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本編
最初の贈り物
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出産を終えた二日後
僕は家に帰宅した
出産したばかりだから安静にしてないといけないらしく、しばらくは家で大人しくしているつもりだ
白夜「う~~~ん・・・」
白夜は机に向かって唸っていた
白夜「名前に試験に・・・やることが多すぎる・・・」
豹谷父「ひとまず試験に集中しろ。もう試験は来週なんだ。名前はそのあとでいいだろう」
白夜「そうだな・・・でも・・・」
白夜は子供が気になって仕方ないらしい
瞳「真っ白な毛並み・・・サラサラな肌・・・」
光「ミルクのような匂い・・・」
白夜「お前たちだけずるい!」
豹谷父「白夜は勉強!」
「フフフw」
白夜の猛勉強を横目に光くんと瞳ちゃんが子供を見ている
白夜「・・・はい!終わり!休憩!」
そういい子供の元へすっ飛んでいく
白夜「疲れたよ~」
そういい子供二人を抱きしめる
豹谷母「ミルクできたよ!」
白夜「俺がやる!」
早速父親として頑張ってくれるみたい
白夜「これ・・・難しいな・・・」
双子相手に一人でできるわけないじゃん・・・
「僕もやるよw」
白夜「ああ!」
二人でミルクをあげる
白夜「すげぇ飲むな・・・」
「白夜を見ててもそうだけどたくさん食べるんだろうねw」
瞳「それに比べて人間の赤ちゃんはそんなに飲まないね?」
光「まぁ人間は小食だからな」
豹谷父「お前たちもすごかったんだからな?遥人の乳がもげるんじゃ・・・いてっ!」
豹谷母「余計なこと言わないの!」
「僕は乳でないんだね・・・」
豹谷父「変異オメガはでないって聞くな。稀に出る人もいるらしいけど」
「・・・」
僕は自分の胸を掴んで力を入れた
「・・・出ないやw」
白夜「残念w」
「なんで残念なの?」
白夜「俺が少しいただこうかとw」
豹谷父「やめておけ・・・腹を壊してトイレから出られなくなるぞ・・・」
白夜「え?そうなの?」
豹谷父「ああ」
光「・・・経験あるみたいだね」
豹谷父「・・・」
豹谷さんはその問いに答えなかった
ミルクを飲み終え子供たちは寝てしまった
白夜「すげぇ・・・三杯も飲んだよ・・・」
「こっちは一杯だけなのに・・・」
豹谷父「将来が楽しみだな!」
豹谷母「恐ろしいの間違いだろう・・・」
瞳「でも、たくさん食べるってことはいいことだよ!」
光「食べすぎは問題だけどね」
豹谷母「三人が赤ちゃんの頃を思い出すな・・・」
豹谷父「ああ・・・。目に入れても痛くないってこのことなんだろうなって思ったもんな・・・。今は生意気でうるさくてたまらんがw」
白夜「最後の一言はムカつくけど・・・確かに・・・目に入れても痛くないって言うのはわかる」
「そうだね!」
みんなで寝ている子供を見て口々に言う
瞳「かわいいな~・・・私もいつか産むんだろうな・・・」
光「まだ何年も先だろう」
豹谷父「将来は俺と結婚してくれるんだろう?」
瞳「うるさいからやだ!」
豹谷父「う、うるさい・・・」
瞳「それに暑苦しい!」
豹谷父「う・・・」
豹谷母「フッ!」
白夜「この子たちは父さんみたいに暑苦しい子にはなってほしくないな・・・」
「・・・どうだろうね~」
きっとそっくりになると思うな
子は親を見て育つ
なら、きっと・・・
白夜「・・・さて!癒されたし、そろそろ勉強でもするかな!」
豹谷父「珍しい・・・」
白夜「俺は警察になって子供たちに『かっこいい!』って言われたいんだ!」
豹谷母「動機はアレだけど、やる気があるのはいいことだね!」
豹谷父「お前も俺と同じでかっこよくなりたいか!」
白夜「俺は父さんよりかっこいいよ?白銀の毛並みだし?w」
豹谷母「あれ?あまり毛並みが好きじゃなかった・・・よね?」
白夜「悠斗と出会って・・・子供ができて・・・変わったかな。この毛並みは俺の最大の武器だ!」
「子供も同じだからね!」
白夜「ああ!この子が毛並みで悩んだときは俺の苦労を教えてやろうと思ってる!」
豹谷父「警察とどう関係あるかわからないが、ひとまず勉強するぞ?」
白夜「ああ!」
そして白夜は勉強をし始めた
夜になり
白夜「頭いてぇ・・・」
「お疲れ様w」
白夜は僕の膝を枕にしてソファに寝っ転がってきた
白夜「・・・」
「どうしたの?」
白夜は天井を見ながらボーっとしていた
白夜「子供の名前・・・どうしようかな・・・」
「どうしようね・・・」
二人で悩んでいた
豹谷父「名前は一生ものだからな・・・」
瞳「私ね!いいのあるよ!」
光「瞳。それはダメだ」
瞳「なんで?」
光「これは親から子供への最初の贈り物だ。それを他人が奪ってはいけない」
豹谷母「そうだよ。今回はダメ」
瞳「・・・わかった!」
「どういう子に育ってほしい?」
白夜「そうだな・・・麗らか(うららか)で誠実な子に育ってほしいな・・・」
「麗らかで・・・誠実・・・か・・・」
瞳「うららかって?」
豹谷父「おっとりしているとかの意味があるな。のどかとも言えるな。てか、そんな難しい言葉を白夜が・・・」
白夜「俺だって頑張ってるんだ!それぐらい知ってるよ!」
「おっとりした子・・・誠実な子・・・ね~・・・」
白夜「麗、誠・・・」
「ん?」
白夜「麗(れい)!誠!」
白夜は勢いよく飛び起きた
白夜「白豹の子は麗!人間の子は誠!」
「麗?誠?」
白夜「ああ!」
麗・・・
誠・・・
豹谷父「文字数多くないか?」
白夜「でもいい名前だと思う!『豹谷麗』『豹谷誠』!」
「いいんじゃない?いい名前だと思うよ!」
白夜「じゃあ決まり!」
そういい白夜は子供たちの下へ行く
白夜「これからよろしくな!麗!誠!」
親から子へ・・・
最初の贈り物・・・名前
きっといい子になるだろう
そう・・・信じてる・・・
瞳「レイちゃん!マコトちゃん!よろしくね!」
光「俺・・・おじさんか・・・」
豹谷父「俺はおじいちゃんか・・・」
豹谷母「案外早くおじいちゃんになっちゃったねw」
豹谷父「そうだな・・・思ったより早かった・・・」
「僕は親か・・・」
白夜「麗~誠~」
白夜は嬉しそうに二人の頬を触っている
僕も白夜の隣に行き二人の頬を撫でた
「これからよろしくね・・・麗・・・誠・・・」
愛しい子・・・
大切な・・・僕と白夜の子・・・
僕は家に帰宅した
出産したばかりだから安静にしてないといけないらしく、しばらくは家で大人しくしているつもりだ
白夜「う~~~ん・・・」
白夜は机に向かって唸っていた
白夜「名前に試験に・・・やることが多すぎる・・・」
豹谷父「ひとまず試験に集中しろ。もう試験は来週なんだ。名前はそのあとでいいだろう」
白夜「そうだな・・・でも・・・」
白夜は子供が気になって仕方ないらしい
瞳「真っ白な毛並み・・・サラサラな肌・・・」
光「ミルクのような匂い・・・」
白夜「お前たちだけずるい!」
豹谷父「白夜は勉強!」
「フフフw」
白夜の猛勉強を横目に光くんと瞳ちゃんが子供を見ている
白夜「・・・はい!終わり!休憩!」
そういい子供の元へすっ飛んでいく
白夜「疲れたよ~」
そういい子供二人を抱きしめる
豹谷母「ミルクできたよ!」
白夜「俺がやる!」
早速父親として頑張ってくれるみたい
白夜「これ・・・難しいな・・・」
双子相手に一人でできるわけないじゃん・・・
「僕もやるよw」
白夜「ああ!」
二人でミルクをあげる
白夜「すげぇ飲むな・・・」
「白夜を見ててもそうだけどたくさん食べるんだろうねw」
瞳「それに比べて人間の赤ちゃんはそんなに飲まないね?」
光「まぁ人間は小食だからな」
豹谷父「お前たちもすごかったんだからな?遥人の乳がもげるんじゃ・・・いてっ!」
豹谷母「余計なこと言わないの!」
「僕は乳でないんだね・・・」
豹谷父「変異オメガはでないって聞くな。稀に出る人もいるらしいけど」
「・・・」
僕は自分の胸を掴んで力を入れた
「・・・出ないやw」
白夜「残念w」
「なんで残念なの?」
白夜「俺が少しいただこうかとw」
豹谷父「やめておけ・・・腹を壊してトイレから出られなくなるぞ・・・」
白夜「え?そうなの?」
豹谷父「ああ」
光「・・・経験あるみたいだね」
豹谷父「・・・」
豹谷さんはその問いに答えなかった
ミルクを飲み終え子供たちは寝てしまった
白夜「すげぇ・・・三杯も飲んだよ・・・」
「こっちは一杯だけなのに・・・」
豹谷父「将来が楽しみだな!」
豹谷母「恐ろしいの間違いだろう・・・」
瞳「でも、たくさん食べるってことはいいことだよ!」
光「食べすぎは問題だけどね」
豹谷母「三人が赤ちゃんの頃を思い出すな・・・」
豹谷父「ああ・・・。目に入れても痛くないってこのことなんだろうなって思ったもんな・・・。今は生意気でうるさくてたまらんがw」
白夜「最後の一言はムカつくけど・・・確かに・・・目に入れても痛くないって言うのはわかる」
「そうだね!」
みんなで寝ている子供を見て口々に言う
瞳「かわいいな~・・・私もいつか産むんだろうな・・・」
光「まだ何年も先だろう」
豹谷父「将来は俺と結婚してくれるんだろう?」
瞳「うるさいからやだ!」
豹谷父「う、うるさい・・・」
瞳「それに暑苦しい!」
豹谷父「う・・・」
豹谷母「フッ!」
白夜「この子たちは父さんみたいに暑苦しい子にはなってほしくないな・・・」
「・・・どうだろうね~」
きっとそっくりになると思うな
子は親を見て育つ
なら、きっと・・・
白夜「・・・さて!癒されたし、そろそろ勉強でもするかな!」
豹谷父「珍しい・・・」
白夜「俺は警察になって子供たちに『かっこいい!』って言われたいんだ!」
豹谷母「動機はアレだけど、やる気があるのはいいことだね!」
豹谷父「お前も俺と同じでかっこよくなりたいか!」
白夜「俺は父さんよりかっこいいよ?白銀の毛並みだし?w」
豹谷母「あれ?あまり毛並みが好きじゃなかった・・・よね?」
白夜「悠斗と出会って・・・子供ができて・・・変わったかな。この毛並みは俺の最大の武器だ!」
「子供も同じだからね!」
白夜「ああ!この子が毛並みで悩んだときは俺の苦労を教えてやろうと思ってる!」
豹谷父「警察とどう関係あるかわからないが、ひとまず勉強するぞ?」
白夜「ああ!」
そして白夜は勉強をし始めた
夜になり
白夜「頭いてぇ・・・」
「お疲れ様w」
白夜は僕の膝を枕にしてソファに寝っ転がってきた
白夜「・・・」
「どうしたの?」
白夜は天井を見ながらボーっとしていた
白夜「子供の名前・・・どうしようかな・・・」
「どうしようね・・・」
二人で悩んでいた
豹谷父「名前は一生ものだからな・・・」
瞳「私ね!いいのあるよ!」
光「瞳。それはダメだ」
瞳「なんで?」
光「これは親から子供への最初の贈り物だ。それを他人が奪ってはいけない」
豹谷母「そうだよ。今回はダメ」
瞳「・・・わかった!」
「どういう子に育ってほしい?」
白夜「そうだな・・・麗らか(うららか)で誠実な子に育ってほしいな・・・」
「麗らかで・・・誠実・・・か・・・」
瞳「うららかって?」
豹谷父「おっとりしているとかの意味があるな。のどかとも言えるな。てか、そんな難しい言葉を白夜が・・・」
白夜「俺だって頑張ってるんだ!それぐらい知ってるよ!」
「おっとりした子・・・誠実な子・・・ね~・・・」
白夜「麗、誠・・・」
「ん?」
白夜「麗(れい)!誠!」
白夜は勢いよく飛び起きた
白夜「白豹の子は麗!人間の子は誠!」
「麗?誠?」
白夜「ああ!」
麗・・・
誠・・・
豹谷父「文字数多くないか?」
白夜「でもいい名前だと思う!『豹谷麗』『豹谷誠』!」
「いいんじゃない?いい名前だと思うよ!」
白夜「じゃあ決まり!」
そういい白夜は子供たちの下へ行く
白夜「これからよろしくな!麗!誠!」
親から子へ・・・
最初の贈り物・・・名前
きっといい子になるだろう
そう・・・信じてる・・・
瞳「レイちゃん!マコトちゃん!よろしくね!」
光「俺・・・おじさんか・・・」
豹谷父「俺はおじいちゃんか・・・」
豹谷母「案外早くおじいちゃんになっちゃったねw」
豹谷父「そうだな・・・思ったより早かった・・・」
「僕は親か・・・」
白夜「麗~誠~」
白夜は嬉しそうに二人の頬を触っている
僕も白夜の隣に行き二人の頬を撫でた
「これからよろしくね・・・麗・・・誠・・・」
愛しい子・・・
大切な・・・僕と白夜の子・・・
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