71 / 152
第六章:王女の眼差し、勇者の道
第六十八話:絶望と邂逅
しおりを挟む
デス・スコーピオンの動きが、一瞬、止まった。
──やった。
俺の予期せぬ反撃に、奴は動揺した。
いくつもある赤い目が、驚きと警戒を孕んで、俺を睨む。
けれど、それまでだった。
光が、容赦なく奴の頭を貫いた。
断末魔のような咆哮が、荒野を切り裂くように響いた。
巨体がありえないほどの勢いで吹き飛び、砂煙を巻き上げながら地を這う。
赤い目は、瞬く間に光を失っていき……ドス黒く濁った。
──勝った。
「……やったのか、俺……!」
信じられない光景だった。
俺の手で、あの化け物を仕留めた? 本当に……?
胸の奥で、火が灯ったようだった。
熱い。誇らしさじゃない、疲労でもない。
ただ、ただ、生きているという実感が、脈打つように全身を走った。
「アルス様……!」
セレナが目を見開いていた。
驚きに震える声。目の奥の色が、見たことのない感情で揺れている。
わかる。わかってる。俺が、やったんだ。
やっと、やっと……!
「セレナ! 見たか、俺は──」
言いかけて、言葉が凍った。
──セレナが、倒れていた。
「…………セレナ」
辺りを見渡す。
デス・スコーピオンたちは、俺の一撃に怯え、散っていた……はずだった。
けれど、そこにいた。
奴は、いた。
セレナの背後に。
他の個体とは桁違いの威圧感。
王か──否、この荒野そのものの番人か。
その存在を、俺の危機察知は感知しなかった。
──俺は、油断していたのだ。
セレナは、俺の一撃に驚いていたわけじゃない。
目に映っていたのは、俺じゃない。
その、魔物だ。
「セレナッ!!」
走ることもできず、声しか出せなかった。
セレナは意識を失っている。まるで人形のように倒れて、動かない。
俺は一歩、また一歩と、後ずさる。
(勝てない──)
(無理だ、絶対に勝てない、無理だ)
(俺は──)
(死ぬ……死ぬ……死ぬ……)
(死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ……!!)
巨大な鉤爪が持ち上がる。
その先端から、毒液が垂れ、ポタリと地に落ちる。
触れた地面が、ジュッと音を立てて溶ける。
その毒液が……
セレナのすぐ傍に、一滴、また一滴と落ちていく。
「……やめろ」
やめろ。
やめろやめろやめろやめろやめろ。
「やめろぉぉぉぉぉぉ!!!」
叫んだ。
でも、動けない。
剣を持つ手が震えてる。足が動かない。体が石になったみたいに。
「動け……!動けよ!
」
毒液が、セレナの腕に触れた。
ジュッ、と音がした。
赤黒く変色していく肌。
セレナの白かった腕が、焼け爛れたように変わっていく。
「う、ぅ……」
呻き声。
意識を失ってるはずのセレナが、痛みに反応した。
「やめろ……っ、やめろやめろ……!」
涙が、頬を伝っていた。
「なんでだよ……っ、俺は……俺が、もっと早く……!」
もう一滴、落ちようとしていた。
鉤爪が、振り上げられる。
(終わった──)
その時だった。
「──だから言ったろ?ここじゃ兄ちゃんの常識は通用しねぇってよ」
静かに、けれど酷く冷たい声がした。
次の瞬間、空から黒い影が舞い降りる。
フードを深く被り、顔は見えない。
けれど、俺は知っている。
この魔力、この気配──あの時、俺を嘲り、あろうことか俺達を助けた、あの男だ。
そのフードの男が、再び俺たちの前に現れた。
「あー、こいつぁは雌だな」
「…………は?」
何を言ってんだこいつは──
困惑しかない。けど、男はお構いなしに言葉を続ける。
「だからよ?雌なんだよ。……あー、ほら。女王蜂とか女王蟻っているだろ?巣を作るリーダー的役割を持つアレ」
男は面倒くさそうな口調で、淡々と続ける。
「アレと同じな訳よ。要するに女王様ってやつだ」
(……何を言っているんだこの男は)
魔物に雌雄の区別?この状況で?ふざけてるのか?
そう思った俺の心を、男の次の言葉が凍らせた。
「……こいつは“繁殖体”だ。デス・スコーピオンってのはな、一定周期ごとに『王蠍の雌核』を中心にして、コロニーを作る。そんで、そいつが死ぬと……」
言い淀むことなく、男は鋭い声で断言した。
「全ての個体が、暴走する。全個体が、雌の死を察知して、狂乱に陥る。知ってるか? あの種族にはな、“死の群れ”って異名がある」
「…………死の群れ?」
「そう。文字通りだ。女王が殺されれば、群れは理性を失い、ただの殺戮機械となる。そしてその本能は……最も近くにいた相手を、敵と認識する」
言葉の意味が、胸に鉛のように落ちてくる。
最も近くにいた──つまり。
「……俺たち、か」
「察しが早いな。兄ちゃんはまあ……幸運だぜ? この雌が、まだ“死んでねえ”うちに、俺が来た。ギリギリのタイミングだったってわけだ」
男の声に、冗談めいた調子は一切なかった。
確かに、セレナのすぐ傍にいるこの巨大なスコーピオンは、群れの中心だ。
それだけの魔力、体格、そして……放たれる本能の圧。
今にも崩れそうな“何か”を、ギリギリのところで、この男が押し留めているような、そんな感じがする。
(もし、この女王個体を倒してしまっていたら──いや、それは無いな。倒すなんて不可能だった)
だかもし。仮に倒していたら、今俺たちを囲んでいる他のスコーピオンが……
全員、狂って、俺たちを喰い尽くしていただろう。
「……じゃあ、どうすればいい」
「やっと正気に戻ったか?」
「……うるせぇ。さっさと教えろ」
「……全く、口のわりぃ兄ちゃんだ。……殺すな。ただ、眠らせろ。魔核を壊すな。分散しても、“巣”が維持されるように仕向けろ」
「そんな……簡単に言って……」
「簡単だ──俺がやるからな」
男が片手を掲げる。
次の瞬間、空間が一瞬軋むような音とともに、宙に光の印章が展開された。
なんだアレは……魔法?違う、あれは──
「これは封獣陣。こいつを一度眠らせりゃ、全てが落ち着く。少なくとも、今はな」
男の目が、僅かにセレナを見た気がした。
男が地面に指を滑らせるように印を刻むと、紫紺の魔法陣が空中に浮かび上がった。
「……封獣陣、発動」
その瞬間、大地が低く唸り、封獣陣が淡く光を放ち始める。空気が震える。
魔物──あの巨大な蠍が、咆哮と共に身をよじった。
だが、抵抗も虚しく、その全身を覆うように幾重もの鎖の幻影が出現し、鉤爪を、尾を、脚を拘束していく。
「グギィィィィ……!」
断末魔のような唸りと共に、王蠍は足をもがき、最後には糸が切れた操り人形のように力を失い、地面へと崩れ落ちた。
砂塵が舞い、静寂が訪れる。
男は軽く息を吐き、フードの奥で呟いた。
「……今だけだ。長くはもたねえ」
「何者だよ、お前」
俺の疑問に答えること無く彼は静かに呟く。
「……良かったな。嬢ちゃんはまだ生きてる」
何故俺達を助けたのか。俺はそれが理解できなかった。
──やった。
俺の予期せぬ反撃に、奴は動揺した。
いくつもある赤い目が、驚きと警戒を孕んで、俺を睨む。
けれど、それまでだった。
光が、容赦なく奴の頭を貫いた。
断末魔のような咆哮が、荒野を切り裂くように響いた。
巨体がありえないほどの勢いで吹き飛び、砂煙を巻き上げながら地を這う。
赤い目は、瞬く間に光を失っていき……ドス黒く濁った。
──勝った。
「……やったのか、俺……!」
信じられない光景だった。
俺の手で、あの化け物を仕留めた? 本当に……?
胸の奥で、火が灯ったようだった。
熱い。誇らしさじゃない、疲労でもない。
ただ、ただ、生きているという実感が、脈打つように全身を走った。
「アルス様……!」
セレナが目を見開いていた。
驚きに震える声。目の奥の色が、見たことのない感情で揺れている。
わかる。わかってる。俺が、やったんだ。
やっと、やっと……!
「セレナ! 見たか、俺は──」
言いかけて、言葉が凍った。
──セレナが、倒れていた。
「…………セレナ」
辺りを見渡す。
デス・スコーピオンたちは、俺の一撃に怯え、散っていた……はずだった。
けれど、そこにいた。
奴は、いた。
セレナの背後に。
他の個体とは桁違いの威圧感。
王か──否、この荒野そのものの番人か。
その存在を、俺の危機察知は感知しなかった。
──俺は、油断していたのだ。
セレナは、俺の一撃に驚いていたわけじゃない。
目に映っていたのは、俺じゃない。
その、魔物だ。
「セレナッ!!」
走ることもできず、声しか出せなかった。
セレナは意識を失っている。まるで人形のように倒れて、動かない。
俺は一歩、また一歩と、後ずさる。
(勝てない──)
(無理だ、絶対に勝てない、無理だ)
(俺は──)
(死ぬ……死ぬ……死ぬ……)
(死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ……!!)
巨大な鉤爪が持ち上がる。
その先端から、毒液が垂れ、ポタリと地に落ちる。
触れた地面が、ジュッと音を立てて溶ける。
その毒液が……
セレナのすぐ傍に、一滴、また一滴と落ちていく。
「……やめろ」
やめろ。
やめろやめろやめろやめろやめろ。
「やめろぉぉぉぉぉぉ!!!」
叫んだ。
でも、動けない。
剣を持つ手が震えてる。足が動かない。体が石になったみたいに。
「動け……!動けよ!
」
毒液が、セレナの腕に触れた。
ジュッ、と音がした。
赤黒く変色していく肌。
セレナの白かった腕が、焼け爛れたように変わっていく。
「う、ぅ……」
呻き声。
意識を失ってるはずのセレナが、痛みに反応した。
「やめろ……っ、やめろやめろ……!」
涙が、頬を伝っていた。
「なんでだよ……っ、俺は……俺が、もっと早く……!」
もう一滴、落ちようとしていた。
鉤爪が、振り上げられる。
(終わった──)
その時だった。
「──だから言ったろ?ここじゃ兄ちゃんの常識は通用しねぇってよ」
静かに、けれど酷く冷たい声がした。
次の瞬間、空から黒い影が舞い降りる。
フードを深く被り、顔は見えない。
けれど、俺は知っている。
この魔力、この気配──あの時、俺を嘲り、あろうことか俺達を助けた、あの男だ。
そのフードの男が、再び俺たちの前に現れた。
「あー、こいつぁは雌だな」
「…………は?」
何を言ってんだこいつは──
困惑しかない。けど、男はお構いなしに言葉を続ける。
「だからよ?雌なんだよ。……あー、ほら。女王蜂とか女王蟻っているだろ?巣を作るリーダー的役割を持つアレ」
男は面倒くさそうな口調で、淡々と続ける。
「アレと同じな訳よ。要するに女王様ってやつだ」
(……何を言っているんだこの男は)
魔物に雌雄の区別?この状況で?ふざけてるのか?
そう思った俺の心を、男の次の言葉が凍らせた。
「……こいつは“繁殖体”だ。デス・スコーピオンってのはな、一定周期ごとに『王蠍の雌核』を中心にして、コロニーを作る。そんで、そいつが死ぬと……」
言い淀むことなく、男は鋭い声で断言した。
「全ての個体が、暴走する。全個体が、雌の死を察知して、狂乱に陥る。知ってるか? あの種族にはな、“死の群れ”って異名がある」
「…………死の群れ?」
「そう。文字通りだ。女王が殺されれば、群れは理性を失い、ただの殺戮機械となる。そしてその本能は……最も近くにいた相手を、敵と認識する」
言葉の意味が、胸に鉛のように落ちてくる。
最も近くにいた──つまり。
「……俺たち、か」
「察しが早いな。兄ちゃんはまあ……幸運だぜ? この雌が、まだ“死んでねえ”うちに、俺が来た。ギリギリのタイミングだったってわけだ」
男の声に、冗談めいた調子は一切なかった。
確かに、セレナのすぐ傍にいるこの巨大なスコーピオンは、群れの中心だ。
それだけの魔力、体格、そして……放たれる本能の圧。
今にも崩れそうな“何か”を、ギリギリのところで、この男が押し留めているような、そんな感じがする。
(もし、この女王個体を倒してしまっていたら──いや、それは無いな。倒すなんて不可能だった)
だかもし。仮に倒していたら、今俺たちを囲んでいる他のスコーピオンが……
全員、狂って、俺たちを喰い尽くしていただろう。
「……じゃあ、どうすればいい」
「やっと正気に戻ったか?」
「……うるせぇ。さっさと教えろ」
「……全く、口のわりぃ兄ちゃんだ。……殺すな。ただ、眠らせろ。魔核を壊すな。分散しても、“巣”が維持されるように仕向けろ」
「そんな……簡単に言って……」
「簡単だ──俺がやるからな」
男が片手を掲げる。
次の瞬間、空間が一瞬軋むような音とともに、宙に光の印章が展開された。
なんだアレは……魔法?違う、あれは──
「これは封獣陣。こいつを一度眠らせりゃ、全てが落ち着く。少なくとも、今はな」
男の目が、僅かにセレナを見た気がした。
男が地面に指を滑らせるように印を刻むと、紫紺の魔法陣が空中に浮かび上がった。
「……封獣陣、発動」
その瞬間、大地が低く唸り、封獣陣が淡く光を放ち始める。空気が震える。
魔物──あの巨大な蠍が、咆哮と共に身をよじった。
だが、抵抗も虚しく、その全身を覆うように幾重もの鎖の幻影が出現し、鉤爪を、尾を、脚を拘束していく。
「グギィィィィ……!」
断末魔のような唸りと共に、王蠍は足をもがき、最後には糸が切れた操り人形のように力を失い、地面へと崩れ落ちた。
砂塵が舞い、静寂が訪れる。
男は軽く息を吐き、フードの奥で呟いた。
「……今だけだ。長くはもたねえ」
「何者だよ、お前」
俺の疑問に答えること無く彼は静かに呟く。
「……良かったな。嬢ちゃんはまだ生きてる」
何故俺達を助けたのか。俺はそれが理解できなかった。
15
あなたにおすすめの小説
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します
名無し
ファンタジー
毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる