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本編
居場所が・・・ない・・・
しおりを挟む
「・・・」
猫?「・・・」
僕はマップを頼りに自宅に向かっている
のだが・・・
「・・・」
猫?「・・・」
なぜか化け猫が僕の後ろをついてくる
「・・・」
話しかけるのは・・・怖い・・・
でも・・・このまま家まで着いて来られたら家族に迷惑が掛かる
いや、迷惑どころじゃない
間違いなくニュース沙汰になる
こんな二足歩行の化け猫・・・
そもそもなんで服を着てるの?
何かの撮影・・・にしてはリアルすぎるし・・・
てか、周りは誰も気にしてないの?
僕は周りを見渡した
「・・・え・・・」
周りを見渡したら、化け物だらけだった
いや、化獣(ばけもの)だ・・・
「な・・・」
いつからここら辺はコスプレ区域になったの!?
どこもかしこも二足歩行をして服を着ている獣ばかりだ
「なにが・・・」
その時
ドンっ!
僕は誰かにぶつかってしまった
「す、すみま・・・っ!?」
ぶつかったのはとても怖い顔の熊の化獣だった
顔には傷があり、すごく怖い・・・
熊?「あぁ?ぶつかっておいてちゃんと謝ることもできねぇのか?」
「あ・・・あ、の・・・」
熊?「あぁ??」
熊の化獣は僕の肩に手を置いてきた
その手を
猫?「まぁまぁまぁまぁ!落ち着きましょうよ!ここは俺が謝りますので!」
熊?「てめぇはなんだ?」
猫?「俺はこいつの友達っす!すんません!こいつ、今、徹夜三日目で前を見てなかっただけなんすよ!だから、勘弁してください!」
と、化け猫は軽く頭を下げた
熊?「み、三日も徹夜してんのか!?・・・しっかり休むんだな。学生だからって無理しすぎるなよ」
そういうと熊の化獣は僕に飴をくれた
「え・・・」
熊?「それ食べて休め!」
笑顔でそういうと横断歩道を渡って行った
「あ・・・ありが・・・」
熊の化獣は僕がお礼を言う前に行ってしまった・・・
猫?「はぁ・・・お前な~・・・ちゃんと前を見ろよ・・・」
「・・・」
僕はひとまず急いで自宅に向かうことにした
こんなこと・・・おかしい・・・
そして自宅に到着・・・したのだが・・・
「え・・・」
目の前には売り出し中の土地しかなかった
「え・・・え・・・家・・・は・・・?」
猫?「どうした?ここら辺になにか用か?」
「ぼ、僕の家が・・・ない・・・」
猫?「家?ここに家なんてないだろう?」
「そんなはず・・・僕はここに・・・住んでるんだ・・・」
猫?「???ここは昔からずっと空き地だぞ?」
昔から?
昔って・・・いつ?
「い、いつから!?」
猫?「!?」
「ねぇ!!いつから!!」
猫?「お、俺が生まれた時からだよ・・・それより前は・・・知らない」
「そんな・・・」
そんなはず・・・そんなはずない・・・
「・・・!今何年!?」
猫?「はぁ?」
「今何年!?」
猫?「今は〇〇年だよ」
「・・・」
西暦は同じ・・・
じゃあ・・・何が・・・?
「・・・」
猫?「お前・・・どこから来たんだよ・・・」
「だから・・・ここから・・・」
猫?「でも、ここに家なんてないだろう?」
「・・・っ」
僕はお母さんに電話した
きっと僕は似たような土地にいるだけだ・・・
きっとそうだ!!
『プルルルル・・・プルルルル・・・ガチャッ・・・はい?』
「お母さん!!」
『え・・・?どちら・・・様?』
「え・・・?」
向こうから聞こえる声は・・・お母さん・・・じゃない
知らない人の声だ
「え・・・え・・・?」
『あ、あの・・・どちら様ですか?』
「え・・・その・・・」
『ごめんなさい。もし間違いなら・・・』
「あ!ご、ごめんなさい!間違えました!」
僕は電話を切った
「・・・っ」
今度はお父さんに電話した
『プルルルル・・・プルルルル・・・ガチャッ・・・へい』
「もしもし!お父さん!?」
『はぁ?お父さん?俺はまだ結婚してねぇよ!』
「え・・・?」
『ちっ!イタ電かよ・・・』
そういい電話を切られた
僕は番号を確認した
「・・・間違ってない・・・よね?」
番号に間違いはない
でも、相手が違った・・・
「何が・・・起きてるの・・・?」
もうわけがわからなかった
家もない・・・
両親とも連絡がつかない・・・
僕は・・・どうしたらいいの・・・?
「・・・」
猫?「お、おい?大丈夫か?」
「なにが・・・起きてるの・・・?」
僕は膝から崩れ落ちた
どうしたらいいのか・・・わからない・・・
「どうしたら・・・」
猫?「お前、迷子・・・って感じじゃないよな?」
「・・・」
猫?「記憶は・・・あるみたいだし・・・」
「・・・」
猫?「・・・」
化け猫は何かを考えている
猫?「ひとまず俺の家に来い」
「え?」
猫?「ここから近いし、俺の父さんは警察だ。相談してみよう」
「け、警察!!そうだよ!警察に相談すればいいんだ!」
猫?「お、おう。その方がいいだろう。ってことで俺の家に行こうぜ?」
「はい!」
僕は化け猫の後をついていった
そしてしばらく歩くと・・・
猫?「着いたぞ」
「すごい・・・」
そこにはすごく立派な家があった
ここら辺は僕の行動範囲だけど、こんな立派な家は・・・知らない・・・
猫?「ほら。入るぞ」
そういい化け猫は家の扉を開けた
僕は入ることを躊躇した
猫?「ん?どうした?」
「え・・・あの・・・」
これは・・・僕が食料として連れてこられた可能性があるのでは?
猫は一応肉食だし・・・それに・・・目の前にいるのは猫の形をした二足歩行の化獣だし・・・
「あ、あの・・・僕、駅の交番に向かいます」
猫?「え?なんで?」
「あ、その・・・ご迷惑・・・かけますので・・・」
そういい僕は背を向けて駅の方に歩いた
「・・・っ!?」
その時、腕を掴まれた
猫?「どこに行くんだよ・・・」
「え、駅に・・・」
猫?「そっちに駅はないよ・・・」
「え?」
僕の記憶ではこっちにいつも使ってる駅が・・・
猫?「大丈夫か?しっかりしろよ・・・」
「・・・」
猫?「やっぱり父さんに相談しよう。その方がいい」
そういい腕を引かれて家に入ってしまった
猫?「ただいま~」
猫1「お帰り」
猫2「おっかえり~」
猫?「ああ!ただいま!」
出迎えてくれたのは二人?二匹?の化け猫たちだ
毛の色は・・・違うけど・・・
猫1「ん?その人・・・誰?」
猫2「ハク兄ちゃんのお友達?」
猫?「あ、ああ。父さんはいるか?」
猫1「まだ帰ってきてない」
猫2「でも、もう少しで帰ってくるよ!」
猫?「そうか!母さんは?」
猫1「お母さんはご飯の支度してる」
猫2「今日はハンバーグだって!」
猫?「お!ラッキー!・・・じゃなくて・・・ちょっと母さんを呼んでくれるか?」
そういうと化け猫二匹・・・二人?は奥に行ってしまった
しばらくして・・・
人間「白夜?どうしたの?」
奥から人間が現れた
人間「ん?お友達?」
猫?「えっと・・・」
「ひ、人・・・だ・・・」
僕は自分と同じ人間に出会えて涙が出てきた
猫?「!?」
人間「!?だ、大丈夫?」
「うぅ・・・人間に会えた・・・」
人間「一体・・・何が・・・?」
猫?「俺もよくわからないんだ・・・父さんに相談したくて・・・」
人間「お父さんに?・・・まだ帰ってくるまで時間かかるからひとまず上がって?」
そういわれ僕は家に上がった
「うぅ・・・うっ・・・」
猫2「なんでお兄ちゃん泣いてるの?」
猫1「瞳。少しそっとしといてやれ」
猫2「え~なんで~?」
猫1「いいから」
「うぅ・・・」
猫?「・・・ほら」
白い化け猫が僕に飲み物をくれた
「あ、ありが、とう・・・」
白夜「・・・俺、『豹谷 白夜』。こっちが弟の『豹谷 光』。で、こっちが妹の『豹谷 瞳』」
光「・・・どうも」
瞳「えへへ~よろしく!」
「・・・よろしく・・・」
白夜「こいつは『萩野 悠斗』。その・・・なんて説明したらいいのか・・・」
人間「へ~ハルトって言うんだ!僕と一緒だね!」
「え?」
豹谷母「僕も『ハルト』って言うんだ!あ!漢字は?」
「えっと・・・」
僕は漢字を教えた
豹谷母「漢字は違ったねw」
「・・・」
豹谷母「で・・・何があったの?」
白夜「それが・・・」
白い化け猫・・・白夜さんは遥人さんに説明した
豹谷母「空から!?」
光「・・・嘘くさ・・・」
瞳「わ~!どうやって飛んだの?」
光くんは疑ってるみたいだし瞳ちゃんは興味津々・・・
遥人さんは驚いている
「・・・」
その時
猫「帰ったぞ!!」
豹谷母「あ!おかえりなさい!」
白夜「おかえり!」
光「・・・おかえり」
瞳「おっかえり~」
猫「おう!!・・・ん?君は・・・?」
「え、えっと・・・」
白夜「この人は俺の父さん!・・・帰ってきてそうそうで悪いんだけど・・・」
豹谷父「ん?」
白夜さんは猫に話をした
豹谷父「そんなこと・・・まるで・・・」
白夜「心当たりあるのか!?」
豹谷父「・・・確証はない・・・えっと・・・悠斗くん?」
「は、はい」
豹谷父「詳しく聞かせてもらっていいかな?」
「詳しく?」
豹谷父「ああ、もっと詳しく。空から降ってくる前は?」
僕は空から降ってくる前のことを話した
普段の生活
駅まで行ったこと
豹谷父「・・・なるほど・・・」
白夜「獣人が・・・いない?」
「獣人?」
豹谷父「・・・俺たちは獣人なんだ」
「えっと・・・」
豹谷父「・・・君はこっちにきて周りを見たんだろう?」
「はい・・・」
豹谷父「なら俺たち以外の獣にも会っただろう?」
「・・・はい」
豹谷父「それをすべてひっくるめて『獣人』というんだ。もちろん人間もいる。少ないがね」
「・・・」
豹谷父「で、俺たちは豹獣人。一応猫科の獣人だ」
「豹?猫・・・じゃなかったんですね・・・」
白夜「ね!?俺ずっと猫だと思われてたのか!?」
「は、はい・・・」
豹谷母「ハハハwまぁ見たことないならわからないかもねw」
白夜「なんか・・・悲しくなってきた・・・」
瞳「なんでハク兄ちゃんが悲しくなるの?」
光「・・・どうせ、変な妄想でもしてたんだろう」
白夜「違うよ!」
光「どうだか・・・」
豹谷父「・・・君のことを調べてみるよ」
「ほ、本当ですか!?」
豹谷父「ああ。きっと親御さんも心配してるだろう」
そういい豹谷さんは電話をした
白夜「えっと・・・悠斗・・・?」
「は、はい」
白夜「俺は「豹」だからな!?「猫」じゃないからな!?」
瞳「すごい焦ってる~w」
豹谷母「そんな必死に言わなくても・・・」
白夜「う、うるさい!」
「・・・フフっw」
みんなを見ていたら笑いが出てきた
白夜「!笑った・・・」
瞳「かわいい~」
光「・・・うん」
「そ、そんなこと・・・」
瞳「あ!照れてる!」
僕は恥ずかしくなった・・・
豹谷母「これ以上言わないの!お腹は?空いた?」
「は、はい・・・」
豹谷母「じゃあ、一緒に食べよう?」
「はい・・・」
そして僕は食卓に案内された・・・
猫?「・・・」
僕はマップを頼りに自宅に向かっている
のだが・・・
「・・・」
猫?「・・・」
なぜか化け猫が僕の後ろをついてくる
「・・・」
話しかけるのは・・・怖い・・・
でも・・・このまま家まで着いて来られたら家族に迷惑が掛かる
いや、迷惑どころじゃない
間違いなくニュース沙汰になる
こんな二足歩行の化け猫・・・
そもそもなんで服を着てるの?
何かの撮影・・・にしてはリアルすぎるし・・・
てか、周りは誰も気にしてないの?
僕は周りを見渡した
「・・・え・・・」
周りを見渡したら、化け物だらけだった
いや、化獣(ばけもの)だ・・・
「な・・・」
いつからここら辺はコスプレ区域になったの!?
どこもかしこも二足歩行をして服を着ている獣ばかりだ
「なにが・・・」
その時
ドンっ!
僕は誰かにぶつかってしまった
「す、すみま・・・っ!?」
ぶつかったのはとても怖い顔の熊の化獣だった
顔には傷があり、すごく怖い・・・
熊?「あぁ?ぶつかっておいてちゃんと謝ることもできねぇのか?」
「あ・・・あ、の・・・」
熊?「あぁ??」
熊の化獣は僕の肩に手を置いてきた
その手を
猫?「まぁまぁまぁまぁ!落ち着きましょうよ!ここは俺が謝りますので!」
熊?「てめぇはなんだ?」
猫?「俺はこいつの友達っす!すんません!こいつ、今、徹夜三日目で前を見てなかっただけなんすよ!だから、勘弁してください!」
と、化け猫は軽く頭を下げた
熊?「み、三日も徹夜してんのか!?・・・しっかり休むんだな。学生だからって無理しすぎるなよ」
そういうと熊の化獣は僕に飴をくれた
「え・・・」
熊?「それ食べて休め!」
笑顔でそういうと横断歩道を渡って行った
「あ・・・ありが・・・」
熊の化獣は僕がお礼を言う前に行ってしまった・・・
猫?「はぁ・・・お前な~・・・ちゃんと前を見ろよ・・・」
「・・・」
僕はひとまず急いで自宅に向かうことにした
こんなこと・・・おかしい・・・
そして自宅に到着・・・したのだが・・・
「え・・・」
目の前には売り出し中の土地しかなかった
「え・・・え・・・家・・・は・・・?」
猫?「どうした?ここら辺になにか用か?」
「ぼ、僕の家が・・・ない・・・」
猫?「家?ここに家なんてないだろう?」
「そんなはず・・・僕はここに・・・住んでるんだ・・・」
猫?「???ここは昔からずっと空き地だぞ?」
昔から?
昔って・・・いつ?
「い、いつから!?」
猫?「!?」
「ねぇ!!いつから!!」
猫?「お、俺が生まれた時からだよ・・・それより前は・・・知らない」
「そんな・・・」
そんなはず・・・そんなはずない・・・
「・・・!今何年!?」
猫?「はぁ?」
「今何年!?」
猫?「今は〇〇年だよ」
「・・・」
西暦は同じ・・・
じゃあ・・・何が・・・?
「・・・」
猫?「お前・・・どこから来たんだよ・・・」
「だから・・・ここから・・・」
猫?「でも、ここに家なんてないだろう?」
「・・・っ」
僕はお母さんに電話した
きっと僕は似たような土地にいるだけだ・・・
きっとそうだ!!
『プルルルル・・・プルルルル・・・ガチャッ・・・はい?』
「お母さん!!」
『え・・・?どちら・・・様?』
「え・・・?」
向こうから聞こえる声は・・・お母さん・・・じゃない
知らない人の声だ
「え・・・え・・・?」
『あ、あの・・・どちら様ですか?』
「え・・・その・・・」
『ごめんなさい。もし間違いなら・・・』
「あ!ご、ごめんなさい!間違えました!」
僕は電話を切った
「・・・っ」
今度はお父さんに電話した
『プルルルル・・・プルルルル・・・ガチャッ・・・へい』
「もしもし!お父さん!?」
『はぁ?お父さん?俺はまだ結婚してねぇよ!』
「え・・・?」
『ちっ!イタ電かよ・・・』
そういい電話を切られた
僕は番号を確認した
「・・・間違ってない・・・よね?」
番号に間違いはない
でも、相手が違った・・・
「何が・・・起きてるの・・・?」
もうわけがわからなかった
家もない・・・
両親とも連絡がつかない・・・
僕は・・・どうしたらいいの・・・?
「・・・」
猫?「お、おい?大丈夫か?」
「なにが・・・起きてるの・・・?」
僕は膝から崩れ落ちた
どうしたらいいのか・・・わからない・・・
「どうしたら・・・」
猫?「お前、迷子・・・って感じじゃないよな?」
「・・・」
猫?「記憶は・・・あるみたいだし・・・」
「・・・」
猫?「・・・」
化け猫は何かを考えている
猫?「ひとまず俺の家に来い」
「え?」
猫?「ここから近いし、俺の父さんは警察だ。相談してみよう」
「け、警察!!そうだよ!警察に相談すればいいんだ!」
猫?「お、おう。その方がいいだろう。ってことで俺の家に行こうぜ?」
「はい!」
僕は化け猫の後をついていった
そしてしばらく歩くと・・・
猫?「着いたぞ」
「すごい・・・」
そこにはすごく立派な家があった
ここら辺は僕の行動範囲だけど、こんな立派な家は・・・知らない・・・
猫?「ほら。入るぞ」
そういい化け猫は家の扉を開けた
僕は入ることを躊躇した
猫?「ん?どうした?」
「え・・・あの・・・」
これは・・・僕が食料として連れてこられた可能性があるのでは?
猫は一応肉食だし・・・それに・・・目の前にいるのは猫の形をした二足歩行の化獣だし・・・
「あ、あの・・・僕、駅の交番に向かいます」
猫?「え?なんで?」
「あ、その・・・ご迷惑・・・かけますので・・・」
そういい僕は背を向けて駅の方に歩いた
「・・・っ!?」
その時、腕を掴まれた
猫?「どこに行くんだよ・・・」
「え、駅に・・・」
猫?「そっちに駅はないよ・・・」
「え?」
僕の記憶ではこっちにいつも使ってる駅が・・・
猫?「大丈夫か?しっかりしろよ・・・」
「・・・」
猫?「やっぱり父さんに相談しよう。その方がいい」
そういい腕を引かれて家に入ってしまった
猫?「ただいま~」
猫1「お帰り」
猫2「おっかえり~」
猫?「ああ!ただいま!」
出迎えてくれたのは二人?二匹?の化け猫たちだ
毛の色は・・・違うけど・・・
猫1「ん?その人・・・誰?」
猫2「ハク兄ちゃんのお友達?」
猫?「あ、ああ。父さんはいるか?」
猫1「まだ帰ってきてない」
猫2「でも、もう少しで帰ってくるよ!」
猫?「そうか!母さんは?」
猫1「お母さんはご飯の支度してる」
猫2「今日はハンバーグだって!」
猫?「お!ラッキー!・・・じゃなくて・・・ちょっと母さんを呼んでくれるか?」
そういうと化け猫二匹・・・二人?は奥に行ってしまった
しばらくして・・・
人間「白夜?どうしたの?」
奥から人間が現れた
人間「ん?お友達?」
猫?「えっと・・・」
「ひ、人・・・だ・・・」
僕は自分と同じ人間に出会えて涙が出てきた
猫?「!?」
人間「!?だ、大丈夫?」
「うぅ・・・人間に会えた・・・」
人間「一体・・・何が・・・?」
猫?「俺もよくわからないんだ・・・父さんに相談したくて・・・」
人間「お父さんに?・・・まだ帰ってくるまで時間かかるからひとまず上がって?」
そういわれ僕は家に上がった
「うぅ・・・うっ・・・」
猫2「なんでお兄ちゃん泣いてるの?」
猫1「瞳。少しそっとしといてやれ」
猫2「え~なんで~?」
猫1「いいから」
「うぅ・・・」
猫?「・・・ほら」
白い化け猫が僕に飲み物をくれた
「あ、ありが、とう・・・」
白夜「・・・俺、『豹谷 白夜』。こっちが弟の『豹谷 光』。で、こっちが妹の『豹谷 瞳』」
光「・・・どうも」
瞳「えへへ~よろしく!」
「・・・よろしく・・・」
白夜「こいつは『萩野 悠斗』。その・・・なんて説明したらいいのか・・・」
人間「へ~ハルトって言うんだ!僕と一緒だね!」
「え?」
豹谷母「僕も『ハルト』って言うんだ!あ!漢字は?」
「えっと・・・」
僕は漢字を教えた
豹谷母「漢字は違ったねw」
「・・・」
豹谷母「で・・・何があったの?」
白夜「それが・・・」
白い化け猫・・・白夜さんは遥人さんに説明した
豹谷母「空から!?」
光「・・・嘘くさ・・・」
瞳「わ~!どうやって飛んだの?」
光くんは疑ってるみたいだし瞳ちゃんは興味津々・・・
遥人さんは驚いている
「・・・」
その時
猫「帰ったぞ!!」
豹谷母「あ!おかえりなさい!」
白夜「おかえり!」
光「・・・おかえり」
瞳「おっかえり~」
猫「おう!!・・・ん?君は・・・?」
「え、えっと・・・」
白夜「この人は俺の父さん!・・・帰ってきてそうそうで悪いんだけど・・・」
豹谷父「ん?」
白夜さんは猫に話をした
豹谷父「そんなこと・・・まるで・・・」
白夜「心当たりあるのか!?」
豹谷父「・・・確証はない・・・えっと・・・悠斗くん?」
「は、はい」
豹谷父「詳しく聞かせてもらっていいかな?」
「詳しく?」
豹谷父「ああ、もっと詳しく。空から降ってくる前は?」
僕は空から降ってくる前のことを話した
普段の生活
駅まで行ったこと
豹谷父「・・・なるほど・・・」
白夜「獣人が・・・いない?」
「獣人?」
豹谷父「・・・俺たちは獣人なんだ」
「えっと・・・」
豹谷父「・・・君はこっちにきて周りを見たんだろう?」
「はい・・・」
豹谷父「なら俺たち以外の獣にも会っただろう?」
「・・・はい」
豹谷父「それをすべてひっくるめて『獣人』というんだ。もちろん人間もいる。少ないがね」
「・・・」
豹谷父「で、俺たちは豹獣人。一応猫科の獣人だ」
「豹?猫・・・じゃなかったんですね・・・」
白夜「ね!?俺ずっと猫だと思われてたのか!?」
「は、はい・・・」
豹谷母「ハハハwまぁ見たことないならわからないかもねw」
白夜「なんか・・・悲しくなってきた・・・」
瞳「なんでハク兄ちゃんが悲しくなるの?」
光「・・・どうせ、変な妄想でもしてたんだろう」
白夜「違うよ!」
光「どうだか・・・」
豹谷父「・・・君のことを調べてみるよ」
「ほ、本当ですか!?」
豹谷父「ああ。きっと親御さんも心配してるだろう」
そういい豹谷さんは電話をした
白夜「えっと・・・悠斗・・・?」
「は、はい」
白夜「俺は「豹」だからな!?「猫」じゃないからな!?」
瞳「すごい焦ってる~w」
豹谷母「そんな必死に言わなくても・・・」
白夜「う、うるさい!」
「・・・フフっw」
みんなを見ていたら笑いが出てきた
白夜「!笑った・・・」
瞳「かわいい~」
光「・・・うん」
「そ、そんなこと・・・」
瞳「あ!照れてる!」
僕は恥ずかしくなった・・・
豹谷母「これ以上言わないの!お腹は?空いた?」
「は、はい・・・」
豹谷母「じゃあ、一緒に食べよう?」
「はい・・・」
そして僕は食卓に案内された・・・
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ミカは実は異世界からの転生者。前世の記憶を抱え、この世界でどう生きるべきか迷っていたが、リアムの教育係として過ごすうちに、“誰かに必要とされる”温もりを思い出していく。
雪の館で共に過ごす日々は、やがてお互いにとってかけがえのない時間となり、新しい日々へと続いていく――。
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