260 / 282
新章 第三幕【NEO: Crossing】
Re:第二十八話「神の悪意なき悪戯」
しおりを挟む
マキとスドウの二人は、一際目立つ一本の大樹の前に立っていた。
その場所は静寂に包まれていたが、そこに現れたのは──
「どうしたの二人共?そんな怖い顔してさ」
現れたのは、緑髪の少女だった。
その瞳は無垢で、まるで何も知らないかのようにきらめいている。だが、スドウは──いや、マキもまた、その裏にある“本性”を既に見抜いていた。
「……何、イタズラ娘に少しお説教が必要だと思ってな」
「お説教?なんで?」
少女は小首を傾げる。まるで自分のしたことに一切の自覚がないような声音だった。
だが──スドウの目に浮かぶのは、迷いではなく《覚悟》。
「もう、終わりにしないか。神オーディン」
その一言で空気が変わる。
「……長くなりそうだね。そうだ!」
少女が突然、天にも届くかと思われるほどの大樹に手をかざしたかと思えば──
風のように、いや、まるで空間そのものを断ち切るように、その手が横に薙がれた。
瞬間、大地を根ごと貫く音。巨木が、根元から真っ二つに断ち切られていた。
──風も、音も、言葉も、すべてが消えたかのような一瞬の沈黙。
「ほら!切り株にでも座って話そうよ!」
神は無邪気に笑っていた。
「遠慮しとく」
「そう?君のガールフレンドはそうでもないみたいだけど?」
スドウが振り返ると、マキはいつの間にか少女の隣──切り株の上に座っていた。
「……マキ。お前なぁ……」
気持ちの追いつかないスドウに、彼女は短く応える。
「大丈夫」
その声には、微かな笑みと確信が混じっていた。
「あはは!面白いね!流石私の神友だよ!」
少女は腹を抱えて笑い転げる。だが、スドウは冷めたまなざしを向けるだけだった。
「俺はそんな世間話をしにきたんじゃない」
「そうみたいだね」
◆
《全ては一人の神から始まった》
遥か昔。
そこに居たのは──一柱の神。
『つまらないなぁ……』
神は、幾千の時を越えて、ただ世界を眺めていた。
果てしない日々。繰り返される同じ風景。
変わることのない人間の営み。
『まただ』
争いが生まれ、平和が訪れ、そしてまた争いへと戻る。
まるでループする歯車のように、歴史は同じ過ちをなぞるばかりだった。
『人間ってどうしてこんな事しか出来ないのかな』
神にとって、その繰り返しは“美しさ”ではなく、“退屈”だった。
しかし──ある日。
『あ……』
神の目に映ったのは、どこにでも居そうな、慎ましい一組の夫婦だった。
ただ一つ、違っていたのは。
その家庭には、子がいなかった。
──女は子を産めぬ体だった。
けれど二人は、何よりも幸せそうに笑っていた。
『ふーん』
神は、静かにその様子を見守った。
それはほんの気まぐれだったのかもしれない。
だがその日を境に、神はその夫婦を毎日見続けた。
日々の暮らしの中に、当たり前のように存在する“愛”と“絆”。
『……家族、ね』
そして神は、ふと手を伸ばす。
──その女の体に、子を宿した。
神が「家族」を作った。
それが、すべての始まりだった。
◆
「……ふーん。それが君の推理?スドウケンイチ」
「こんなのまだ序章に過ぎない」
「はぁ。名探偵スドウの推理はいつ終わるの?退屈なのは嫌いなんだよね」
「そこまで長くなりはしないさ。……お前のやったことは善でも悪でもない。ただの偽善だ」
「偽善……人間は好きだねぇそういうの」
少女は退屈そうに大きな切り株の上に寝そべっていた。
その仕草はどこか気怠げで、しかし明確な敵意もなく。ただ世界に興味を失った者のような空気をまとっていた。
「……人間ってさ、不思議だよね」
「何がだ」
「君の言う善とか悪とかの話さ。悪もまた大切なものを守るために悪を演じる。善も同様さ。悪を討つ為にとか言って、結局のところ自己満足に過ぎないんだよね」
その言葉には重さがあった。
彼女自身、長い時を生きてきたのだろう。その眼差しは、単なる少女には到底持ちえない諦観と、理解の果ての無関心を湛えていた。
「……今の話になんの関係がある」
問いかけるスドウの目は鋭かった。
「君のその名探偵さながらの推理で言うとさ。私を偽善だの何だの言うけどさ、結局のところ私を悪として見ているんでしょって話さ。だからこうして私の元に来ている。違うかい?」
少女は切り株の上で寝そべりながら、空を見上げ言う。
その横顔は、どこか寂しそうでもあり、飽き果てた観測者のようでもあった。
「世界ってさ。……ほんと退屈で面白みがないんだよねぇ」
空を漂う雲が、風に流れて形を変えていく。
しかし彼女の瞳に、それすらも映ってはいないのかもしれない。
ただ空虚な瞳の奥で、少女は別の何かを見ていた。
「それよりさ、こんなところで推理を話していてもいいのかい?君の妹ちゃん、今大変なことになってるよ」
その一言が場の空気を一変させた。
スドウの眉が跳ね上がる。
「お前!!楓に何をした!!」
その声には、剣より鋭い怒気が宿っていた。
切り株の上で寝そべっていた少女は、楽しげに微笑みながら肩をすくめる。
「大した事はしてないよ。君たち兄妹の為を思ってのことをしたまでさ」
「だから何をしたって聞いてんだよ!!」
スドウの声は明らかに怒鳴りに近く、感情の抑制が効かなくなっていた。
「……妹ちゃんには争いと差別だけで構成された世界に独り置いてきた」
「──っ!?」
息が詰まった。頭の奥が熱くなり、反射的に手が震える。
「その後どうなったと思う?……壊れた。あはは!仕方ないよね!一人だけ違う世界に居たんだから」
「お前……」
スドウの拳が強く握られる。爪が皮膚を裂きそうなほどに。
「もう一つ言うと、その世界には君達も居た。でも、その世界に存在する君たちは、妹ちゃんの事を『世界の破壊者』だと認識させた。今までずっと味方だと思っていた者達からの裏切り。でも、本人は何も悪いことなんてしてない。そんな悲劇で溢れた世界にね」
「テメェ!ぶっ殺してやる!!」
怒声と共に、スドウは少女に詰め寄った。
しかし──
「……なんで止める、マキ」
スドウの目前にマキが立ちはだかる。
その小さな体は、微動だにしない。
「ダメだよ、スドウくん。今はダメ」
「でも──」
「冷静さがあなたのいいところ。私はそれを支える」
マキの言葉は静かで、それでいて強かった。
その真っ直ぐな瞳に、スドウは拳を引くしかなかった。
「くっそ……」
スドウは地面を強く蹴る。乾いた音が大地に響いた。
そんな二人の様子を見ながら、少女は面白そうに続きを語り出す。
「もうすぐ彼女は完成する」
「……何?」
スドウの声は低く、焦りと恐怖が滲んでいた。
「妹ちゃんはこの後、この世界の災厄となる」
もはや戯れ言ではなかった。
少女の目からは、遊びの光が失われていた。
「……お前、何でそこまで」
問いかけというより、吐き出した疑問だった。
「言ったろ?私はずっと君の味方だって」
「これのどこが味方なんだよ……」
スドウは呆れたように吐き捨てる。
「これから妹ちゃんはこの世界の魔王となり、それに立ちはだかるは、かつての仲間。そんなところに現れる理解者。……そう君だよ、スドウケンイチ。大好きなお兄ちゃんだけが自分を信じてくれる。濁りない本当の兄である君が、ね。これがこの世界のシナリオさ!退屈しないでしょ!?」
少女の目は狂気にも似た光でキラキラと輝いていた。
「分からねぇ。お前の言うこと全て何一つ理解できねぇよ……」
スドウの呟きには、怒りでも嘆きでもない。
ただひたすらに、理解不能という絶望が込められていた。
その場所は静寂に包まれていたが、そこに現れたのは──
「どうしたの二人共?そんな怖い顔してさ」
現れたのは、緑髪の少女だった。
その瞳は無垢で、まるで何も知らないかのようにきらめいている。だが、スドウは──いや、マキもまた、その裏にある“本性”を既に見抜いていた。
「……何、イタズラ娘に少しお説教が必要だと思ってな」
「お説教?なんで?」
少女は小首を傾げる。まるで自分のしたことに一切の自覚がないような声音だった。
だが──スドウの目に浮かぶのは、迷いではなく《覚悟》。
「もう、終わりにしないか。神オーディン」
その一言で空気が変わる。
「……長くなりそうだね。そうだ!」
少女が突然、天にも届くかと思われるほどの大樹に手をかざしたかと思えば──
風のように、いや、まるで空間そのものを断ち切るように、その手が横に薙がれた。
瞬間、大地を根ごと貫く音。巨木が、根元から真っ二つに断ち切られていた。
──風も、音も、言葉も、すべてが消えたかのような一瞬の沈黙。
「ほら!切り株にでも座って話そうよ!」
神は無邪気に笑っていた。
「遠慮しとく」
「そう?君のガールフレンドはそうでもないみたいだけど?」
スドウが振り返ると、マキはいつの間にか少女の隣──切り株の上に座っていた。
「……マキ。お前なぁ……」
気持ちの追いつかないスドウに、彼女は短く応える。
「大丈夫」
その声には、微かな笑みと確信が混じっていた。
「あはは!面白いね!流石私の神友だよ!」
少女は腹を抱えて笑い転げる。だが、スドウは冷めたまなざしを向けるだけだった。
「俺はそんな世間話をしにきたんじゃない」
「そうみたいだね」
◆
《全ては一人の神から始まった》
遥か昔。
そこに居たのは──一柱の神。
『つまらないなぁ……』
神は、幾千の時を越えて、ただ世界を眺めていた。
果てしない日々。繰り返される同じ風景。
変わることのない人間の営み。
『まただ』
争いが生まれ、平和が訪れ、そしてまた争いへと戻る。
まるでループする歯車のように、歴史は同じ過ちをなぞるばかりだった。
『人間ってどうしてこんな事しか出来ないのかな』
神にとって、その繰り返しは“美しさ”ではなく、“退屈”だった。
しかし──ある日。
『あ……』
神の目に映ったのは、どこにでも居そうな、慎ましい一組の夫婦だった。
ただ一つ、違っていたのは。
その家庭には、子がいなかった。
──女は子を産めぬ体だった。
けれど二人は、何よりも幸せそうに笑っていた。
『ふーん』
神は、静かにその様子を見守った。
それはほんの気まぐれだったのかもしれない。
だがその日を境に、神はその夫婦を毎日見続けた。
日々の暮らしの中に、当たり前のように存在する“愛”と“絆”。
『……家族、ね』
そして神は、ふと手を伸ばす。
──その女の体に、子を宿した。
神が「家族」を作った。
それが、すべての始まりだった。
◆
「……ふーん。それが君の推理?スドウケンイチ」
「こんなのまだ序章に過ぎない」
「はぁ。名探偵スドウの推理はいつ終わるの?退屈なのは嫌いなんだよね」
「そこまで長くなりはしないさ。……お前のやったことは善でも悪でもない。ただの偽善だ」
「偽善……人間は好きだねぇそういうの」
少女は退屈そうに大きな切り株の上に寝そべっていた。
その仕草はどこか気怠げで、しかし明確な敵意もなく。ただ世界に興味を失った者のような空気をまとっていた。
「……人間ってさ、不思議だよね」
「何がだ」
「君の言う善とか悪とかの話さ。悪もまた大切なものを守るために悪を演じる。善も同様さ。悪を討つ為にとか言って、結局のところ自己満足に過ぎないんだよね」
その言葉には重さがあった。
彼女自身、長い時を生きてきたのだろう。その眼差しは、単なる少女には到底持ちえない諦観と、理解の果ての無関心を湛えていた。
「……今の話になんの関係がある」
問いかけるスドウの目は鋭かった。
「君のその名探偵さながらの推理で言うとさ。私を偽善だの何だの言うけどさ、結局のところ私を悪として見ているんでしょって話さ。だからこうして私の元に来ている。違うかい?」
少女は切り株の上で寝そべりながら、空を見上げ言う。
その横顔は、どこか寂しそうでもあり、飽き果てた観測者のようでもあった。
「世界ってさ。……ほんと退屈で面白みがないんだよねぇ」
空を漂う雲が、風に流れて形を変えていく。
しかし彼女の瞳に、それすらも映ってはいないのかもしれない。
ただ空虚な瞳の奥で、少女は別の何かを見ていた。
「それよりさ、こんなところで推理を話していてもいいのかい?君の妹ちゃん、今大変なことになってるよ」
その一言が場の空気を一変させた。
スドウの眉が跳ね上がる。
「お前!!楓に何をした!!」
その声には、剣より鋭い怒気が宿っていた。
切り株の上で寝そべっていた少女は、楽しげに微笑みながら肩をすくめる。
「大した事はしてないよ。君たち兄妹の為を思ってのことをしたまでさ」
「だから何をしたって聞いてんだよ!!」
スドウの声は明らかに怒鳴りに近く、感情の抑制が効かなくなっていた。
「……妹ちゃんには争いと差別だけで構成された世界に独り置いてきた」
「──っ!?」
息が詰まった。頭の奥が熱くなり、反射的に手が震える。
「その後どうなったと思う?……壊れた。あはは!仕方ないよね!一人だけ違う世界に居たんだから」
「お前……」
スドウの拳が強く握られる。爪が皮膚を裂きそうなほどに。
「もう一つ言うと、その世界には君達も居た。でも、その世界に存在する君たちは、妹ちゃんの事を『世界の破壊者』だと認識させた。今までずっと味方だと思っていた者達からの裏切り。でも、本人は何も悪いことなんてしてない。そんな悲劇で溢れた世界にね」
「テメェ!ぶっ殺してやる!!」
怒声と共に、スドウは少女に詰め寄った。
しかし──
「……なんで止める、マキ」
スドウの目前にマキが立ちはだかる。
その小さな体は、微動だにしない。
「ダメだよ、スドウくん。今はダメ」
「でも──」
「冷静さがあなたのいいところ。私はそれを支える」
マキの言葉は静かで、それでいて強かった。
その真っ直ぐな瞳に、スドウは拳を引くしかなかった。
「くっそ……」
スドウは地面を強く蹴る。乾いた音が大地に響いた。
そんな二人の様子を見ながら、少女は面白そうに続きを語り出す。
「もうすぐ彼女は完成する」
「……何?」
スドウの声は低く、焦りと恐怖が滲んでいた。
「妹ちゃんはこの後、この世界の災厄となる」
もはや戯れ言ではなかった。
少女の目からは、遊びの光が失われていた。
「……お前、何でそこまで」
問いかけというより、吐き出した疑問だった。
「言ったろ?私はずっと君の味方だって」
「これのどこが味方なんだよ……」
スドウは呆れたように吐き捨てる。
「これから妹ちゃんはこの世界の魔王となり、それに立ちはだかるは、かつての仲間。そんなところに現れる理解者。……そう君だよ、スドウケンイチ。大好きなお兄ちゃんだけが自分を信じてくれる。濁りない本当の兄である君が、ね。これがこの世界のシナリオさ!退屈しないでしょ!?」
少女の目は狂気にも似た光でキラキラと輝いていた。
「分からねぇ。お前の言うこと全て何一つ理解できねぇよ……」
スドウの呟きには、怒りでも嘆きでもない。
ただひたすらに、理解不能という絶望が込められていた。
0
あなたにおすすめの小説
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!
菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは
「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。
同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと
アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう
最初の武器は木の棒!?
そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。
何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら
困難に立ち向かっていく。
チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!
異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。
話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい!
****** 完結まで必ず続けます *****
****** 毎日更新もします *****
他サイトへ重複投稿しています!
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる