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1章
4話 お人好しの衛兵さん
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森。木。
見渡す限り、木、木、木…たまに目にはいる草花。
「虫いそう…もう、やだぁ…」
虫が、すごく、いそう。
いや、目に見えそうなところですぐに、目を逸らす。
それを繰り返していた。
いや、本当は見えているのかもしれない。
それを信じずに…考えたくないな。
『そんなこと言わなくてもいいのに~…虫さんの中には可愛いのもいるよ?』
ああ…うるさい…この世界に虫が息することを許したのはこいつだろう。
もういっそ虫を存在させなくしてもらおうか。
「やなもんはヤなんだよ。あのうねうねしてるやつとか…あの…ギヤァーーーー!」
『あ…あういうタイプは私も少し苦手…ってかうるさぁい~…』
いた…人類の敵が…もう…やだ…歩きたくない。
なぜあんな虫というものが存在するのだ。
確かに、蜂とかは人類に貢献している。まあ、嫌いだが。
だが…あの…けむ…もうーやだ。
あー説明するのさえためら…言いたくない。
文にですら書けない。
課題で虫について調べ尽くし、文章にして書けと言われれば
…てめぇは虫と一緒に死んでまれやこの薄らハゲ頭
…と書く。
もう先生など関係あるまい。
死して償え…いや…死に晒せ!!
『ああ~…この顔…なんかヤバいこと考えてそう…あ…ねぇねぇ、虫から離れたほうがいいんじゃないの…?』
「へ……あ、ギィヤアアア!!」
近くにおる…もうすぐそばまで来とるでこんにゃろー!?
私はすぐさま立ち上がり、王都へまでの道と示されていた道を走る。
それはもう速く。
…だって虫が肌に、自分の半径2m以内にめっさいたらイヤやん。
それはもう近くに。
『あー…うるさい…けど早く進むや~あっはは~』
楽しそうだな。
こっちは本気で走っているというのに。
「はやく着いてよ~!」
『そんなにはやく着いたら誰も苦労しないって~』
このやろう…神様に対して思うのはどうかと思うだろうが、思わずにはいられない。
ーーーーーーーーーーーーーーー
森から出ると、目の前には大きな門があった。
つまりは、王都。
そこでは衛兵がおり、身分検査的なものが行われていた。
多分、どこから来たか、何者か、などを聞かれるのだろう。
多分ね。
「えぇ…あれ、どうするの?」
『ふっふーん、なにも策がない訳ではないのだ~!』
つまり…?
考えがあると言うのなら任せるが、本当に大丈夫だろうか?
『じゃあ、なにか聞かれたらこう話してね~』
…………
「…え!?そんなこと言っていいの!?」
『うん、頑張れ~』
ーーーーーーーーーーーーーーー
「ねぇ、君…見たところ、ボロボロで…薄着の服を着ているようだけど…」
(はいここツッコミますよねーええ、わかっておりましたとも)
目覚めてからここに来るまで、白色の、膝下まである服1着しか着ていないことは、記憶を取り戻す前の自分の経緯を知れば納得するものだ。
だが、目の前の人にはそれはわからないわけで。
(…なら、私の特技の1つを見せよう)
「…実は…私…親に捨てられた身なのです。ここに唯一信頼できる人がいるので…ここに来るしか…なくて…」
そう…演技。
ただ、実際本当のことしか言っていないので私は悪くない…悪く…ない…はずだ。
『うわぁ…なんか罪悪感で溢れかえりそうな…』
ん?
シルが喋っていいのだろうか?
目の前の衛兵の人は…どうやら気づいていないらしく、こちらを可哀想な子を見るかのような目で見ている。
『あ、今はレイカにしか聞こえないようにしているから大丈夫だよ~』
なんだ、それならよかった。
聞こえていたら笑えないが、いろいろと便利らしい。
気を回さなくてもいいから嬉しみが深い。
「そう…なんだね…ごめんね…」
なぜ謝るのだ。
謝ったら私に罪悪感が募るだけではないか。
「いいえ、大丈夫ですよ。ああ、1つ聞いてもらいたいことが…」
「うん。いいよ。聞くよ」
おそらく、そんな大事になりそうなことは言わないのだろう…と、思っているはずだ。
そんな衛兵の人は、私の言葉によって固まることとなった。
「この国の第一王女様に、約束を果たしに私が来ました…とお伝えしていただきたいのです」
……………
衛兵side
「っはい!…なんでも、メリス・レティーナ第一王女様に、とのことで…」
「そうか……」
(どうするんだ…これ…勝手に伝言を届けたとしても、それはいいことなのか…?だけど、あの子の境遇を考えれば…嘘をついているようには見えなかったし…右耳にだけつけていたあの氷の結晶の…ピアスは気になる…売ればまともな服や、高価なものだって買えそうだ。だがしかし…)
「わかった。ただ、これは国王にもお伝えしてから考えるべきだろう」
(それだと時間が…あの子が困るのではないのだろうか?…であれば…)
「いえ、国王陛下にはあとで伝えましょう…まずは、王女様に…」
「それは…なぜだ?」
「……あの子は、悪いことをするような子には見えませんでした。それに、このメッセージの中に何か隠されていたとしても、我々にはあの方がついておられます。必ずやこの国を…我々をお守りしてくださるでしょう」
「ふっ…お前もお人好しだな。いいだろう。私の信頼できる奴に頼んで今すぐ伝えてきてもらう」
「っ…!ありがとうございます…!!」
これであの子も困らずに済むだろう。
…それにしても、あの子…信頼できる人がこの国にいる、と言っていたな…誰なのだろう?
……………
レイカside
急に奥に入って行った衛兵の人が戻ってきた。
その顔は嬉しそうだ。
「今すぐ王女様に伝えていただけるそうですよ」
上司に掛け合ってみたのだろうか。
とんだお人好し…だけど、今はこの人に感謝しかなかった。
現実を見れば、ただ笑われて終わりだっただろうに。
「ありがとうございます!…優しいんですね…」
そう言うと彼は、照れくさそうに
「いいえ…自分にはこういうのしか取り柄がなくて…そのせいで空回りすることも、ちょくちょく…お恥ずかしい限りです」
「いいことだと思いますよ。私にはできなかったことですから…」
「……?」
「いえ、こっちの話です」
そうして、返事を待つということで衛兵さんと話していると
「あの…あ…そういえば名前を聞いていませんでしたね」
「あ…そうですね。私は…」
そこで気づいた。
私の名前は冬樹 零華だ。
それをファンタジーでありがちな名前にしなくてはならない。
フユキ・レイカは…なんかやだ。ってかこの世界の名前として合っているのかわからない。
『…?レイカ、どうしたの…?って、あ~名前か…』
どうやら今までの話の流れでわかったらしい。
優秀だ。
「どうしたんですか?…ああ、言いたくないのであれば…」
「いえ、そうではないので…」
レイカだけでもいいか…?
いや、普通それだけっていうのも…なんだかなぁ…
でも、もう一つ付け加えるのなら貴族とか、王族とかってこと…でしょう?この世界はどうかは聞いてみないとわからないけど。
でも、それだと今後いろいろとめんどそう…
(…とりあえず、今は必要ないみたいだし…レイカにしようか)
「レイカです」
「そうですか、レイカさん…かわいい名前ですね」
「かわっ!?…え…あ…は…はい…ありが、とう、ございます…」
『ひゅー、かぁわいい~!レイカちゃん~』
くそう…言い返したくても言い返せない。
言い返したら不思議な目で見られてしまう。
…と、その時。ここまで走ってくる足音が聞こえてきた。
「君!…王女様が…君に会いたいとおっしゃった…来てくれ」
「あ、隊長…!」
「隊長…さん…?……あ、はい…!」
急いでいた様だったので、すぐに立ち上がり追いかける。
と、そこでふと止まる。
「あの…本当にありがとうございました…!」
「ははっ、また会えたらいいですね」
衛兵さんに最後に…と、お礼を言い、隊長と呼ばれていた人の私にとっては大きな背中に向かって小走りをする。
……実際のところ、私はなぜ王女様が反応してくれたのかいまいちよくわかっていない。
ーーーーーーーーーーーーーーー
レイカと別れた後の衛兵さんside
「さて…と、お仕事に戻りますか」
ここで上司に見つかればえらいことになりそうだ。
なにせ外が見える位置にいるとしても、仕事をするような場所でもなかったからだ。
(…あ、こっちに来る人がいる…)
どうやらちょうどよかったようで、仕事に戻ろうと立ち上がる。
「あの、今…いいか?」
「はい。では、危険物を持っていないか確認させていただきますので…ああ、この国には冒険者ギルドもありますし、よく他国の冒険者も来るので、剣とかは大丈夫です」
確認していくが、気になったことがあった。
それは、ここら辺の国では見かけない黒髪であることだ。
フードを被っていたので気がつかなかったが、綺麗な短髪で、大切にされていたのがよくわかる。
貴族か…王族…いや、そんな訳ないか。
「はい…ありがとうございました。行っていいですよ」
「ああ………なぁ、白髪の、藍色の目をした少女がここに来なかったか?」
「はい、来ましたけど…?」
「そうか…ありがとう」
そういうと、不思議な男性は歩き出した。
見渡す限り、木、木、木…たまに目にはいる草花。
「虫いそう…もう、やだぁ…」
虫が、すごく、いそう。
いや、目に見えそうなところですぐに、目を逸らす。
それを繰り返していた。
いや、本当は見えているのかもしれない。
それを信じずに…考えたくないな。
『そんなこと言わなくてもいいのに~…虫さんの中には可愛いのもいるよ?』
ああ…うるさい…この世界に虫が息することを許したのはこいつだろう。
もういっそ虫を存在させなくしてもらおうか。
「やなもんはヤなんだよ。あのうねうねしてるやつとか…あの…ギヤァーーーー!」
『あ…あういうタイプは私も少し苦手…ってかうるさぁい~…』
いた…人類の敵が…もう…やだ…歩きたくない。
なぜあんな虫というものが存在するのだ。
確かに、蜂とかは人類に貢献している。まあ、嫌いだが。
だが…あの…けむ…もうーやだ。
あー説明するのさえためら…言いたくない。
文にですら書けない。
課題で虫について調べ尽くし、文章にして書けと言われれば
…てめぇは虫と一緒に死んでまれやこの薄らハゲ頭
…と書く。
もう先生など関係あるまい。
死して償え…いや…死に晒せ!!
『ああ~…この顔…なんかヤバいこと考えてそう…あ…ねぇねぇ、虫から離れたほうがいいんじゃないの…?』
「へ……あ、ギィヤアアア!!」
近くにおる…もうすぐそばまで来とるでこんにゃろー!?
私はすぐさま立ち上がり、王都へまでの道と示されていた道を走る。
それはもう速く。
…だって虫が肌に、自分の半径2m以内にめっさいたらイヤやん。
それはもう近くに。
『あー…うるさい…けど早く進むや~あっはは~』
楽しそうだな。
こっちは本気で走っているというのに。
「はやく着いてよ~!」
『そんなにはやく着いたら誰も苦労しないって~』
このやろう…神様に対して思うのはどうかと思うだろうが、思わずにはいられない。
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森から出ると、目の前には大きな門があった。
つまりは、王都。
そこでは衛兵がおり、身分検査的なものが行われていた。
多分、どこから来たか、何者か、などを聞かれるのだろう。
多分ね。
「えぇ…あれ、どうするの?」
『ふっふーん、なにも策がない訳ではないのだ~!』
つまり…?
考えがあると言うのなら任せるが、本当に大丈夫だろうか?
『じゃあ、なにか聞かれたらこう話してね~』
…………
「…え!?そんなこと言っていいの!?」
『うん、頑張れ~』
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「ねぇ、君…見たところ、ボロボロで…薄着の服を着ているようだけど…」
(はいここツッコミますよねーええ、わかっておりましたとも)
目覚めてからここに来るまで、白色の、膝下まである服1着しか着ていないことは、記憶を取り戻す前の自分の経緯を知れば納得するものだ。
だが、目の前の人にはそれはわからないわけで。
(…なら、私の特技の1つを見せよう)
「…実は…私…親に捨てられた身なのです。ここに唯一信頼できる人がいるので…ここに来るしか…なくて…」
そう…演技。
ただ、実際本当のことしか言っていないので私は悪くない…悪く…ない…はずだ。
『うわぁ…なんか罪悪感で溢れかえりそうな…』
ん?
シルが喋っていいのだろうか?
目の前の衛兵の人は…どうやら気づいていないらしく、こちらを可哀想な子を見るかのような目で見ている。
『あ、今はレイカにしか聞こえないようにしているから大丈夫だよ~』
なんだ、それならよかった。
聞こえていたら笑えないが、いろいろと便利らしい。
気を回さなくてもいいから嬉しみが深い。
「そう…なんだね…ごめんね…」
なぜ謝るのだ。
謝ったら私に罪悪感が募るだけではないか。
「いいえ、大丈夫ですよ。ああ、1つ聞いてもらいたいことが…」
「うん。いいよ。聞くよ」
おそらく、そんな大事になりそうなことは言わないのだろう…と、思っているはずだ。
そんな衛兵の人は、私の言葉によって固まることとなった。
「この国の第一王女様に、約束を果たしに私が来ました…とお伝えしていただきたいのです」
……………
衛兵side
「っはい!…なんでも、メリス・レティーナ第一王女様に、とのことで…」
「そうか……」
(どうするんだ…これ…勝手に伝言を届けたとしても、それはいいことなのか…?だけど、あの子の境遇を考えれば…嘘をついているようには見えなかったし…右耳にだけつけていたあの氷の結晶の…ピアスは気になる…売ればまともな服や、高価なものだって買えそうだ。だがしかし…)
「わかった。ただ、これは国王にもお伝えしてから考えるべきだろう」
(それだと時間が…あの子が困るのではないのだろうか?…であれば…)
「いえ、国王陛下にはあとで伝えましょう…まずは、王女様に…」
「それは…なぜだ?」
「……あの子は、悪いことをするような子には見えませんでした。それに、このメッセージの中に何か隠されていたとしても、我々にはあの方がついておられます。必ずやこの国を…我々をお守りしてくださるでしょう」
「ふっ…お前もお人好しだな。いいだろう。私の信頼できる奴に頼んで今すぐ伝えてきてもらう」
「っ…!ありがとうございます…!!」
これであの子も困らずに済むだろう。
…それにしても、あの子…信頼できる人がこの国にいる、と言っていたな…誰なのだろう?
……………
レイカside
急に奥に入って行った衛兵の人が戻ってきた。
その顔は嬉しそうだ。
「今すぐ王女様に伝えていただけるそうですよ」
上司に掛け合ってみたのだろうか。
とんだお人好し…だけど、今はこの人に感謝しかなかった。
現実を見れば、ただ笑われて終わりだっただろうに。
「ありがとうございます!…優しいんですね…」
そう言うと彼は、照れくさそうに
「いいえ…自分にはこういうのしか取り柄がなくて…そのせいで空回りすることも、ちょくちょく…お恥ずかしい限りです」
「いいことだと思いますよ。私にはできなかったことですから…」
「……?」
「いえ、こっちの話です」
そうして、返事を待つということで衛兵さんと話していると
「あの…あ…そういえば名前を聞いていませんでしたね」
「あ…そうですね。私は…」
そこで気づいた。
私の名前は冬樹 零華だ。
それをファンタジーでありがちな名前にしなくてはならない。
フユキ・レイカは…なんかやだ。ってかこの世界の名前として合っているのかわからない。
『…?レイカ、どうしたの…?って、あ~名前か…』
どうやら今までの話の流れでわかったらしい。
優秀だ。
「どうしたんですか?…ああ、言いたくないのであれば…」
「いえ、そうではないので…」
レイカだけでもいいか…?
いや、普通それだけっていうのも…なんだかなぁ…
でも、もう一つ付け加えるのなら貴族とか、王族とかってこと…でしょう?この世界はどうかは聞いてみないとわからないけど。
でも、それだと今後いろいろとめんどそう…
(…とりあえず、今は必要ないみたいだし…レイカにしようか)
「レイカです」
「そうですか、レイカさん…かわいい名前ですね」
「かわっ!?…え…あ…は…はい…ありが、とう、ございます…」
『ひゅー、かぁわいい~!レイカちゃん~』
くそう…言い返したくても言い返せない。
言い返したら不思議な目で見られてしまう。
…と、その時。ここまで走ってくる足音が聞こえてきた。
「君!…王女様が…君に会いたいとおっしゃった…来てくれ」
「あ、隊長…!」
「隊長…さん…?……あ、はい…!」
急いでいた様だったので、すぐに立ち上がり追いかける。
と、そこでふと止まる。
「あの…本当にありがとうございました…!」
「ははっ、また会えたらいいですね」
衛兵さんに最後に…と、お礼を言い、隊長と呼ばれていた人の私にとっては大きな背中に向かって小走りをする。
……実際のところ、私はなぜ王女様が反応してくれたのかいまいちよくわかっていない。
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レイカと別れた後の衛兵さんside
「さて…と、お仕事に戻りますか」
ここで上司に見つかればえらいことになりそうだ。
なにせ外が見える位置にいるとしても、仕事をするような場所でもなかったからだ。
(…あ、こっちに来る人がいる…)
どうやらちょうどよかったようで、仕事に戻ろうと立ち上がる。
「あの、今…いいか?」
「はい。では、危険物を持っていないか確認させていただきますので…ああ、この国には冒険者ギルドもありますし、よく他国の冒険者も来るので、剣とかは大丈夫です」
確認していくが、気になったことがあった。
それは、ここら辺の国では見かけない黒髪であることだ。
フードを被っていたので気がつかなかったが、綺麗な短髪で、大切にされていたのがよくわかる。
貴族か…王族…いや、そんな訳ないか。
「はい…ありがとうございました。行っていいですよ」
「ああ………なぁ、白髪の、藍色の目をした少女がここに来なかったか?」
「はい、来ましたけど…?」
「そうか…ありがとう」
そういうと、不思議な男性は歩き出した。
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