Tempus fugit - 500の奇跡 -

1章-カラの明かり

1章-6 カラの明かり6

1章-6
マルタは準備室で隠れているとニコロ達が来る。喧嘩をする。
早くなんとかしなくちゃ！
マルタは周りを探す。
その頃、男ナイフを取り出した。その時、マルタはあるものをみつけた。火災装置だ。この赤いボタンを押すと火災装置が鳴る。そして、この理科室は水浸しになる。
マルタはそのボタンを押す。音が学校中に響き渡る。
そして、水が天井から降る。びっくりして男はナイフを落とす。マルタは準備室から出ると、ニコロに言う。
早く！ にげよ！
そう言うと、ニコロを一発殴ってからニコロとマルタ二人は理科室を出た。
火災装置で学校は大騒ぎだ。校門裏まで逃げる二人。
息を切らしながらも、会話をする。
ハァハァ、あんた助けてくれたんだね。俺はニコロだ。
私はマルタよ。
え！？ マルタ？ あの有名な？
どういう意味？
さあ？ とりあえず俺ん家こいよ、話は後だ。
あ、でも門限が。
大丈夫、朝コソッと戻って授業でれば。
そうだね。
きまり！ 向こうに俺の車があるから乗って行こう。
そう言うと2人はその車に乗って、ニコロの家へと向かった。もちろん運転手はニコロだ。案外、乗り心地が良かった。あっという間に家に着く。