67 / 77
カサヴォーラ家の事情
とりあえず、領地に行っても王都の状況を把握できるようにしなければならない。主人公がいなくても裏で重大なイベントが起きるかもしれないし、それを知らないばっかりに気づいたらピンチ!みたいなことになっては困る。
ルキーノに聞けば良い?彼の配下の斥候を借りる?でもそんなことをしたら他ならぬルキーノに疑われてしまうかもしれない。
俺が個人的に動かせるのは『俺最優先』で働いているらしいブリジッタとアンジェラの2人だけ。エヴァンドロの所属は王都警備だし、ここでの雇用主はルキーノだ。完全に俺側とは言えない。さてどうするか。
「あ、いるじゃん。いいこと考えた。ブリジッタ~、アンジェラ~、エヴァンドロ~」
部屋の隅と扉の外に控えていた3人を呼ぶ。速やかにやってきた3人を代表して声をかけたのはエヴァンドロだ。
「何でしょうネロ様」
「ちょっとステッラ商会とミケランジェロの見舞いに行くから準備して~」
「お見舞いですか?あの男の?」
「ではお見舞いの品は夫人のお好きなものでよろしいですわよね?男爵も夫人が喜んでくだされば嬉しいでしょう」
「いいよ、よろしく」
「えっ?」
見舞いと聞いて眉を顰めるブリジッタに見舞いの品に母の好みを優先するアンジェラ。その口ぶりに目を丸めているエヴァンドロを尻目に俺はニヤニヤと笑う。
「クソ野郎の情けない顔見てやろ。傷口に塩塗ってやる」
「ネ、ネロ様、他家の当主にそのような言い方は」
「ああ、彼に対してはいいんです。問題ありません」
「そうですわ。これでよろしいんですの」
「ええ……?」
怪我人を全く労わる様子のない俺たちにエヴァンドロはおろおろしている。事情を知らないとそうなるよね。
「まあいろいろね、あるのよ。確執ってやつ」
「は、はぁ……」
ブリジッタとよくわかってないエヴァンドロを引き連れて馬車に乗り、道すがら俺とミケランジェロの色々を教えてあげた。
話が進むにつれてどんどん表情が曇っていくエヴァンドロ。正義の主人公エヴァンドロには刺激の強い話だったかな。
「さいっっっていですねそいつ。え?ネロ様よく冷静に付き合えますね。俺だったら無理ですよ。多分会うたびぶん殴ります」
「会うたびって」
「それだけのことをしていると思います」
割と強火な反応だ。爽やか好青年の顔が怒りに顰められる様子に俺は妙に感心してしまう。顔のいい男は怒っても顔がいいなと。
「俺もまだ怒ってるよ。だからちまちま嫌がらせしてる」
怪我で再起不能になってもざまあみろとしか思わなかった。奴が大きくした家業の商会は丸ごと取り戻したが、これでチャラとも考えてない。まだまだ搾取するつもりでいる。なにせ俺は悪役の伴侶なので遠慮はありませんよ。
これはまだ誰にも言ってないけど、子のいないララサバル男爵家も将来的に俺がもらってやろうと計画してる。もし俺に子供が生まれたら男爵位をあげるのだ。
だってステッラ商会は俺の商会で、今やベネディクティス辺境伯家の傘下に入っている。ミケランジェロに後継がいなければうちに口を出す権利がある。それにララサバル男爵夫人は俺の母なんだし、何もおかしなことはないと思う。
「俺の手が必要な時はいつでも仰ってください。王都警備も力になれることがあると思います」
「ふふ、ありがとう」
俺の身の上話を聞いてまた一段エヴァンドロとの距離が縮まった気がする。彼の目に一層の熱意が見える。
そんなエヴァンドロを伴ってミケランジェロのいる病院へ。ミケランジェロの見舞いでは非常に有用な話し合いが成されたと思う。ついでにカサヴォーラ子爵子息の非常にセンシティブな情報までゲットできたのは行幸だったな。あとでルキーノに報告しよう。
「ただいま戻りました~」
「お帰りなさいませ。旦那様がお戻りになったら執務室へと仰っておりましたよ」
「ルキーノ様が?わかりました」
イラーリオに出迎えられ執務室へ向かう。そこにはルキーノと共にカミッロもいて、話とはカサヴォーラ子息と婚約者の調査報告のようだった。
ルキーノは執務机の椅子に座り、俺は応接テーブルのソファに腰掛ける。カミッロは立ったまま報告を始めた。
カサヴォーラ子爵子息とその婚約者はあの日花街で起きた騒動を小耳に挟み、興味本位で父親の執務室にあった報告書を盗み見たそうだ。そして被害者がベネディクティス辺境伯夫夫と知った。
普通はそこで『あっ、触れちゃダメなヤツ』となるはずなのに彼らはそうしなかった。被害者である俺がどんな人間かを調べ、元男娼という経歴を知った子息が夜会で噂を流したと言うのだ。勿論親には内緒で。
「じゃあ結局カサヴォーラの次男の独断だった、ってこと?」
「そのようです。当主は事態を把握して色をなくしていましたよ」
「当然だな。このようなあからさまな敵対行為、派閥の長であるアマーティ侯爵からの印象も悪かろう」
アマーティ侯爵家とプロカッチーニ公爵家は古くからの政敵である。それぞれの派閥に所属する貴族たちも互いを意識し、隙あらば蹴落とそうとしていることに間違いはない。今回のこともプロカッチーニ公爵派閥で公爵に次ぐ力を持つベネディクティス家に打撃を与え、評判を落とすことが子息の目的だったようだ。
ベネディクティス家は辺境を守ると共にイ・プルームとの交易を独占している。アマーティ侯爵は以前からイ・プルームとの交易を拡大したいと望んでいるらしく、カサヴォーラの次男的にはダメージを与えて我が家に付け入る隙が作れるのではと考えたらしい。
「私がカサヴォーラの者ならば例の件を完全秘匿し、ベネディクティス家に恩を売る方が余程効果があると判断するがな。調べ通りあまり出来のいい男ではないようだ」
「自身の短慮で自らの首を絞めているのです。婚約者まで巻き込んで、阿呆と言って差し支えないでしょう」
「辛辣~」
澄まし顔で阿呆と言うカミッロがおかしくてケラケラ笑う。でもその通りかも。
カサヴォーラの次男はあまり優秀ではないと評判らしい。学生時代から授業態度も生活態度も悪かったので早々に後継候補から完全に外された。代わりにと与えられた事業もうまく回せず火の車。自分では立て直せないと悟っていたにも関わらずプライドが邪魔をして子爵や兄に助けを求められず、失敗を隠すために借金を重ねていたとか。
窮地に立たされていた次男にとって、ベネディクティス家の災難は自分の株を上げるチャンスに見えたのだろう。俺たちの立場を悪くしてアマーティ侯爵に評価されたかった。
まあそんな杜撰で安易な計画うまく行くはずないわけで。子爵はカミッロに詰められ次男のやらかしに顔色をなくし、派閥には何の影響も与えられていない。
「しかも資金繰りのために借りてた金の出所がうちでしょ?顔色変えるわけだよねぇ」
そう、カサヴォーラの次男の借金はステッラ商会の金融部門からだった。今日ミケランジェロにそれを聞いてあの時婚約者がそそくさと逃げた理由を理解したのだ。
「嵌めようとした相手から金を借りているわけですからね。それは都合も悪くなるでしょう」
「詰めが甘いにも程がある。喧嘩を売るなら相手を徹底的に調べてからやるべきだ。そうすることで初めて勝ち筋が見えるというのに」
「全くもってその通りです」
ルキーノの言葉にうんうんと頷くカミッロ。本人のいないところでめちゃくちゃ言われている。株を上げるどころか大暴落させた男なのだから当然か。
カサヴォーラの次男はこの先どうなるんだろうな。噂はこの先も独り歩きしていくだろうし、彼の力では収束もできないだろう。どう責任を取らされるかが気になるところだ。
ルキーノに聞けば良い?彼の配下の斥候を借りる?でもそんなことをしたら他ならぬルキーノに疑われてしまうかもしれない。
俺が個人的に動かせるのは『俺最優先』で働いているらしいブリジッタとアンジェラの2人だけ。エヴァンドロの所属は王都警備だし、ここでの雇用主はルキーノだ。完全に俺側とは言えない。さてどうするか。
「あ、いるじゃん。いいこと考えた。ブリジッタ~、アンジェラ~、エヴァンドロ~」
部屋の隅と扉の外に控えていた3人を呼ぶ。速やかにやってきた3人を代表して声をかけたのはエヴァンドロだ。
「何でしょうネロ様」
「ちょっとステッラ商会とミケランジェロの見舞いに行くから準備して~」
「お見舞いですか?あの男の?」
「ではお見舞いの品は夫人のお好きなものでよろしいですわよね?男爵も夫人が喜んでくだされば嬉しいでしょう」
「いいよ、よろしく」
「えっ?」
見舞いと聞いて眉を顰めるブリジッタに見舞いの品に母の好みを優先するアンジェラ。その口ぶりに目を丸めているエヴァンドロを尻目に俺はニヤニヤと笑う。
「クソ野郎の情けない顔見てやろ。傷口に塩塗ってやる」
「ネ、ネロ様、他家の当主にそのような言い方は」
「ああ、彼に対してはいいんです。問題ありません」
「そうですわ。これでよろしいんですの」
「ええ……?」
怪我人を全く労わる様子のない俺たちにエヴァンドロはおろおろしている。事情を知らないとそうなるよね。
「まあいろいろね、あるのよ。確執ってやつ」
「は、はぁ……」
ブリジッタとよくわかってないエヴァンドロを引き連れて馬車に乗り、道すがら俺とミケランジェロの色々を教えてあげた。
話が進むにつれてどんどん表情が曇っていくエヴァンドロ。正義の主人公エヴァンドロには刺激の強い話だったかな。
「さいっっっていですねそいつ。え?ネロ様よく冷静に付き合えますね。俺だったら無理ですよ。多分会うたびぶん殴ります」
「会うたびって」
「それだけのことをしていると思います」
割と強火な反応だ。爽やか好青年の顔が怒りに顰められる様子に俺は妙に感心してしまう。顔のいい男は怒っても顔がいいなと。
「俺もまだ怒ってるよ。だからちまちま嫌がらせしてる」
怪我で再起不能になってもざまあみろとしか思わなかった。奴が大きくした家業の商会は丸ごと取り戻したが、これでチャラとも考えてない。まだまだ搾取するつもりでいる。なにせ俺は悪役の伴侶なので遠慮はありませんよ。
これはまだ誰にも言ってないけど、子のいないララサバル男爵家も将来的に俺がもらってやろうと計画してる。もし俺に子供が生まれたら男爵位をあげるのだ。
だってステッラ商会は俺の商会で、今やベネディクティス辺境伯家の傘下に入っている。ミケランジェロに後継がいなければうちに口を出す権利がある。それにララサバル男爵夫人は俺の母なんだし、何もおかしなことはないと思う。
「俺の手が必要な時はいつでも仰ってください。王都警備も力になれることがあると思います」
「ふふ、ありがとう」
俺の身の上話を聞いてまた一段エヴァンドロとの距離が縮まった気がする。彼の目に一層の熱意が見える。
そんなエヴァンドロを伴ってミケランジェロのいる病院へ。ミケランジェロの見舞いでは非常に有用な話し合いが成されたと思う。ついでにカサヴォーラ子爵子息の非常にセンシティブな情報までゲットできたのは行幸だったな。あとでルキーノに報告しよう。
「ただいま戻りました~」
「お帰りなさいませ。旦那様がお戻りになったら執務室へと仰っておりましたよ」
「ルキーノ様が?わかりました」
イラーリオに出迎えられ執務室へ向かう。そこにはルキーノと共にカミッロもいて、話とはカサヴォーラ子息と婚約者の調査報告のようだった。
ルキーノは執務机の椅子に座り、俺は応接テーブルのソファに腰掛ける。カミッロは立ったまま報告を始めた。
カサヴォーラ子爵子息とその婚約者はあの日花街で起きた騒動を小耳に挟み、興味本位で父親の執務室にあった報告書を盗み見たそうだ。そして被害者がベネディクティス辺境伯夫夫と知った。
普通はそこで『あっ、触れちゃダメなヤツ』となるはずなのに彼らはそうしなかった。被害者である俺がどんな人間かを調べ、元男娼という経歴を知った子息が夜会で噂を流したと言うのだ。勿論親には内緒で。
「じゃあ結局カサヴォーラの次男の独断だった、ってこと?」
「そのようです。当主は事態を把握して色をなくしていましたよ」
「当然だな。このようなあからさまな敵対行為、派閥の長であるアマーティ侯爵からの印象も悪かろう」
アマーティ侯爵家とプロカッチーニ公爵家は古くからの政敵である。それぞれの派閥に所属する貴族たちも互いを意識し、隙あらば蹴落とそうとしていることに間違いはない。今回のこともプロカッチーニ公爵派閥で公爵に次ぐ力を持つベネディクティス家に打撃を与え、評判を落とすことが子息の目的だったようだ。
ベネディクティス家は辺境を守ると共にイ・プルームとの交易を独占している。アマーティ侯爵は以前からイ・プルームとの交易を拡大したいと望んでいるらしく、カサヴォーラの次男的にはダメージを与えて我が家に付け入る隙が作れるのではと考えたらしい。
「私がカサヴォーラの者ならば例の件を完全秘匿し、ベネディクティス家に恩を売る方が余程効果があると判断するがな。調べ通りあまり出来のいい男ではないようだ」
「自身の短慮で自らの首を絞めているのです。婚約者まで巻き込んで、阿呆と言って差し支えないでしょう」
「辛辣~」
澄まし顔で阿呆と言うカミッロがおかしくてケラケラ笑う。でもその通りかも。
カサヴォーラの次男はあまり優秀ではないと評判らしい。学生時代から授業態度も生活態度も悪かったので早々に後継候補から完全に外された。代わりにと与えられた事業もうまく回せず火の車。自分では立て直せないと悟っていたにも関わらずプライドが邪魔をして子爵や兄に助けを求められず、失敗を隠すために借金を重ねていたとか。
窮地に立たされていた次男にとって、ベネディクティス家の災難は自分の株を上げるチャンスに見えたのだろう。俺たちの立場を悪くしてアマーティ侯爵に評価されたかった。
まあそんな杜撰で安易な計画うまく行くはずないわけで。子爵はカミッロに詰められ次男のやらかしに顔色をなくし、派閥には何の影響も与えられていない。
「しかも資金繰りのために借りてた金の出所がうちでしょ?顔色変えるわけだよねぇ」
そう、カサヴォーラの次男の借金はステッラ商会の金融部門からだった。今日ミケランジェロにそれを聞いてあの時婚約者がそそくさと逃げた理由を理解したのだ。
「嵌めようとした相手から金を借りているわけですからね。それは都合も悪くなるでしょう」
「詰めが甘いにも程がある。喧嘩を売るなら相手を徹底的に調べてからやるべきだ。そうすることで初めて勝ち筋が見えるというのに」
「全くもってその通りです」
ルキーノの言葉にうんうんと頷くカミッロ。本人のいないところでめちゃくちゃ言われている。株を上げるどころか大暴落させた男なのだから当然か。
カサヴォーラの次男はこの先どうなるんだろうな。噂はこの先も独り歩きしていくだろうし、彼の力では収束もできないだろう。どう責任を取らされるかが気になるところだ。
あなたにおすすめの小説
人気アイドルの俺、なぜかメンバー全員に好かれてます
七瀬
BL
デビュー4年目の人気アイドルグループ「ECLIPSE(エクリプス)」に所属する芹沢 美澄(せりざわみすみ)は、昔からどこか抜けていてマイペースな性格。
歌もダンスも決して一番ではないはずなのに、なぜかファンからもメンバーからも目を離されない存在だった。
世話焼きな幼なじみ、明るく距離の近い同い年、しっかり者で面倒見のいい年上、掴みどころのない自由人、そして無言で隣にいるリーダー——。
気づけば、美澄の周りにはいつも誰かがいて、当たり前のように甘やかされていく。
結婚初夜に相手が舌打ちして寝室出て行こうとした
紫
BL
十数年間続いた王国と帝国の戦争の終結と和平の形として、元敵国の皇帝と結婚することになったカイル。
実家にはもう帰ってくるなと言われるし、結婚相手は心底嫌そうに舌打ちしてくるし、マジ最悪ってところから始まる話。
オメガバースでオメガの立場が低い世界
こんなあらすじとタイトルですが、主人公が可哀そうって感じは全然ないです
強くたくましくメンタルがオリハルコンな主人公です
主人公は耐える我慢する許す許容するということがあんまり出来ない人間です
倫理観もちょっと薄いです
というか、他人の事を自分と同じ人間だと思ってない部分があります
※この主人公は受けです
美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜
飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。
でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。
しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。
秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。
美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。
秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。
遊び人殿下に嫌われている僕は、幼馴染が羨ましい。
月湖
BL
「心配だから一緒に行く!」
幼馴染の侯爵子息アディニーが遊び人と噂のある大公殿下の家に呼ばれたと知った僕はそう言ったのだが、悪い噂のある一方でとても優秀で方々に伝手を持つ彼の方の下に侍れれば将来は安泰だとも言われている大公の屋敷に初めて行くのに、招待されていない者を連れて行くのは心象が悪いとド正論で断られてしまう。
「あのね、デュオニーソスは連れて行けないの」
何度目かの呼び出しの時、アディニーは僕にそう言った。
「殿下は、今はデュオニーソスに会いたくないって」
そんな・・・昔はあんなに優しかったのに・・・。
僕、殿下に嫌われちゃったの?
実は粘着系殿下×健気系貴族子息のファンタジーBLです。
贖罪公爵長男とのんきな俺
侑希
BL
異世界転生したら子爵家に生まれたけれど自分以外一家全滅という惨事に見舞われたレオン。
貴族生活に恐れ慄いたレオンは自分を死んだことにして平民のリオとして生きることにした。
一方公爵家の長男であるフレドリックは当時流行っていた児童小説の影響で、公爵家に身を寄せていたレオンにひどい言葉をぶつけてしまう。その後すぐにレオンが死んだと知らされたフレドリックは、以降十年、ひたすらそのことを悔いて生活していた。
そして十年後、二人はフレドリックとリオとして再会することになる。
・フレドリック視点は重め、レオン及びリオ視点は軽め
・異世界転生がちょいちょい発生する世界。色々な世界の色々な時代からの転生者の影響で文明が若干ちぐはぐ。
・世界観ふんわり 細かいことは気にしないで読んでください。
・CP固定・ご都合主義・ハピエン
・他サイト掲載予定あり
帝に囲われていることなど知らない俺は今日も一人草を刈る。
志子
BL
ノリと勢いで書いたBL転生中華ファンタジー。
美形×平凡。
乱文失礼します。誤字脱字あったらすみません。
崖から落ちて顔に大傷を負い高熱で三日三晩魘された俺は前世を思い出した。どうやら農村の子どもに転生したようだ。
転生小説のようにチート能力で無双したり、前世の知識を使ってバンバン改革を起こしたり……なんてことはない。
そんな平々凡々の俺は今、帝の花園と呼ばれる後宮で下っ端として働いてる。
え? 男の俺が後宮に? って思ったろ? 実はこの後宮、ちょーーと変わっていて…‥。
罪人として辺境へ送られた僕は騎士団長の腕の中でしかうまく眠れない
cyan
BL
クライスラー侯爵家のクリストフ様に婿入りすることが決まっていたエリアス・フェデラーは、兄を好きすぎるクリストフ様の妹、リリア嬢の罠にハマって婚約破棄されることになった。
婚約破棄されるくらいならまだよかったんだけど、それだけでは終わらなかった。
リリア嬢を階段から突き落とした容疑がかけられたんだ。まったく身に覚えがない。
「僕はやっていません」
エリアスの声は誰にも届かなかった。
──夢も希望も失い全てを諦めたエリアスは、辺境の地で居場所を見つけた。
※シリアスあり
※10万字ちょっと超えるくらいの作品です
※他サイトにも掲載中