65 / 91
放射能耐性
しおりを挟む
次の日・・・
「・・・」
僕はベッドに横になっていた
「・・・」
起きたいという気分じゃないのだ
クルス「ハルト・・・」
「なに?」
クルス「もう昼だぞ?起きないのか?」
「起きたくないの・・・」
クルス「・・・」
クルスさんはベッドに座ってきた
クルス「昨日は疲れてたし仕方ないが、朝飯も食ってないだろう?昼飯も食わないつもりか?」
「食欲もないの・・・」
クルス「・・・」
クルスさんはなにも言わず僕の隣に座っていた
しばらくして
コンコン
ジェット「坊ちゃん?もうお昼でございます。そろそろ起きてお食事をしましょう?」
「ごめん・・・いらない」
ジェット「なりません。しっかり食べていただかないと・・・」
「今は・・・ほっといて・・・お願い・・・」
ジェット「ですが・・・」
「・・・命令。ほっといて」
ジェット「・・・かしこまりました・・・」
扉の前からジェットはいなくなったみたい
クルス「ハルト・・・」
「・・・」
昨日のことが信じられない
僕に・・・耐性が・・・
そんな特別な物が・・・僕に・・・
「・・・はぁ・・・」
涙も出ないよ・・・
いや、悲しいわけじゃないから涙が出るわけがない
「全部・・・あの人たちの・・・計画・・・」
僕が生き残ったのも・・・シェルターから出たのも・・・ここに来たのも・・・
全部・・・全部・・・あの人達の計画通り・・・
「・・・悔しい・・・」
全部が計画通りに・・・手の平で踊らされていたことが・・・すごく悔しい・・・
クルス「・・・そうだな。悔しいな・・・」
そういい溜息交じりに言うクルスさん
クルス「すべてあいつらの予定通りになって・・・お前とつがいになったのも・・・すべてがあいつらの仕組んだことだと思うと・・・悔しくて仕方ない・・・」
「・・・」
クルス「でもな?」
「???」
クルスさんは僕に覆いかぶさってきた
クルス「お前を愛しているのは誰かが決めたことじゃない。俺が決めたことだ。それだけは胸を張って言える」
「クルスさん・・・」
クルス「例えこれがあいつらの計画だとしても、俺はお前と出会えたことを後悔していない」
「・・・」
クルス「お前を愛している。これはあいつらの計画とか関係ない!俺は!お前を愛してるんだ!!これだけは!!絶対に!!計画なんかじゃない!!!」
「・・・」
クルスさんは大声を出し僕に向かって言った
「僕も・・・僕も!」
クルス「・・・」
「僕も!愛してる!クルスさんを!!これに偽りはない!!」
僕も大きな声で言い返した
クルス「ならもうクヨクヨするな。しっかり前を見て生きていこう。な?」
「・・・うん!」
ゴンゴンゴンゴン!
扉が勢いよく叩かれる
ジェット「坊ちゃん!クルス様!どうされましたか!?」
ジェットが慌てているみたいだ
僕は起きあがり扉を開けた
「何でもないよ!」
ジェット「・・・そうですか!」
「それより!ごはん!お腹すいた!」
ジェット「!!ええ・・・ええ!準備はできております!」
そして僕とクルスさんはキッチンに向かってご飯を食べた
「モグモグ!」
ジェット「坊ちゃん・・・お行儀が・・・今回はいいでしょう!」
クルス「ハルトには甘いんだよな・・・」
そしてご飯を食べ終え・・・
「う~~~~ん!!はぁ・・・よし!」
僕は外に出て伸びをした
そして・・・
「もう芽が出るんだ~」
小麦の芽がもう出ていた
「やっぱり土地がいいんだろうな~」
その時・・・
工場のサイレンが鳴った
案内ロボット「ハルト様!工場にお入りください!」
「ん?」
案内ロボット「汚染雨です!」
そしてすぐに大雨が降り始めた
案内ロボット「間に合いませんでしたね・・・」
「・・・」
僕は外に出た
案内ロボット「ハルト様!?」
「大丈夫。僕はね」
そして雨に打たれた
「・・・」
雨水が僕の頭から顔、身体に流れてくる
「・・・」
雨を浴びて気持ちいい思いをすることになるとは思わなかった
クルス「ハルト!」
「ん?クルスさん?」
僕はクルスさんのいる場所に向かった
「どうしたの?」
クルス「どうしたのって・・・お前な・・・」
「僕には耐性があるんでしょう?ならいいかなって!」
そういい雨の中を両手を広げて踊りながら歩いた
「♪~~♪~」
すごく気持ちいい・・・
・・・クルス視点・・・
「はぁ・・・ハルト・・・耐性があるからって・・・」
笑顔で歌いながら汚染雨の中を踊っている
ジェット「坊ちゃんは・・・」
耐性がある
それがハルトが特別な理由
でも、汚染雨は大丈夫なのか?
放射能の耐性があるだけで、汚染雨は問題ないのか?
「ハルト!」
ハルト「ん?」
「戻ってこい」
ハルト「なんで?」
「耐性があるからって用心に越したことはないんだ。汚染雨に気安く触ったりするな!」
ハルト「大丈夫だよ!僕には耐性があるんだから!」
と、俺の言葉も聞かず踊り続けている
「まったく・・・困った嫁だな・・・」
ジェット「まったくですね・・・」
そしてしばらくして天気は良くなった
・・・ハルト視点・・・
「・・・」
ジェット「・・・」
クルス「・・・」
僕はただいま・・・正座をしています・・・
クルス「ハルト・・・」
「すみません・・・」
ジェット「坊ちゃん・・・」
「調子に乗りました・・・」
僕は二人に怒られている最中だ・・・
クルス「どんなに耐性があるからってわざわざ危険なことをするんじゃない」
「はい・・・」
ジェット「クルス様の言う通りです!耐性があるからと危険に身を置くなど・・・この私が許すことができません!」
「ごめんなさい・・・」
ジェット「それにそのお洋服!どうするんですか?汚染雨で濡れたお洋服は洗っても無駄なんですよ?!」
「・・・ごめんなさい・・・」
ジェット「まったく・・・お洋服は焼却処分しかありませんね・・・さぁ、全部脱いでください!」
僕は全部の服を脱いだ
そしてジェットがタオルを渡してきた
ジェット「新しいお洋服お持ちするまでそれでお待ちください」
そういいジェット濡れた服をもって外に向かった
クルス「・・・」
「・・・」
クルスさんは腕を組んで僕を見てくる・・・
クルス「・・・」
「あ、あの・・・クルスさん・・・?」
クルス「・・・」
クルスさんは無言で手を僕の頭に置いた
「???クルスさん?」
クルス「心配させるな・・・」
「・・・すみません・・・」
クルス「耐性があるからって危ないことはするな・・・わかったな?」
「はい・・・」
そしてジェットが外から戻ってきて僕の服を用意してくれた
ジェット「お次はご自分で処分をお願いしますよ?」
「うん・・・」
ジェットはそういい残すと家事を始めた
「・・・」
でも、身体に異常はない
クルス「耐性があるのはホントなのかもな」
「かもね」
クルス「だからって」
「危険にわざわざ飛び込むなでしょう?」
クルス「わかってるならもうやめろよ?」
「うん!」
クルス「ホントにわかってるのか・・・?」
そういい両頬を引っ張られた
「うにゃん?」
クルス「フ・・・ハハハ!」
「???」
今・・・笑う要素・・・あった?
クルス「かわいいな~」
「かわいいからって笑うの?」
クルス「フフッ・・・そうだな・・・笑うのは変だな!」
そういいキスをしてきた
「ん?ん???」
その流れからのキス?
クルス「フフ・・・かわいいよ」
「クルスさんはかっこいいよ?」
クルス「ありがとな!」
クルスさんはいい笑顔を僕に向けてきた
「フフフ!」
その笑顔はとてもかっこいい
「・・・」
僕はクルスさんにキスをした
クルス「ん?」
「かっこいいから・・・だからね!」
クルス「そうか!」
そして僕は外に出た
「いい天気になったな~」
さっきまでの雨が嘘みたい・・・
「う~~~ん・・・さて・・・」
何をしようか考えると、昨日のことを思い出す
僕・・・クルスさんが助けに来なかったら・・・
知らない人達に・・・
「・・・っ」
身体が一瞬震えた
怖い・・・
嫌だ・・・
産みたくない・・・
「・・・!」
僕は気が付いたら涙を流していた
「怖いよ・・・」
あの人は・・・ここまでは来ない・・・よね?
味方・・・らしいし
でも・・・完璧に信じることはできない・・・
「うぅ・・・」
クルス「ハルト・・・」
クルスさんが後ろから抱きしめてきた
「クルスさん・・・僕・・・怖いよ・・・」
クルス「・・・」
「あのままだったら・・・知らない、好きでもない人と・・・」
クルス「・・・」
「クルスさん以外は・・・嫌だよ!!」
クルス「ああ。俺もお前が他の奴に取られるのは・・・嫌だ」
抱きしめる力が強くなる
「お願い・・・」
クルス「ん?」
「傍に・・・いて」
クルス「ああ」
「ずっと・・・ずっとだよ?」
クルス「ああ。ずっと傍に居る」
「うん・・・うん・・・」
僕は泣きながら頷いた
そして枯れた大きな木の下で僕とクルスさんはくっつきながら座って過ごした・・・
「・・・」
僕はベッドに横になっていた
「・・・」
起きたいという気分じゃないのだ
クルス「ハルト・・・」
「なに?」
クルス「もう昼だぞ?起きないのか?」
「起きたくないの・・・」
クルス「・・・」
クルスさんはベッドに座ってきた
クルス「昨日は疲れてたし仕方ないが、朝飯も食ってないだろう?昼飯も食わないつもりか?」
「食欲もないの・・・」
クルス「・・・」
クルスさんはなにも言わず僕の隣に座っていた
しばらくして
コンコン
ジェット「坊ちゃん?もうお昼でございます。そろそろ起きてお食事をしましょう?」
「ごめん・・・いらない」
ジェット「なりません。しっかり食べていただかないと・・・」
「今は・・・ほっといて・・・お願い・・・」
ジェット「ですが・・・」
「・・・命令。ほっといて」
ジェット「・・・かしこまりました・・・」
扉の前からジェットはいなくなったみたい
クルス「ハルト・・・」
「・・・」
昨日のことが信じられない
僕に・・・耐性が・・・
そんな特別な物が・・・僕に・・・
「・・・はぁ・・・」
涙も出ないよ・・・
いや、悲しいわけじゃないから涙が出るわけがない
「全部・・・あの人たちの・・・計画・・・」
僕が生き残ったのも・・・シェルターから出たのも・・・ここに来たのも・・・
全部・・・全部・・・あの人達の計画通り・・・
「・・・悔しい・・・」
全部が計画通りに・・・手の平で踊らされていたことが・・・すごく悔しい・・・
クルス「・・・そうだな。悔しいな・・・」
そういい溜息交じりに言うクルスさん
クルス「すべてあいつらの予定通りになって・・・お前とつがいになったのも・・・すべてがあいつらの仕組んだことだと思うと・・・悔しくて仕方ない・・・」
「・・・」
クルス「でもな?」
「???」
クルスさんは僕に覆いかぶさってきた
クルス「お前を愛しているのは誰かが決めたことじゃない。俺が決めたことだ。それだけは胸を張って言える」
「クルスさん・・・」
クルス「例えこれがあいつらの計画だとしても、俺はお前と出会えたことを後悔していない」
「・・・」
クルス「お前を愛している。これはあいつらの計画とか関係ない!俺は!お前を愛してるんだ!!これだけは!!絶対に!!計画なんかじゃない!!!」
「・・・」
クルスさんは大声を出し僕に向かって言った
「僕も・・・僕も!」
クルス「・・・」
「僕も!愛してる!クルスさんを!!これに偽りはない!!」
僕も大きな声で言い返した
クルス「ならもうクヨクヨするな。しっかり前を見て生きていこう。な?」
「・・・うん!」
ゴンゴンゴンゴン!
扉が勢いよく叩かれる
ジェット「坊ちゃん!クルス様!どうされましたか!?」
ジェットが慌てているみたいだ
僕は起きあがり扉を開けた
「何でもないよ!」
ジェット「・・・そうですか!」
「それより!ごはん!お腹すいた!」
ジェット「!!ええ・・・ええ!準備はできております!」
そして僕とクルスさんはキッチンに向かってご飯を食べた
「モグモグ!」
ジェット「坊ちゃん・・・お行儀が・・・今回はいいでしょう!」
クルス「ハルトには甘いんだよな・・・」
そしてご飯を食べ終え・・・
「う~~~~ん!!はぁ・・・よし!」
僕は外に出て伸びをした
そして・・・
「もう芽が出るんだ~」
小麦の芽がもう出ていた
「やっぱり土地がいいんだろうな~」
その時・・・
工場のサイレンが鳴った
案内ロボット「ハルト様!工場にお入りください!」
「ん?」
案内ロボット「汚染雨です!」
そしてすぐに大雨が降り始めた
案内ロボット「間に合いませんでしたね・・・」
「・・・」
僕は外に出た
案内ロボット「ハルト様!?」
「大丈夫。僕はね」
そして雨に打たれた
「・・・」
雨水が僕の頭から顔、身体に流れてくる
「・・・」
雨を浴びて気持ちいい思いをすることになるとは思わなかった
クルス「ハルト!」
「ん?クルスさん?」
僕はクルスさんのいる場所に向かった
「どうしたの?」
クルス「どうしたのって・・・お前な・・・」
「僕には耐性があるんでしょう?ならいいかなって!」
そういい雨の中を両手を広げて踊りながら歩いた
「♪~~♪~」
すごく気持ちいい・・・
・・・クルス視点・・・
「はぁ・・・ハルト・・・耐性があるからって・・・」
笑顔で歌いながら汚染雨の中を踊っている
ジェット「坊ちゃんは・・・」
耐性がある
それがハルトが特別な理由
でも、汚染雨は大丈夫なのか?
放射能の耐性があるだけで、汚染雨は問題ないのか?
「ハルト!」
ハルト「ん?」
「戻ってこい」
ハルト「なんで?」
「耐性があるからって用心に越したことはないんだ。汚染雨に気安く触ったりするな!」
ハルト「大丈夫だよ!僕には耐性があるんだから!」
と、俺の言葉も聞かず踊り続けている
「まったく・・・困った嫁だな・・・」
ジェット「まったくですね・・・」
そしてしばらくして天気は良くなった
・・・ハルト視点・・・
「・・・」
ジェット「・・・」
クルス「・・・」
僕はただいま・・・正座をしています・・・
クルス「ハルト・・・」
「すみません・・・」
ジェット「坊ちゃん・・・」
「調子に乗りました・・・」
僕は二人に怒られている最中だ・・・
クルス「どんなに耐性があるからってわざわざ危険なことをするんじゃない」
「はい・・・」
ジェット「クルス様の言う通りです!耐性があるからと危険に身を置くなど・・・この私が許すことができません!」
「ごめんなさい・・・」
ジェット「それにそのお洋服!どうするんですか?汚染雨で濡れたお洋服は洗っても無駄なんですよ?!」
「・・・ごめんなさい・・・」
ジェット「まったく・・・お洋服は焼却処分しかありませんね・・・さぁ、全部脱いでください!」
僕は全部の服を脱いだ
そしてジェットがタオルを渡してきた
ジェット「新しいお洋服お持ちするまでそれでお待ちください」
そういいジェット濡れた服をもって外に向かった
クルス「・・・」
「・・・」
クルスさんは腕を組んで僕を見てくる・・・
クルス「・・・」
「あ、あの・・・クルスさん・・・?」
クルス「・・・」
クルスさんは無言で手を僕の頭に置いた
「???クルスさん?」
クルス「心配させるな・・・」
「・・・すみません・・・」
クルス「耐性があるからって危ないことはするな・・・わかったな?」
「はい・・・」
そしてジェットが外から戻ってきて僕の服を用意してくれた
ジェット「お次はご自分で処分をお願いしますよ?」
「うん・・・」
ジェットはそういい残すと家事を始めた
「・・・」
でも、身体に異常はない
クルス「耐性があるのはホントなのかもな」
「かもね」
クルス「だからって」
「危険にわざわざ飛び込むなでしょう?」
クルス「わかってるならもうやめろよ?」
「うん!」
クルス「ホントにわかってるのか・・・?」
そういい両頬を引っ張られた
「うにゃん?」
クルス「フ・・・ハハハ!」
「???」
今・・・笑う要素・・・あった?
クルス「かわいいな~」
「かわいいからって笑うの?」
クルス「フフッ・・・そうだな・・・笑うのは変だな!」
そういいキスをしてきた
「ん?ん???」
その流れからのキス?
クルス「フフ・・・かわいいよ」
「クルスさんはかっこいいよ?」
クルス「ありがとな!」
クルスさんはいい笑顔を僕に向けてきた
「フフフ!」
その笑顔はとてもかっこいい
「・・・」
僕はクルスさんにキスをした
クルス「ん?」
「かっこいいから・・・だからね!」
クルス「そうか!」
そして僕は外に出た
「いい天気になったな~」
さっきまでの雨が嘘みたい・・・
「う~~~ん・・・さて・・・」
何をしようか考えると、昨日のことを思い出す
僕・・・クルスさんが助けに来なかったら・・・
知らない人達に・・・
「・・・っ」
身体が一瞬震えた
怖い・・・
嫌だ・・・
産みたくない・・・
「・・・!」
僕は気が付いたら涙を流していた
「怖いよ・・・」
あの人は・・・ここまでは来ない・・・よね?
味方・・・らしいし
でも・・・完璧に信じることはできない・・・
「うぅ・・・」
クルス「ハルト・・・」
クルスさんが後ろから抱きしめてきた
「クルスさん・・・僕・・・怖いよ・・・」
クルス「・・・」
「あのままだったら・・・知らない、好きでもない人と・・・」
クルス「・・・」
「クルスさん以外は・・・嫌だよ!!」
クルス「ああ。俺もお前が他の奴に取られるのは・・・嫌だ」
抱きしめる力が強くなる
「お願い・・・」
クルス「ん?」
「傍に・・・いて」
クルス「ああ」
「ずっと・・・ずっとだよ?」
クルス「ああ。ずっと傍に居る」
「うん・・・うん・・・」
僕は泣きながら頷いた
そして枯れた大きな木の下で僕とクルスさんはくっつきながら座って過ごした・・・
0
あなたにおすすめの小説
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*本編完結しました
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
【完結済】極上アルファを嵌めた俺の話
降魔 鬼灯
BL
ピアニスト志望の悠理は子供の頃、仲の良かったアルファの東郷司にコンクールで敗北した。
両親を早くに亡くしその借金の返済が迫っている悠理にとって未成年最後のこのコンクールの賞金を得る事がラストチャンスだった。
しかし、司に敗北した悠理ははオメガ専用の娼館にいくより他なくなってしまう。
コンサート入賞者を招いたパーティーで司に想い人がいることを知った悠理は地味な自分がオメガだとバレていない事を利用して司を嵌めて慰謝料を奪おうと計画するが……。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
その首輪は、弟の牙でしか外せない。
ゆずまめ鯉
BL
養子ゆえに、王位継承権を持たないオメガで長男のレイン(24)は、国家騎士団として秘密裏に働き、ただ義弟たちを守るためだけに生きてきた。
第一継承権を持つアルファで次男のリオール(19)は、そんな兄に「ごく潰し」と陰口を叩く連中を許せなかった。自分を犠牲にしてまで守る価値はないと思っていた。なにかと怪我の多い国家騎士団を辞めさせたかった。
初めて訪れた発情期のとき。約束をすっぽかされたリオールが不審に思い、兄の部屋へ行くと、国家騎士団の同僚──グウェンソード(28)に押し倒されるところを目撃して激高する。
「今すぐ部屋から出ろ!」
独占欲をあらわにしたリオールは、グウェンソードを部屋から追い出し、兄であるレインを欲望のままに抱いた。
翌朝、差し出されたのは特注の首輪──外せるのはリオールのみ。
「俺以外に触らせるな」
そう囁かれたレインは、何年も首輪と弟の執着に縛られ続けてきた。
弟には婚約者がいるのに、こんな関係を続けてもいいのか。
本当にこのままでもいいのか。
ひたすら執着して独占したがる弟と、罪悪感に苛まれる兄。
その首輪は、いつか弟の牙で血に染まるのか──。
どうにかしてレインを落としたいリオールと、弟との関係に悩むレインのオメガバースです。
リオール・グランケット(19)×レイン・グランケット(24)
※この作品は2015年頃に本文を書き、2017年頃にオメガバースに改稿、さらに2026年に手直しした作品になります。読みにくいかもしれません。ご了承ください。
三人称ですが攻めだったり受けだったり視点がよくかわります。攻め視点多めです。
運命の番は僕に振り向かない
ゆうに
BL
大好きだったアルファの恋人が旅先で運命の番と出会ってしまい、泣く泣く別れた経験があるオメガの千遥。
それ以来、ずっと自分の前にも運命の番があらわれることを切に願っていた。
オメガひとりの生活は苦しく、千遥は仕方なく身体を売って稼ぐことを決心する。
ネットで知り合った相手と待ち合わせ、雑踏の中を歩いている時、千遥は自分の運命の番を見つけた。
ところが視線が確かに合ったのに運命の番は千遥を避けるように去っていく。彼の隣には美しいオメガがいた。
ベータのような平凡な見た目のオメガが主人公です。
ふんわり現代、ふんわりオメガバース、設定がふんわりしてます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる