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SSの置き場&番外編
新しい命
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アルザス公爵家に帰って、しばらく体の調子がおかしかったセシリアの妊娠がわかったのは、それから1ヶ月のことだった。
「おめでとうございます。ご懐妊でございます」
このことを知っているのは、セシリアの侍女のエミリアと執事のカールのみで、まだエリアスには知らせていない。
新婚旅行から帰ってきて、領地の遠隔地の問題を片付けるため、アルザス領を離れているからだ。
「奥様、良かったですね」
「ありがとう、カール」
「生まれてくるお子様は奥様に似ても旦那様に似ても見目麗しいお子になりますわね!」
「ありがとう、エミリア、これからもよろしくね?」
「はい。しっかりとお世話させていただきます」
「ああ、そうそう、この国では乳母が子供を育てるものなの?」
「王族はそうでございますが、その他の貴族はその家の家長に教育方針は委ねられます。夫妻で育てられる方々もおられますし、乳母に委ねられる方々も…」
「そう、では旦那様に一刻も早くお話しなければね」
「ええ。今夜お着きになられると、伝令をいただきました」
「まあ、そうなの?」
「ええ、なんとかゴタゴタが片付いたということです」
「まあ、良かったわ」
「それまで、安静にいたしましょうね、奥様」
◇ ◇ ◇
それからエリアスが帰ってきたのは日が暮れた頃だった。
「お帰りなさいませ、旦那様」
「セシリア、どうしたんだい?そんなにかしこまって?」
「本日、お帰りになられることを聞いて、首を長くして待っていたのよ?」
「セシリアに会いたくて、急いで帰ってたんだけど?遅すぎたかな?」
「旦那様、お食事のご用意ができておりますが?」
とカールが口を挟む。
「ああ、ありがとう。いただくよ」
「私も、ご一緒させていただきますわ」
「セシリア、まだ食べていなかったの?」
「あなたと一緒に食べたくて、それにお話ししたいことがございますの」
食事は激務を終えて領地に帰ってきたエリアスの好物ばかりで、ろくに食事もとらないで、早馬で掛けてきたエリアスにはとてつもない誘惑だったが、セシリアの話をまず聞くことにした。
「あの、この間お医者様がいらっしゃいましたの」
「えっ、体は大丈夫なのか?」
「ええ。病気ではありませんわ。エリアス。私達の赤ちゃんができたの」
「!!!!!!!!!!!」
思ってもいなかったニュースにエリアスは言葉に詰まる。
「エリアス?」
「子供?私と、セシリアの?」
「ええ」
エリアスは席を立って、頬を染めて頷くセシリアを抱きしめた。
「ありがとう!セシリア」
「まだ、性別はわかりませんのよ?」
「男でも女でも、あなたとの子供なら何人だって大歓迎ですから!」
「エリアス…」
「君と僕の家族ができるんだね!」
「ええ。びっくりしたけど、ハネムーンベイビーですって!嬉しいわ」
「落ち着いたら、母上や父上にも報告に行こう!」
「ええ」
「私だけではなく、君も栄養を取らないと!」
「最近、あまり食欲なくてあまり食べられないの」
「君だけの体じゃないんだから、食べられるものだけでも、食べて?」
「ええ。頑張るわ。エリアス」
素晴らしいニュースを聞いたエリアスは食卓に並べられた様々な肉料理を平げて行ったが、セシリアは野菜中心で、肉類はほんの少量で、食事を終えて、エリアスの腕の中で久しぶりに深い眠りについたのだった。
「おめでとうございます。ご懐妊でございます」
このことを知っているのは、セシリアの侍女のエミリアと執事のカールのみで、まだエリアスには知らせていない。
新婚旅行から帰ってきて、領地の遠隔地の問題を片付けるため、アルザス領を離れているからだ。
「奥様、良かったですね」
「ありがとう、カール」
「生まれてくるお子様は奥様に似ても旦那様に似ても見目麗しいお子になりますわね!」
「ありがとう、エミリア、これからもよろしくね?」
「はい。しっかりとお世話させていただきます」
「ああ、そうそう、この国では乳母が子供を育てるものなの?」
「王族はそうでございますが、その他の貴族はその家の家長に教育方針は委ねられます。夫妻で育てられる方々もおられますし、乳母に委ねられる方々も…」
「そう、では旦那様に一刻も早くお話しなければね」
「ええ。今夜お着きになられると、伝令をいただきました」
「まあ、そうなの?」
「ええ、なんとかゴタゴタが片付いたということです」
「まあ、良かったわ」
「それまで、安静にいたしましょうね、奥様」
◇ ◇ ◇
それからエリアスが帰ってきたのは日が暮れた頃だった。
「お帰りなさいませ、旦那様」
「セシリア、どうしたんだい?そんなにかしこまって?」
「本日、お帰りになられることを聞いて、首を長くして待っていたのよ?」
「セシリアに会いたくて、急いで帰ってたんだけど?遅すぎたかな?」
「旦那様、お食事のご用意ができておりますが?」
とカールが口を挟む。
「ああ、ありがとう。いただくよ」
「私も、ご一緒させていただきますわ」
「セシリア、まだ食べていなかったの?」
「あなたと一緒に食べたくて、それにお話ししたいことがございますの」
食事は激務を終えて領地に帰ってきたエリアスの好物ばかりで、ろくに食事もとらないで、早馬で掛けてきたエリアスにはとてつもない誘惑だったが、セシリアの話をまず聞くことにした。
「あの、この間お医者様がいらっしゃいましたの」
「えっ、体は大丈夫なのか?」
「ええ。病気ではありませんわ。エリアス。私達の赤ちゃんができたの」
「!!!!!!!!!!!」
思ってもいなかったニュースにエリアスは言葉に詰まる。
「エリアス?」
「子供?私と、セシリアの?」
「ええ」
エリアスは席を立って、頬を染めて頷くセシリアを抱きしめた。
「ありがとう!セシリア」
「まだ、性別はわかりませんのよ?」
「男でも女でも、あなたとの子供なら何人だって大歓迎ですから!」
「エリアス…」
「君と僕の家族ができるんだね!」
「ええ。びっくりしたけど、ハネムーンベイビーですって!嬉しいわ」
「落ち着いたら、母上や父上にも報告に行こう!」
「ええ」
「私だけではなく、君も栄養を取らないと!」
「最近、あまり食欲なくてあまり食べられないの」
「君だけの体じゃないんだから、食べられるものだけでも、食べて?」
「ええ。頑張るわ。エリアス」
素晴らしいニュースを聞いたエリアスは食卓に並べられた様々な肉料理を平げて行ったが、セシリアは野菜中心で、肉類はほんの少量で、食事を終えて、エリアスの腕の中で久しぶりに深い眠りについたのだった。
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