29 / 40
#29
しおりを挟む
「キャーーーー!」
突如として、家中に妻の叫び声が響き渡った。
そろそろ夕飯の支度をしている頃合いと思ったが、何事か。
私は大慌てで、自室からキッチンへと向かった。
息を切らせて辿り着くと、立ちすくむ妻の姿があった。
とりあえず無事に見える。
近くへ寄ると、異様な光景が目に入ってきた。
なんと、流し台は真っ赤に染まっていたのだ。
混乱する頭の中を落ち着かせる。
だがやはり、怪我をしている様子はない。
「な、何があったんだ?!」
「アナタ・・・ごめんなさい。こんなことになるなんて・・・」
「一体どうしたんだ」
「夕飯のメインにする予定だった、ミネストローネ。全てひっくり返してしまったわ」
――深紅のシンク
突如として、家中に妻の叫び声が響き渡った。
そろそろ夕飯の支度をしている頃合いと思ったが、何事か。
私は大慌てで、自室からキッチンへと向かった。
息を切らせて辿り着くと、立ちすくむ妻の姿があった。
とりあえず無事に見える。
近くへ寄ると、異様な光景が目に入ってきた。
なんと、流し台は真っ赤に染まっていたのだ。
混乱する頭の中を落ち着かせる。
だがやはり、怪我をしている様子はない。
「な、何があったんだ?!」
「アナタ・・・ごめんなさい。こんなことになるなんて・・・」
「一体どうしたんだ」
「夕飯のメインにする予定だった、ミネストローネ。全てひっくり返してしまったわ」
――深紅のシンク
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる