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一章
俺は召使いか!勇者じゃねえのかよ!
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「ううぅぅ…」
どうやら疲れているみたいだ。
大きな怪我はないみたいだし、本当に良かった。
「大丈夫かラト?
一体何があったんだ?」
「う、げほっ、もう散々でしたよ…。スライム狩りをしていたら、スライムの大軍に襲われてしまって…、すいません、朝食買ってこれてません…。」
「いいんだいいんだ、朝食は舞杜君に買いに行かせるから。」
…へ?
なんかとばっちり食らったんですけど…。
「とりあえず、シャワーでも浴びてこい。
服は舞杜君に洗わせるから。」
…ぽぅ?
それもさせるのかよ…。
俺はあんたの召使いかよ…。
「あの、さっきから全部俺に任せてますけど、服くらいは洗ったらどうなんですか?」
「いやー、私はやった事がないからな…。そうだ、朝食買いに行くついでにフロントに頼んどいてくれ!
ほら、2000ゴールド!
店はここを出て左に真っ直ぐ行ったらあるからな!」
舞杜は2000ゴールド手に入れた!
あ、さらっとパシられるのな。
「はいよぉー。」
俺は、フロントにラトさんの服を投げ込んで、パシリもといおつかいへと出かけた。
ったく、俺は勇者(笑)だっつーの!
あんたの召使いじゃないんですよー。
もう少し丁寧に扱ってくれてもいいんじゃないのかね。
まあ、このくらいで愚痴愚痴言ってるのもどうかと思うけどね。
ていうかさっきから何故か服干してるおばさんとか畑仕事してるおじさんとかがやけにチラチラこっちを見てくる気がするんだが…
何見てるんだろ、って、あ…
「うさみみ付けてること忘れてたァァァ!」
同時刻 魔王の城ーーーー
「魔王様ー?朝ですよー。」
ムチムチボディの魔王の側近、サキュバスが魔王を起こす。
「うう、ふわぁぁ。
んにゃ、おはよぉーサキュバスちゃん。
今何時…って、まだ六時じゃんー。
せめて8時まで寝か」
「ダメですー!
早起きしないと体が大きくなりませんよー?」
んもう、サキュバスちゃんは優しいけど優しくないんだよなぁ。
確かに体は人間でいうとショタ、8~10歳位の体つきなんだけども。
「てゆうかー、前は魔王がショタだと意外性があったのに、最近はもうあんまりインパクトがないんだよねー。
なんかつまんないのかなー。」
「もう、魔王様、何を訳が分からないことを言ってらっしゃるんですか(メタいからやめて頂きたい)。
さ、早く顔を洗ってきてください!
朝ご飯の準備をしますから。」
「うん、よろしくー。」
「あ、そういえば、昨日勇者が現れたみたいですよ。
ラフィールが何が大きな力を感知したって。」
ふーん、勇者が現れたのか…。
って、
「それ本気かよ!」
「ええ。
倒されないといいですね!
良かったら、捜しましょうか?」
「うん、捜して!」
捜索作業は数秒で完了した。
サキュバスの持っているモニターには、食べ物を買おうとしている少年が映っていた。
でもしかし…なんでこいつは…、
「あのさ…こんなうさみみ付けてるやつがホントに勇者なのか?
今回の勇者ヤバくね?(いろんな意味で)」
「そうなんでしょうね…。
でも、うさみみってとっても魅力が上がるんですよね!
私も昔バーで働いてた時にはうさみみ付けてましたよ?」
そうなんだ。
まあ、これは勇者の変態趣味って言うことで片付けておこう。
それにしても何かこいつ、違和感があるんだよな…。
あ、もしかして、
「というか、こいつ、この世界の人間ではないんじゃない?
何でそんな奴がこの世界に…。」
「ねえ魔王様、気付かないんですか?
この人から、大きな力を感じないじゃないですか。」
い、言われてみれば確かにそうだな…。
だとしたらラフィールが感じた大きな力って言うのは何なんだ?
「魔王様まだ分からないのですか?
私はもう、全部分かりましたよ?
ただ、信じ難いんですけど。」
何で分かるんだよぉ。
何で君が分かるのに僕は分からないんだよー。
「ダメだ、分かんない。
分かったこと教えて!」
「はい!
まず、この勇者にはまず仲間がいるでしょう。
じゃないと大きな力なんて感知できないですから。
後、こいつの仲間ですけどね、他の世界から人間を連れてくることが出来て、勇者と同等程の力を持った奴、そして、冒険が出来るほど毎日暇を持て余してる…。
ここまで来ればもう分かりますよね?」
…あ!
え、いやいやそんなまさか…。
でも、それしか考えられないし…。
「まさか、…女神が仲間にいるんじゃ?」
「だーいせーいかーい!
ほら、この子が泊まってる宿に、女神アレシア・ミルスフィアとその側近のラトとか言うやつがいるじゃないですか。」
モニターには確かに女神が映っている。
でも何で、女神が魔王討伐なんかするんだ?
「何が目的何だろうね?この女神は。」
「そんなのは直接聞かないとわかんないですよ…。
でも、今回は先代みたいに、封印じゃ済まないと思いますよ!
だ!か!ら!、寝てる場合じゃない!」
マジかよ…。
ていうか、僕、まだ何も悪いことしてないんですけど。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ただいま。買ってきましたよ…って、ラトさん、何で裸なんですか!」
「いや、アレシア様が着替えを取りに行ってますから…。」
「いやせめてもタオルを巻いて!」
もう俺、この人のことよく分からねえや…。
どうやら疲れているみたいだ。
大きな怪我はないみたいだし、本当に良かった。
「大丈夫かラト?
一体何があったんだ?」
「う、げほっ、もう散々でしたよ…。スライム狩りをしていたら、スライムの大軍に襲われてしまって…、すいません、朝食買ってこれてません…。」
「いいんだいいんだ、朝食は舞杜君に買いに行かせるから。」
…へ?
なんかとばっちり食らったんですけど…。
「とりあえず、シャワーでも浴びてこい。
服は舞杜君に洗わせるから。」
…ぽぅ?
それもさせるのかよ…。
俺はあんたの召使いかよ…。
「あの、さっきから全部俺に任せてますけど、服くらいは洗ったらどうなんですか?」
「いやー、私はやった事がないからな…。そうだ、朝食買いに行くついでにフロントに頼んどいてくれ!
ほら、2000ゴールド!
店はここを出て左に真っ直ぐ行ったらあるからな!」
舞杜は2000ゴールド手に入れた!
あ、さらっとパシられるのな。
「はいよぉー。」
俺は、フロントにラトさんの服を投げ込んで、パシリもといおつかいへと出かけた。
ったく、俺は勇者(笑)だっつーの!
あんたの召使いじゃないんですよー。
もう少し丁寧に扱ってくれてもいいんじゃないのかね。
まあ、このくらいで愚痴愚痴言ってるのもどうかと思うけどね。
ていうかさっきから何故か服干してるおばさんとか畑仕事してるおじさんとかがやけにチラチラこっちを見てくる気がするんだが…
何見てるんだろ、って、あ…
「うさみみ付けてること忘れてたァァァ!」
同時刻 魔王の城ーーーー
「魔王様ー?朝ですよー。」
ムチムチボディの魔王の側近、サキュバスが魔王を起こす。
「うう、ふわぁぁ。
んにゃ、おはよぉーサキュバスちゃん。
今何時…って、まだ六時じゃんー。
せめて8時まで寝か」
「ダメですー!
早起きしないと体が大きくなりませんよー?」
んもう、サキュバスちゃんは優しいけど優しくないんだよなぁ。
確かに体は人間でいうとショタ、8~10歳位の体つきなんだけども。
「てゆうかー、前は魔王がショタだと意外性があったのに、最近はもうあんまりインパクトがないんだよねー。
なんかつまんないのかなー。」
「もう、魔王様、何を訳が分からないことを言ってらっしゃるんですか(メタいからやめて頂きたい)。
さ、早く顔を洗ってきてください!
朝ご飯の準備をしますから。」
「うん、よろしくー。」
「あ、そういえば、昨日勇者が現れたみたいですよ。
ラフィールが何が大きな力を感知したって。」
ふーん、勇者が現れたのか…。
って、
「それ本気かよ!」
「ええ。
倒されないといいですね!
良かったら、捜しましょうか?」
「うん、捜して!」
捜索作業は数秒で完了した。
サキュバスの持っているモニターには、食べ物を買おうとしている少年が映っていた。
でもしかし…なんでこいつは…、
「あのさ…こんなうさみみ付けてるやつがホントに勇者なのか?
今回の勇者ヤバくね?(いろんな意味で)」
「そうなんでしょうね…。
でも、うさみみってとっても魅力が上がるんですよね!
私も昔バーで働いてた時にはうさみみ付けてましたよ?」
そうなんだ。
まあ、これは勇者の変態趣味って言うことで片付けておこう。
それにしても何かこいつ、違和感があるんだよな…。
あ、もしかして、
「というか、こいつ、この世界の人間ではないんじゃない?
何でそんな奴がこの世界に…。」
「ねえ魔王様、気付かないんですか?
この人から、大きな力を感じないじゃないですか。」
い、言われてみれば確かにそうだな…。
だとしたらラフィールが感じた大きな力って言うのは何なんだ?
「魔王様まだ分からないのですか?
私はもう、全部分かりましたよ?
ただ、信じ難いんですけど。」
何で分かるんだよぉ。
何で君が分かるのに僕は分からないんだよー。
「ダメだ、分かんない。
分かったこと教えて!」
「はい!
まず、この勇者にはまず仲間がいるでしょう。
じゃないと大きな力なんて感知できないですから。
後、こいつの仲間ですけどね、他の世界から人間を連れてくることが出来て、勇者と同等程の力を持った奴、そして、冒険が出来るほど毎日暇を持て余してる…。
ここまで来ればもう分かりますよね?」
…あ!
え、いやいやそんなまさか…。
でも、それしか考えられないし…。
「まさか、…女神が仲間にいるんじゃ?」
「だーいせーいかーい!
ほら、この子が泊まってる宿に、女神アレシア・ミルスフィアとその側近のラトとか言うやつがいるじゃないですか。」
モニターには確かに女神が映っている。
でも何で、女神が魔王討伐なんかするんだ?
「何が目的何だろうね?この女神は。」
「そんなのは直接聞かないとわかんないですよ…。
でも、今回は先代みたいに、封印じゃ済まないと思いますよ!
だ!か!ら!、寝てる場合じゃない!」
マジかよ…。
ていうか、僕、まだ何も悪いことしてないんですけど。
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「ただいま。買ってきましたよ…って、ラトさん、何で裸なんですか!」
「いや、アレシア様が着替えを取りに行ってますから…。」
「いやせめてもタオルを巻いて!」
もう俺、この人のことよく分からねえや…。
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