私を捨てなかった陰キャな幼馴染と付き合ったら甘えんぼうだった

海音²

文字の大きさ
9 / 18
1章

始まった新しい日常

しおりを挟む
退院してから1ヶ月ほどたった
私は午前中は実家の家事を
午後からは陸の部屋へ簡単に片付けや料理を作りに行ってた

仕事?貯金もあったし陸の家に行ったりするのに時間とかも必要だったから退職してたのだ
その事を親に話したらむしろ早く仕事やめなさいとまで言われた...

そうして私は仕事と言う楔から解き放され自由な生活を手に入れるのだった...

とまぁネット小説とか読む時間も増えた事と...まぁ何はともあれ、それっぽい言い方を言ってみたけど
まぁその分やることも増えたから実際は忙しい日々なのよね...

そんな私は今陸の家で晩御飯を作ってた
まぁ今日は手抜き料理なんだけどね..

アルミホイルにもやしと玉ねぎのスライスを敷きその上に鮭を置きバターを乗せる最後に黒胡椒をしてアルミホイルで包む

そう今日のメインは鮭のホイル焼きだ
それに豆腐の味噌汁とほうれん草の胡麻和えにこの前作り置きしてたきんぴらごぼうだ
だから下準備だけならすぐに終わる

下準備や家事を済ませたら後は陸が帰ってくるまで自由時間
私はその時間を使って最近新しい事を始めた
ネット小説にハマってる私そもそもは友達に教えてもらったのがきっかけで読み始めたんだけど
そんな友達と少し前に話してた時
『私も書いてみようかな?』となんとなく言った事と友達がそれを後押ししてくれたから、書き始めてみた
実際書き始めてみたら、凄く楽しい
どんなジャンルで書くかどんなキャラを書くか、考えると考えるだけどんどん私の頭の中で色々物語が進んでく
ただまだ経験の浅い私はそれを文字として表現するのが苦手で結局時間がかかってしまってた
普段読んでる文字数を書くのにどれだけ大変なのか私は今身をもって体験してる
ジャンルは現実の恋愛物にした
ファンタジー系はどうしても世界観から作らないといけなく私にはハードルが高すぎた

さてと...珈琲も用意できたし今日もやりますか♪

私は陸の家に置かせてもらってるノートPCを起動させ文字を打ち込み始めた
ヘッドホンをつけ音楽を聴きながら打ち込むのが最近のマイブームなのだ

暫く打ち込んでたら急に私の肩に誰かが手を置いた
私はビックリしてバッと後ろを無理向くと陸がニコニコしてた
気がつくと部屋は日が沈み薄暗くなってた

「ただいま♪凄く集中してたね」

「あれ...陸?連絡くれた?」

「もちろんしたよ?返信なかったし集中してて気づいてないんだろうなとは予想してたけどね」

「あっ!..ごめん陸!すぐにご飯の仕上げするから!!」

私は慌てて文章を保存してPCを片付け台所に向かった

「そんなに慌てなくて大丈夫だからね?とりあえずシャワー浴びてくるよ」

「わかった出たらすぐ食べれるようにしとくから」

「ありがとう」

陸は私にお礼を言ってシャワーを浴びに浴室に向かった

私はその間にホイル焼きを完成させるためオーブントースターに先程包んだホイル焼きをオーブントースターに入れて仕上げに入った

あと少しでホイル焼きが完成すると思った頃に陸がシャワーを浴び終え部屋に戻ってきた

「もう少しで完成するから座ってて」

「ご飯は俺が入れるよ」

「ありがとう♪」

そう言って陸はご飯をご飯を準備した

その間に私は味噌汁をいれ、胡麻和えときんぴらごぼうを持って行った

「おまたせ♪ほら、食べよ♪」

「今日もありがとう」

そう言って私達は手を合わせてから食べ始めた
アルミホイルを開くと中からバターの香りが一気に香ってきた

「うわぁ!美味しそう!」

「胡椒とバターしか入ってないから醤油少し垂らしたね♪」

私はそう言いながら陸に醤油を渡した
陸は醤油を受け取り少し垂らしてから鮭をひと口食べた

「すっごく美味い!」

「大袈裟ね♪ただアルミホイルで包んだだけなのに」

「その一手間があるのと無いので変わってくるんだよ!それに...海里の愛情もあるんだし...」

「ぶっ!?りっ...陸!?アンタご飯の時に変なこと言わないでよ!」

「え?愛情無いの?」

陸はそう言ってしゅんとした寂しそうな顔をしていた

「あるわよ!てかそう言うのは別に言葉に出さなくてもいいからね?」

「愛情込めてくれて感謝してるんだからちゃんと言葉にしなきゃダメだろ?」

「言われるコッチが恥ずかしいのよ!」

私は今まで付き合った人にそんなこと言われたことも無かったから、素直に言ってくる陸の言葉にむず痒さがあった

「そう言えば海里週末どうしようか?どこか遠出する?」

「ん~別に遠出しなくても家で映画見たりしながらのんびりでも良いよ?陸だっていつも仕事で疲れてるし遠出は連休の時とかでいいと思う」

「そんなこと気にしなくていいのに...わかった海里が言うように週末は家でのんびりしようか...それでさ..休みの前の日なんだけど...泊まりに来ないか?」

「え?それって....」

「ほ..ほらそしたら前の日からずっと一緒にいれるなぁ~って...だめか?」

泊まるとなったらつまり...をするんだよね?
私はスマホでアプリを開き日にちを確認した

「い..いや別に良いわよ?親に話してからになるけど...」

陸の家で泊まりって...まぁ付き合って1ヶ月だし...そうなるよね...それより親に言うのが恥ずかしい...絶対バレるじゃん!
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

冷徹公爵の誤解された花嫁

柴田はつみ
恋愛
片思いしていた冷徹公爵から求婚された令嬢。幸せの絶頂にあった彼女を打ち砕いたのは、舞踏会で耳にした「地味女…」という言葉だった。望まれぬ花嫁としての結婚に、彼女は一年だけ妻を務めた後、離縁する決意を固める。 冷たくも美しい公爵。誤解とすれ違いを繰り返す日々の中、令嬢は揺れる心を抑え込もうとするが――。 一年後、彼女が選ぶのは別れか、それとも永遠の契約か。

包帯妻の素顔は。

サイコちゃん
恋愛
顔を包帯でぐるぐる巻きにした妻アデラインは夫ベイジルから離縁を突きつける手紙を受け取る。手柄を立てた夫は戦地で出会った聖女見習いのミアと結婚したいらしく、妻の悪評をでっち上げて離縁を突きつけたのだ。一方、アデラインは離縁を受け入れて、包帯を取って見せた。

【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております

紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。 二年後にはリリスと交代しなければならない。 そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。 普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…

【書籍化決定】憂鬱なお茶会〜殿下、お茶会を止めて番探しをされては?え?義務?彼女は自分が殿下の番であることを知らない。溺愛まであと半年〜

降魔 鬼灯
恋愛
 コミカライズ化決定しました。 ユリアンナは王太子ルードヴィッヒの婚約者。  幼い頃は仲良しの2人だったのに、最近では全く会話がない。  月一度の砂時計で時間を計られた義務の様なお茶会もルードヴィッヒはこちらを睨みつけるだけで、なんの会話もない。    お茶会が終わったあとに義務的に届く手紙や花束。義務的に届くドレスやアクセサリー。    しまいには「ずっと番と一緒にいたい」なんて言葉も聞いてしまって。 よし分かった、もう無理、婚約破棄しよう! 誤解から婚約破棄を申し出て自制していた番を怒らせ、執着溺愛のブーメランを食らうユリアンナの運命は? 全十話。一日2回更新 7月31日完結予定

側妃契約は満了しました。

夢草 蝶
恋愛
 婚約者である王太子から、別の女性を正妃にするから、側妃となって自分達の仕事をしろ。  そのような申し出を受け入れてから、五年の時が経ちました。

半竜皇女〜父は竜人族の皇帝でした!?〜

侑子
恋愛
 小さな村のはずれにあるボロ小屋で、母と二人、貧しく暮らすキアラ。  父がいなくても以前はそこそこ幸せに暮らしていたのだが、横暴な領主から愛人になれと迫られた美しい母がそれを拒否したため、仕事をクビになり、家も追い出されてしまったのだ。  まだ九歳だけれど、人一倍力持ちで頑丈なキアラは、体の弱い母を支えるために森で狩りや採集に励む中、不思議で可愛い魔獣に出会う。  クロと名付けてともに暮らしを良くするために奮闘するが、まるで言葉がわかるかのような行動を見せるクロには、なんだか秘密があるようだ。  その上キアラ自身にも、なにやら出生に秘密があったようで……? ※二章からは、十四歳になった皇女キアラのお話です。

処理中です...