空から来た少年

ジャム

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本編

お土産配り

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次の日

ミ~~ンミンミンミンミ~ン

蝉がなく暑い道を僕と白夜は歩いていた

白夜「暑い・・・」

「ね・・・」

炎天下の中なのだ
暑くて当然だ

白夜「はぁ・・・こんな暑い日に行かなくても・・・」

「でも、賞味期限があるからね・・・」

今日は狼井と牛飼にハワイのお土産を渡しに行くのだ
しばらく歩くと・・・

ピンポン!

立派な家に到着した

狼井『は~い』

インターホンから狼井の声が聞こえた

白夜「豹谷で~す!」

狼井『あ~はいはいwで?どうしたんだ?』

白夜「旅行に行ったからお土産持ってきた!」

狼井「そうなのか?待ってろ」

そういいインターホンが切れた
しばらくすると・・・

狼井「は~い」

Tシャツと短パンの狼井が出てきた

白夜「お土産で~す!」

「どうぞ!」

お土産を渡した

狼井「ありがとう!・・・ハワイに行ったのか?」

白夜「ああ!」

狼井「こんな暑い中、よく行くよな・・・」

白夜「めっちゃ暑かったw」

狼井「だろうな・・・まぁ、上がれ!」

白夜「お邪魔します!」

「お邪魔します!」

僕たちは狼井の家に上がった

狼井「レモンジュースでいいか?」

白夜「お構いなく!」

狼井「はいはいwじゃあ、部屋に行っててくれ」

白夜「ああ!」

僕は白夜に案内され狼井の部屋に来た

「すごい綺麗・・・」

狼井の部屋はとても綺麗だった
本はちゃんと本棚に並べられている

「白夜の部屋とは大違いだね」

白夜「ほっといてw」

狼井「豹谷の部屋は・・・汚くはないが特別きれいでもないよなw」

狼井がレモンジュースを持って部屋に来た

白夜「ゴクゴク・・・く~~~!!」

「ゴクゴク・・・おいしい!」

狼井「豹谷はおやじみたいだなw萩野は子供みたいw」

白夜「そういう狼井は・・・」

「大人・・・だね」

狼井「ハハハwありがとう・・・で、どうだったんだ?w」

しばらくハワイでの話をしていた

白夜「暑かったけど楽しかったな!」

「うん!」

狼井「いいな~。俺も行ってみたいな・・・」

白夜「じゃあ、卒業したら行くか!」

狼井「バカいうなw」

白夜「ダメか~・・・さて次は牛飼だな!」

狼井「お?牛飼のところにも行くのか?」

白夜「もちろん!」

狼井「じゃあ、これも頼むよ!」

そういい本を一冊受け取った

「これは?」

狼井「牛飼に貸す約束してた本だ!頼んだぞ!」

そして・・・

ピンポ~ン

牛飼「へいへい・・・なんだ・・・お前たちか・・・」

白夜「なんだとはご挨拶だな~」

パンツ姿の牛飼が玄関を開けた
気だるそうにしている

牛飼「暑いのに更に暑い奴だな・・・で?なんだよ」

白夜「お土産をって思ったんだが・・・いらないみたいだし、帰るよw」

牛飼「おみ!?ゴホン!折角来たんだ!冷たい飲み物ぐらい飲んで行けよ!」

白夜「いやいいよw俺は帰って悠斗とイチャイチャしたいし?w」

牛飼「まぁwそういうなってw」

そういいほぼ強引に家に連れ込まれた

白夜「相変わらずの部屋だな~」

「・・・」

牛飼「ハハハw」

牛飼の部屋はゴミがすごかった
食べ物のゴミはもちろん・・・

白夜「おいおい・・・これは・・・」

白夜は丸められたティッシュを取る

牛飼「俺の口から言わせる気か?w」

やっぱり・・・アレ・・・だよね
男なら誰でも知ってる・・・アレ・・・

白夜「やっぱり・・・」

ゴミ箱は山盛りのティッシュでいっぱいになっている

白夜「捨てろよ・・・」

牛飼「暑いと動くのがめんどくさくてな~」

白夜「・・・はぁ・・・」

ひとまずソーダをいただいた

「狼井といい。牛飼といい。白夜の家から近いんだね?」

白夜「まぁ・・・こいつら幼馴染みたいなもんだからな」

牛飼「みたいじゃなくてそうなんだけどな」

だから、三人は仲がいいんだ・・・
ティッシュも気にせず触ってるし・・・

牛飼「・・・ハワイか・・・いいな~」

白夜「すごく暑いけどな!」

牛飼「お前が行ったら暑さは三倍くらい増すだろうけどなw」

白夜「それは言い過ぎw二倍くらいだよw」

否定はしないんだねw
まぁ・・・わかる気がするけどw

牛飼「お土産ありがたくいただきます!」

「あ、あとこれ」

牛飼「ん?・・・あ~狼井の本かw」

「うん」

牛飼「正直読む気はないんだけどなw」

白夜「じゃあなんで借りたんだよ・・・」

牛飼「感想文で必要だからな!」

白夜「感想文・・・」

「そういえば・・・」

宿題でそんなのあったような・・・

白夜「すっかり忘れてた・・・」

牛飼「おいおい・・・しっかりしろよな・・・」

白夜「まずい・・・」

「本を読んで感想を書けばいいだけでしょう?」

白夜「え?あ~・・・まぁ・・・」

牛飼「こいつ、昔から感想文系は苦手なんだよw」

「なんで?」

牛飼「思うことは『楽しい』『面白い』『つまらない』の三つしか思いつかないらしいぞ?w」

「あ~~・・・」

白夜はそんな感じがする
本能のまま・・・ってほどではないけど、そういうのは苦手そう

白夜「どうするか・・・」

「毎年どうしてるの?」

白夜「・・・光や瞳に頼んでる・・・」

牛飼「頼む相手がな・・・光くんと瞳ちゃんだからな~」

確かに・・・
光くんは協力してくれなさそうだし・・・
瞳ちゃんは・・・協力はしてくれそうだけど・・・

牛飼「まぁ・・・今回は萩野がいるし・・・問題は・・・ない・・・はず・・・」

白夜は僕をチラッと見てくる
僕は顔を逸らした

白夜「ダメか?」

「宿題って言うのは自分でやることに意味があるの。苦手なら尚更やらないといつまで経っても克服できないよ?」

牛飼「確かに・・・」

白夜「ですよね・・・」

そして僕たちは家に帰ってきた

白夜「感想文・・・」

「・・・ひとまず感想文以外をやろう」

部屋に行き僕たちは宿題に着手した・・・
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