまで射精すなよっ♡♡♡♡ こ、こう、ぅううゔっ♡♡♡♡ あ、あぁああっ♡♡♡♡」
たった一回。彼女の腰が僅かに浮き上がり、そしてストンと俺の腰に落ちる。たったそれだけの動きで、どろっどろの多幸感に包まれた少女。口にしなくても、この日を待ち侘びていた事を想わせる。少女の方から、小さな手のひらの指がオレの指に絡まって。
「あ、あぁあっ♡♡♡ あはははっ♡♡♡♡ こんなの知ったらっ♡♡♡♡♡ もう戻りたくないよぉ゛っ♡♡♡♡ トんじゃうぅ♡♡♡ えいじぃっ♡♡♡」
言葉通りに、吹けば飛びそうな覚束ない彼女を。ぎゅっと手を交差させて握りしめる。──その瞬間。
「ぁ────ぁああ゛っ♡♡♡♡ ぅぁぁああ゛っ♡♡♡♡♡♡♡♡」
「くっ……あ゛っ……!」
どちらが先だったか。俺の上で腰砕けになった彼女か、彼女の胎内で射精したオレだったか。精々オナホを使うぐらいだった自慰などとは違って。どくどくと精を注ぎ込んだ後も、彼女の膣壁が肉棒を包み込む感覚が残り続けて。身体はもはやビクビクいって、まともに動かせないのに。オレのペニスを放したくないとばかりに、咥えこんでいて。……だが、それを制するように。
「もう……ハジメテはあーちゃんに譲ったんだから、これからはボクの時間でしょ♡♡」
ぐったりして動けない麻子を持ち上げて、ゆっくりとベッドに寝かしつける──もとい、横たわらせる。まだ、ピクピクと動いているが。彼女の顔は、幸せそうに緩みきっていて。
「ふふっ……ボクらでレズセしたときにはこんなにならなかったのに。やっぱり、『SWAP』で言われてた事は本当なんだ♡♡」
「そ……それって、どういう……」
「入れ替わった性別の生殖本能が活発になるのはさっき言ったけど……これに加えて、『一番最初に性交した相手がたまらなく好きになる』んだってさ♡♡♡ まるで動物みたいだよね、これじゃ♡♡♡♡ だから、栄治クンが戻ってくるのを待ってたんだぁ♡♡♡♡ 知らない男とヤって、ソイツを好きになるなんて嫌だもん♡♡♡」
「は…………?」
待て。今、衝撃的な事を口走らなかったか? つまり、今こうして麻子と……セックスした事によって。大輔は──
「この身体になってから……沢山食べれなくなって……代わりに、オマンコがずっとウズウズするんだっ……♡♡ はや、くっ、挿入れてっ♡♡」
隣に寝かされている麻子は、うっとりした目で俺を見ていて。それを意に介さず、一度射精したというのにまだ硬さの残った俺の肉棒を、優しく握りしめる。
「あぁぁ……♡♡ ずっと、ずっと欲しかったんだぁ……♡♡♡♡ この身体になって、ヤリモクで近づく男がとっても多くて……デブオタだったボクの事なんて、誰も見てくれないのに──」
憂いを帯びた美女が、顔を寄せて。俺のくちびるを奪う。何秒、あるいは何十秒も。互いの息が混ざって、お互いの匂いが混ざって。ベロキスで交わる度に、自分のペニスが彼女の掌の内側で怒張していくのが分かってしまう。
「ふひっ……♡♡♡ ほら、キミのここも……♡♡ 『目の前の雌を犯したい』って、ビクビクしてるんだよね……♡♡♡♡」
「ひ、ひろ……」
「……ダメだよ。 これからボクたちは『女』として生きていくんだから。……その名前じゃ、生きにくいよ」
そう簡単に────いや。元々、彼らの部屋に招かれた時点で。彼らは、元々の人生を捨てるつもりだったのだろう。「そう」決めていて……なお、オレを選んだのだ。ならば、親友の頼みであれば。断るつもりなど、無かった。
「……分かったよ、『菜々』」
「っっ……♡♡ あは、あははっ……♡♡♡ いい、良いよぉ♡♡♡ こんな風に呼ばれてッ……女になったんだって、実感するなぁ……♡♡♡」
殆どそのまま。すべすべした指先ですっかり勃起した肉棒を、『菜々』のワレメが呑み込む。
「そういや…………はは、童貞捨ててしまった……男の親友と……」
「いいじゃん……ボクも、処女喪失だよ♡♡♡ ぅくぅっ……♡♡ この身体は処女じゃないけど、こうしてするのは初めてなんだから……っ♡♡♡♡」
横でほとんど意識を失いかけている『麻子』が、ちょっとずつ顔を近づけて。俺の頬にキスをする。流れるようにくちびるを奪われて。いや、これは。性別が変わったとはいえ、複数の女性と関係を持つのは。
「え、へへ……栄治クン、これでボクたち2人とも──栄治クンのお嫁さん、だね♡♡♡」
ああ、もう。そこまで同意で決めていたっていうのなら。ガシリと菜々の腰を掴んで、今度は俺の方から攻める。腰をズンと打ち上げるように。余裕たっぷりの菜々に、少し反撃したかった。
「くっ……♡♡♡ 結構、ぶっといディルドで色々味わったんだけど、い゙っ♡♡♡♡ ナマのチンポいれられた時の方が、ずっといいや……あ゛っ♡♡♡♡♡」
「つべこべっ……言うなっ……腰だけ振って、気持ちよく、なってろっ……!」
知ったものか。もう、一線は超えてしまったのだから。後は一蓮托生、堕ちるなら堕ちるところまで。そんなオレを見て──『菜々』は満足そうに微笑んだ。
「えへ、えへへへっ♡♡♡ いいのっ♡♡♡♡♡ ボク、いっぱい気持ちいいの味わっていいのかなぁ♡♡♡♡♡ キミのおちんちんがダメになるまで、ずっとずっと搾り取っちゃうよっ♡♡♡♡♡」
愛の告白と言うよりは。ただ、目の前の美味しそうな料理を前にした、かつての『菜々』の雰囲気に近く。
(──多分、貪られるなぁ)
日が沈んで、月が昇り。再び太陽の光が差し込むまで。3人の交わりは、何度も何度も繰り広げられていった。
「──ぁ~。やっぱ、この身体だと酒慣れしてないからくらくら、する……でも、今はこれぐらいがちょうどいい……♡♡」
「栄治クンは飲んだらダメだよ……だってこれから、ず~っとボクたちの相手をしてもらうんだから♡♡」
酩酊と言えば、まだ聞こえが良いだろうに。彼女たちの瞳は、頬は。もう、これから『する』事に狂おしいほどの期待に心が染まっていて。
「それにしてもぉ……こんなガキンチョに興奮するなんてっ♡♡ お前ロリコンの気質あるんじゃないのぉ♡♡♡ ま、そっちの方が好都合だけど~♡♡♡」
それぐらいの年齢の女子はロリータじゃないとか、ガキでもないとか。そういう単語を吐き出すべきだったのだろうけど。蕩けた瞳で、俺のジーパン越しに浮き上がったペニスを愛おしそうに撫でるのだから。
「おっま……何してっ……!?」
「いやいや、オレらの生着替えでフル勃起してる栄治が面白くってさぁ……♡♡ しかも、もっと勃起してんじゃん! いやはや、自分のを扱くのとは違うねぇ……♡♡♡」
「ばっ……! 汚いとか思わないのかよ、お前っ……!?」
「でもさぁ……これからはその『汚いモノ』がオレたちの胎内に入る人生なんだぜ♡♡♡」
何を、言って。彼らは──彼女らは。そうかもしれないが……そう簡単に、自分の身体の変わったというのに。ソレを簡単に受け入れる事が出来るというのか。
「栄治クン……SWAP現象、人が入れ替わる現象。そんなのが起こったら、普通の社会なら──元の身体を取り戻したいとか、入れ替わった人間同士で憎しみ合うとか、そういう事が起こりうるよね」
「そんな事がニュースとか、SNSで書かれてたりとかはしてない……だけど、言われてみればそうだよ、な……」
「『SWAP』から元に戻ったという事例は現状無いんだ。入れ替わった人たちは、今後それぞれの生活を受け入れる事を強いられる。特に、年齢・性別の大きな変化に巻き込まれた人たちは、ある傾向を示んだよ」
畳みかけるように、フリフリのスカートだけになった菜々が。身体をゆっくりと絡ませるように、その匂いを俺に纏わりつかせる。香水の柔らかい匂い、そして──彼女の下半身から漂う、雌のニオイが。俺をさらにクラクラとさせて。
「『入れ替わった身体』を魅力的に活かそうという精神傾向が強くなるんだ。それで──自分と共に歩く人間……「伴侶」を求めようとする。他の事がどうでも良くなってしまうぐらいに。言ってしまうと、性的ホルモンの分泌量が異常に増加するんだ♡♡ ほら、今もボクのカラダが……雄の、栄治クンのを欲しい、欲しいって疼くんだぁ♡♡♡」
「なー、良いだろ♡♡ どうせお前童貞だったんだしさぁ、オレで一発捨てよっ♡♡♡ 今ならさぁ、このでっけーおっぱいでパイズリだって出来るんだぞっ……♡♡♡」
ジーパンのチャックをズラされて。少女の手によって、俺の肉棒が空気に晒されて、すぐに柔らかい二つの膨らみに包まれる。
「えぃっ♡♡ あーあ、俺が男の時にしてもらうのが俺のユメだったんだけどなぁ……♡♡ でもま、親友の夢を叶えさせてあげるのもトモダチの役目だもんなぁ♡♡♡♡」
「んな事望ん、じゃ……っ……」
口で抵抗するが。男だった時の2人の姿を何とか思い出そうとするが。目の前でオレに囁き、パイズリをしているのはまごう事なき少女で。その体温も、柔らかい感触も、紛れもなく「オンナ」のモノで。
「う……ぁ……栄治クンの、凄いっ……ボクでも、あんなにおっきくなかったのにっ……♡♡♡ アレが、ボクの胎内に入るんだっ♡♡♡ この日のために、ずっと、ず~っと禁欲してきたんだからぁ♡♡♡」
ベッドの縁に座り、自分で自分の身体を慰め始める菜々。くちゅっ、くちゅっ♡♡ と、艶めかしい音を立て、ワレメを見せつける様に自慰を始める。茶髪で美しく整った顔を、だらしなく快楽で火照らせて。彼女は、甘い喘ぎ声を上げる。パイズリをしながら、上目遣いの麻子が、うっとりした瞳で語り掛けてくる。
「オレたちさぁ……お前が帰って来るのず~っと待ってたんだぞぉ……♡♡ この身体になってからさぁ、身体の膣奥が伝えてくるんだよ、『欲しい、男のモノが欲しい』って」
「で、でもっ……こんな現象が起こった時だから、他に相談できる人も居ないしっ……♡ んん゛っ♡♡♡♡」
「結構見た目もイイからさぁ……散々男どもに言い寄られたんだぜ? でも……男とヤるのはどうしてもお互い抵抗があって、2人でレズセでなんとか正気を保ってたんだよぉ……♡♡」
それはまた。身体に発生する症状がどのようなものか、俺には分からないが。彼ら──いや、彼女たちに起こった異常は、確かに彼女らの思考や嗜好に乱れを発生させるモノだったのだろう。
「けどさ……栄治となら。趣味とか合うし、女の趣味の方も合うし。お前の理想の彼女にも……なんなら奥さんにでもなれるぜ♡♡♡」
「う、うんっ……『この身体』の元の事務所は解雇になっちゃったけど、また別のスカウトも来てるし……ボクが身体で稼ぐから、栄治くんとあーちゃんと一緒にセックス漬け生活したい……♡♡♡」
「何言ってんのか分かってんの!?」
発言があらぬ方向に向かっている。いや、可愛らしくて美しい女性たちにそう言い寄られる事はとても嬉しいのだが──状況が、どんどん流されているというか。
「ね、お願い……♡♡ 栄治クンにしか、頼めないんだ……♡♡ キミしか、イヤなんだ……♡♡♡♡」
「良いだろぉ……♡♡♡ この日のために、ず~っと身体の開発してきたんだよぉ♡♡♡ 栄治のモノをブチこまれても、痛いとか心配とかされない様に、ずーっとマンコをディルドで弄ってたんだぞぉ♡♡♡」
2人の女性に挟まれるように。オレは抵抗も出来ず、ベッドに転がされて。そして俺の顔に、菜々の濡れたオマンコが押し付けられて。
「えへへ、顔面騎乗…………ぇ? ちょ、ちょっと待って? なんで──そんな急に、おっきく、なって……っ♡♡♡♡♡」
「うわ、ヤッバ……♡♡♡ 栄治の、ギンギンになってる……♡♡♡♡ レズセしたとき、お互いのマンコの匂いが気になって集中できなかったのに……」
俺は──深呼吸をした後。
「めっちゃいい匂いする」
「栄治ぃ……お前も大概だなぁ……♡♡♡ ま、それも良いけど♡♡♡」
「ひぃゔっ♡♡ あ、ぁあっ♡♡ ペロペロ、されてっ♡♡」
この匂いが鼻に充満して。呼吸するだけで、身体が火照る。血流が早まる。興奮が、昂ぶりが、収まらない。この雌の蜜壺から溢れる体液が、匂いが。たまらなく欲しくなる。
「それじゃ、栄治のイチバンは麻子が貰うね♡♡ よいっ……あ、ぅ……あ、ちょっと待ってく、れっ……少し、深呼吸させ、て……」
「だ、大丈夫か……」
「い、ひゃぅっ♡♡ や、腰トントンしないれっ♡♡ いま身体じゅうが敏感れっ♡♡ いらくない゛、けどっ♡♡♡ ひゅきぃっ♡♡♡♡♡♡ 擦れるのすきぃっ♡♡♡♡♡♡」
嗚呼。男同士、気の置けない仲だった彼らに。襲われた立場ではあると言っても、麻子と交わってしまうだなんて。だけど。俺の腰の上で、うり、うりといじらしく腰を振って。その一挙一動で、毎回ふにゃふにゃになった甘い声をあげる様は。──酷く、倒錯的だった。
「ぁ、ぁぅあ゛っ♡♡♡ 膣内で、もっとおっきくなってっ♡♡♡♡ ひろげられてりゅっ♡♡♡♡ ずっとオンナとシたかったのにぃっ♡♡♡♡ メスになってマンコこじ開けられて悦んじゃうぅ♡♡♡♡」
麻子のワレメ。俺の肉棒を締め付ける様に、ぎゅぅうとキツくて生温かく。『彼女』の悦楽に染まった声が、余計に俺のペニスを苛立たせる。ドクン、ドクンと。まるで媚薬でも盛られたかのように、今までのオナニーとは比べ物にならない程に自分の肉棒が勃起しているのが分かる。
「ま、だっ♡♡♡ まりゃっ♡♡♡♡ オレが、イくまで射精すなよっ♡♡♡♡ こ、こう、ぅううゔっ♡♡♡♡ あ、あぁああっ♡♡♡♡」
たった一回。彼女の腰が僅かに浮き上がり、そしてストンと俺の腰に落ちる。たったそれだけの動きで、どろっどろの多幸感に包まれた少女。口にしなくても、この日を待ち侘びていた事を想わせる。少女の方から、小さな手のひらの指がオレの指に絡まって。
「あ、あぁあっ♡♡♡ あはははっ♡♡♡♡ こんなの知ったらっ♡♡♡♡♡ もう戻りたくないよぉ゛っ♡♡♡♡ トんじゃうぅ♡♡♡ えいじぃっ♡♡♡」
言葉通りに、吹けば飛びそうな覚束ない彼女を。ぎゅっと手を交差させて握りしめる。──その瞬間。
「ぁ────ぁああ゛っ♡♡♡♡ ぅぁぁああ゛っ♡♡♡♡♡♡♡♡」
「くっ……あ゛っ……!」
どちらが先だったか。俺の上で腰砕けになった彼女か、彼女の胎内で射精したオレだったか。精々オナホを使うぐらいだった自慰などとは違って。どくどくと精を注ぎ込んだ後も、彼女の膣壁が肉棒を包み込む感覚が残り続けて。身体はもはやビクビクいって、まともに動かせないのに。オレのペニスを放したくないとばかりに、咥えこんでいて。……だが、それを制するように。
「もう……ハジメテはあーちゃんに譲ったんだから、これからはボクの時間でしょ♡♡」
ぐったりして動けない麻子を持ち上げて、ゆっくりとベッドに寝かしつける──もとい、横たわらせる。まだ、ピクピクと動いているが。彼女の顔は、幸せそうに緩みきっていて。
「ふふっ……ボクらでレズセしたときにはこんなにならなかったのに。やっぱり、『SWAP』で言われてた事は本当なんだ♡♡」
「そ……それって、どういう……」
「入れ替わった性別の生殖本能が活発になるのはさっき言ったけど……これに加えて、『一番最初に性交した相手がたまらなく好きになる』んだってさ♡♡♡ まるで動物みたいだよね、これじゃ♡♡♡♡ だから、栄治クンが戻ってくるのを待ってたんだぁ♡♡♡♡ 知らない男とヤって、ソイツを好きになるなんて嫌だもん♡♡♡」
「は…………?」
待て。今、衝撃的な事を口走らなかったか? つまり、今こうして麻子と……セックスした事によって。大輔は──
「この身体になってから……沢山食べれなくなって……代わりに、オマンコがずっとウズウズするんだっ……♡♡ はや、くっ、挿入れてっ♡♡」
隣に寝かされている麻子は、うっとりした目で俺を見ていて。それを意に介さず、一度射精したというのにまだ硬さの残った俺の肉棒を、優しく握りしめる。
「あぁぁ……♡♡ ずっと、ずっと欲しかったんだぁ……♡♡♡♡ この身体になって、ヤリモクで近づく男がとっても多くて……デブオタだったボクの事なんて、誰も見てくれないのに──」
憂いを帯びた美女が、顔を寄せて。俺のくちびるを奪う。何秒、あるいは何十秒も。互いの息が混ざって、お互いの匂いが混ざって。ベロキスで交わる度に、自分のペニスが彼女の掌の内側で怒張していくのが分かってしまう。
「ふひっ……♡♡♡ ほら、キミのここも……♡♡ 『目の前の雌を犯したい』って、ビクビクしてるんだよね……♡♡♡♡」
「ひ、ひろ……」
「……ダメだよ。 これからボクたちは『女』として生きていくんだから。……その名前じゃ、生きにくいよ」
そう簡単に────いや。元々、彼らの部屋に招かれた時点で。彼らは、元々の人生を捨てるつもりだったのだろう。「そう」決めていて……なお、オレを選んだのだ。ならば、親友の頼みであれば。断るつもりなど、無かった。
「……分かったよ、『菜々』」
「っっ……♡♡ あは、あははっ……♡♡♡ いい、良いよぉ♡♡♡ こんな風に呼ばれてッ……女になったんだって、実感するなぁ……♡♡♡」
殆どそのまま。すべすべした指先ですっかり勃起した肉棒を、『菜々』のワレメが呑み込む。
「そういや…………はは、童貞捨ててしまった……男の親友と……」
「いいじゃん……ボクも、処女喪失だよ♡♡♡ ぅくぅっ……♡♡ この身体は処女じゃないけど、こうしてするのは初めてなんだから……っ♡♡♡♡」
横でほとんど意識を失いかけている『麻子』が、ちょっとずつ顔を近づけて。俺の頬にキスをする。流れるようにくちびるを奪われて。いや、これは。性別が変わったとはいえ、複数の女性と関係を持つのは。
「え、へへ……栄治クン、これでボクたち2人とも──栄治クンのお嫁さん、だね♡♡♡」
ああ、もう。そこまで同意で決めていたっていうのなら。ガシリと菜々の腰を掴んで、今度は俺の方から攻める。腰をズンと打ち上げるように。余裕たっぷりの菜々に、少し反撃したかった。
「くっ……♡♡♡ 結構、ぶっといディルドで色々味わったんだけど、い゙っ♡♡♡♡ ナマのチンポいれられた時の方が、ずっといいや……あ゛っ♡♡♡♡♡」
「つべこべっ……言うなっ……腰だけ振って、気持ちよく、なってろっ……!」
知ったものか。もう、一線は超えてしまったのだから。後は一蓮托生、堕ちるなら堕ちるところまで。そんなオレを見て──『菜々』は満足そうに微笑んだ。
「えへ、えへへへっ♡♡♡ いいのっ♡♡♡♡♡ ボク、いっぱい気持ちいいの味わっていいのかなぁ♡♡♡♡♡ キミのおちんちんがダメになるまで、ずっとずっと搾り取っちゃうよっ♡♡♡♡♡」
愛の告白と言うよりは。ただ、目の前の美味しそうな料理を前にした、かつての『菜々』の雰囲気に近く。
(──多分、貪られるなぁ)
日が沈んで、月が昇り。再び太陽の光が差し込むまで。3人の交わりは、何度も何度も繰り広げられていった。
1
あなたにおすすめの小説
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる