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ティールザード城での対面
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エリアスの体調がすっかり良くなった頃、ティールザードの王族への挨拶のための招待が届いた。エリアスがセシリアとの婚約の許可のための書類を受け取り、元王族の結婚を知ったティルザードの国王と王妃はエリアスとセシリアを城に招くことにしたのだとエリアスが告げた。
「まあ!エリアスのお父様とお母様にご挨拶に?」
「ええ。せっかく落ち着いたのにすみません。本来なら到着すぐ登城するところだったのですが、あんなことになって今日まで延びてしまいました」
「エリアスの苗字がティールザードっていうのを思い出したから、そうなのかって思っていたけど」
「私の継承権は低いので今はただの臣下ですよ。セシリア様の騎士であり、祖国ではただの公爵ですが、経営はカールに任せっきりで、名ばかり公爵です。まあ、これからは頑張りますけれどね」
ティールザードの3大公爵家のうちの1つであるのだから、ただの公爵ではなく、重要なポジションであるのだが、ガートランドを離れてから、平民として生きていくのだと思っていたセシリアには意外な真実だった。
エリアスとなら、どんな身分になったって生きていけるわ!
と強い決意をしたのだが、ガートランドの姫からティールザードの公爵家の妻となるのは、セシリアにとってあまり意外なことではない。もし、死んでいなければ他国の王妃か最悪でも他国の有力公爵の妻ということになるのは自覚していたからだ。
「でも、どうやって婚約の申請をしたの?」
公式にはセシリアは死亡している。なので、エリアスはセシリア・ガートランド(貴族)と記して申請したのだ。
「そのことについて父上たちに説明に行くのだと思いますよ」
セシリアの国とも付き合いのある国王夫妻はセシリアが他界したというニュースを聞いていたので、死んだ筈の娘が自分たちの息子を婚約することになった経緯も本人たちに会って、直接聞いてみたいという行動に出ることはエリアスにはわかりきっていた。本人たちから了解が出て、王家の印が押されれば、別にセシリアの身分を書類上明かさなくても問題はない。
王家が認めたという事実さえあればいいのだ。
「だから、急ですが、これから出かけなければなりません」
エリアスたちの登城を早馬ですでに聞いていた有能なアルザス公爵家の使用人たちは、驚くような早さでセシリアの身支度を整えたのだった。
「ええ。それは大丈夫よ」
「馬車の用意が出来次第、出かけましょう」
◇ ◇ ◇
ティールザード城は湖の真ん中に浮かんでおり、その湖には様々な凶暴は水中動物がいるので、自然に守られた要塞である。見かけはロマンチックな城だが、小国とはいえ、豊かな海の資源と農耕地帯を狙う他国も過去にいたことからこういうところに城を建てることにしたということだった。
アルザス領から城の湖まで馬車で1時間、それから、王家から「虹の橋」が城から、湖を隔てて陸地にかけられる。それを馬車で渡るのに30分して、やっとティールザード城内に入った。どういう作りになっているのか一見ディズニーのシンデレラ城のような作りの城の周りには大きな庭園があり、それを超えてから宮殿がある。
庭園からは馬車は通れない。徒歩だ。セシリアはエリアスの手を取って、馬車から降りると、歓声をあげた。
「まあ、綺麗!バラがたくさんあるわ!」
「ええ。母上が園芸が趣味でね。自然と緑の豊かな小国の姫だった母は湖だけでは足りなくて、魔法でこの大庭園を作ったらしいですよ」
「そうなの。ではティールザードの王族の方達は魔力があるのね?」
「ええ。多少は、ね。なければあの時あなたを守れなかった」
魔力のことは王族以外には秘密にしているらしい。だから他国の姫であるセシリアもこのことは全く知らなかった。
「ありがとう。エリアス」
庭園を通って宮廷内に入る。エリアスはかつての自分の育った城を知り尽くしていたから、謁見の間にセシリアの手を引いて向かって行った。
エリアスとセシリアの登城の知らせを聞いていた国王夫妻はすでに謁見の間におり、息子と息子の婚約者が来るのを首を長くして待っていた。
「アルザス公爵家、エリアス・レナード・アルザス、セシリア・ガートランドと共に登城いたしました」
エリアスが臣下の礼を取り挨拶をする。セシリアも淑女の礼を取った。
「エリアス、久しぶりに故郷に、親元に帰ったのに堅苦しいぞ。面を上げよ。普通で良い」
ティールザードの王族たちの距離は近い。家族同士なら堅苦しい挨拶は抜きが暗黙の了解だ。
「は、ありがとうございます。父上」
「そなたがガートランドの王女、セシリア姫か?」
「はい。セシリア・ガートランドと申します」
セシリアは先ほどから礼を取ったままだ。
「そなたの国とは付き合いをさせていただいたおるので、色々話は聞いておる。だが、セシリア姫が生きているというニュースは聞いてはいない」
「ルーレシアの皇太子との婚姻を避けるため、募る想いを打ち明けた私の意思を受け入れてくださったしたセシリア様は苦渋の決断をされました。あの国との婚約破棄は戦争を意味します」
「ええ。あのような野蛮は国に嫁ぐなど、私なら身の凍る思いがしますわ」
「私の国の宮廷魔術師の未来視でルーレシアの皇太子との婚姻の先には死があるといわれました。ルーレシアの要請は断る余地のないものでしたので、あのような策を取ることにいたしました。エリアス様に迷惑をかけてしまって‥‥申し訳ございませんでした」
「なるほどな」
「私の身分はセシリア様には明かしてはいませんでした。王籍を離脱した以上ただのエリアスとして見てほしかったので」
「まあ、エリアスはお父様に似てとてもロマンチストだったのね!剣のことしか興味がないと思っていたのに!」
金髪で柔らかい菫色の王妃のコメントに王が赤面して、真剣だった雰囲気が崩れ去った。
「母上!」
「事情はわかった。セシリア姫、そなたの顔が見たい。面を上げよ」
黒髪の王が笑いながらいう。
柔らかい空色の瞳と目があった。
「ほお、そなたはガートランドの王妃にとても似ているな。でも色合いは国王夫妻の良いところを取ったようだ。そなたと私のエリアスの子供たちも美しくなることだろう」
「ありがたいお言葉、光栄にございます」
「今宵の食事は家族水入らずでしよう。そしてセシリア嬢を我が息子の婚約者として皆に紹介しよう」
「父上、ありがとうございます」
「ありがとうございます」
「エリアス、夕餉まで、椿の間をセシリアと共に使うがよい」
「はっ!」
謁見が終了して、ティールザードの女官に椿の間をに案内されたセシリアはエリアスの両親との対面が成功したことに胸を撫で下ろしながら、残りの間、エリアスからティールザードの王族、エリアスの兄弟についての話を聞きながら、お茶の時間を過ごした。
「まあ!エリアスのお父様とお母様にご挨拶に?」
「ええ。せっかく落ち着いたのにすみません。本来なら到着すぐ登城するところだったのですが、あんなことになって今日まで延びてしまいました」
「エリアスの苗字がティールザードっていうのを思い出したから、そうなのかって思っていたけど」
「私の継承権は低いので今はただの臣下ですよ。セシリア様の騎士であり、祖国ではただの公爵ですが、経営はカールに任せっきりで、名ばかり公爵です。まあ、これからは頑張りますけれどね」
ティールザードの3大公爵家のうちの1つであるのだから、ただの公爵ではなく、重要なポジションであるのだが、ガートランドを離れてから、平民として生きていくのだと思っていたセシリアには意外な真実だった。
エリアスとなら、どんな身分になったって生きていけるわ!
と強い決意をしたのだが、ガートランドの姫からティールザードの公爵家の妻となるのは、セシリアにとってあまり意外なことではない。もし、死んでいなければ他国の王妃か最悪でも他国の有力公爵の妻ということになるのは自覚していたからだ。
「でも、どうやって婚約の申請をしたの?」
公式にはセシリアは死亡している。なので、エリアスはセシリア・ガートランド(貴族)と記して申請したのだ。
「そのことについて父上たちに説明に行くのだと思いますよ」
セシリアの国とも付き合いのある国王夫妻はセシリアが他界したというニュースを聞いていたので、死んだ筈の娘が自分たちの息子を婚約することになった経緯も本人たちに会って、直接聞いてみたいという行動に出ることはエリアスにはわかりきっていた。本人たちから了解が出て、王家の印が押されれば、別にセシリアの身分を書類上明かさなくても問題はない。
王家が認めたという事実さえあればいいのだ。
「だから、急ですが、これから出かけなければなりません」
エリアスたちの登城を早馬ですでに聞いていた有能なアルザス公爵家の使用人たちは、驚くような早さでセシリアの身支度を整えたのだった。
「ええ。それは大丈夫よ」
「馬車の用意が出来次第、出かけましょう」
◇ ◇ ◇
ティールザード城は湖の真ん中に浮かんでおり、その湖には様々な凶暴は水中動物がいるので、自然に守られた要塞である。見かけはロマンチックな城だが、小国とはいえ、豊かな海の資源と農耕地帯を狙う他国も過去にいたことからこういうところに城を建てることにしたということだった。
アルザス領から城の湖まで馬車で1時間、それから、王家から「虹の橋」が城から、湖を隔てて陸地にかけられる。それを馬車で渡るのに30分して、やっとティールザード城内に入った。どういう作りになっているのか一見ディズニーのシンデレラ城のような作りの城の周りには大きな庭園があり、それを超えてから宮殿がある。
庭園からは馬車は通れない。徒歩だ。セシリアはエリアスの手を取って、馬車から降りると、歓声をあげた。
「まあ、綺麗!バラがたくさんあるわ!」
「ええ。母上が園芸が趣味でね。自然と緑の豊かな小国の姫だった母は湖だけでは足りなくて、魔法でこの大庭園を作ったらしいですよ」
「そうなの。ではティールザードの王族の方達は魔力があるのね?」
「ええ。多少は、ね。なければあの時あなたを守れなかった」
魔力のことは王族以外には秘密にしているらしい。だから他国の姫であるセシリアもこのことは全く知らなかった。
「ありがとう。エリアス」
庭園を通って宮廷内に入る。エリアスはかつての自分の育った城を知り尽くしていたから、謁見の間にセシリアの手を引いて向かって行った。
エリアスとセシリアの登城の知らせを聞いていた国王夫妻はすでに謁見の間におり、息子と息子の婚約者が来るのを首を長くして待っていた。
「アルザス公爵家、エリアス・レナード・アルザス、セシリア・ガートランドと共に登城いたしました」
エリアスが臣下の礼を取り挨拶をする。セシリアも淑女の礼を取った。
「エリアス、久しぶりに故郷に、親元に帰ったのに堅苦しいぞ。面を上げよ。普通で良い」
ティールザードの王族たちの距離は近い。家族同士なら堅苦しい挨拶は抜きが暗黙の了解だ。
「は、ありがとうございます。父上」
「そなたがガートランドの王女、セシリア姫か?」
「はい。セシリア・ガートランドと申します」
セシリアは先ほどから礼を取ったままだ。
「そなたの国とは付き合いをさせていただいたおるので、色々話は聞いておる。だが、セシリア姫が生きているというニュースは聞いてはいない」
「ルーレシアの皇太子との婚姻を避けるため、募る想いを打ち明けた私の意思を受け入れてくださったしたセシリア様は苦渋の決断をされました。あの国との婚約破棄は戦争を意味します」
「ええ。あのような野蛮は国に嫁ぐなど、私なら身の凍る思いがしますわ」
「私の国の宮廷魔術師の未来視でルーレシアの皇太子との婚姻の先には死があるといわれました。ルーレシアの要請は断る余地のないものでしたので、あのような策を取ることにいたしました。エリアス様に迷惑をかけてしまって‥‥申し訳ございませんでした」
「なるほどな」
「私の身分はセシリア様には明かしてはいませんでした。王籍を離脱した以上ただのエリアスとして見てほしかったので」
「まあ、エリアスはお父様に似てとてもロマンチストだったのね!剣のことしか興味がないと思っていたのに!」
金髪で柔らかい菫色の王妃のコメントに王が赤面して、真剣だった雰囲気が崩れ去った。
「母上!」
「事情はわかった。セシリア姫、そなたの顔が見たい。面を上げよ」
黒髪の王が笑いながらいう。
柔らかい空色の瞳と目があった。
「ほお、そなたはガートランドの王妃にとても似ているな。でも色合いは国王夫妻の良いところを取ったようだ。そなたと私のエリアスの子供たちも美しくなることだろう」
「ありがたいお言葉、光栄にございます」
「今宵の食事は家族水入らずでしよう。そしてセシリア嬢を我が息子の婚約者として皆に紹介しよう」
「父上、ありがとうございます」
「ありがとうございます」
「エリアス、夕餉まで、椿の間をセシリアと共に使うがよい」
「はっ!」
謁見が終了して、ティールザードの女官に椿の間をに案内されたセシリアはエリアスの両親との対面が成功したことに胸を撫で下ろしながら、残りの間、エリアスからティールザードの王族、エリアスの兄弟についての話を聞きながら、お茶の時間を過ごした。
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