肉食獣人は肉食だった

ジャム

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千葉での生活

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正晴「着いた・・・」

「またすぐに来れるなんてね」

僕たちは荷物を家に運んだ

正晴「今回は荷物が多くて運転が大変だった・・・」

「ごめんね・・・」

正晴は頭を撫でながら

正晴「気にするな。こんなのお前の傷に比べたら軽い方だ」

「・・・」

その時

「!?」

正晴がキスをしてきた

正晴「俺が守ってやる。だから、なにも気にするな。なにも悩まなくていい。」

「・・・うん」

そして僕たちはそのままベッドに入った
そして身体を重ねた
今回はゴムを使わなかった

「気持ちいい・・・」

正晴「ああ、ゴムつけてるより気持ちいい・・・すぐイキそうになる・・・」

「中に・・・」

正晴「いいのか?」

「うん。正晴がいやじゃなければ」

正晴「嫌なわけないだろう?でも、いいんだな?できちまうかもしれないぞ?」

「欲しい・・・」

正晴「自暴自棄で言ってるんじゃないだろうな?」

「そんなことないよ。ずっとほしかった。でも、正晴が嫌かなって」

正晴「・・・わかった。じゃあ、中に・・・」

そしてお腹の中が暖かくなる
初めての感覚・・・

正晴「まだやっていいか?」

「うん。たくさんやろう?」

そして夜中まで僕の中に正晴は出してくれた
もし妊娠しても正晴の子供だから後悔はない
むしろ嬉しい


・・・次の日・・・
僕たちは全裸で目を覚ました

正晴「おはよう」

「おはよう」

正晴「メシにしようか」

「うん。パンでいい?」

そして僕たちは朝食を食べた
食べ終わり片付けをしていたら

正晴「ほれ!」

と携帯を渡してきた

「これは?」

正晴「俺名義で作った携帯だ。お前のな」

「いいの?」

正晴「ああ。俺との連絡手段がないと色々不便だからな」

携帯には正晴の連絡先しかなかった
まぁそうだよね・・・
片付けを終えソファに腰掛けたら正晴が隣に座って僕に腕を回してきた

正晴「さて・・・これからどうするか・・・」

「・・・どうしよう・・・」

正晴「高校中退になるだろうから・・・ロクな仕事付けないだろうな・・・」

「だよね・・・」

正晴「まぁなんとかなるか!」

なんだかんだまだ遺産はあるから大丈夫だとは思うけどね
ひとまずは今日のことかな

「今日はなにしようか・・・いままでは学校があって、卒業したら大学か就職で忙しくなると思ってたから急に暇になるとやることがわからない・・・」

正晴「・・・俺は明日ちょっとやることがある」

「なにをやるの?」

正晴「東京に戻って荷物の整理」

「そうなんだ」

正晴「だから明日は一日家を空けるけど、大丈夫か?」

「僕も一緒じゃないの?」

正晴「いや、俺の荷物だから遥斗はいなくても大丈夫だ。それに今はあっちに居たくないだろう?」

「まぁね・・・」

正晴「だから留守番頼んだぞ?」

「明日中には帰ってくる?」

正晴「予定では帰って来れるはずだ」

「わかった・・・じゃあ、待ってる」

そして次の日まで何度も・・・何度も身体を重ねた・・・

・・・次の日・・・
正晴「じゃあ、行ってくるからな?」

「うん。気を付けてね?」

正晴「ああ」

そういうと正晴は家を出て行った
僕はバルコニーから海を眺めていた

「・・・これから・・・どうなるんだろう・・・」

僕はもう向こうには居たくない
でも、学校が・・・
もうやめちゃおうかな
人間でオメガの僕は高校卒業してもロクな就職はできないだろうし・・・
人間って部分は問題ないけど・・・オメガって部分が問題なんだよね・・・

「・・・なら、もう高校なんてやめちゃってもいいよね・・・」

このまま正晴とここで暮らすのも悪くない
むしろその方がいいかも・・・

「でも・・・正晴に負担が・・・」

やっぱりちゃんと高校は卒業した方がいいかな?
でも・・・もうあの高校には・・・

「もう考えるのはやめよう!堂々巡りだ・・・」

そう自分に言い聞かせ、僕はお茶を飲みながら庭に出た

「・・・畑・・・作ろうかな・・・」

正晴が帰ってきたら聞いてみよう・・・
しばらくしてインターホンがなった・・・
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