Tempus fugit - 500の奇跡 -

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3章- 怯える雛

3章-63 怯える雛3

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3章-63

フロックでコーヒーと紅茶を飲みながら、会話をするマルタとニコロ。
ロタールに1人で会ったのか!? 何してんだよ! お前! 
ニコロが強めの口調で言う。
だって、ニックスが気になって。
マルタが言う。
俺呼べよ。
まあでも時間戻せばいいし。
じゃあ俺が居なくてもいいって事だな。
そんな事言ってない!
全く、危険なやつだな。行動力は認めるが、行動力過ぎるのは良くないぞ。今度からロタールに会うときは俺と行こう。何か会った時対処出来ないだろ。

分かったよ。

ニコロは少し怒っていた。

ニックスは何か分かったのか? 
分かったのは先生が犯人だと言う事。サマンサとグレイズを殺したのはニックスだよ。
なに? あいつが殺したのか? 犯人分かったな。何処に居るんだ?
それが、ロタールもわからないって。
そうか。捕まえるのは難しいか。そうだ、刑事さんに聞けば何か分かるかな?
ウィリアム刑事? どうだろね? 
何かわかるだろ。
ねえ、私の能力話してみない?
何言ってんだ? とりあえず連絡する。
マルタはウィリアムに能力の事を話さないかと言い始めた。突然どうしたのか、ニコロは不思議がる。



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