ヤンデレ幼馴染のことが大好きですがトラウマを植え付けられて困っています。どうか助けてください。

鼻毛

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ヤンデレ幼馴染のことを忘れられないまま高校生になってしまいました…

永遠の愛って何。

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いつだったか、渚くんと結婚することを夢見て、結婚についてすごく熱心に調べていた時期があった。今思うととんでもないマセガキ小学生だったと思うが、当時は真剣だったのだ。低学年の頃までは結構本気で渚くんと自分は運命の赤い糸で結ばれていると思っていた。
調べていると、キリスト教のカトリック宗派では、永遠の愛を誓って結ぶ結婚の契約では、人間の思惑でこれを破るのはダメなのだということを知った。しかし、どうやらこの「永遠の愛」というのは「生きている間」でしか有効ではないらしい。
  つまり、生きているときは結婚すると、「別れまーす」「夫婦をやめまーす」とかが許されないけど、どっちかが死ぬと「夫婦じゃないでーす」となってしまう…みたいなことが聖書にも書いてあった。

え。結婚してもずっと一緒にいられるわけでもないわけ?
いや、どっちか死んだら夫婦じゃなくなるってどーいうことやねん。
ただでさえ、ライバル多くて結婚どころか付き合うこともできないのに…結婚してもずっと一緒に居られないの?仮に私が渚くんと結婚できたとして、私が死んだら渚くん違う女とイチャイチャするわけ?無理。耐えられん。結婚なんて意味ないじゃないか。よし決めた。せめて、私が生きている間はずっと一緒にいたい。

じゃあ、私と渚くんがずっと一緒にいるためにはどうすればいい?














「ひ、久しぶり…そ、そっちこそげげげげんきだった?」
ギギギ…と音がなりそうなほどぎこちない笑顔で挨拶をした。向き合ったのはいいものの、気まずすぎて顔が見れない。あと美しすぎて。顔あげないままなんとか凌げないかしら…

「うん。元気だったよ。でも、…莉子ちゃんがいなくて寂しかった。すごく会いたんだ。」

「うっ…そ、そう…わ、ワタシモアイタカッタナー…?」

なおも目線を逸らし続けていると

「本当に…?じゃあ、そう思ってくれてるなら僕の顔ちゃんと見てよ…ね?」

渚くんが顔を覗き込んできた、ちょっと上目遣いになってる。


きゅーーーーん。か、カワ…カワカワカワかわいいいい

「あ…あ、ご、めんね…ひ、、ひさぶしぶりですごい、緊張してて…それにしてもあのーすごく格好良くなってあのーなんか、うん。す、すごくいいと思う?!?!」

自分でも何言ってんのかわからないくらいパニックを起こしている。

「そんなに緊張しなくていいよ。僕と莉子ちゃんの仲なんだから。」

はわーーーーーーー。優しい…天使…あまりの造形美にポーッと見とれていると、渚くんがクスッと笑った。かわいい。

い、いかん。渚くんはこんな美しくても中身は極悪なんだから!おい!莉子!お前もう忘れたのか!まじでチキンヘッドじゃねえか!


そう思い直して、若干目がハートだった自分に喝をいれ、渚くんからスッと離れる。

「入学式遅れちゃうし、歩きながら話そう!」

「そうだね。」

渚くんと少し距離をとりつつ、歩き始めた。

私が今日から通うことになる高校は家から徒歩15分のクソ近高校だ。そのかわり、中高一貫で、高校からの外部生もいるだちゃいる(私みたいなの)が、めちゃくちゃ頭がいいし、(内部生は、)結構みんなお金持ちばっからしい。

もともと、一個上の凛くんが中学受験で入学していたので、鷺沢マミーから莉子ちゃんも入ったらー?みたいな感じで言われていたのだが、私の家は中学受験なんてとてもとても…みたいなスタンスだったため、中学の時点では受験をしなかった…というかしても受からなかった気がするが…まぁ色々あって高校から入学することになったのだ。
まぁ、その話は後々するとして…

横目でチラッと渚くんを盗み見るとやはり、美しかった。
ストレートでうるツヤの黒髪はさらっさらのとぅるんとぅるんだし、目は真っ黒なのに白眼の部分がすごく透き通ってて綺麗だ。赤リップ塗ってます?ってくらい血色の良い薄い唇は白い肌をより一層白く見せてる気がする。背もすごく高い、さっき顔を覗き込まれた時なんてめちゃくちゃ背中折り曲げてたよね…凛くんと同じくらい…?もっと高いかも…

周りから面食いと言われる私だけど、正直イケメンは大好きだ。けど、渚くん以外のイケメンを見ても、カッコいいなー美形だなーとか、ずっと見ていたい。とは思うけど、こんなに心臓がバッコンバッコンすることはないのだ。


ふーーっ…深呼吸深呼吸。落ち着けー。 

渚くんとの再会10分にして、私は5年間引きずったトラウマを忘れかけている挙句、トラウマ相手に心臓をバッコンバッコン言わせていたのだ。

いくらなんでもチョロいチョロすぎる。

「えっと…元気にしてた…?はさっき聞いたよね、高校からはなんでこっちに?…まさか渚くんのお家も引越し…?」

渚くんのお家もかなりお金持ちだったけど、共働きだったから、海外出張とかで家を空けることが多くて、家にお邪魔すると家政婦さんがいたりだとか、うちの家で預かったりすることが多かったはずだ。
もしかして、転勤が落ち着いたら家族みんなで東京に引っ越したとかそういう感じなの??

「ううん。違うよ、こっちに来たのは僕だけ。」
渚くんが私を見つめながらうっそりと微笑む。
ひーーー美形…

「あ、え、そうなの…?どうして?」

と聞くと、

「…やっぱり莉子ちゃんは馬鹿だなー」と
麗しいスマイルに反してのど低音で帰ってきた。
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