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本編
夏の大会・二日目 友とサインと・・・
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次の日
獅子丸「はぁぁぁ!!!」
ドンッ!
審判「・・・一本!そこまで!」
周りから歓声が上がる
僕は優待席で見ていた
優待席には僕しかいなくて結構目立つ・・・
ブーーー!ブーーー!
「ん?」
僕のスマホが鳴った
相手は犬橋からだった
「もしもし?」
犬橋『あ!もしもし!ここ!!ここだ!』
「???どこ?」
犬橋『お前から見て・・・左!』
「・・・どこ?」
僕は言われた方を見た
でも、人が多くてわからない
犬橋『ここ!ここだよ!!』
「・・・あ!」
犬橋『やっと見つけたか!』
そこには手を大きく振っている犬橋がいた
「本当に来てたんだね!」
犬橋『ああ!お前は来ないと思ったからなw写真でもって思ったんだが・・・来てたんだな!』
「うんwどうしても・・・傍に居たくてねw」
犬橋『ご馳走様~w』
「もう・・・w」
獅子丸「お~い!誰と電話してるんだ~?」
下から先輩が声をかけてきた
僕は犬橋を指さし
「犬橋です!」
先輩は僕の指先を追って犬橋を見つけたらしい
獅子丸「おう!」
と手を挙げた
その行動にそこらへんにいる人達が騒ぎ出す
電話越しに騒ぎが聞こえてくる
獅子丸「犬橋に裏に来いって伝えて!」
「わかりました!」
僕は犬橋に伝えた
犬橋『え、何だろう・・・わかった!じゃ!』
といい電話が切れた
「何だろう・・・」
しばらくすると優待席に犬橋が来た
犬橋「よう!ここが優待席・・・すげぇ・・・眺め最高じゃん!」
そういうと柵から身を乗り出して周りを見ていた
「勝手に入ってきて大丈夫なの?」
犬橋「先輩がいいよって言ってくれたんだ!」
「先輩が?」
犬橋「ああ!『陽翔一人じゃ寂しそうだから!』って!w」
「先輩は・・・w」
犬橋「でも、いいな~・・・ここだと人に揉みくちゃにされずに済むし・・・優雅に観戦できて・・・いいな~」
「先輩に聞いてみたら?誰もいないしいいんじゃない?」
犬橋「いや~そこまでおこがましくないよ~w俺はw」
「そう言ってるわりにはちょっと期待してるよね?w」
犬橋「あwわかった?w」
「うんw顔にめっちゃ出てるw」
そして二回戦目が始まった
犬橋「お!始まった!!ほら!糸色も来いよ!」
と言われ僕は柵から少し身を乗り出した
犬橋「せんぱ~~い!!」
獅子丸「陽翔~!!」
と僕に向かって拳を上げる
犬橋「俺もいますけど~!」
「フフフw」
そして試合が終わりお昼
獅子丸「どうだった!?俺!!」
「カッコよかったですよ!」
獅子丸「えへへw」
犬橋「先輩!お疲れ様です!」
獅子丸「おう!お前もわざわざすまないな!」
犬橋「いえいえ~お礼は・・・はい!サインお願いします!」
とたくさんの色紙を先輩に渡した
獅子丸「転売か?それなら断る!」
犬橋「違いますよw地元の友達に頼まれてるんですw」
獅子丸「そうなのか?じゃあ、転売防止のため、その人達の名前を入れてもいいか?」
犬橋「もちろんです!」
そういい名前を書きながらサインをしていった
獅子丸「〇〇〇君へ・・・っと・・・ん?君でいいのか?」
犬橋「はい!俺と同じ学年しかいないので!」
獅子丸「そうか!じゃあ、次・・・」
お昼食べる時間あるのかな・・・?
そしてサインを全部書き終え
獅子丸「ふぅ・・・疲れた・・・」
「お疲れ様です!」
犬橋「ありがとうございます!これで俺の面子は守られました!」
獅子丸「特別だからな?俺がこうやって丁寧にサインすることなんてないんだからな?」
犬橋「わかってますよ!じゃあ、俺はこれを渡しに行かないといけないので、これで!」
そういうと走って行ってしまった
獅子丸「あ!おい!・・・たく・・・せっかちだな・・・一緒に飯でもって思ったんだが・・・」
「そうですね・・・」
獅子丸「まぁいいか!お前と二人でランチ行くから!」
そういい出入口に向かったら・・・
記者「あ!獅子丸さん!インタビューを!!」
獅子丸「やっぱりいたか・・・はい!いいですよ!」
そういい僕を後ろにやった
僕は先輩の背中に顔を埋めた
記者「今回の試合の感想は?」
獅子丸「相手もかなり強かったので、苦戦しましたが、いい試合になったと思います!」
記者「獅子丸さんの強さの秘訣はなにかあるんですか?」
獅子丸「秘訣ですか?それはもちろん、大切な人の応援・・・ですね!」
記者「獅子丸さんは前回の試合で運命のつがいがいるとおっしゃっていましたが、その方とは今も交際をしているんですか?」
獅子丸「もちろんです!まじめなお付き合いをさせていただいています!」
記者「その方とはいつご結婚される予定ですか?」
獅子丸「それはまだwお互い高校生ですし、彼はまだ高校1年生ですw結婚はまだ先になると思いますw」
記者「後ろの方が・・・そうですか?」
獅子丸「はい!」
記者「よかったらコメントをいただけませんか?」
獅子丸「すみませんw彼は一般の方ですwそういうことは・・・」
記者「少しでいいので!」
獅子丸「いや・・・それは・・・」
「・・・構いませんよ」
獅子丸「!?」
記者「では・・・獅子丸さんの活躍をどう思いますか?ファンも多いですが」
「そうですね・・・凄く自慢の彼です。いつも頼りになりますし、僕のことをよく見てくれます」
記者「なるほど。今後ご結婚される可能性は?」
「もちろん・・・その・・・したいとは思っています。ですが、お互いまだ学生なので・・・結婚は・・・まだ先ですね・・・」
記者「どこで出会ったんですか?」
「えっと・・・ある喫茶店で出会いました」
記者「喫茶店?」
「はい。詳しくは多分言わない方がいいと思うので、言えませんが・・・」
記者「なるほど・・・ありがとうございました!」
そして記者の方たちは満足したのか離れて行った
獅子丸「びっくりした・・・お前が自ら・・・」
「離れることはできなそうですし、諦めてもくれないと思ったので・・・それに今回はテレビの方ではないですよね?」
獅子丸「ああ。記事を書いてる人たちだな」
「なら、いいかなって・・・すみません。勝手に・・・」
獅子丸「いいんだよwお前が俺を『自慢の彼』って言ってくれて嬉しかった!」
そういい抱きしめてくる
「こ、ここでそういうことしない方が・・・」
獅子丸「なんでだ?」
「周りの目がありますし・・・」
獅子丸「交際してるって言ってるんだからいいじゃん!」
そういい更に抱きしめてくる
そして耳元で
獅子丸「キスしたいのを我慢してるんだ。これくらいいいだろう?」
僕は鳥肌が立った
普段とは違う声に聞こえた
それに、少し・・・少しだけゾクッとした
獅子丸「どうした?」
「な、なんでもないです!」
獅子丸「???」
このことは知られたくない
恥ずかしい・・・
獅子丸「あ~あ・・・昼飯食べそびれた・・・」
そういえば・・・
「有名人も大変ですねw」
獅子丸「お前ほどではないよw」
そういい頭を撫でられた
仕方ないから近くの売店でおにぎりを買って二人で食べ先輩は午後の試合に向かった
僕は優待席で先輩の勇姿を見ていた・・・
獅子丸「はぁぁぁ!!!」
ドンッ!
審判「・・・一本!そこまで!」
周りから歓声が上がる
僕は優待席で見ていた
優待席には僕しかいなくて結構目立つ・・・
ブーーー!ブーーー!
「ん?」
僕のスマホが鳴った
相手は犬橋からだった
「もしもし?」
犬橋『あ!もしもし!ここ!!ここだ!』
「???どこ?」
犬橋『お前から見て・・・左!』
「・・・どこ?」
僕は言われた方を見た
でも、人が多くてわからない
犬橋『ここ!ここだよ!!』
「・・・あ!」
犬橋『やっと見つけたか!』
そこには手を大きく振っている犬橋がいた
「本当に来てたんだね!」
犬橋『ああ!お前は来ないと思ったからなw写真でもって思ったんだが・・・来てたんだな!』
「うんwどうしても・・・傍に居たくてねw」
犬橋『ご馳走様~w』
「もう・・・w」
獅子丸「お~い!誰と電話してるんだ~?」
下から先輩が声をかけてきた
僕は犬橋を指さし
「犬橋です!」
先輩は僕の指先を追って犬橋を見つけたらしい
獅子丸「おう!」
と手を挙げた
その行動にそこらへんにいる人達が騒ぎ出す
電話越しに騒ぎが聞こえてくる
獅子丸「犬橋に裏に来いって伝えて!」
「わかりました!」
僕は犬橋に伝えた
犬橋『え、何だろう・・・わかった!じゃ!』
といい電話が切れた
「何だろう・・・」
しばらくすると優待席に犬橋が来た
犬橋「よう!ここが優待席・・・すげぇ・・・眺め最高じゃん!」
そういうと柵から身を乗り出して周りを見ていた
「勝手に入ってきて大丈夫なの?」
犬橋「先輩がいいよって言ってくれたんだ!」
「先輩が?」
犬橋「ああ!『陽翔一人じゃ寂しそうだから!』って!w」
「先輩は・・・w」
犬橋「でも、いいな~・・・ここだと人に揉みくちゃにされずに済むし・・・優雅に観戦できて・・・いいな~」
「先輩に聞いてみたら?誰もいないしいいんじゃない?」
犬橋「いや~そこまでおこがましくないよ~w俺はw」
「そう言ってるわりにはちょっと期待してるよね?w」
犬橋「あwわかった?w」
「うんw顔にめっちゃ出てるw」
そして二回戦目が始まった
犬橋「お!始まった!!ほら!糸色も来いよ!」
と言われ僕は柵から少し身を乗り出した
犬橋「せんぱ~~い!!」
獅子丸「陽翔~!!」
と僕に向かって拳を上げる
犬橋「俺もいますけど~!」
「フフフw」
そして試合が終わりお昼
獅子丸「どうだった!?俺!!」
「カッコよかったですよ!」
獅子丸「えへへw」
犬橋「先輩!お疲れ様です!」
獅子丸「おう!お前もわざわざすまないな!」
犬橋「いえいえ~お礼は・・・はい!サインお願いします!」
とたくさんの色紙を先輩に渡した
獅子丸「転売か?それなら断る!」
犬橋「違いますよw地元の友達に頼まれてるんですw」
獅子丸「そうなのか?じゃあ、転売防止のため、その人達の名前を入れてもいいか?」
犬橋「もちろんです!」
そういい名前を書きながらサインをしていった
獅子丸「〇〇〇君へ・・・っと・・・ん?君でいいのか?」
犬橋「はい!俺と同じ学年しかいないので!」
獅子丸「そうか!じゃあ、次・・・」
お昼食べる時間あるのかな・・・?
そしてサインを全部書き終え
獅子丸「ふぅ・・・疲れた・・・」
「お疲れ様です!」
犬橋「ありがとうございます!これで俺の面子は守られました!」
獅子丸「特別だからな?俺がこうやって丁寧にサインすることなんてないんだからな?」
犬橋「わかってますよ!じゃあ、俺はこれを渡しに行かないといけないので、これで!」
そういうと走って行ってしまった
獅子丸「あ!おい!・・・たく・・・せっかちだな・・・一緒に飯でもって思ったんだが・・・」
「そうですね・・・」
獅子丸「まぁいいか!お前と二人でランチ行くから!」
そういい出入口に向かったら・・・
記者「あ!獅子丸さん!インタビューを!!」
獅子丸「やっぱりいたか・・・はい!いいですよ!」
そういい僕を後ろにやった
僕は先輩の背中に顔を埋めた
記者「今回の試合の感想は?」
獅子丸「相手もかなり強かったので、苦戦しましたが、いい試合になったと思います!」
記者「獅子丸さんの強さの秘訣はなにかあるんですか?」
獅子丸「秘訣ですか?それはもちろん、大切な人の応援・・・ですね!」
記者「獅子丸さんは前回の試合で運命のつがいがいるとおっしゃっていましたが、その方とは今も交際をしているんですか?」
獅子丸「もちろんです!まじめなお付き合いをさせていただいています!」
記者「その方とはいつご結婚される予定ですか?」
獅子丸「それはまだwお互い高校生ですし、彼はまだ高校1年生ですw結婚はまだ先になると思いますw」
記者「後ろの方が・・・そうですか?」
獅子丸「はい!」
記者「よかったらコメントをいただけませんか?」
獅子丸「すみませんw彼は一般の方ですwそういうことは・・・」
記者「少しでいいので!」
獅子丸「いや・・・それは・・・」
「・・・構いませんよ」
獅子丸「!?」
記者「では・・・獅子丸さんの活躍をどう思いますか?ファンも多いですが」
「そうですね・・・凄く自慢の彼です。いつも頼りになりますし、僕のことをよく見てくれます」
記者「なるほど。今後ご結婚される可能性は?」
「もちろん・・・その・・・したいとは思っています。ですが、お互いまだ学生なので・・・結婚は・・・まだ先ですね・・・」
記者「どこで出会ったんですか?」
「えっと・・・ある喫茶店で出会いました」
記者「喫茶店?」
「はい。詳しくは多分言わない方がいいと思うので、言えませんが・・・」
記者「なるほど・・・ありがとうございました!」
そして記者の方たちは満足したのか離れて行った
獅子丸「びっくりした・・・お前が自ら・・・」
「離れることはできなそうですし、諦めてもくれないと思ったので・・・それに今回はテレビの方ではないですよね?」
獅子丸「ああ。記事を書いてる人たちだな」
「なら、いいかなって・・・すみません。勝手に・・・」
獅子丸「いいんだよwお前が俺を『自慢の彼』って言ってくれて嬉しかった!」
そういい抱きしめてくる
「こ、ここでそういうことしない方が・・・」
獅子丸「なんでだ?」
「周りの目がありますし・・・」
獅子丸「交際してるって言ってるんだからいいじゃん!」
そういい更に抱きしめてくる
そして耳元で
獅子丸「キスしたいのを我慢してるんだ。これくらいいいだろう?」
僕は鳥肌が立った
普段とは違う声に聞こえた
それに、少し・・・少しだけゾクッとした
獅子丸「どうした?」
「な、なんでもないです!」
獅子丸「???」
このことは知られたくない
恥ずかしい・・・
獅子丸「あ~あ・・・昼飯食べそびれた・・・」
そういえば・・・
「有名人も大変ですねw」
獅子丸「お前ほどではないよw」
そういい頭を撫でられた
仕方ないから近くの売店でおにぎりを買って二人で食べ先輩は午後の試合に向かった
僕は優待席で先輩の勇姿を見ていた・・・
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