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シャイな妹はロックンローラー2
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事件は、月曜の朝のホームルームで起きた。
「えー、今週の金曜、文化祭の出し物ですが」
その瞬間、紗季の肩がビクッと跳ねた。
嫌な予感しかしないらしい。
「軽音楽部がライブをやります。ゲストも呼びます」
クラスがざわつく。
「ゲスト?」
「誰それ?」
「プロ?」
俺は嫌な予感しかしなかった。
そして放課後。
「ねえ、知ってる?この前のライブハウスの動画、バズってるらしいよ」
「え、マジ?あの女ギタリストやばかったよな」
その会話を聞いた瞬間、紗季は固まった。
「……ど、動画?」
見せられたスマホの画面には、黒Tでシャウトする人物。
「ロックンロールォォォ!!!」
――紗季本人だった。
「……し、死んだ」
心が。
文化祭当日。
軽音楽部のステージ。
「それじゃあ、ゲストの登場です!」
幕が上がる。
「え、あれ……?」
「誰かに似てない?」
「ちょっと待って、あの人……」
ギターを持って立っているのは、どう見ても――
「紗季……?」
クラス全員、フリーズ。
紗季はマイクを握り、深呼吸。
「……あ、あの……」
蚊。
「……よ、よろしく……」
蚊、二匹目。
だが次の瞬間。
ジャァァン!!
「――ロックンロールォォォ!!!」
会場爆発。
「別人!?」
「え、人格変わった!?」
「昼の紗季どこ行った!?」
演奏終了後。
教室は地獄だった。
「紗季ちゃんってあんなキャラだったの!?」
「普段と違いすぎない!?」
「二重人格!?」
紗季は机に突っ伏していた。
「……む、無理……人生詰んだ……」
そこへ、例の告白男子が来た。
「さ、紗季さん」
「……ひっ」
「正体、バレましたね」
「……お、終わった……」
だが男子は、照れながら言った。
「でも……どっちの紗季さんも、好きです」
教室、静止。
「……え?」
「静かな紗季さんも、ロックな紗季さんも」
紗季の顔は、茹でダコになった。
「む、無理……」
そう言いながら――
「……でも……ありがとう……」
蚊史上、最大音量。
教室はざわめき、誰かが言った。
「え、これ付き合ってんの?」
「文化祭よりイベント起きてるじゃん」
俺は遠くから思った。
――シャイな妹の正体は、もう秘密じゃない。
だがロックンロールと恋は、まだ始まったばかりだ。
「えー、今週の金曜、文化祭の出し物ですが」
その瞬間、紗季の肩がビクッと跳ねた。
嫌な予感しかしないらしい。
「軽音楽部がライブをやります。ゲストも呼びます」
クラスがざわつく。
「ゲスト?」
「誰それ?」
「プロ?」
俺は嫌な予感しかしなかった。
そして放課後。
「ねえ、知ってる?この前のライブハウスの動画、バズってるらしいよ」
「え、マジ?あの女ギタリストやばかったよな」
その会話を聞いた瞬間、紗季は固まった。
「……ど、動画?」
見せられたスマホの画面には、黒Tでシャウトする人物。
「ロックンロールォォォ!!!」
――紗季本人だった。
「……し、死んだ」
心が。
文化祭当日。
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「それじゃあ、ゲストの登場です!」
幕が上がる。
「え、あれ……?」
「誰かに似てない?」
「ちょっと待って、あの人……」
ギターを持って立っているのは、どう見ても――
「紗季……?」
クラス全員、フリーズ。
紗季はマイクを握り、深呼吸。
「……あ、あの……」
蚊。
「……よ、よろしく……」
蚊、二匹目。
だが次の瞬間。
ジャァァン!!
「――ロックンロールォォォ!!!」
会場爆発。
「別人!?」
「え、人格変わった!?」
「昼の紗季どこ行った!?」
演奏終了後。
教室は地獄だった。
「紗季ちゃんってあんなキャラだったの!?」
「普段と違いすぎない!?」
「二重人格!?」
紗季は机に突っ伏していた。
「……む、無理……人生詰んだ……」
そこへ、例の告白男子が来た。
「さ、紗季さん」
「……ひっ」
「正体、バレましたね」
「……お、終わった……」
だが男子は、照れながら言った。
「でも……どっちの紗季さんも、好きです」
教室、静止。
「……え?」
「静かな紗季さんも、ロックな紗季さんも」
紗季の顔は、茹でダコになった。
「む、無理……」
そう言いながら――
「……でも……ありがとう……」
蚊史上、最大音量。
教室はざわめき、誰かが言った。
「え、これ付き合ってんの?」
「文化祭よりイベント起きてるじゃん」
俺は遠くから思った。
――シャイな妹の正体は、もう秘密じゃない。
だがロックンロールと恋は、まだ始まったばかりだ。
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