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本編

学園祭・最終日 校長のわがまま

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次の日

「・・・」

校長「うん!おいしいね!」

と校長先生はアイスを食べている
おいしそうに
なんで僕は校長先生と一緒にいるかというと・・・

・・・朝、寮にて・・・
校長「糸色くん?いるかい?」

朝から校長先生が僕の部屋に来た

「はい。どうしたんですか?」

校長「今日一日私にお付き合いいただけないかな?w」

「・・・はい?」

校長「学園祭を君と過ごしたいんだよねw大丈夫wエスコートするからさ!」

「でも・・・」

校長「・・・じゃあ、後見人のわがままだと思って付き合ってよw」

「・・・わかりました」


・・・そして現在・・・
僕と校長先生は二人で学園祭を回っているってわけ

「・・・」

校長「アイス食べたら身体が冷えたちゃったなw暖かい物を食べようか!」

とラーメンを買いに来た

校長「今年のラーメンはおいしいって評判なんだよ!濃厚なスープにやわらかい麺・・・よだれが出るねw」

「・・・」

僕は何をしたらいいのかわからなかった

校長「・・・楽しくないかい?」

「え、いえ。そういうわけでは・・・」

校長先生は僕の前に屈んだ

「???」

校長「ごめんね・・・私のわがままで・・・」

「いえ・・・」

校長「こうしていると息子と過ごしてるみたいな気がしてねw」

「息子・・・さんですか?」

校長「うんwもう・・・居ないけどね・・・」

「え・・・?」

校長「・・・」

校長先生は涙目だった

「あの・・・」

校長「今は・・・まだ言えない・・・言いたくない・・・」

そういい立ち上がる

「・・・」

校長「さぁ!行こう!」

と歩き出した
僕は校長先生について行った

校長「ラーメンを二つください!」

学生「ありがとうございます!」

と二つ受け取り席に座った

校長「・・・うん!去年よりおいしいですね~」

「・・・」

校長「食べないの?」

「あの・・・」

校長「ん?」

「・・・何でもないです!・・・おいしい!」

校長「そうかいw」

僕は前から疑問に思ってたことを聞こうとしたけど、今は聞かないことにした
でも、いつかは聞きたいと思う
いつかは・・・

校長「さぁ、次は何を食べようかねw」

「あまり食べすぎると胃もたれしますよ?w」

校長「う・・・でも・・・食べたのがたくさんあるから・・・」

「フフフwたまにはいいじゃないんですか?w明日からは気を付けないとですねw」

校長「そうだねw」

そして僕達は色々な食べ物を食べて回り先輩のクラスに来た

獅子丸「お?教室にいないと思ったら校長先生といたのかw」

「はいw今日は後見人と回ってますw」

獅子丸「そうかw校長先生なら安心だなw」

校長「不安なことはしないからねw」

獅子丸「そこは疑ってませんよwそれより、どうですか?入りますか?w」

校長「そうだねw入ろうかなw」

そういい僕達は入った
しばらく進むと

お化け「わぁ!」

「うわっ!」

校長「お~w〇〇くん!元気がいいね~w」

お化け「校長先生・・・やりにくいな・・・」

校長「ハハハwまぁ頑張りなさいw」

と肩を叩き先に進む
先に進むにつれお化けは多くなるが校長先生は怖がるどころか一人一人の名前を言って応援して先に進んでいった
出口に着き

校長「楽しかったねw」

「校長先生のおかげで怖くなくなりましたw」

校長「そうかい?w」

獅子丸「校長先生相手だとやりにくいですねw」

校長「私は楽しませていただきましたよw」

獅子丸「それはなによりですw」

校長「そうだ!獅子丸くんも一緒に回りましょう!」

獅子丸「え・・・でも・・・」

校長「いいから!ね?w」

そういい強引に先輩も連行された

校長「はい!たこ焼き!」

「あ、ありがとうございますw」

獅子丸「いいんですか?」

校長「いいんだよ!食べて食べて!」

と促されたこ焼きを食べた

「ん!」

獅子丸「ん!」

校長「ん!」

三人「かっら~い!!」

「なんですか!?これ!?」

獅子丸「タバスコか!?水!水!!」

校長「こっちはワサビです・・・ね・・・w」

先輩は急いでお水を持ってきた
僕達は急いで水を飲む

「ごくっ!ごくっ!はぁ・・・はぁ・・・」

獅子丸「だ、大丈夫か?」

「は・・・い・・・これは・・・?」

と、食べ掛けのたこ焼きを校長先生に見せた

校長「唐辛子・・・かもしれないですね・・・w丸ごと入っているとはw」

獅子丸「一体なにが・・・異物混入!?」

「それは・・・大変ですよね?」

校長「いや~ロシアンたこ焼きを頼んで三つともがハズレなんてあるんだね~w」

獅子丸・僕「・・・ロシアンたこ焼き!?」

校長「うんwちょっとこれは文句をいいたいですねw全部に入れなくてもね~w」

獅子丸「あ、あの・・・」

校長「ん?」

獅子丸「ロシアンたこ焼きは8個の中のどれかに一つ入ってるんですよ・・・」

校長「え!?そうなのかい!?」

獅子丸「はい・・・」

「て、ことは・・・」

獅子丸「偶然俺たちが食べたやつがハズレだっただけで、校長先生の勘違いだ・・・」

校長「で、でも、みんなで楽しめるって・・・」

獅子丸「みんなで一つずつ食べていくんですよ・・・」

「・・・」

校長「・・・」

獅子丸「・・・」

「ふっ・・・」

獅子丸「・・・ふっ」

校長「フフw」

三人「ハハハハハw」

僕達は大声を出して笑った

校長「いや~wそういうことでしたかw」

「校長先生wおっちょこちょいですねw」

獅子丸「これが我が校の校長だとはなw」

校長「アハハw面目ないw」

熊下「どうしたんだ?楽しそうにしてw」

犬橋「なになに?あ!たこ焼き!」

寮長「いただき」

と寮長は先輩のたこ焼きを犬橋は僕のたこ焼きを略奪した


~校長視点~
糸色「あ!返してよ!」

獅子丸「あ!勝手に食うな!」

犬橋「いいじゃん!ん~うまい!」

熊下兄「・・・まぁまぁ・・・だな」

獅子丸「まぁまぁなら返せよ・・・」

糸色「僕、辛いのしか食べてないのに・・・」

熊下弟「なにが・・・あったんですか?」

「ん?う~ん・・・糸色くんの・・・変化・・・かなw」

熊下弟「???」

「彼は前に進んでいる。私も・・・進まないとね・・・」

熊下くんは不思議そうに私を見ていた
糸色くんは今ではもう普通の少年のようにみんなの輪に入って生活をしている
みんなに囲まれて・・・慕われて・・・愛されて・・・
私も、糸色くんを愛している
もちろん、恋愛ではなく、父親の愛情・・・とでもいうのかなw

「フフフw元気だね~」

私はたこ焼き争奪戦を見ながらたこ焼きを食べ・・・ようと思ったのだが・・・

「・・・あれ?」

私のたこ焼きが・・・ない・・・

熊下弟「あ・・・食べていいのかと・・・」

熊下君の弟くんが私のたこ焼きを食べてしまったらしいw

「あららw」

熊下弟「す、すみません・・・」

「罰として・・・はい!これでロシアンたこ焼きを人数分買ってきなさいw」

熊下弟「え・・・人数分・・・ですか?」

「はいwみんなで食べましょう!」

熊下弟「あの・・・校長先生、これは人数分ではなく・・・」

「いいからw買ってきなさい!w」

そういい熊下くんの弟くんは人数分買ってきてくれた
それをみんなに渡し食べた

糸色・獅子丸・犬橋「かっら~~~い!!」

熊下兄弟「・・・」

「さぁ二人も食べなさいw」

そしてもれなくみんなが辛い思いをしたのを見届けて私は校長室に戻ってきた

「楽しかった!」

私は校長室の窓からみんなを見た
まだ騒いでいる

「・・・フフフwいい笑顔だね~w」

糸色くんがいい笑顔でみんなと話している
それを見て涙が出てくる

「・・・おかしいなw喜ばしい事なのに・・・なんで・・・」

心のどこかで悲しんでいる自分がいる
糸色くんが私の元をいつかは去ってしまう・・・
糸色くんも一人の人だ。
いつかはこの世界に翼を羽ばたかせ飛び出していく

「・・・もう少し・・・もう少しだけ・・・一緒に過ごしたいなw」

ペンダントを握り締め囁いた
心からの・・・叫びを・・・

「・・・まだ二年と少しあるんだwまだまだだよねw」

今の私には・・・糸色くんが必要なんだ・・・
これは・・・私のわがまま・・・
自分の孤独を埋めるために糸色くんを利用している・・・

「・・・これでは糸色くんのご両親と変わらないよね・・・」

糸色くんを利用する・・・
私のわがままで・・・
私の息子の代用品として・・・

「・・・っ!」

私は自分を殴った
立ち直れない己の弱さを糸色くんで隠そうなんて・・・
それが・・・許せなかった
でも・・・手放したくない
それも変わらない

「・・・」

子離れできない親ってこんな感じなのだろうな・・・

「すまないね・・・もう少し・・・せめて・・・君が卒業するまでは・・・」

そう囁き私は目を閉じた・・・
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