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本編
難しい勉強
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二日後・・・
水神「・・・ここ間違っているよ?」
「すみません・・・」
水神「間違いは誰にでもある。でも、ここでどう行動するかで大きく変わるんだよ?」
「・・・」
僕は勉学書を取り出し調べ始めた
水神「いい子だ!」
今日は水神様が来て勉強を教えてくださっている
山神様は椅子に座り読書をしている
数時間後・・・
水神「今日はここまで!」
「もう少し・・・」
水神「ダメだよ。勉強熱心なのはいい事だけど、遊ぶことも大事な勉強だよ?」
「・・・はい!」
水神「さて・・・クマスケ?・・・おや?」
「ん?」
山神様は寝息を立てて寝ていた
水神「クマスケは・・・こんなところで寝ては風邪を引くだろう・・・」
僕はそれを聞き毛布を掛けた
水神「・・・どうだろうか?少し私と外に行くのは?」
「山神様は・・・?」
水神「そのうち目を覚ますだろうw少しだけ・・・ね?」
「・・・わかりました!」
僕は水神様と外に出た
「はぁ~~・・・息が白い・・・」
水神「すっかり冬だね・・・ここは山の頂に近い。だからなのだろうか、山の幸が豊富なんだよ!」
「そうなんですね!」
水神「ああ!例えば・・・」
水神様は僕と歩きながら色々なことを教えてくれた
それは僕にはまだ知らないことばかりで楽しかった
水神「おっと・・・いけないいけない。これでは『遊び』ではなく『勉強』になってしまうね!」
「でも、楽しかったです!」
洞窟の入り口に戻ってきて
水神「そうだ!雪だるまって知ってるかい?」
「?はい。知ってます」
水神「では一緒に作ろうか!」
「はい!」
僕は雪玉を作った
水神「もう少し大きく・・・そう!それを・・・よし!後は顔を・・・それはハルト君に作ってもらおうかな!」
「僕・・・ですか?」
水神「好きな顔を作ってごらん?」
「・・・」
僕は小さな雪玉を二つ作り雪だるまに耳を付けた
そして、木の実で目や鼻、口などを作った
「・・・できました!」
水神「おやおやwこれは・・・クマスケかい?」
「はい!」
そこには僕の身長と同じくらいの山神様の雪だるまがあった
水神「うまくできてるね!では・・・」
と、水神様は雪だるまに息を吹きかけた
そしたら・・・
雪だるま「やぁ!僕を作ってくれてありがとう!」
「!?」
僕はびっくりして尻もちをついた
水神「ハハハ。すまない!」
雪だるま「大丈夫かい?立てるかい?」
「は、はい・・・大丈夫です」
僕は立ち上がり雪だるまを見た
水神「雪も水の一部だからね!こうして私のかけらの息吹を吹き込むことができるんだよ!」
「す、すごい・・・」
水神「ただ・・・そんなに長くは動かせないんだよね・・・命は作り出せないってことだね」
「???」
水神「私は水を司る神だからね。命は生み出せない」
「そうなんですか?」
水神「うん。私たちには役割がある」
「役割?」
水神「風神は大気を動かし世界に変化をもたらす。炎神は炎を使い大地に力を与える。山神は自然を使い生き物に祝福を与える。そして私、水神は水を使い生命を助けるんだよ」
「???」
水神「少し難しかったね」
そういい頭を撫でてくる
水神「簡単に言うと・・・万能の神はいないということだね」
「・・・では、なぜ『命』は生まれるんですか?」
水神「そうだね・・・それは私にもわからない」
水神様でもわからないことがあるんだ・・・
水神「きっとお空の遥か彼方に『命の神』がいて、世界に命を運んできている・・・のかもね!」
「・・・」
僕には難しくてよくわからなかった
でも、きっとすべては神々がやっている大事なことなんだと思う
水神「つまらなかったかな?」
「いえ・・・」
水神「?どうしたんだい?」
「・・・なんで人間は生まれたんだろう・・・って・・・」
水神「・・・」
「人間は命を奪い、穢す・・・そんな生き物・・・必要なのかな・・・」
水神「・・・物事には必ず理由がある・・・人間が産まれたのも理由があるはずだよ?私はそう思ってる」
「・・・」
山神「人間は自然や命を奪う」
「!?山神様・・・」
山神様が入口から出てきた
山神「愚かで・・・バカな生き物だ・・・」
水神「おい。クマスケ。若者にそんなこと・・・」
山神「だがな・・・」
山神様は僕の前で屈んだ
山神「人間は命を「育む」(はぐくむ)ことができる」
「育む・・・?」
山神「人間だけじゃない。この世に生きる者は全員そうだ。子を産み、育てる」
「子を・・・?」
山神「ああ。そうだな・・・人間だけは・・・もっといろんな物を育んでいる」
「なにを?」
山神「植物を植え育てる。それを糧として新たな命へと繋げる。それは人間にしかできない」
「ほかの生き物には・・・できないんですか?」
山神「植物を育てるのは・・・無理だろうな」
「・・・」
山神「人間は愚かだが、世界の循環には必要な生命なんだ」
「・・・」
山神「今はわからなくていい。その内・・・お前が大人になった時、わかるだろう」
「・・・はい」
そして山神様は僕を抱きかかえた
山神「楽しかったか?」
「え?」
山神「イヌスケと出かけてきたんだろう?楽しかったか?」
「はい!」
山神「それはよかった!」
水神「・・・」
水神様が山神様をじっと見つめている
山神「なんだ?」
水神「・・・お前・・・変わったな」
山神「???そうか?」
水神「ああ。いい事だよ!」
そして夜になり水神様は帰られて僕と山神様は家に入った
「・・・」
僕は窓から夜空を見ていた
外は雪が降っていて綺麗だった
山神「どうした?」
「僕も・・・育むこと・・・できるかな・・・って・・・」
山神「・・・」
「・・・」
山神様は後ろから僕を抱きしめてきた
山神「できるよ・・・」
「本当ですか?」
山神「ああ!春になったら畑を作るんだろう?」
「はい」
山神「作物も植物だからな」
「あ、そうですよね!」
山神「ああ!楽しみにしてるよ!」
「はい!頑張って作ります!」
そして山神様はキスをしてきた
山神「すごく楽しみだ・・・すごく・・・」
その目からは優しさがあふれている気がした
いや、愛があふれている・・・と、言った方が正しい気がする
「寝ましょう!」
山神「ああ!」
そして僕たちは抱き合いながら眠りについた・・・
水神「・・・ここ間違っているよ?」
「すみません・・・」
水神「間違いは誰にでもある。でも、ここでどう行動するかで大きく変わるんだよ?」
「・・・」
僕は勉学書を取り出し調べ始めた
水神「いい子だ!」
今日は水神様が来て勉強を教えてくださっている
山神様は椅子に座り読書をしている
数時間後・・・
水神「今日はここまで!」
「もう少し・・・」
水神「ダメだよ。勉強熱心なのはいい事だけど、遊ぶことも大事な勉強だよ?」
「・・・はい!」
水神「さて・・・クマスケ?・・・おや?」
「ん?」
山神様は寝息を立てて寝ていた
水神「クマスケは・・・こんなところで寝ては風邪を引くだろう・・・」
僕はそれを聞き毛布を掛けた
水神「・・・どうだろうか?少し私と外に行くのは?」
「山神様は・・・?」
水神「そのうち目を覚ますだろうw少しだけ・・・ね?」
「・・・わかりました!」
僕は水神様と外に出た
「はぁ~~・・・息が白い・・・」
水神「すっかり冬だね・・・ここは山の頂に近い。だからなのだろうか、山の幸が豊富なんだよ!」
「そうなんですね!」
水神「ああ!例えば・・・」
水神様は僕と歩きながら色々なことを教えてくれた
それは僕にはまだ知らないことばかりで楽しかった
水神「おっと・・・いけないいけない。これでは『遊び』ではなく『勉強』になってしまうね!」
「でも、楽しかったです!」
洞窟の入り口に戻ってきて
水神「そうだ!雪だるまって知ってるかい?」
「?はい。知ってます」
水神「では一緒に作ろうか!」
「はい!」
僕は雪玉を作った
水神「もう少し大きく・・・そう!それを・・・よし!後は顔を・・・それはハルト君に作ってもらおうかな!」
「僕・・・ですか?」
水神「好きな顔を作ってごらん?」
「・・・」
僕は小さな雪玉を二つ作り雪だるまに耳を付けた
そして、木の実で目や鼻、口などを作った
「・・・できました!」
水神「おやおやwこれは・・・クマスケかい?」
「はい!」
そこには僕の身長と同じくらいの山神様の雪だるまがあった
水神「うまくできてるね!では・・・」
と、水神様は雪だるまに息を吹きかけた
そしたら・・・
雪だるま「やぁ!僕を作ってくれてありがとう!」
「!?」
僕はびっくりして尻もちをついた
水神「ハハハ。すまない!」
雪だるま「大丈夫かい?立てるかい?」
「は、はい・・・大丈夫です」
僕は立ち上がり雪だるまを見た
水神「雪も水の一部だからね!こうして私のかけらの息吹を吹き込むことができるんだよ!」
「す、すごい・・・」
水神「ただ・・・そんなに長くは動かせないんだよね・・・命は作り出せないってことだね」
「???」
水神「私は水を司る神だからね。命は生み出せない」
「そうなんですか?」
水神「うん。私たちには役割がある」
「役割?」
水神「風神は大気を動かし世界に変化をもたらす。炎神は炎を使い大地に力を与える。山神は自然を使い生き物に祝福を与える。そして私、水神は水を使い生命を助けるんだよ」
「???」
水神「少し難しかったね」
そういい頭を撫でてくる
水神「簡単に言うと・・・万能の神はいないということだね」
「・・・では、なぜ『命』は生まれるんですか?」
水神「そうだね・・・それは私にもわからない」
水神様でもわからないことがあるんだ・・・
水神「きっとお空の遥か彼方に『命の神』がいて、世界に命を運んできている・・・のかもね!」
「・・・」
僕には難しくてよくわからなかった
でも、きっとすべては神々がやっている大事なことなんだと思う
水神「つまらなかったかな?」
「いえ・・・」
水神「?どうしたんだい?」
「・・・なんで人間は生まれたんだろう・・・って・・・」
水神「・・・」
「人間は命を奪い、穢す・・・そんな生き物・・・必要なのかな・・・」
水神「・・・物事には必ず理由がある・・・人間が産まれたのも理由があるはずだよ?私はそう思ってる」
「・・・」
山神「人間は自然や命を奪う」
「!?山神様・・・」
山神様が入口から出てきた
山神「愚かで・・・バカな生き物だ・・・」
水神「おい。クマスケ。若者にそんなこと・・・」
山神「だがな・・・」
山神様は僕の前で屈んだ
山神「人間は命を「育む」(はぐくむ)ことができる」
「育む・・・?」
山神「人間だけじゃない。この世に生きる者は全員そうだ。子を産み、育てる」
「子を・・・?」
山神「ああ。そうだな・・・人間だけは・・・もっといろんな物を育んでいる」
「なにを?」
山神「植物を植え育てる。それを糧として新たな命へと繋げる。それは人間にしかできない」
「ほかの生き物には・・・できないんですか?」
山神「植物を育てるのは・・・無理だろうな」
「・・・」
山神「人間は愚かだが、世界の循環には必要な生命なんだ」
「・・・」
山神「今はわからなくていい。その内・・・お前が大人になった時、わかるだろう」
「・・・はい」
そして山神様は僕を抱きかかえた
山神「楽しかったか?」
「え?」
山神「イヌスケと出かけてきたんだろう?楽しかったか?」
「はい!」
山神「それはよかった!」
水神「・・・」
水神様が山神様をじっと見つめている
山神「なんだ?」
水神「・・・お前・・・変わったな」
山神「???そうか?」
水神「ああ。いい事だよ!」
そして夜になり水神様は帰られて僕と山神様は家に入った
「・・・」
僕は窓から夜空を見ていた
外は雪が降っていて綺麗だった
山神「どうした?」
「僕も・・・育むこと・・・できるかな・・・って・・・」
山神「・・・」
「・・・」
山神様は後ろから僕を抱きしめてきた
山神「できるよ・・・」
「本当ですか?」
山神「ああ!春になったら畑を作るんだろう?」
「はい」
山神「作物も植物だからな」
「あ、そうですよね!」
山神「ああ!楽しみにしてるよ!」
「はい!頑張って作ります!」
そして山神様はキスをしてきた
山神「すごく楽しみだ・・・すごく・・・」
その目からは優しさがあふれている気がした
いや、愛があふれている・・・と、言った方が正しい気がする
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山神「ああ!」
そして僕たちは抱き合いながら眠りについた・・・
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