ヤンデレ幼馴染のことが大好きですがトラウマを植え付けられて困っています。どうか助けてください。

鼻毛

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ヤンデレ幼馴染のことは大好きなのですが小学校の時のトラウマは消えません。

年下の男の子

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あれから5年。
色々変わった。
住む場所、周りの環境。
自分自身の性格も少し変わった。
周りの環境のおかげかもしれない。
渚くんの一件のせいですっかり歪んでしまった私を引っ越した先の凛くん、蓮くん兄弟、
凛くんたちの親御さんと接するうちに
私は前よりも少し前向きになれた気がする。
昔は人との距離感が分からず、
うまく人と付き合うことができなかったけど、今は違う。
冗談を言い合える友達もつくることができた。

きっとそれもあの2人のおかげだろう。
まぁ、あの兄弟は2人揃って性格が最悪なのだが…こき使われるうちに私のメンタルもきっと、鍛えられたはず。

「…よし。準備オーケー!なかなかいけてるぞ!」部屋の鏡に制服を着た自分が映る。
小学生からあまり変わらない容姿だな…と思う。ほかの女の子たちに比べるとやや田舎くさいかも知れない。東京に住んでいるのに。
けれど、なかなか制服は様になっている…と思う。

私もついに高校生だ。

『リコちゃんにはしばらく猶予をあげるね。
僕から逃げる猶予。その間は自由にさせてあげる……でも、必ず見つけるから。だって、最後はちゃんと持ち主の元に戻らないとダメでしょ?ね?鬼ごっこだよ…』
ふと、頭の中で渚くんの言葉が再生される


渚くんには未だに会っていない。
もう忘れてるかもしれない。
5年経った今でも頻繁に思い出してしまうのは私だけなのかもしれない。
小学五年生子供の言うことなんて
真実かどうかなんてたかが知れてる。

それでも…ああ言った時の渚くんの目が私は忘れられなかった。


未だに私は表面上だけしか変わることが出来ていないのかもしれない。
どんなに周りに明るく振舞っていても
中身はずっとあの頃のままなのかもしれない…

それでも…


「ああ、ダメダメ!過去のことは忘れる!
高校生になって素敵な彼氏を作って、渚くんなんて忘れるんだ!あんなギッタギタのトラウマはあっまあまなJKライフでサヨナラしてやる!」

自分に喝を入れ、部屋を出て行く。
準備は万端だ。



リビングに着くと、蓮くんが 
母と話していた。
「蓮くんももう中学3年生ねーこんなに立派になっちゃって…来年なんてもう高校生じゃない!兄弟揃ってこんなにイケメンなんだからびっくりしちゃう!どっちかお婿さんに来てほしいわ♡」
なんていうバカなことを母がいうと
「叔母さんはずっと変わらず綺麗ですよね。
リコちゃんと結婚?あはは。照れちゃいますねー僕でよければいくらでも」
蓮くんは営業スマイルを浮かべてこう言う。
あら、綺麗。まるで天使のよう…
おほほほ…ぜひ婿に…
って、蓮くん。それ絶対嘘だろ。
14歳にしてよくもまぁそんな嘘がスラスラ…
8割。いや9割は嘘だな。

「ちょっと、お母さん蓮くんに変なこと言わないで。困ってるじゃん。本当やあねぇ…あと私蓮くんと結婚なんてしないし!」

「莉子、せっかくこんなイケメンが貰ってくれるって言ってるのよ!…ハッまさかあなた蓮くんだけでは飽き足らず凛くんにも手を出そうとしてるの。。。?なんて恐ろしい子…昔から面食いなんだから…」

「おい、莉子。お前ちんたらしてんじゃねぇよ。お前今からそんなにちんたらしてたら婚期さえも逃げてくんじゃねぇwww兄貴はお前みたいなゴリラ女選ばねぇけど…まぁ俺はお前がどうしてもっていうんだったr,,,」

「はいはい。分かったって。私が婚期逃したらその時は結婚してね。まぁ、その頃には蓮くん結婚してたりして…あはははw」

「……おまえ、真に受けんなよ…」
ひどい、心底ドン引きしたような顔で言われた…
「……自分で言ったくせに…ひどい!…ところで凛くんは?」

「おまえチキンヘッド通り越してゴキブリ並みの脳みそしかなくなったのか。兄貴は生徒会長だから入学式の諸々の準備のためにお前なんかと違って学校で準備してんだよ!」
「あっ…そっかぁ…凛くん生徒会長だもんね…あんな性格悪い人が生徒会長で学校崩壊しないのかな…」

「お前と違って兄貴は秀才だからな。可哀想に。ぷぷぷ」

蓮くん、最近本当に可愛げがないな。

ぶーぶー文句を言い合いながら朝ごはんを食べていると、母が

「朝から仲がいいわね。まるで夫婦漫才見たい。そろそろ行かなくていいの?」

夫婦漫才って…私は母の言葉を華麗にスルーして、

「じゃあそろそろ行こうかな。蓮くん、じゃあまた後でね!」と言うと、

「…俺ももう直ぐ行こうと思ってたから途中まで一緒に行く。」

「じゃあ、駅の近くまで一緒だね。よし、準備オッケー。行ってきまーす。」

「おばさん、俺も。行ってきます」

「いってらっしゃーい」

私は準備を済ますと、蓮くんと一緒に
家を出た。



私が家を出た後母が、

「そう言えば、あの話するの忘れちゃってたわ…まぁ後でいいかしら…莉子と渚くんはあんなに仲が良かったから大丈夫よね。」

と言っていたことを知るのはもう少し後のことだ。

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