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本編
美しき銀世界
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次の日・・・
「あれ?開かない・・・」
僕は外に出ようとしたが扉が開かない・・・
山神「どうした?」
「扉が・・・」
山神様が扉に手を掛ける
山神「これは・・・ちょっと離れてて」
僕は少し離れた
そして・・・
山神「よっと!!」
山神様が扉を強く開けた
「あ!雪だ!」
山神「ああ、昨日の夜、結構降ってたからな・・・」
どうやら雪が扉を塞いでいたみたいだ
目の前には白い雪の壁が出来ていた
「・・・えい!」
ボスッ!
雪の壁に僕の手の跡が残る
山神「ほう・・・とう!」
ドスッ!
僕の残した隣に山神様の手形が残る
「山神様の手・・・大きい・・・」
手の大きさが僕の二回り以上ありそう・・・
僕は山神様の手形に自分の手を当てる
山神「・・・」
「?」
山神様は無言で僕の手を握り自分の手に合わせてきた
山神「そんなすぐに消える跡より、こっちの方がいいだろう?」
「・・・ふふ。そうですね!」
少し不満そうに言う山神様を可愛く思ってしまった
そして・・・
山神「ハルト!見て見ろ!」
そういい僕を肩に抱きかかえ雪の壁を壊し外に出た
「うわ~~~!!」
周りは一面雪景色だった
木々も山も大地も
全部が白銀に染まっている
山神「すごいな~」
「そうですね!すごい・・・綺麗・・・」
こんな景色・・・見たことない
「降りたいです!」
そういうと降ろしてくれた
「すごい・・・ふわふわ・・・」
雪はとてもやわらかく純白の粉みたいだ
~山神視点~
ハルト「山神様!」
俺は満面の笑顔のハルトをみていた
花柄の衣を纏い、純白の雲のような雪の上を舞う・・・
まるで天使のような存在だ
それを見て愛しくて仕方なかった
「・・・」
この想いは日に日に強くなっていく
可愛いなんて言葉じゃ足りないぐらいだ
俺はハルトに近づき抱きしめた
ハルト「山神様?」
「可愛い・・・」
ハルト「や、山神様・・・倒れ・・・」
そして俺とハルトは雪の上に倒れた
それでも俺はハルトを強く抱きしめた
背中に小さな腕が周り俺を包む
ハルト「山神様・・・」
「ハルト・・・」
愛おしい・・・
俺の心にはそれ以外の感情がない
こんなに人間を好きになるとは・・・自分でも驚きだ
ハルト「山神様・・・苦しい・・・」
「あ!すまない!」
愛しすぎるがゆえに強く抱きしめすぎてしまった・・・
「だ、大丈夫か?」
ハルト「はい。大丈夫です!」
と、無邪気に笑うハルト
俺はその笑顔につられて笑顔になる
「約束を果たそう!」
ハルト「約束?」
「ああ!行こう!」
そういいハルトを肩に乗せ雪の中を歩いて行った
ある場所にむかって・・・
~ハルト視点~
僕は山神様に連れられて雪の中を進んでいく
「あ!兎!」
雪の中を兎が走っていた
山神「こっちにはシカがいるぞ!」
山神様が指さす方向にはシカの親子がいた
「かわいい・・・」
シカの親子はゆっくりとこちらに近づいてきて頭を下げた
山神「ああ!おかげ様でな!」
「???」
山神様は独り言を言っていた
山神「お前たちも気を付けるんだぞ!」
そしてシカの親子は行ってしまった
「あ、あの・・・」
山神「ん?」
「独り言・・・?」
山神「ああ。お前には聞こえないのか。俺は動物と話せるんだ!」
「そうなんですか!?」
山神「ああ!山の神様だからな!」
知らなかった・・・
そういえば・・・狼を助けたときも・・・話してたような・・・
「僕も話してみたいな・・・」
山神「・・・それは・・・」
と、言葉が止まる
山神「・・・」
「???」
山神様は少し俯いた後
山神「人間には無理だよ。さぁ行こう!」
と、山を登り進んでいく
しばらく山道を進むと広い場所に出た
ここは前にも来たことがある・・・
確かお花畑があった場所だ
「ここ・・・炎神様と来たお花畑・・・でしたよね?」
山神「ああ。目的地はもっと奥だ!」
そういい歩き出す山神様
広い場所を抜け、少し狭い場所を通り山の奥に進んでいく
「あ、木の実」
山神「それは食べてはダメだよ?」
「なんでですか?」
山神「今は春に向けて栄養を蓄えてるからな。取ったら春においしい実が食べれなくなる」
「残念ですね・・・」
山神「春になったら取りに来ような!」
「はい!」
そして・・・更に進んでいくと洞窟があった
なぜか洞窟の入り口には雪はなく草が生えていた
「冬なのに・・・草が・・・」
山神「ここは特別な場所なんだ。少し苦しくなるかもしれないが・・・大丈夫か?」
「わからないですが・・・行ってみたいです!」
山神「俺の力で守ってやるからな!でも、辛かったら言えよ?」
「はい!」
そして僕たちは洞窟に入った
中は普通に洞窟みたいだが、なんか・・・空気が違う
重い・・・と言うのかな・・・?
気分が暗くなっていく気がする
「・・・」
僕は山神様の耳を掴んだ
山神「苦しいか?」
「いえ・・・なんか・・・寂しいような・・・悲しいような・・・」
山神「やっぱり引き返すか?」
「いえ・・・山神様が一緒なので・・・大丈夫です」
山神「・・・そうか」
そして更に進んでいく
真っ暗だけど、なんとなく見える
目が慣れたからなのか・・・山神様の力なのかはわからないけど・・・
山神「そろそろ着くぞ。大丈夫か?」
「はい・・・大丈夫です」
山神様は僕に身体に手を当てる
その手からはとても暖かい何かを感じる
それが僕を安心させる
そして洞窟の出口が見えた
山神「やっと出口だ!」
そして外に出た
そこには・・・
「あれ?開かない・・・」
僕は外に出ようとしたが扉が開かない・・・
山神「どうした?」
「扉が・・・」
山神様が扉に手を掛ける
山神「これは・・・ちょっと離れてて」
僕は少し離れた
そして・・・
山神「よっと!!」
山神様が扉を強く開けた
「あ!雪だ!」
山神「ああ、昨日の夜、結構降ってたからな・・・」
どうやら雪が扉を塞いでいたみたいだ
目の前には白い雪の壁が出来ていた
「・・・えい!」
ボスッ!
雪の壁に僕の手の跡が残る
山神「ほう・・・とう!」
ドスッ!
僕の残した隣に山神様の手形が残る
「山神様の手・・・大きい・・・」
手の大きさが僕の二回り以上ありそう・・・
僕は山神様の手形に自分の手を当てる
山神「・・・」
「?」
山神様は無言で僕の手を握り自分の手に合わせてきた
山神「そんなすぐに消える跡より、こっちの方がいいだろう?」
「・・・ふふ。そうですね!」
少し不満そうに言う山神様を可愛く思ってしまった
そして・・・
山神「ハルト!見て見ろ!」
そういい僕を肩に抱きかかえ雪の壁を壊し外に出た
「うわ~~~!!」
周りは一面雪景色だった
木々も山も大地も
全部が白銀に染まっている
山神「すごいな~」
「そうですね!すごい・・・綺麗・・・」
こんな景色・・・見たことない
「降りたいです!」
そういうと降ろしてくれた
「すごい・・・ふわふわ・・・」
雪はとてもやわらかく純白の粉みたいだ
~山神視点~
ハルト「山神様!」
俺は満面の笑顔のハルトをみていた
花柄の衣を纏い、純白の雲のような雪の上を舞う・・・
まるで天使のような存在だ
それを見て愛しくて仕方なかった
「・・・」
この想いは日に日に強くなっていく
可愛いなんて言葉じゃ足りないぐらいだ
俺はハルトに近づき抱きしめた
ハルト「山神様?」
「可愛い・・・」
ハルト「や、山神様・・・倒れ・・・」
そして俺とハルトは雪の上に倒れた
それでも俺はハルトを強く抱きしめた
背中に小さな腕が周り俺を包む
ハルト「山神様・・・」
「ハルト・・・」
愛おしい・・・
俺の心にはそれ以外の感情がない
こんなに人間を好きになるとは・・・自分でも驚きだ
ハルト「山神様・・・苦しい・・・」
「あ!すまない!」
愛しすぎるがゆえに強く抱きしめすぎてしまった・・・
「だ、大丈夫か?」
ハルト「はい。大丈夫です!」
と、無邪気に笑うハルト
俺はその笑顔につられて笑顔になる
「約束を果たそう!」
ハルト「約束?」
「ああ!行こう!」
そういいハルトを肩に乗せ雪の中を歩いて行った
ある場所にむかって・・・
~ハルト視点~
僕は山神様に連れられて雪の中を進んでいく
「あ!兎!」
雪の中を兎が走っていた
山神「こっちにはシカがいるぞ!」
山神様が指さす方向にはシカの親子がいた
「かわいい・・・」
シカの親子はゆっくりとこちらに近づいてきて頭を下げた
山神「ああ!おかげ様でな!」
「???」
山神様は独り言を言っていた
山神「お前たちも気を付けるんだぞ!」
そしてシカの親子は行ってしまった
「あ、あの・・・」
山神「ん?」
「独り言・・・?」
山神「ああ。お前には聞こえないのか。俺は動物と話せるんだ!」
「そうなんですか!?」
山神「ああ!山の神様だからな!」
知らなかった・・・
そういえば・・・狼を助けたときも・・・話してたような・・・
「僕も話してみたいな・・・」
山神「・・・それは・・・」
と、言葉が止まる
山神「・・・」
「???」
山神様は少し俯いた後
山神「人間には無理だよ。さぁ行こう!」
と、山を登り進んでいく
しばらく山道を進むと広い場所に出た
ここは前にも来たことがある・・・
確かお花畑があった場所だ
「ここ・・・炎神様と来たお花畑・・・でしたよね?」
山神「ああ。目的地はもっと奥だ!」
そういい歩き出す山神様
広い場所を抜け、少し狭い場所を通り山の奥に進んでいく
「あ、木の実」
山神「それは食べてはダメだよ?」
「なんでですか?」
山神「今は春に向けて栄養を蓄えてるからな。取ったら春においしい実が食べれなくなる」
「残念ですね・・・」
山神「春になったら取りに来ような!」
「はい!」
そして・・・更に進んでいくと洞窟があった
なぜか洞窟の入り口には雪はなく草が生えていた
「冬なのに・・・草が・・・」
山神「ここは特別な場所なんだ。少し苦しくなるかもしれないが・・・大丈夫か?」
「わからないですが・・・行ってみたいです!」
山神「俺の力で守ってやるからな!でも、辛かったら言えよ?」
「はい!」
そして僕たちは洞窟に入った
中は普通に洞窟みたいだが、なんか・・・空気が違う
重い・・・と言うのかな・・・?
気分が暗くなっていく気がする
「・・・」
僕は山神様の耳を掴んだ
山神「苦しいか?」
「いえ・・・なんか・・・寂しいような・・・悲しいような・・・」
山神「やっぱり引き返すか?」
「いえ・・・山神様が一緒なので・・・大丈夫です」
山神「・・・そうか」
そして更に進んでいく
真っ暗だけど、なんとなく見える
目が慣れたからなのか・・・山神様の力なのかはわからないけど・・・
山神「そろそろ着くぞ。大丈夫か?」
「はい・・・大丈夫です」
山神様は僕に身体に手を当てる
その手からはとても暖かい何かを感じる
それが僕を安心させる
そして洞窟の出口が見えた
山神「やっと出口だ!」
そして外に出た
そこには・・・
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