崩壊した世界を共に

ジャム

文字の大きさ
71 / 91

門出

しおりを挟む
???「お~い!!こっちこっち!」

「あ!ゼッタさんだ!」

少し離れた丘で手を振っているゼッタさんがいた
クルスさんはバイクをゼッタさんのいる丘に向けた

クルス「偶然だな」

ゼッタ「ああ!これからブレイクタウンに行くつもりなんだ!お前たちは?」

クルス「俺たちは・・・」

マナ「・・・」

ゼッタ「あんた・・・どこかで・・・」

ゼッタさんに護衛の人がゼッタさんに耳打ちする

ゼッタ「あ~指名手配書に載ってた人か!どうしてそんな奴を?賞金稼ぎでもしてるのか?」

「いえ、それが・・・」

僕はゼッタさんに説明した

ゼッタ「なるほど・・・」

クルス「まぁ自業自得なんだけどな」

ゼッタ「確かに・・・でも、どうするんだ?」

クルス「それで悩んでるんだよ・・・」

「見捨てることもできないですし・・・だからって引き取ってくれるところもないですし・・・」

クルス「う~ん・・・」

ゼッタ「・・・こいつは腕は立つのか?」

クルス「ん?」

ゼッタ「戦闘の腕だよ」

クルス「さぁな・・・演技はうまいがな」

ゼッタ「演技か~・・・それも必要・・・かもな」

クルス「で、どうなんだ?」

マナ「・・・人並には・・・」

ゼッタ「そうか。・・・じゃあ引き取ってやろうか?」

「え!?」

クルス「お前・・・人身売買も・・・」

ゼッタ「はぁ!?違う違う!丁度戦闘ができる人を求めてるところがあるんだよ!」

クルス「人身売買じゃないか・・・」

ゼッタ「金は取らねぇよ!あくまで紹介だ!」

クルス「・・・まぁどちらでもいいがな。で、どうするんだ?」

マナ「・・・」

クルス「お前の人生だ。お前が決めろ」

マナ「・・・場所は・・・?」

ゼッタ「ここからかなり北にある街だ。俺も滅多に行かない場所なんだ」

マナ「・・・」

ゼッタ「そこならあんたの指名手配もないだろうし、ちゃんと働けば生きてはいけるだろう」

マナ「・・・わかった・・・行くよ」

ゼッタ「そうか!ここからだと二週間かかるけど・・・いいか?」

マナ「構わない・・・生きていけるなら」

そういいマナさんはバイクを降りた

ゼッタ「じゃあ、二週間よろしくな!」

マナ「・・・」

マナさんは浮かない顔をしている

「マナさん・・・」

クルス「・・・やり直すチャンスだぞ」

マナ「・・・」

クルス「今まで悪いことをしてきたんだ。これがラストチャンスだと思ってやり直せ」

マナ「・・・そう・・・だな」

クルス「ああ。あと、言葉遣いも直してみたらどうだ?」

マナ「・・・」

クルス「そうすればいい出会いもあるかもしれない。今度はちゃんとした人とな」

マナ「・・・そう・・・かな?」

クルス「たぶんな」

そしてゼッタさんとマナさんは北に向かって歩き出した

マナ「・・・私!」

マナさんは振り向き叫んだ

マナ「私!やり直す!今までロクな人生を歩んでこなかった・・・こんな人生間違ってるって・・・でも!あなたたちに会って考えが変わった!まだ人生を諦めるには早いって。だから、頑張ってみる!私・・・やり直す!」

「・・・頑張ってください!きっとやり直せます!」

クルス「お前がどうなろうと俺には関係ない。でも・・・まぁ・・・頑張れ」

マナ「ええ!頑張るね!」

そして僕たちはゼッタさんたちが見えなくなるまで見送った

クルス「やっと厄介者が居なくなったな・・・」

「なんだかんだ言って気にしてたんだね!」

クルス「は、はぁ!?俺は早くいなくなってほしかっただけだ!」

「ふ~ん?」

クルス「か、帰るぞ!腹減った!」

そういいバイクのエンジンをかける
僕はクルスさんの後ろから抱きしめた

クルス「二輪に乗らないのか?」

「このままがいいな」

クルス「・・・そうか」

そしてそのまま家に向かった

ジェット「おかえりなさいませ!」

「ただいま!」

クルス「ああ。ただいま」

ジェット「おや?あの女性は?」

クルス「引き取り先が見つかったんだ」

ジェット「それはよかったですね!」

「うん!ジェット・・・お腹空いた~」

ジェット「もうお昼すぎですが・・・すぐにご用意いたしますね!」

僕たちは遅めのお昼ご飯を食べた

クルス「ふぅ・・・食った食った!」

「ご馳走様でした!」

ジェット「お粗末様でした!では、あとはやっておきますので、お休みください!」

そういいジェットは食器を片づける

「クルスさん?」

クルス「ん?」

「あの・・・お部屋にいかない?」

クルス「お?お誘いか?」

「ち、違うよ!ちょっと・・・甘えたいな・・・って・・・」

クルス「ハハハ。そうか!じゃあ行こうか!」

僕たちはお部屋に行き添い寝をした
暖かくて気持ちいい
安心するし、守られてるって思える

「愛してるよ」

クルス「俺も愛してるぞ」

「うん!」

そしてそのまま眠ってしまった・・・
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

番に見つからない街で、子供を育てている

はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。 異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。 現世の記憶は失われているが、 この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。 街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、 ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。 だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。 再会は望まない。 今はただ、この子との生活を守りたい。 これは、番から逃げたオメガが、 選び直すまでの物語。 *本編完結しました

番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か

雪兎
BL
第二性が存在する世界。 Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。 しかし入学初日、彼の前に現れたのは―― 幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。 成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。 だが湊だけが知っている。 彼が異常なほど執着深いことを。 「大丈夫、全部管理してあげる」 「君が困らないようにしてるだけだよ」 座席、時間割、交友関係、体調管理。 いつの間にか整えられていく環境。 逃げ場のない距離。 番を拒みたいΩと、手放す気のないα。 これは保護か、それとも束縛か。 閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。

【完結済】極上アルファを嵌めた俺の話

降魔 鬼灯
BL
 ピアニスト志望の悠理は子供の頃、仲の良かったアルファの東郷司にコンクールで敗北した。  両親を早くに亡くしその借金の返済が迫っている悠理にとって未成年最後のこのコンクールの賞金を得る事がラストチャンスだった。  しかし、司に敗北した悠理ははオメガ専用の娼館にいくより他なくなってしまう。  コンサート入賞者を招いたパーティーで司に想い人がいることを知った悠理は地味な自分がオメガだとバレていない事を利用して司を嵌めて慰謝料を奪おうと計画するが……。  

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

貧乏Ωが御曹司αの将来のために逃げた話。

ミカン
BL
オメガバース

【完結】愛されたかった僕の人生

Kanade
BL
✯オメガバース 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。 今日も《夫》は帰らない。 《夫》には僕以外の『番』がいる。 ねぇ、どうしてなの? 一目惚れだって言ったじゃない。 愛してるって言ってくれたじゃないか。 ねぇ、僕はもう要らないの…? 独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。

その首輪は、弟の牙でしか外せない。

ゆずまめ鯉
BL
養子ゆえに、王位継承権を持たないオメガで長男のレイン(24)は、国家騎士団として秘密裏に働き、ただ義弟たちを守るためだけに生きてきた。 第一継承権を持つアルファで次男のリオール(19)は、そんな兄に「ごく潰し」と陰口を叩く連中を許せなかった。自分を犠牲にしてまで守る価値はないと思っていた。なにかと怪我の多い国家騎士団を辞めさせたかった。 初めて訪れた発情期のとき。約束をすっぽかされたリオールが不審に思い、兄の部屋へ行くと、国家騎士団の同僚──グウェンソード(28)に押し倒されるところを目撃して激高する。 「今すぐ部屋から出ろ!」 独占欲をあらわにしたリオールは、グウェンソードを部屋から追い出し、兄であるレインを欲望のままに抱いた。 翌朝、差し出されたのは特注の首輪──外せるのはリオールのみ。 「俺以外に触らせるな」 そう囁かれたレインは、何年も首輪と弟の執着に縛られ続けてきた。 弟には婚約者がいるのに、こんな関係を続けてもいいのか。 本当にこのままでもいいのか。 ひたすら執着して独占したがる弟と、罪悪感に苛まれる兄。 その首輪は、いつか弟の牙で血に染まるのか──。 どうにかしてレインを落としたいリオールと、弟との関係に悩むレインのオメガバースです。 リオール・グランケット(19)×レイン・グランケット(24) ※この作品は2015年頃に本文を書き、2017年頃にオメガバースに改稿、さらに2026年に手直しした作品になります。読みにくいかもしれません。ご了承ください。 三人称ですが攻めだったり受けだったり視点がよくかわります。攻め視点多めです。

運命の番は僕に振り向かない

ゆうに
BL
大好きだったアルファの恋人が旅先で運命の番と出会ってしまい、泣く泣く別れた経験があるオメガの千遥。 それ以来、ずっと自分の前にも運命の番があらわれることを切に願っていた。 オメガひとりの生活は苦しく、千遥は仕方なく身体を売って稼ぐことを決心する。 ネットで知り合った相手と待ち合わせ、雑踏の中を歩いている時、千遥は自分の運命の番を見つけた。 ところが視線が確かに合ったのに運命の番は千遥を避けるように去っていく。彼の隣には美しいオメガがいた。 ベータのような平凡な見た目のオメガが主人公です。 ふんわり現代、ふんわりオメガバース、設定がふんわりしてます。

処理中です...