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1章 模擬戦そしてチーム
19話
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俺とクリスが下に降り模擬戦をするスペースに着いた時、入口から大声が聞こえた。
「ちょっとクリス! これはどういう事よ! クリスが手袋を叩きつけたって、騒いでるから来てみたら! どうしてか説明して!」
かなりご立腹なようで、物凄い剣幕でエマはクリスに詰め寄ってきた。
「説明なんかする必要ないよ。 俺がレイジを倒す、ただそれだけだから。そして、俺が強いって証明するだけだよ」
「ついさっき接続できたばかりのクリスが、入学2日目に接続できたレイジさんに敵うはずないでしょ!」
「またお前はそうやって、レイジが強いと言うのか!」
「凄いと言ったんです。先週レイジさんが模擬戦をした後、色々調べたらわかったことがあるのよ。レイジさんの2種類の武器が使える人を二奏調律師って言うみたい。だから私は凄いって言ったの!」
「うるさい! とにかくだ! 俺がレイジを倒せば、全て問題ないってことだよね? レイジさっさと始めるぞ!」
「あぁーもう! レイジさん、このバカクリスをコテンパンにして解らせてあげてください!」
あっ! それクリスに言ったらダメなやつだろ!?
「バカクリスだと……ふざけるな……ふざけるな……ふざけるなぁぁ!!」
突然怒りをあらわに叫び出したクリスは突如現れた武器を両手で握りしめた。
「なんだそれ?」
「はぁ…はぁ……はぁ…これが俺の武器だ」
クリスが接続で出した武器は、持ち手が全体の真ん中にあり、上下に刃が付いてた。
「初めて見る武器だな」
(気をつけてレイ!! アレを使いこなせるってなるとかなり厄介よ!)
(姉さん知ってるの?)
(えぇ、前に何度かやった事あるけど、多分接近戦最強よ)
(へぇ~それは面白そうだね)
(真面目にやらないといたい目にあうわよ!)
(わかってる)
俺は姉さんと話しながら接続した。実はこの一週間で姉さんと話して決めた事があって、2種類の武器があるからそれぞれ名称で切り替えるようにした。剣の時はモードレイ。銃の時はモードステラだ。そして今モードステラでクリスと対峙してる。
「行くぞレイジ!!」
そう言ってクリスが俺に駆け寄り斬りかかってきた。俺はバックステップで後退しながら、牽制を兼ねて右肩と左足に狙いを定め発砲した。しかし、クリスは上下についた刃で、器用に弾いた。
「くらえ!!」
クリスが上から下へ一気に振り下ろす。それを、両手の銃で俺は受け止めた。
(レイ!! 次すぐ下から来るよ!)
姉さんが叫ぶのとほぼ同時に、今度は下から上へ切り上げてきた。俺は咄嗟に、後ろに飛んで避けた。
(だから気をつけてって言ったのよ! 上下左右とあの武器は連続で色んな角度から攻撃してくるの!! 片手剣を2本持った二刀流と比べて、動作が分かりにくくてかなり厄介なの)
(確かに下手に受け止めてたら、攻められ続けるな)
気をつけてたのはずなのに、さっきも姉さんが教えてくれなかったら、反応できなかった。
「今のに、対応できるのか…でもそれもいつまで持つかな!」
クリスはニヤッと笑い、俺に連続で斬りかかってくる。
クリスは武器を器用に操り、上に下に斜めからと、まるで武器が意志を持ち舞ってるかの如く攻撃してくる。それを俺は、避けて受け止めてと防戦一方だった。
「どうした! 守ってばかりだと僕に勝てないぞ!」
(ちっ! 隙さえあればチェンジできるのに)
(今は目と体を慣らすことに集中して! 必ず活路は見いだせるから!)
俺は姉さんに言われた通りに、ひたすら防御に徹してた。次第に目と体が慣れてきて、クリスの攻撃の軌道が分かるようになってきてた。
「ちょこまかと!!」
クリスは痺れを切らしたのか、俺の顔めがけ突きをしてきた。俺はそれをその場で躱す。躱した所にノンストップで横斬りされ左手の銃で受け止める。受け止められた反動を利用しながら右上から左下へ斜め斬りされ、それを右手の銃で受けとめ、すぐさま反対の刃にも左手の銃で受けとめた。
両方の刃を受け止められ、武器を振るうことが出来なくて、一瞬驚いた顔をするクリスめがけ、俺は思いっきり蹴り飛ばし、クリスとの距離を稼いだ。そして、すぐさま武器をチェンジした
(モードレイ)
ガシャン、ガシャン
俺は引き金を2回弾いて一気に距離を詰め、横からフルスイングで剣を振った。
ガギィーン
クリスは、両手で武器を握り受け止めた。
「その程度のスピードで勝てると思うな!!」
そう叫んだ直後、クリスの武器が半分から下が外して、俺をめがけ切り上げてきた。
「んなっ!?」
俺は慌てて大きく避けた。
「分裂するのかよその武器」
「驚いたろ? 俺の武器両刃剣は繋がってる時は、舞うように、止まらない怒涛の連撃。そして分離したら、完璧な守りとしても戦えるんだ!」
「なら、その守りをぶっ壊すだけだ!」
「その程度のスピード何度来ても同じだ!!」
「俺が何時、これが限界だと言ったァァ!!」
ガシャン ガシャン
それは更に2回引き金を引いて駆け出した。駆け出したと言うより、最早弾け飛ぶ様な勢いでクリスに接近した。
「これならどうだ!!」
ガギィーン
クリスはどうにか受け止めることができ、驚愕してた。
「この程度ならまだついていけるんだよ!」
「ならもう一度引くだけだ」
ガシャン
このままで良かったのに、俺は全力でやると約束したから、5度目の引き金を俺は引いた。
「ちょっとクリス! これはどういう事よ! クリスが手袋を叩きつけたって、騒いでるから来てみたら! どうしてか説明して!」
かなりご立腹なようで、物凄い剣幕でエマはクリスに詰め寄ってきた。
「説明なんかする必要ないよ。 俺がレイジを倒す、ただそれだけだから。そして、俺が強いって証明するだけだよ」
「ついさっき接続できたばかりのクリスが、入学2日目に接続できたレイジさんに敵うはずないでしょ!」
「またお前はそうやって、レイジが強いと言うのか!」
「凄いと言ったんです。先週レイジさんが模擬戦をした後、色々調べたらわかったことがあるのよ。レイジさんの2種類の武器が使える人を二奏調律師って言うみたい。だから私は凄いって言ったの!」
「うるさい! とにかくだ! 俺がレイジを倒せば、全て問題ないってことだよね? レイジさっさと始めるぞ!」
「あぁーもう! レイジさん、このバカクリスをコテンパンにして解らせてあげてください!」
あっ! それクリスに言ったらダメなやつだろ!?
「バカクリスだと……ふざけるな……ふざけるな……ふざけるなぁぁ!!」
突然怒りをあらわに叫び出したクリスは突如現れた武器を両手で握りしめた。
「なんだそれ?」
「はぁ…はぁ……はぁ…これが俺の武器だ」
クリスが接続で出した武器は、持ち手が全体の真ん中にあり、上下に刃が付いてた。
「初めて見る武器だな」
(気をつけてレイ!! アレを使いこなせるってなるとかなり厄介よ!)
(姉さん知ってるの?)
(えぇ、前に何度かやった事あるけど、多分接近戦最強よ)
(へぇ~それは面白そうだね)
(真面目にやらないといたい目にあうわよ!)
(わかってる)
俺は姉さんと話しながら接続した。実はこの一週間で姉さんと話して決めた事があって、2種類の武器があるからそれぞれ名称で切り替えるようにした。剣の時はモードレイ。銃の時はモードステラだ。そして今モードステラでクリスと対峙してる。
「行くぞレイジ!!」
そう言ってクリスが俺に駆け寄り斬りかかってきた。俺はバックステップで後退しながら、牽制を兼ねて右肩と左足に狙いを定め発砲した。しかし、クリスは上下についた刃で、器用に弾いた。
「くらえ!!」
クリスが上から下へ一気に振り下ろす。それを、両手の銃で俺は受け止めた。
(レイ!! 次すぐ下から来るよ!)
姉さんが叫ぶのとほぼ同時に、今度は下から上へ切り上げてきた。俺は咄嗟に、後ろに飛んで避けた。
(だから気をつけてって言ったのよ! 上下左右とあの武器は連続で色んな角度から攻撃してくるの!! 片手剣を2本持った二刀流と比べて、動作が分かりにくくてかなり厄介なの)
(確かに下手に受け止めてたら、攻められ続けるな)
気をつけてたのはずなのに、さっきも姉さんが教えてくれなかったら、反応できなかった。
「今のに、対応できるのか…でもそれもいつまで持つかな!」
クリスはニヤッと笑い、俺に連続で斬りかかってくる。
クリスは武器を器用に操り、上に下に斜めからと、まるで武器が意志を持ち舞ってるかの如く攻撃してくる。それを俺は、避けて受け止めてと防戦一方だった。
「どうした! 守ってばかりだと僕に勝てないぞ!」
(ちっ! 隙さえあればチェンジできるのに)
(今は目と体を慣らすことに集中して! 必ず活路は見いだせるから!)
俺は姉さんに言われた通りに、ひたすら防御に徹してた。次第に目と体が慣れてきて、クリスの攻撃の軌道が分かるようになってきてた。
「ちょこまかと!!」
クリスは痺れを切らしたのか、俺の顔めがけ突きをしてきた。俺はそれをその場で躱す。躱した所にノンストップで横斬りされ左手の銃で受け止める。受け止められた反動を利用しながら右上から左下へ斜め斬りされ、それを右手の銃で受けとめ、すぐさま反対の刃にも左手の銃で受けとめた。
両方の刃を受け止められ、武器を振るうことが出来なくて、一瞬驚いた顔をするクリスめがけ、俺は思いっきり蹴り飛ばし、クリスとの距離を稼いだ。そして、すぐさま武器をチェンジした
(モードレイ)
ガシャン、ガシャン
俺は引き金を2回弾いて一気に距離を詰め、横からフルスイングで剣を振った。
ガギィーン
クリスは、両手で武器を握り受け止めた。
「その程度のスピードで勝てると思うな!!」
そう叫んだ直後、クリスの武器が半分から下が外して、俺をめがけ切り上げてきた。
「んなっ!?」
俺は慌てて大きく避けた。
「分裂するのかよその武器」
「驚いたろ? 俺の武器両刃剣は繋がってる時は、舞うように、止まらない怒涛の連撃。そして分離したら、完璧な守りとしても戦えるんだ!」
「なら、その守りをぶっ壊すだけだ!」
「その程度のスピード何度来ても同じだ!!」
「俺が何時、これが限界だと言ったァァ!!」
ガシャン ガシャン
それは更に2回引き金を引いて駆け出した。駆け出したと言うより、最早弾け飛ぶ様な勢いでクリスに接近した。
「これならどうだ!!」
ガギィーン
クリスはどうにか受け止めることができ、驚愕してた。
「この程度ならまだついていけるんだよ!」
「ならもう一度引くだけだ」
ガシャン
このままで良かったのに、俺は全力でやると約束したから、5度目の引き金を俺は引いた。
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