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本編
買い物や掃除や・・・
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次の日
豹谷父「はい!カード!」
豹谷さんからカードを受け取った
「あ、ありがとう・・・ございます」
豹谷父「服を買いに行くつもりだったからな!気にしなくていいよ!それより・・・」
と、白夜を見た
白夜「なんだよ」
豹谷父「なんだよその恰好は・・・」
白夜「え?なにか・・・変か?」
「え?特には・・・」
普通の恰好・・・だよね?
ジーパンにパーカー・・・
春らしい恰好だと思うんだけど・・・
豹谷父「はぁ・・・ちょっとこい!」
そういい白夜を連れて行ってしまった
「な、なんだろう?」
豹谷母「お昼は食べてくる・・・あれ?白夜は?」
「それが・・・連れていかれました」
豹谷母「???」
その時、別室から
白夜「勘弁してくれよ!!嫌だよ!!」
豹谷父「いいから!これを着ていけ!イチコロだから!」
白夜「こんな古いのいらないから!!」
豹谷父「いいから!成功させたいならこれがいいって!」
白夜「成功させるどころか終わりだよ!俺を終わらせるつもりか!?」
豹谷父「それを防ぐためにこれを託すんだよ!母さんはこれで落とせたんだぞ!」
なんて騒いでいる
「な、なんの騒ぎ・・・?」
豹谷母「あ~・・・wアレを着せようとしてるんだ・・・w」
「???」
しばらくすると白夜が帰ってきた
「・・・」
豹谷母「・・・」
白夜「・・・」
豹谷父「さすが俺の息子!よく似合ってるぞ!」
目の前にはキラキラに輝いているヒョウ柄のジャケットを着た白夜が居た
白夜の顔は恥ずかしそうな顔だった
白夜「な、なぁ・・・恥ずかしいよ・・・」
豹谷父「なに言ってるんだ!これで完璧だ!な?母さん?」
豹谷母「・・・さすがお父さんの息子・・・変なのにちゃんと着こなしてる・・・」
豹谷父「だろう?w・・・ん?変?」
豹谷母「あ~はいはいはい!wかっこいーよ?w」
そういい遥人さんが豹谷さんを別室に連れて行った
白夜「・・・」
「・・・」
白夜「に、似合ってないよなwすぐ脱ぐから!」
「そうかな?」
白夜「え?」
「似合ってると思うよ?」
白夜「そ、そう・・・かな?」
「うん。白い毛並みがヒョウ柄にピッタリだし、顔もかっこいいから際立つ・・・というのか、更にかっこよく見えるよ」
白夜「そ、そうか?w」
「うん。似合ってる」
白夜「そうか~wえへへw」
と顔を真っ赤にして嬉しそうにしている
「???」
なんで嬉しそうなんだろう・・・
白夜「じゃ、じゃあ、この格好で行こうかなw」
「う~ん・・・でも、暑くない?」
白夜「かなり暑い・・・」
「じゃあ、やめといたほうがいいんじゃない?」
白夜「そうだな・・・今度もう少し涼しいときに着ようかな・・・」
そういいヒョウ柄のジャケットを脱ぎ僕たちは家を出た
しばらく青空の下を並んで歩いた
白夜「今から行くデパートはな!父さんが母さんとバディを組んでテロリストを捕まえた場所なんだぞ!」
「え?遥人さんも警察だったの?」
白夜「いやw違うw母さんはハッカーだったんだよw」
「ハッカー・・・かっこいい!」
白夜「だろう!かっこいいよな~・・・でも・・・」
「ん?」
白夜「成績とか隠してもすぐ学校にハッキングして調べるから怖いんだよ・・・」
「それは・・・怖いねw」
白夜「ああ・・・最近は光もハッキングに興味を持ってるみたいだし・・・」
「そうなの?」
白夜「ああ。部屋に籠って母さんが作ったハッキングゲームをやってるよ?」
いつも籠ってるから何してるのかと思ったけど・・・
白夜「瞳は無邪気すぎて見ててハラハラするし・・・」
確かに興味のあることには全力だよね
白夜「まぁ・・・それでも自慢の家族なんだけどな!」
「・・・そうw」
自慢の家族
そういう白夜はとても誇らしそうな顔をしていた
白夜「悠斗の家族は?」
「え?僕?」
白夜「ああ。そんなに聞かないからな」
「う~ん・・・普通だよ?」
白夜「人間なんだよな?両親とも」
「うん。獣人なんて僕の世界にはいないよw」
白夜「そうか・・・兄弟は?」
「いないよ?一人っ子!兄弟ほしかったな・・・」
白夜「へ~。兄弟いると大変だぞ?」
「そうなの?」
白夜「ああw菓子は弟や妹に分けなくちゃいけないし、喧嘩も絶えないし、弟と妹の世話をしないといけないし・・・色々大変なんだぞ?」
「でも、誇らしいんでしょう?」
白夜「べ、別に誇らしくないぞ!?」
「でも、自慢なんでしょう?」
白夜「そ、そう言ったが・・・誇らしくはないぞ!」
「ふ~~んw」
そういいながらも嬉しそうなんだけどな~
「フフフw」
白夜「も、もう家族の話はいいんだよ!早く行くぞ!」
そういい急ぎ足で歩く白夜
「恥ずかしいんだw」
白夜「うるさいぞw」
そして僕たちはデパートに着いた
「うわ~~!大きなデパート!」
目の前には大きな・・・本当に大きなデパートがあった
入口も、天井も、道も・・・
全部獣人に合わせて作られているからか、とても大きい
まるで小人になった気分だ
いや、小人は言いすぎかな?w
白夜「ここら辺では一番大きなデパートなんだよ。結構俺も友達と来るし」
「そうなんだ。でも、広すぎて迷子になりそう・・・」
白夜「大丈夫だってw俺がいるんだから!」
「うんw期待してるw」
白夜「ああ!」
そしてエスカレーターを上に昇って行った
しばらく歩くと洋服屋さんに着いた
白夜「えっと・・・人間用は・・・」
「???人間用?」
白夜「ああ。どこだっけな・・・」
「人間と獣人とは違うの?」
白夜「当たり前だろう?尻尾もないし、大きさもかなり違うんだから」
「尻尾?尻尾が関係するの?」
白夜「ああ。尻尾穴が俺たち獣人には必要なんだよ」
「そうなんだ・・・」
白夜「えっと・・・人間用は・・・どこだ?」
白夜は案内を見ながら独り言を言っていた
僕は白夜の尻尾の付け根を見た
よく見るとズボンに穴が開いていてその中に尻尾を入れているみたいだ
「本当だ・・・穴がある」
僕はもっと見たくて白夜の尻尾の付け根を掴んだ
白夜「うにゃん!!」
「ん?」
尻尾を掴んだ瞬間、白夜は変な声を上げた
白夜「は、悠斗?な、なにしてるんだ?」
「ん?尻尾穴がどうなってるのか見て見たくて」
白夜「そ、それなら・・・そ、そこの・・・マネキンに・・・」
そういい震える手で指さす
「だ、大丈夫?」
白夜「うにゃん・・・た、頼む・・・頼むから・・・尻尾を離してくれ・・・」
僕は尻尾を離した
白夜は僕に背を向け
白夜「ちょ、ちょっとトイレ行ってくる!」
「え・・・」
白夜「すぐ戻るからここで待ってろ!動くなよ!」
そういい白夜は走って行ってしまった
「どうしたんだろう?」
顔は真っ赤だったし、なんか・・・変な動きだったし・・・
「???」
僕は不思議に思いながら待つことにした
・・・白夜視点・・・
「はぁ・・・はぁ・・・」
俺は急いでトイレに来て個室に入った
「・・・っ・・・」
俺のが大きくなってしまった・・・
「はぁ・・・まいったな・・・」
尻尾は俺たち獣人にとって自慢であり・・・弱点だ・・・
特に・・・俺にとっては弱点の方が・・・大きい・・・
「くそ・・・油断したな・・・」
俺は・・・尻尾が性感帯の一つなのだ
今まで触られることがなかったし、触りたい奴は前もって言ってくるからなんとか我慢できた
でも、今回は・・・油断した
悠斗に触られて・・・興奮してしまった・・・
強く握られ、引っ張られ・・・
「・・・悠斗が相手じゃなければ・・・な」
運命の相手以外が触ってもそこまで感じないんだが・・・
「・・・しかたない。さっさと済まそう。悠斗を待たせてるし・・・」
俺は下を脱ぎ自分のを握り動かした
「ん・・・あ・・・」
悠斗が来てから全く出してないから・・・結構溜まってるんだよな・・・
「う・・・悠斗・・・」
俺は悠斗の身体を思い出していた
一緒に風呂に入っているから思い出すのは簡単だ
「ん・・・はぁ・・・やばい・・・出そう・・・」
俺は向きを変え
「イク・・・んっ!!!」
便器の中に液体を出した
「うっ!!!あ!!!・・・はぁはぁ・・・」
結構な量が出たな・・・
「・・・俺・・・何してるんだろう・・・」
賢者タイムに入って罪悪感が・・・
別に誰かをオカズにして出すことなんて、みんなやってることだろう
でも・・・なぜか罪悪感が・・・
「・・・後始末して早く行こう。待ってるし」
俺は後始末をしてトイレを出た
手を洗い鏡をみた
「・・・」
目の前には真っ白な白豹獣人が映っている
とてもきれいな毛並み・・・
輝かしい毛並み・・・
でも・・・
「・・・チッ」
俺はこの毛並みが嫌いだ
大嫌いだ
「・・・急ごう」
俺はこの感情を飲み込み悠斗の元へ急いだ
悠斗は壁に寄りかかり待っていた
「お待たせ!」
悠斗「大丈夫?」
「ああ!じゃあ行こう!」
そういい手を引いて買い物を終わらせた
・・・悠斗視点・・・
買い物を済ませ帰宅したとき
光「・・・」
光くんが荷物を抱え下りてきていた
白夜「おう!光!ただいま!」
「ただいま」
光「ん?うん。おかえり」
そういい荷物を置いて二階に向かった
白夜「何してるんだ?」
光「片づけ。悠斗さんの部屋、必要だろうってお父さんとやってる」
僕の?部屋?
不思議に思い、僕と白夜は二階に向かった
そして・・・
豹谷父「おう!おかえり!」
「た、ただいま・・・です」
白夜「ただいま!部屋って?」
豹谷父「ああ!部屋が二つ余ってるだろう?だから一部屋片づけてそこを悠斗くんの部屋にするんだよ!悠斗くんもプライベートが欲しいだろう?」
「え?は、はい」
白夜「そ、そんなの・・・」
豹谷父「一緒の家に住んでるんだ。チャンスならいくらでもあるだろう?」
「???」
チャンス?
光「無理だよ。兄ちゃんには」
白夜「そんなことないぞ!」
光「どうだか」
白夜「なんだと!!」
そういい取っ組み合いが始まってしまった
光「何すんだよ!!」
白夜「お前が悪いんだろう!!」
二人の喧嘩を豹谷さんが止める
豹谷父「ストップ!!」
二人は引きはがされた
でも、二人は牙をむき出しにして唸っている
豹谷父「二人とも落ち着け」
白夜「だってこいつが!!」
光「事実だろう!!」
白夜「なんだと!!」
豹谷父「白夜!!やめろ!!光もだ!」
光「臆病な兄ちゃんがどんなに頑張っても無理なものは無理なんだよ!!」
白夜「そんなことはない!!」
光「ならさっさと告れよ!」
白夜「それは・・・」
光「ほらな!できないだろう!それになんで俺が訳のわからない奴のために働かなきゃならないんだよ!」
そういい僕を睨んできた
「・・・」
光「いきなり来たかと思ったら・・・異世界から来た?ふざけるな!そんなおとぎ話があってたまるか!」
豹谷父「でもな。これは本当のことなんだ」
光「ふん!俺は信じないね!こんな奴・・・俺は嫌いだ!!」
そういい自分の部屋に入り扉を勢いよく閉めた
「・・・」
白夜「・・・」
豹谷父「白夜。お前も部屋に行って休め。あとは俺がやる」
白夜「・・・ああ」
白夜は僕の隣を通り部屋に入って行った
「・・・白夜・・・」
豹谷父「はぁ・・・まいったな・・・」
「・・・」
豹谷父「・・・ひとまず悠斗くんは一階でお茶でも飲んでてね?」
「・・・」
豹谷父「大丈夫!いつものことだから!」
「・・・はい・・・ありがとうございました・・・」
豹谷父「え・・・あ、ああ・・・」
僕は頭を深く下げた
豹谷さんは驚いていた
僕は一階に向かい・・・
ガチャッ・・・バタンッ・・・
家から出た・・・
豹谷父「はい!カード!」
豹谷さんからカードを受け取った
「あ、ありがとう・・・ございます」
豹谷父「服を買いに行くつもりだったからな!気にしなくていいよ!それより・・・」
と、白夜を見た
白夜「なんだよ」
豹谷父「なんだよその恰好は・・・」
白夜「え?なにか・・・変か?」
「え?特には・・・」
普通の恰好・・・だよね?
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春らしい恰好だと思うんだけど・・・
豹谷父「はぁ・・・ちょっとこい!」
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「な、なんだろう?」
豹谷母「お昼は食べてくる・・・あれ?白夜は?」
「それが・・・連れていかれました」
豹谷母「???」
その時、別室から
白夜「勘弁してくれよ!!嫌だよ!!」
豹谷父「いいから!これを着ていけ!イチコロだから!」
白夜「こんな古いのいらないから!!」
豹谷父「いいから!成功させたいならこれがいいって!」
白夜「成功させるどころか終わりだよ!俺を終わらせるつもりか!?」
豹谷父「それを防ぐためにこれを託すんだよ!母さんはこれで落とせたんだぞ!」
なんて騒いでいる
「な、なんの騒ぎ・・・?」
豹谷母「あ~・・・wアレを着せようとしてるんだ・・・w」
「???」
しばらくすると白夜が帰ってきた
「・・・」
豹谷母「・・・」
白夜「・・・」
豹谷父「さすが俺の息子!よく似合ってるぞ!」
目の前にはキラキラに輝いているヒョウ柄のジャケットを着た白夜が居た
白夜の顔は恥ずかしそうな顔だった
白夜「な、なぁ・・・恥ずかしいよ・・・」
豹谷父「なに言ってるんだ!これで完璧だ!な?母さん?」
豹谷母「・・・さすがお父さんの息子・・・変なのにちゃんと着こなしてる・・・」
豹谷父「だろう?w・・・ん?変?」
豹谷母「あ~はいはいはい!wかっこいーよ?w」
そういい遥人さんが豹谷さんを別室に連れて行った
白夜「・・・」
「・・・」
白夜「に、似合ってないよなwすぐ脱ぐから!」
「そうかな?」
白夜「え?」
「似合ってると思うよ?」
白夜「そ、そう・・・かな?」
「うん。白い毛並みがヒョウ柄にピッタリだし、顔もかっこいいから際立つ・・・というのか、更にかっこよく見えるよ」
白夜「そ、そうか?w」
「うん。似合ってる」
白夜「そうか~wえへへw」
と顔を真っ赤にして嬉しそうにしている
「???」
なんで嬉しそうなんだろう・・・
白夜「じゃ、じゃあ、この格好で行こうかなw」
「う~ん・・・でも、暑くない?」
白夜「かなり暑い・・・」
「じゃあ、やめといたほうがいいんじゃない?」
白夜「そうだな・・・今度もう少し涼しいときに着ようかな・・・」
そういいヒョウ柄のジャケットを脱ぎ僕たちは家を出た
しばらく青空の下を並んで歩いた
白夜「今から行くデパートはな!父さんが母さんとバディを組んでテロリストを捕まえた場所なんだぞ!」
「え?遥人さんも警察だったの?」
白夜「いやw違うw母さんはハッカーだったんだよw」
「ハッカー・・・かっこいい!」
白夜「だろう!かっこいいよな~・・・でも・・・」
「ん?」
白夜「成績とか隠してもすぐ学校にハッキングして調べるから怖いんだよ・・・」
「それは・・・怖いねw」
白夜「ああ・・・最近は光もハッキングに興味を持ってるみたいだし・・・」
「そうなの?」
白夜「ああ。部屋に籠って母さんが作ったハッキングゲームをやってるよ?」
いつも籠ってるから何してるのかと思ったけど・・・
白夜「瞳は無邪気すぎて見ててハラハラするし・・・」
確かに興味のあることには全力だよね
白夜「まぁ・・・それでも自慢の家族なんだけどな!」
「・・・そうw」
自慢の家族
そういう白夜はとても誇らしそうな顔をしていた
白夜「悠斗の家族は?」
「え?僕?」
白夜「ああ。そんなに聞かないからな」
「う~ん・・・普通だよ?」
白夜「人間なんだよな?両親とも」
「うん。獣人なんて僕の世界にはいないよw」
白夜「そうか・・・兄弟は?」
「いないよ?一人っ子!兄弟ほしかったな・・・」
白夜「へ~。兄弟いると大変だぞ?」
「そうなの?」
白夜「ああw菓子は弟や妹に分けなくちゃいけないし、喧嘩も絶えないし、弟と妹の世話をしないといけないし・・・色々大変なんだぞ?」
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「ふ~~んw」
そういいながらも嬉しそうなんだけどな~
「フフフw」
白夜「も、もう家族の話はいいんだよ!早く行くぞ!」
そういい急ぎ足で歩く白夜
「恥ずかしいんだw」
白夜「うるさいぞw」
そして僕たちはデパートに着いた
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全部獣人に合わせて作られているからか、とても大きい
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「うんw期待してるw」
白夜「ああ!」
そしてエスカレーターを上に昇って行った
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白夜「えっと・・・人間用は・・・」
「???人間用?」
白夜「ああ。どこだっけな・・・」
「人間と獣人とは違うの?」
白夜「当たり前だろう?尻尾もないし、大きさもかなり違うんだから」
「尻尾?尻尾が関係するの?」
白夜「ああ。尻尾穴が俺たち獣人には必要なんだよ」
「そうなんだ・・・」
白夜「えっと・・・人間用は・・・どこだ?」
白夜は案内を見ながら独り言を言っていた
僕は白夜の尻尾の付け根を見た
よく見るとズボンに穴が開いていてその中に尻尾を入れているみたいだ
「本当だ・・・穴がある」
僕はもっと見たくて白夜の尻尾の付け根を掴んだ
白夜「うにゃん!!」
「ん?」
尻尾を掴んだ瞬間、白夜は変な声を上げた
白夜「は、悠斗?な、なにしてるんだ?」
「ん?尻尾穴がどうなってるのか見て見たくて」
白夜「そ、それなら・・・そ、そこの・・・マネキンに・・・」
そういい震える手で指さす
「だ、大丈夫?」
白夜「うにゃん・・・た、頼む・・・頼むから・・・尻尾を離してくれ・・・」
僕は尻尾を離した
白夜は僕に背を向け
白夜「ちょ、ちょっとトイレ行ってくる!」
「え・・・」
白夜「すぐ戻るからここで待ってろ!動くなよ!」
そういい白夜は走って行ってしまった
「どうしたんだろう?」
顔は真っ赤だったし、なんか・・・変な動きだったし・・・
「???」
僕は不思議に思いながら待つことにした
・・・白夜視点・・・
「はぁ・・・はぁ・・・」
俺は急いでトイレに来て個室に入った
「・・・っ・・・」
俺のが大きくなってしまった・・・
「はぁ・・・まいったな・・・」
尻尾は俺たち獣人にとって自慢であり・・・弱点だ・・・
特に・・・俺にとっては弱点の方が・・・大きい・・・
「くそ・・・油断したな・・・」
俺は・・・尻尾が性感帯の一つなのだ
今まで触られることがなかったし、触りたい奴は前もって言ってくるからなんとか我慢できた
でも、今回は・・・油断した
悠斗に触られて・・・興奮してしまった・・・
強く握られ、引っ張られ・・・
「・・・悠斗が相手じゃなければ・・・な」
運命の相手以外が触ってもそこまで感じないんだが・・・
「・・・しかたない。さっさと済まそう。悠斗を待たせてるし・・・」
俺は下を脱ぎ自分のを握り動かした
「ん・・・あ・・・」
悠斗が来てから全く出してないから・・・結構溜まってるんだよな・・・
「う・・・悠斗・・・」
俺は悠斗の身体を思い出していた
一緒に風呂に入っているから思い出すのは簡単だ
「ん・・・はぁ・・・やばい・・・出そう・・・」
俺は向きを変え
「イク・・・んっ!!!」
便器の中に液体を出した
「うっ!!!あ!!!・・・はぁはぁ・・・」
結構な量が出たな・・・
「・・・俺・・・何してるんだろう・・・」
賢者タイムに入って罪悪感が・・・
別に誰かをオカズにして出すことなんて、みんなやってることだろう
でも・・・なぜか罪悪感が・・・
「・・・後始末して早く行こう。待ってるし」
俺は後始末をしてトイレを出た
手を洗い鏡をみた
「・・・」
目の前には真っ白な白豹獣人が映っている
とてもきれいな毛並み・・・
輝かしい毛並み・・・
でも・・・
「・・・チッ」
俺はこの毛並みが嫌いだ
大嫌いだ
「・・・急ごう」
俺はこの感情を飲み込み悠斗の元へ急いだ
悠斗は壁に寄りかかり待っていた
「お待たせ!」
悠斗「大丈夫?」
「ああ!じゃあ行こう!」
そういい手を引いて買い物を終わらせた
・・・悠斗視点・・・
買い物を済ませ帰宅したとき
光「・・・」
光くんが荷物を抱え下りてきていた
白夜「おう!光!ただいま!」
「ただいま」
光「ん?うん。おかえり」
そういい荷物を置いて二階に向かった
白夜「何してるんだ?」
光「片づけ。悠斗さんの部屋、必要だろうってお父さんとやってる」
僕の?部屋?
不思議に思い、僕と白夜は二階に向かった
そして・・・
豹谷父「おう!おかえり!」
「た、ただいま・・・です」
白夜「ただいま!部屋って?」
豹谷父「ああ!部屋が二つ余ってるだろう?だから一部屋片づけてそこを悠斗くんの部屋にするんだよ!悠斗くんもプライベートが欲しいだろう?」
「え?は、はい」
白夜「そ、そんなの・・・」
豹谷父「一緒の家に住んでるんだ。チャンスならいくらでもあるだろう?」
「???」
チャンス?
光「無理だよ。兄ちゃんには」
白夜「そんなことないぞ!」
光「どうだか」
白夜「なんだと!!」
そういい取っ組み合いが始まってしまった
光「何すんだよ!!」
白夜「お前が悪いんだろう!!」
二人の喧嘩を豹谷さんが止める
豹谷父「ストップ!!」
二人は引きはがされた
でも、二人は牙をむき出しにして唸っている
豹谷父「二人とも落ち着け」
白夜「だってこいつが!!」
光「事実だろう!!」
白夜「なんだと!!」
豹谷父「白夜!!やめろ!!光もだ!」
光「臆病な兄ちゃんがどんなに頑張っても無理なものは無理なんだよ!!」
白夜「そんなことはない!!」
光「ならさっさと告れよ!」
白夜「それは・・・」
光「ほらな!できないだろう!それになんで俺が訳のわからない奴のために働かなきゃならないんだよ!」
そういい僕を睨んできた
「・・・」
光「いきなり来たかと思ったら・・・異世界から来た?ふざけるな!そんなおとぎ話があってたまるか!」
豹谷父「でもな。これは本当のことなんだ」
光「ふん!俺は信じないね!こんな奴・・・俺は嫌いだ!!」
そういい自分の部屋に入り扉を勢いよく閉めた
「・・・」
白夜「・・・」
豹谷父「白夜。お前も部屋に行って休め。あとは俺がやる」
白夜「・・・ああ」
白夜は僕の隣を通り部屋に入って行った
「・・・白夜・・・」
豹谷父「はぁ・・・まいったな・・・」
「・・・」
豹谷父「・・・ひとまず悠斗くんは一階でお茶でも飲んでてね?」
「・・・」
豹谷父「大丈夫!いつものことだから!」
「・・・はい・・・ありがとうございました・・・」
豹谷父「え・・・あ、ああ・・・」
僕は頭を深く下げた
豹谷さんは驚いていた
僕は一階に向かい・・・
ガチャッ・・・バタンッ・・・
家から出た・・・
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