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新章 第三幕【NEO: Crossing】
Re:第三十一話『 』
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私は一人だった。
目を覚ました時には、すでに神としての力を持っていた。
自分がなぜこの世界に在るのか。
どこから来たのか。何のために存在しているのか──
そんな問いすら、浮かばなかった。
なぜなら、私の目に映る世界には、私以外の存在など一切いなかったからだ。
空っぽなのだと。それが私の当たり前だった。
「……ああ、またか」
私は、どこか遠く、まだ言葉も文明も持たぬ人類の営みをただ眺めていた。
彼らは生まれ、争い、泣き、愛し、死んでいった。
そしてまた、新たな命がその上に芽吹く。
ひたすらに繰り返される悲喜劇。
それを見つめ続ける私の中には、やがてある種の“毒”のような感覚が溜まっていった。
「……退屈だ」
神に与えられた視座──それは万象を見通す高みにして、孤独という名の牢獄だった。
時が流れても、私は変わらなかった。
神である限り、何者にもなれず、どこへも行けず、触れることも叶わなかった。
私は“観測する者”として在り続けた。
無音の中で、何千、何万という命の流転を見続けて──
──そのときだった。
都会の喧騒から少し離れた、静かな住宅地。
小さな家の窓から洩れる、柔らかな光が私の目に止まった。
そこに住んでいたのは、ごく普通の夫婦。
名前も、肩書きも、記録に残るようなものは何もない。
ただ、それでも彼らは、毎日を穏やかに暮らしていた。
けれど──
「……子どもが、いない」
その女は、生まれつき子を産めぬ体だった。
それでも彼らは、互いの手を取り、毎晩の食卓を囲み、静かに笑い合っていた。
泣き言も、喪失も、怒りもなかった。
そこには“完全”とは言えない、けれど、“美しい”と呼ぶにふさわしい光景があった。
私の中で、何かが初めて動いた気がした。
「……どうして?」
私は彼らを、毎日観測した。
朝の会話。昼の外出。夜の食事と、二人だけの言葉。
繰り返されるささやかな日常は、
どんな英雄譚よりも静謐で、私の胸に小さな衝動を残していった。
──それは、神の気まぐれだったのかもしれない。
私は、その家に“子”を授けることを決めた。
「あなた達の物語を……もう少し、見ていたい」
そう思った。
ほんの出来心だった。
けれど、その一歩が、すべての始まりだった。
私は女の体を変えた。
彼女の血と肉に、ささやかな奇跡を与えた。
そして数ヶ月後──
その家庭に、ひとつの命が生まれた。
小さく、柔らかく、温かい命。
その子の名は──エルシア。
それは、私が初めて生み出した、“家族”という概念への憧れだった。
エルシアはすくすくと育った。
産声をあげ、母の胸に抱かれ、父の指に手を絡ませ──
何もかもが順調に見えた。いや、順調だったはずだった。
だが──
「……笑わない、ね」
そう父が言ったのは、生後半年を過ぎた頃だった。
どれだけ揺らしても、どれだけ声をかけても──
エルシアの瞳には一度も笑みの色が浮かばなかった。
ただ、じっと見つめているだけ。
赤子のはずの彼女の視線は、あまりに無表情だった。
泣くこともなかった。
夜泣きも、怖がる様子もない。
驚くこともなく、感情というものをまるで知らないかのように──
両親は悩んだ。
医者に相談し、書物を調べ、あらゆる可能性を模索した。
けれど、何も見つからなかった。
私は見ていた。
彼女には──“心”がなかった。
愛を注がれても、愛を返す器がなかった。
痛みに涙せず、優しさにも笑顔を浮かべない。
まるで魂の輪郭だけが抜け落ちているようだった。
──それは、当然のことだった。
「……私、か」
私はその事実を、誰よりも理解していた。
創造主である私が、“感情”というものを知らぬ存在だった。
ならば当然、私の写しであるエルシアにも、それは備わっていなかった。
人のように見え、人のように育っても──
彼女の中身は、“私そのもの”だったのだ。
私は神だ。
だが、神であるがゆえに、何も持っていなかった。
感情も、涙も、恐怖も、優しさも。
その全てを知らず、与えることもできない者だった。
エルシアは──私の“欠落”そのものだった。
それに気づいたとき、私は初めて焦りを覚えた。
「……これは、私のせいだ」
彼女の空虚さは、私の無知の写し鏡。
私が何も知らぬまま手を伸ばした、報いだった。
それでも私は願った。
彼女に、せめて“心”を与えたいと。
──だが、それは叶わぬ望みだった。
神はこの世界の全てを観測できる。
だが、“触れる”ことは許されない。
私は姿もなく、声もなく、ただ見ているだけの存在だった。
言葉を交わすことも、抱きしめることもできず──
ただ、彼女の成長を、遠くから見守ることしかできなかった。
それでも──
「……いや」
私は、自分の中にある“諦めきれなさ”を無視できなかった。
彼女は、私が生み出したものだ。
ならば、最後まで責任を持つべきだと、そう思った。
そのためには……この神という殻を捨てなければならない。
そう、私は……選んだのだ。
この世界の摂理を、天上の掟を、“禁忌”を──破ることを。
私は決めた。
このまま観測者として終わるくらいなら──
たとえどれだけの罰を受けようとも、
彼女と、ほんの一瞬でも“同じ時”を生きてみたいと。
それは身勝手な願いだった。
けれど私は、その願いを叶えるために、“神”という名を脱ぎ捨てた。
私は神の権能を用い、自らの“存在”を作り変えた。
この世に肉体を持たぬはずの私が──
彼女の身体を借り、生まれ落ちた。
エルシアという少女の魂を“封じ”、
私がその体の主となった。
それは、赦されざる行為だった。
彼女の命を“奪い”、
その軌跡を“横取り”し、
彼女の人生を“私自身の答え探し”に変えてしまったのだから。
私は神でありながら、最も卑しい略奪を犯した。
それでも、私は“望んで”しまったのだ。
「──これで、ようやく触れられる」
頬を撫でる風を感じ、
草の香りを知り、
誰かの手の温もりを、この胸に刻むことができる。
それは観測ではなかった。
“実感”だった。
私はエルシアとなり、生まれて初めて“この世界に存在している”という感覚を得た。
だがその代償は、あまりにも大きかった。
この身に走る痛み、
胸を締め付ける不安、
そして──人間たちの冷たい視線。
感情というものは、美しいだけではなかった。
それは刃だ。
時に誰かを癒し、時に深く傷つける。
私は、知ってしまった。
“心を持つ”ということが、どれほど苦しく、尊く、不可逆なことかを──
そして気づいたのだ。
私はもう、神には戻れない。
いや、“戻りたくない”と思ってしまった。
誰かを愛し、誰かに傷つき、
それでも、また誰かに触れたいと願ってしまう──
そんな愚かで、救いようのない感情を、私は心の底から“美しい”と思ってしまった。
それが“罪”であっても構わない。
私は、もうあの孤独には戻れない。
もし私以外の神が存在し、私を裁こうとも──
私はこの“痛み”と共に、生き続ける。
それが、私という存在の“始まり”だった。
目を覚ました時には、すでに神としての力を持っていた。
自分がなぜこの世界に在るのか。
どこから来たのか。何のために存在しているのか──
そんな問いすら、浮かばなかった。
なぜなら、私の目に映る世界には、私以外の存在など一切いなかったからだ。
空っぽなのだと。それが私の当たり前だった。
「……ああ、またか」
私は、どこか遠く、まだ言葉も文明も持たぬ人類の営みをただ眺めていた。
彼らは生まれ、争い、泣き、愛し、死んでいった。
そしてまた、新たな命がその上に芽吹く。
ひたすらに繰り返される悲喜劇。
それを見つめ続ける私の中には、やがてある種の“毒”のような感覚が溜まっていった。
「……退屈だ」
神に与えられた視座──それは万象を見通す高みにして、孤独という名の牢獄だった。
時が流れても、私は変わらなかった。
神である限り、何者にもなれず、どこへも行けず、触れることも叶わなかった。
私は“観測する者”として在り続けた。
無音の中で、何千、何万という命の流転を見続けて──
──そのときだった。
都会の喧騒から少し離れた、静かな住宅地。
小さな家の窓から洩れる、柔らかな光が私の目に止まった。
そこに住んでいたのは、ごく普通の夫婦。
名前も、肩書きも、記録に残るようなものは何もない。
ただ、それでも彼らは、毎日を穏やかに暮らしていた。
けれど──
「……子どもが、いない」
その女は、生まれつき子を産めぬ体だった。
それでも彼らは、互いの手を取り、毎晩の食卓を囲み、静かに笑い合っていた。
泣き言も、喪失も、怒りもなかった。
そこには“完全”とは言えない、けれど、“美しい”と呼ぶにふさわしい光景があった。
私の中で、何かが初めて動いた気がした。
「……どうして?」
私は彼らを、毎日観測した。
朝の会話。昼の外出。夜の食事と、二人だけの言葉。
繰り返されるささやかな日常は、
どんな英雄譚よりも静謐で、私の胸に小さな衝動を残していった。
──それは、神の気まぐれだったのかもしれない。
私は、その家に“子”を授けることを決めた。
「あなた達の物語を……もう少し、見ていたい」
そう思った。
ほんの出来心だった。
けれど、その一歩が、すべての始まりだった。
私は女の体を変えた。
彼女の血と肉に、ささやかな奇跡を与えた。
そして数ヶ月後──
その家庭に、ひとつの命が生まれた。
小さく、柔らかく、温かい命。
その子の名は──エルシア。
それは、私が初めて生み出した、“家族”という概念への憧れだった。
エルシアはすくすくと育った。
産声をあげ、母の胸に抱かれ、父の指に手を絡ませ──
何もかもが順調に見えた。いや、順調だったはずだった。
だが──
「……笑わない、ね」
そう父が言ったのは、生後半年を過ぎた頃だった。
どれだけ揺らしても、どれだけ声をかけても──
エルシアの瞳には一度も笑みの色が浮かばなかった。
ただ、じっと見つめているだけ。
赤子のはずの彼女の視線は、あまりに無表情だった。
泣くこともなかった。
夜泣きも、怖がる様子もない。
驚くこともなく、感情というものをまるで知らないかのように──
両親は悩んだ。
医者に相談し、書物を調べ、あらゆる可能性を模索した。
けれど、何も見つからなかった。
私は見ていた。
彼女には──“心”がなかった。
愛を注がれても、愛を返す器がなかった。
痛みに涙せず、優しさにも笑顔を浮かべない。
まるで魂の輪郭だけが抜け落ちているようだった。
──それは、当然のことだった。
「……私、か」
私はその事実を、誰よりも理解していた。
創造主である私が、“感情”というものを知らぬ存在だった。
ならば当然、私の写しであるエルシアにも、それは備わっていなかった。
人のように見え、人のように育っても──
彼女の中身は、“私そのもの”だったのだ。
私は神だ。
だが、神であるがゆえに、何も持っていなかった。
感情も、涙も、恐怖も、優しさも。
その全てを知らず、与えることもできない者だった。
エルシアは──私の“欠落”そのものだった。
それに気づいたとき、私は初めて焦りを覚えた。
「……これは、私のせいだ」
彼女の空虚さは、私の無知の写し鏡。
私が何も知らぬまま手を伸ばした、報いだった。
それでも私は願った。
彼女に、せめて“心”を与えたいと。
──だが、それは叶わぬ望みだった。
神はこの世界の全てを観測できる。
だが、“触れる”ことは許されない。
私は姿もなく、声もなく、ただ見ているだけの存在だった。
言葉を交わすことも、抱きしめることもできず──
ただ、彼女の成長を、遠くから見守ることしかできなかった。
それでも──
「……いや」
私は、自分の中にある“諦めきれなさ”を無視できなかった。
彼女は、私が生み出したものだ。
ならば、最後まで責任を持つべきだと、そう思った。
そのためには……この神という殻を捨てなければならない。
そう、私は……選んだのだ。
この世界の摂理を、天上の掟を、“禁忌”を──破ることを。
私は決めた。
このまま観測者として終わるくらいなら──
たとえどれだけの罰を受けようとも、
彼女と、ほんの一瞬でも“同じ時”を生きてみたいと。
それは身勝手な願いだった。
けれど私は、その願いを叶えるために、“神”という名を脱ぎ捨てた。
私は神の権能を用い、自らの“存在”を作り変えた。
この世に肉体を持たぬはずの私が──
彼女の身体を借り、生まれ落ちた。
エルシアという少女の魂を“封じ”、
私がその体の主となった。
それは、赦されざる行為だった。
彼女の命を“奪い”、
その軌跡を“横取り”し、
彼女の人生を“私自身の答え探し”に変えてしまったのだから。
私は神でありながら、最も卑しい略奪を犯した。
それでも、私は“望んで”しまったのだ。
「──これで、ようやく触れられる」
頬を撫でる風を感じ、
草の香りを知り、
誰かの手の温もりを、この胸に刻むことができる。
それは観測ではなかった。
“実感”だった。
私はエルシアとなり、生まれて初めて“この世界に存在している”という感覚を得た。
だがその代償は、あまりにも大きかった。
この身に走る痛み、
胸を締め付ける不安、
そして──人間たちの冷たい視線。
感情というものは、美しいだけではなかった。
それは刃だ。
時に誰かを癒し、時に深く傷つける。
私は、知ってしまった。
“心を持つ”ということが、どれほど苦しく、尊く、不可逆なことかを──
そして気づいたのだ。
私はもう、神には戻れない。
いや、“戻りたくない”と思ってしまった。
誰かを愛し、誰かに傷つき、
それでも、また誰かに触れたいと願ってしまう──
そんな愚かで、救いようのない感情を、私は心の底から“美しい”と思ってしまった。
それが“罪”であっても構わない。
私は、もうあの孤独には戻れない。
もし私以外の神が存在し、私を裁こうとも──
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