空から来た少年

ジャム

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本編

時差ボケ

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次の日の昼

豹谷母「白夜?悠斗くん?起きなさ~い」

白夜「は~い・・・眠い・・・」

「もう少しだけ・・・」

僕は白夜に抱き着き二度寝に入った

白夜「ふわ~~~・・・もう少し寝よう・・・」

白夜も僕を抱きしめベッドに入ってきた
でも・・・

「暑い・・・」

白夜のモフモフの毛に包まれ暑い・・・
夏だからって言うのもあるけど、暑い・・・

白夜「エアコンの温度さげるか・・・」

「そうして。もしくは離れて寝よう」

白夜「それは嫌だ!」

そういいエアコンの温度を下げた

白夜「危ない危ない・・・悠斗が俺の腕から離れるところだった・・・」

「大げさだな・・・」

朝っぱらからなに言ってるのか・・・
そんなこと気にせず寝ることにした
しばらく寝ていると・・・

ドンドンドン!

扉を叩く音で目を覚ました

瞳「お兄ちゃん!ハク兄ちゃん!起きて!開けて!」

瞳ちゃんが扉の向こうで騒いでいた

白夜「瞳・・・勘弁してくれ・・・兄ちゃんは眠いんだ・・・」

瞳「私だって眠いよ?いいから開けてよ~!」

白夜「はぁ・・・」

大きなため息をつき扉を開けた

白夜「で?なんだよ・・・」

瞳「ママがご飯だよって言ってたよ!」

白夜「・・・わかった・・・今行くよ」

僕たちはキッチンに向かった

光「・・・」

「おはよう。光くん」

光「・・・」

光くんは俯いている

「どうしたの?具合でも悪いの?」

光「・・・ぐぅぅ・・・」

どうやら寝ているみたいだ

瞳「ヒカ兄ちゃんは・・・起きろ!!!!」

瞳ちゃんは耳鳴りがするほど大きな声で叫んだ

光「うわっ!?な、なに!?」

瞳「朝だよ!!!」

光「ひ、瞳・・・叫ぶなよ・・・」

瞳「寝るのがいけないんだよw」

光「時差の影響で・・・ふわ~~~・・・眠いんだよ・・・」

豹谷母「でも、時差を治すためにもちゃんと起きないとね。はい。食べな?」

光「うん・・・いただきます」

豹谷母「三人も食べちゃいな!」

「いただきます」

白夜「いただき・・・ふわ~~~・・・ます」

瞳「いただきます!!」

元気なのは瞳ちゃんだけのようだ

光「モグモグ・・・ぐぅぅ・・・」

白夜「食べながら・・・」

「器用だね・・・」

瞳「また寝てる・・・」

光くんの顔が徐々に倒れていく
それを見ながら食事をしていたら

豹谷父「ふわ~~~・・・おはよう・・・」

「おはようございます」

白夜「ああ。おはよう・・・」

瞳「おはよう!」

光「ZZZ」

豹谷母「おはよう!コーヒー飲む?」

豹谷父「ああ・・・頼む」

さすがの豹谷さんも眠そうだ
大きなあくびをしている

豹谷父「ふわ~~~~・・・眠い・・・」

白夜「もう少し寝たい・・・」

豹谷母「ダメだよ?夜寝れなくなるよ?」

瞳「そうだよ!」

豹谷父「そうだな・・・俺は明日から仕事だし起きてないと色々大変だしな」

白夜「俺たちはまだ夏休みだから寝ててもいいだろう?」

豹谷父「まぁ・・・構わないが・・・」

豹谷母「ダメだよ!夏休みでも朝は起きる!」

白夜「へ~い」

光「ZZZ」

豹谷父「光は起きないんだな・・・」

白夜「こいつは一度寝るとなかなか起きないだろう・・・瞳」

瞳「了解!はぁぁぁぁぁ・・・起きろ!!!!」

光「うわっ!!」

「耳が・・・」

瞳ちゃんの叫びとも言える大声が鼓膜を刺激する

豹谷母「耳鳴りが・・・」

光「猫科って・・・つらい・・・」

豹谷父「猫科関係なく辛いけどな・・・」

瞳「私・・・疲れてきた・・・」

光「そのまま寝てしまえ・・・」

そして食事を終え部屋に来た

白夜「はぁ・・・眠い・・・」

「ね・・・」

白夜「このままベッドで横になってたら確実に・・・寝る」

「うん・・・」

白夜「なにかしてないと・・・」

「宿題やろうか?」

白夜「あ・・・ダメだ・・・急に猛烈な眠気が・・・」

そういいベッドに入って行った

「はぁ・・・」

白夜「ん」

「ん?」

白夜は両手を広げている

「なに?」

白夜「ここに来いよwそういう合図だろう?w」

「いいの?寝ちゃうでしょう?」

白夜「いいじゃんwどうせまだ一か月以上あるんだしw今日ぐらい寝ててもw」

「まぁ・・・そうだね!」

僕は自分の眠気に負けた
白夜の腕の中に入るとすぐに猛烈な眠気に襲われた

「眠い・・・」

白夜「ああ・・・お休み・・・悠斗・・・」

「うん・・・お休み・・・」

そして僕たちは寝てしまった・・・

・・・夜・・・
「・・・んあ?」

僕は目を覚ました
部屋は真っ暗でなにも見えなかった

「夜・・・?」

白夜「そうだな・・・もう12時だなw」

「あ、白夜も起きたんだw」

白夜「俺は一時間ぐらい前から起きてるぞw」

「え?そうなの?」

白夜「ああwお前が可愛くて可愛くて・・・離れられなかったw」

そういい抱きしめてくる

「く、苦しい・・・」

暑苦しいし・・・息苦しい・・・

白夜「明日の朝まで寝るか?」

「寝れるかな?」

白夜「さぁwでも、こうしてれば寝るだろうw」

僕たちはずっとくっ付いていた
時々ハワイでの思い出話をしては笑いあっていた
そしていつの間にか寝てしまった・・・
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