Tempus fugit - 500の奇跡 -

ナツメ・カオ

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3章- 怯える雛

3章-89 怯える雛29

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3章-89



嘘だ! そう怒り、その場から走って離れたマルタ。

ニコロ、君に話さないと行けないな。まず友達になってくれてありがとう。あの子は昔から変わっていて友達が少ない。

なにかあったのか?

ん~なんていうか、これは親の問題だ。今回僕は確かにここにいるが、コナー・シティでの教室を開くことになってね。それを兼用で仕事する。そのついでにマルタがどうなのか見たかった。親はマルタに関しては厳しくてね。僕も仕事柄反対はされたが、マルタは眼鏡士を目指している。僕の時より反対は大きい。親は似た仕事をしているからな。それを押し切ってここに来ている。毒親だと感じているが、本当はそうじゃないんだ。ただ心配なだけだ。親だからそうだろ?

うちの親父はクソだけど、いつも心配してくれてる。気持ちはわかる。でも、それは本人に言わないと伝わらない。あいつは純粋だから。

それを言うのは難しい。今回学校の推薦で来ているが、妹だからと甘えさせるのは良くない。だからあいつにイミゴンゴの資料を作れと言った。平等にするつもりだ。

俺はもう行くよ、マルタを追うよ。

ニコロはマルタが気になって、走っていった方へ向かった。
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