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本編
白夜の本音
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僕と白夜はデパートに行ったり公園に行ったりとデートの王道?(と言われているかはわからない)を楽しんだ
白夜「ふぅ・・・疲れたなw」
「そうだねw」
結構楽しかった
恋人と過ごすのってこんなに楽しいし幸せなんだな・・・
白夜「・・・なぁ」
「ん?」
白夜「こっちに来るときのことなんだけど」
「こっち?」
白夜「こっちの世界に来るときのことだよw」
「あ、うん」
白夜「もう一度教えてくれないか?できれば詳しく」
「く、詳しく・・・か・・・」
白夜「できるだけで構わない」
「う、うん・・・」
僕はできるだけ詳しく話した
家を急いで出て駅まで走ったこと
駅に着いて違和感を感じ周りを見たら誰もいなかったこと
そして駅のホームに引っ張られるように落ち、気が付いたら空から落ちていたこと
白夜「引っ張られる・・・か」
「うん。それで気が付いたら・・・こっちの世界に来てた」
白夜「・・・」
白夜を顎に手を当て考えていた
白夜「同じことができれば・・・」
「それはもう考えたよ。でも、うまくいかない気がした。失敗したら電車に轢かれるし、轢かれなくても周りに迷惑が掛かるし・・・」
白夜「そうだな。じゃあ・・・他の方法を考えた方がいいよな・・・」
「他の方法?」
白夜「ああ。例えば・・・高いところから落ちてみる・・・とか」
「え・・・それ危なくない?」
白夜「高いところって言っても俺が受け止めることができる高さだぞ?悠斗を危険な目に合わせるわけないだろうw」
「そ、そうだよねw」
白夜「・・・あとは・・・前例を調べてみるといいかも」
「前例?」
白夜「ああ。きっと帰りたいって思った人は悠斗だけじゃないはず。なら、その人が試した方法やこっちに来た時の体験を調べてみれば、ヒントぐらいはあるかもしれない・・・」
「なるほどね・・・」
白夜「でも、それで解決するなら父さんが知らないはずがない。そう考えると・・・きっと全部うまく行かなったんだろうな」
「・・・」
そうだよね
豹谷さんが知らないはずがないよね
警察なんだし
白夜「・・・まぁ・・・その・・・なんだ」
「???」
白夜「無理してケガとかしたら大変だし、ゆっくり探そう?」
「うん」
白夜「じゃあ、家に帰ろう!腹減った!」
そういい手を繋いで歩いた
「・・・」
白夜「♪~」
白夜は口笛を吹いていた
ご機嫌がかなりいいみたいだ
「・・・」
でも・・・さっき・・・僕の帰り方を話てるとき・・・
その時は真面目な顔だったけど、最後の言葉を言った時・・・
すごく悲しそうだった
「・・・白夜?」
白夜「ん?」
「・・・僕がさ・・・」
白夜「うん?」
「・・・もし、自分の世界に帰れるようになって帰ったら・・・どうする?」
白夜「・・・」
白夜は立ち止まった
「?」
白夜「・・・だよ・・・」
「え?」
白夜「嫌だよ・・・」
そういうと涙を流した
白夜「嫌に決まってるだろう・・・」
「・・・」
白夜「運命の相手が自分の傍からいなくなって・・・嬉しいやつはいないよ・・・」
「そ、そうだよね・・・じゃあ、なんで一緒に帰り方を探してくれるの?」
白夜「・・・お前が帰りたいって言うからだよ」
「・・・」
白夜「お前が帰りたいなら帰してやりたい。でも・・・ホントは帰ってほしくない・・・傍に居てほしい・・・」
「・・・」
白夜「・・・帰ろう・・・今の・・・家に」
「・・・うん」
僕は白夜になにも言えなかった
白夜の想いも理解できる
でも・・・僕は帰りたいんだ・・・
親の・・・元へ・・・
白夜「・・・悠斗」
「ん?」
白夜は僕に向き合うとキスをしてきた
「・・・どうしたの?」
白夜「・・・帰るまでで・・・構わない・・・」
「・・・」
白夜「それまでは俺の傍に居てくれ・・・頼む・・・」
白夜は今にも消えてしまいそうな声で囁いてきた
「・・・うん!」
白夜「ホントか?」
「もちろん!僕は白夜のつがいだもん!」
白夜「悠斗・・・ありがとう・・・」
そういい抱きしめてきた
強く・・・とても強く・・・
白夜「・・・うぅ・・・」
「・・・」
どんなに笑顔を向けても白夜の心を晴らすことはできない
当たり前だよね・・・
いつか・・・居なくなってしまうかもしれないんだもんね・・・
「・・・ごめん・・・」
白夜の涙が僕の頬を流れる
その涙はとても冷たい
でも・・・暖かく感じた
白夜「嫌だ・・・嫌・・・だ・・・」
白夜は僕を抱きしめ耳元で言う
僕はただ黙って抱きしめ聞いていることしかできなかった
白夜「離れたくない・・・傍に居てほしい・・・」
「・・・」
白夜は泣き止むまで僕の耳元で何度も何度も繰り返し呟いていた
しばらく泣くと
白夜「・・・ごめんなw困らせちまってw」
「ううんw大丈夫だよw」
白夜「悠斗は優しいな~w」
「それは白夜でしょう?w」
白夜「ハハハwじゃあお互い優しいってことでw」
「うんw」
そして家に帰る・・・前に・・・
白夜「ショートケーキ、チョコレートケーキ、イチゴたっぷりケーキを一つずつください!」
店員「はい!ありがとうございます!」
僕たちは瞳ちゃんへのお土産を買っていた
白夜「買って行かないと後が怖いからな・・・」
「騙したわけだし・・・ね?」
白夜「ああ・・・怒ってるよな~・・・」
「だろうねw」
そしてケーキをもって家に着いた
玄関を開けると目の前には箱の上に乗り布団叩きをもって腕を組んでいる瞳ちゃんがいた
白夜「ひ、瞳・・・ただいま~・・・」
「ただいま・・・」
瞳「ハク兄ちゃん・・・酷いよ!待っててって言ったのに!!」
そういい布団叩きを振り下ろしてきた
白夜「おっと・・・わ、悪かったって・・・だから・・・ほら!ケーキ買って来たんだぞ?w」
瞳「ケーキごときで私の心を癒せると思わないでよ!!」
そういい何度も布団叩きを白夜に振り下ろす
それを白夜は避ける
豹谷父「瞳・・・もういい加減にしなさい」
瞳「パパだって悪いんだよ!」
豹谷父「うっ・・・」
瞳「もう・・・入りなさい!」
白夜「はい・・・」
「お、お邪魔します・・・」
今更お邪魔しますって・・・
リビングに向かうと光くんが正座して俯いていた
「光くん?」
僕は光くんを覗き込んだ
「!?」
光「あ、おかえりなさい・・・」
「ど、どうしたの!?」
光くんの顔には大きなひっかき傷があった
光「えへへwちょっと・・・瞳に・・・」
瞳「ヒカ兄ちゃん!反省して!!」
光「は、反省・・・」
と正座しながらテーブルに手をつく
豹谷母「瞳・・・もういい加減にしなさい。そもそも瞳がわがままを言うからいけないんでしょう?」
瞳「違うもん!私を除け者にしたハク兄ちゃんとヒカ兄ちゃんが悪いんだもん!!」
豹谷母「はぁ・・・白夜はデートだったんだよ?光だってやりたいことも我慢して瞳の相手をしてくれたでしょう?」
瞳「私はお兄ちゃんと遊びたかったの!!」
「ぼ、僕?」
瞳「なのに・・・ハク兄ちゃんが連れて行っちゃうんだもん!酷いよ!」
遥人「だから・・・それはデートなんだから仕方ないでしょう?いつでも遊んでもらえるでしょう?」
瞳「今日が良かったんだもん!」
「ひ、瞳ちゃん?」
瞳「ん?」
「ごめんね?今日は僕が白夜と二人で過ごしたかったんだ。だから、無理に出かけちゃったけど・・・今度一緒に出掛けよう?」
瞳「本当!?」
「うん!だから・・・もういいよね?」
瞳「うん!それなら許してあげる!」
そういうと白夜からケーキを奪い取り食べる
白夜「なんとかなった・・・な・・・」
光「いてて・・・最悪・・・傷・・・残らないよね・・・?」
豹谷母「残るほどの傷ではないけど・・・少し治るのに時間かかるかも・・・」
光「・・・はぁ・・・」
光くんはため息をつくと部屋に向かって行った
僕と白夜は一緒にお風呂に入り、部屋に行き寝た・・・
白夜「ふぅ・・・疲れたなw」
「そうだねw」
結構楽しかった
恋人と過ごすのってこんなに楽しいし幸せなんだな・・・
白夜「・・・なぁ」
「ん?」
白夜「こっちに来るときのことなんだけど」
「こっち?」
白夜「こっちの世界に来るときのことだよw」
「あ、うん」
白夜「もう一度教えてくれないか?できれば詳しく」
「く、詳しく・・・か・・・」
白夜「できるだけで構わない」
「う、うん・・・」
僕はできるだけ詳しく話した
家を急いで出て駅まで走ったこと
駅に着いて違和感を感じ周りを見たら誰もいなかったこと
そして駅のホームに引っ張られるように落ち、気が付いたら空から落ちていたこと
白夜「引っ張られる・・・か」
「うん。それで気が付いたら・・・こっちの世界に来てた」
白夜「・・・」
白夜を顎に手を当て考えていた
白夜「同じことができれば・・・」
「それはもう考えたよ。でも、うまくいかない気がした。失敗したら電車に轢かれるし、轢かれなくても周りに迷惑が掛かるし・・・」
白夜「そうだな。じゃあ・・・他の方法を考えた方がいいよな・・・」
「他の方法?」
白夜「ああ。例えば・・・高いところから落ちてみる・・・とか」
「え・・・それ危なくない?」
白夜「高いところって言っても俺が受け止めることができる高さだぞ?悠斗を危険な目に合わせるわけないだろうw」
「そ、そうだよねw」
白夜「・・・あとは・・・前例を調べてみるといいかも」
「前例?」
白夜「ああ。きっと帰りたいって思った人は悠斗だけじゃないはず。なら、その人が試した方法やこっちに来た時の体験を調べてみれば、ヒントぐらいはあるかもしれない・・・」
「なるほどね・・・」
白夜「でも、それで解決するなら父さんが知らないはずがない。そう考えると・・・きっと全部うまく行かなったんだろうな」
「・・・」
そうだよね
豹谷さんが知らないはずがないよね
警察なんだし
白夜「・・・まぁ・・・その・・・なんだ」
「???」
白夜「無理してケガとかしたら大変だし、ゆっくり探そう?」
「うん」
白夜「じゃあ、家に帰ろう!腹減った!」
そういい手を繋いで歩いた
「・・・」
白夜「♪~」
白夜は口笛を吹いていた
ご機嫌がかなりいいみたいだ
「・・・」
でも・・・さっき・・・僕の帰り方を話てるとき・・・
その時は真面目な顔だったけど、最後の言葉を言った時・・・
すごく悲しそうだった
「・・・白夜?」
白夜「ん?」
「・・・僕がさ・・・」
白夜「うん?」
「・・・もし、自分の世界に帰れるようになって帰ったら・・・どうする?」
白夜「・・・」
白夜は立ち止まった
「?」
白夜「・・・だよ・・・」
「え?」
白夜「嫌だよ・・・」
そういうと涙を流した
白夜「嫌に決まってるだろう・・・」
「・・・」
白夜「運命の相手が自分の傍からいなくなって・・・嬉しいやつはいないよ・・・」
「そ、そうだよね・・・じゃあ、なんで一緒に帰り方を探してくれるの?」
白夜「・・・お前が帰りたいって言うからだよ」
「・・・」
白夜「お前が帰りたいなら帰してやりたい。でも・・・ホントは帰ってほしくない・・・傍に居てほしい・・・」
「・・・」
白夜「・・・帰ろう・・・今の・・・家に」
「・・・うん」
僕は白夜になにも言えなかった
白夜の想いも理解できる
でも・・・僕は帰りたいんだ・・・
親の・・・元へ・・・
白夜「・・・悠斗」
「ん?」
白夜は僕に向き合うとキスをしてきた
「・・・どうしたの?」
白夜「・・・帰るまでで・・・構わない・・・」
「・・・」
白夜「それまでは俺の傍に居てくれ・・・頼む・・・」
白夜は今にも消えてしまいそうな声で囁いてきた
「・・・うん!」
白夜「ホントか?」
「もちろん!僕は白夜のつがいだもん!」
白夜「悠斗・・・ありがとう・・・」
そういい抱きしめてきた
強く・・・とても強く・・・
白夜「・・・うぅ・・・」
「・・・」
どんなに笑顔を向けても白夜の心を晴らすことはできない
当たり前だよね・・・
いつか・・・居なくなってしまうかもしれないんだもんね・・・
「・・・ごめん・・・」
白夜の涙が僕の頬を流れる
その涙はとても冷たい
でも・・・暖かく感じた
白夜「嫌だ・・・嫌・・・だ・・・」
白夜は僕を抱きしめ耳元で言う
僕はただ黙って抱きしめ聞いていることしかできなかった
白夜「離れたくない・・・傍に居てほしい・・・」
「・・・」
白夜は泣き止むまで僕の耳元で何度も何度も繰り返し呟いていた
しばらく泣くと
白夜「・・・ごめんなw困らせちまってw」
「ううんw大丈夫だよw」
白夜「悠斗は優しいな~w」
「それは白夜でしょう?w」
白夜「ハハハwじゃあお互い優しいってことでw」
「うんw」
そして家に帰る・・・前に・・・
白夜「ショートケーキ、チョコレートケーキ、イチゴたっぷりケーキを一つずつください!」
店員「はい!ありがとうございます!」
僕たちは瞳ちゃんへのお土産を買っていた
白夜「買って行かないと後が怖いからな・・・」
「騙したわけだし・・・ね?」
白夜「ああ・・・怒ってるよな~・・・」
「だろうねw」
そしてケーキをもって家に着いた
玄関を開けると目の前には箱の上に乗り布団叩きをもって腕を組んでいる瞳ちゃんがいた
白夜「ひ、瞳・・・ただいま~・・・」
「ただいま・・・」
瞳「ハク兄ちゃん・・・酷いよ!待っててって言ったのに!!」
そういい布団叩きを振り下ろしてきた
白夜「おっと・・・わ、悪かったって・・・だから・・・ほら!ケーキ買って来たんだぞ?w」
瞳「ケーキごときで私の心を癒せると思わないでよ!!」
そういい何度も布団叩きを白夜に振り下ろす
それを白夜は避ける
豹谷父「瞳・・・もういい加減にしなさい」
瞳「パパだって悪いんだよ!」
豹谷父「うっ・・・」
瞳「もう・・・入りなさい!」
白夜「はい・・・」
「お、お邪魔します・・・」
今更お邪魔しますって・・・
リビングに向かうと光くんが正座して俯いていた
「光くん?」
僕は光くんを覗き込んだ
「!?」
光「あ、おかえりなさい・・・」
「ど、どうしたの!?」
光くんの顔には大きなひっかき傷があった
光「えへへwちょっと・・・瞳に・・・」
瞳「ヒカ兄ちゃん!反省して!!」
光「は、反省・・・」
と正座しながらテーブルに手をつく
豹谷母「瞳・・・もういい加減にしなさい。そもそも瞳がわがままを言うからいけないんでしょう?」
瞳「違うもん!私を除け者にしたハク兄ちゃんとヒカ兄ちゃんが悪いんだもん!!」
豹谷母「はぁ・・・白夜はデートだったんだよ?光だってやりたいことも我慢して瞳の相手をしてくれたでしょう?」
瞳「私はお兄ちゃんと遊びたかったの!!」
「ぼ、僕?」
瞳「なのに・・・ハク兄ちゃんが連れて行っちゃうんだもん!酷いよ!」
遥人「だから・・・それはデートなんだから仕方ないでしょう?いつでも遊んでもらえるでしょう?」
瞳「今日が良かったんだもん!」
「ひ、瞳ちゃん?」
瞳「ん?」
「ごめんね?今日は僕が白夜と二人で過ごしたかったんだ。だから、無理に出かけちゃったけど・・・今度一緒に出掛けよう?」
瞳「本当!?」
「うん!だから・・・もういいよね?」
瞳「うん!それなら許してあげる!」
そういうと白夜からケーキを奪い取り食べる
白夜「なんとかなった・・・な・・・」
光「いてて・・・最悪・・・傷・・・残らないよね・・・?」
豹谷母「残るほどの傷ではないけど・・・少し治るのに時間かかるかも・・・」
光「・・・はぁ・・・」
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