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本編
暗闇の中
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次の日
「ハルト?朝だぞ」
ハルト「・・・」
俺はハルトを起こした
「ハルト?」
俺はハルトに触れた
「!?ハルト!?」
すぐに異変に気が付いた
ハルトの身体はすごく冷たくなっていた
「おい!起きろ!!ハルト!!!」
何度も揺すったりしたがハルトは目を覚まさない
「・・・息はしてる。死んではいない・・・」
安心するにはまだ早いが生きているなら・・・
俺は力を使った
ツタがハルトの身体に絡まり輝きだす
「少しだけ我慢してくれよ・・・」
俺の力でハルトの命をこの世に繋ぎとめている
そうしないと・・・ハルトは・・・
「うぅ・・・ハルト・・・」
俺は涙を流した
涙は止まることはない
「うぅ・・・うっ・・・」
泣いていても仕方ない
そう自分に言い聞かせるが・・・止めることができない
「頼む・・・一人に・・・しないでくれ・・・」
俺はハルトの手を取り強く握り締めた
その時
イヌスケ「お邪魔するよ。あれ?どうしたんだい?」
「イヌスケ!頼む!助けてくれ!なんでもするからハルトを助けてくれ!!」
イヌスケ「!?お、おい。落ち着いて・・・なにがあったんだ?」
「・・・」
俺はわかる範囲で説明した
イヌスケ「・・・なるほど・・・今はハルトくんは大丈夫なのか?」
「ああ。俺の力でなんとかな」
イヌスケ「そうか・・・じゃあ、あとは原因だね」
「ああ・・・」
イヌスケ「なにか心当たりはないのかい?」
「・・・とくには・・・」
イヌスケ「液体を・・・その・・・注いだとか・・・」
「注いでない。そんなこと・・・人間にしたら・・・」
俺たちは神だ
神の力が宿っている液体を人間が受けたら・・・魂と肉体のバランスが崩れて・・・死んでしまう・・・
イヌスケ「じゃあ、飲ませた・・・とか・・・」
「飲ませてもな・・・」
そういえば・・・昨日・・・ハルトは風呂でなにかしていたような・・・
「・・・」
俺は昨日のことを思い出そうとした
俺は・・・風呂に入っているハルトに声をかけて・・・
その時は・・・まだ液体がハルトの身体に・・・
「・・・ん?」
そういえば、呼んだ時、人差し指を舐めた後・・・みたいだった・・・気がする・・・
「・・・」
イヌスケ「その顔、身に覚えがあるみたいだね?」
「あ、ああ。昨日・・・もしかしたら・・・舐めたかもしれないって・・・」
イヌスケ「・・・そうか」
そういうとイヌスケはハルトのおでこを触った
イヌスケ「・・・冷たいな・・・」
「一応、俺の力で生命を繋ぎとめてるんだが・・・」
イヌスケ「それをしてなかったら・・・もしかしたら死んでたかもしれないね」
「・・・」
イヌスケ「・・・私の力では助けられない。ほかの神たちも呼んだほうがいいか・・・」
「いや、呼ばなくていい」
イヌスケ「だが・・・」
「原因がわかったからな。後は俺で何とかする」
イヌスケ「何とかって・・・何をするんだ?」
「・・・」
イヌスケ「!?まさか・・・」
「・・・お前は帰れ。邪魔だ」
イヌスケ「やめるんだ!この子はまだ子供だ!それに・・・お前のやろうとしてることは理に・・・」
「わかってる!」
イヌスケ「!?」
「わかってる・・・そんなこと・・・でも、俺には・・・ハルトが必要なんだ。手放したくない・・・」
イヌスケ「だが・・・」
「頼む・・・なにも言わずに帰ってくれ・・・」
イヌスケ「・・・覚悟・・・できてるんだな?」
「ああ」
イヌスケ「・・・」
イヌスケは何も言わずに帰って行った
「ハルト・・・少し辛いだろうが・・・我慢してくれ」
俺はハルトの服を脱がしていった
身体を重ねハルトを「完全」にするために・・・
~水神視点~
「・・・はぁ・・・お前って言う奴は・・・」
私は山の中を歩いていた
家に帰ることも考えたが、どうしても帰りたくなかった
「クマスケ・・・お前は・・・それでいいのか?」
空を見上げ囁く
あいつのやろうとしていることは・・・理を壊し、己を消す行為だ
「・・・ハルトくんを大切に思うのはわかる。だが・・・納得はできないよ・・・私はね・・・」
人間を作り変える・・・神に・・・
そんなこと・・・代償無くしてできるわけがない
「お前が決めたことを変えないのは知ってるが・・・私は・・・嫌だな・・・大切な友人を失うのは・・・」
風が頬を撫でる
その風はどこか・・・寂しげで悲しい感じがした
~ハルト視点~
「お願い・・・助けて・・・」
僕は暗闇の中、うずくまり泣いていた
「山神様・・・お願い・・・声を聞かせて・・・」
どんなに叫ぼうと山神様には届かない
いくら叫んでも・・・届かない・・・
「うぅ・・・怖いよ・・・」
ここはどこなんだろう・・・?
「山神様・・・聞こえないの・・・?」
どのくらいたったんだろう・・・
暗闇の中を一人で漂う・・・
「もう・・・嫌だよ・・・怖いよ・・・」
このまま暗闇に溶けてしまうのかな?
山神様を一人にしてしまう・・・
「ごめんなさい・・・山神様・・・」
その時
山神「ハルト!!」
「!?山神様?」
そこには浴衣をなびかせた山神様がいた
「山神様・・・山神様!!」
僕は声をあげる
山神様に届くように・・・
山神「すまないな・・・待たせて・・・」
「うぅ・・・」
山神「もう大丈夫だ。帰ろう?」
「でも・・・どうやって・・・?」
山神「俺は神だぞ?ここから出ることぐらい楽勝だ!」
そういうと僕に手を差し伸べてきた
山神「さぁ!行こう!」
「はい!」
僕は手を掴んだ
そして抱き寄せられた
山神「愛してる・・・ハルト・・・」
「僕も愛してます!」
そして山神様は輝き、僕を包み込む
山神「すまない・・・ハルト・・・幸せになってくれ・・・」
「え・・・?」
次に目を覚ました時は山神様の家のベッドで横になっていた・・・
「ハルト?朝だぞ」
ハルト「・・・」
俺はハルトを起こした
「ハルト?」
俺はハルトに触れた
「!?ハルト!?」
すぐに異変に気が付いた
ハルトの身体はすごく冷たくなっていた
「おい!起きろ!!ハルト!!!」
何度も揺すったりしたがハルトは目を覚まさない
「・・・息はしてる。死んではいない・・・」
安心するにはまだ早いが生きているなら・・・
俺は力を使った
ツタがハルトの身体に絡まり輝きだす
「少しだけ我慢してくれよ・・・」
俺の力でハルトの命をこの世に繋ぎとめている
そうしないと・・・ハルトは・・・
「うぅ・・・ハルト・・・」
俺は涙を流した
涙は止まることはない
「うぅ・・・うっ・・・」
泣いていても仕方ない
そう自分に言い聞かせるが・・・止めることができない
「頼む・・・一人に・・・しないでくれ・・・」
俺はハルトの手を取り強く握り締めた
その時
イヌスケ「お邪魔するよ。あれ?どうしたんだい?」
「イヌスケ!頼む!助けてくれ!なんでもするからハルトを助けてくれ!!」
イヌスケ「!?お、おい。落ち着いて・・・なにがあったんだ?」
「・・・」
俺はわかる範囲で説明した
イヌスケ「・・・なるほど・・・今はハルトくんは大丈夫なのか?」
「ああ。俺の力でなんとかな」
イヌスケ「そうか・・・じゃあ、あとは原因だね」
「ああ・・・」
イヌスケ「なにか心当たりはないのかい?」
「・・・とくには・・・」
イヌスケ「液体を・・・その・・・注いだとか・・・」
「注いでない。そんなこと・・・人間にしたら・・・」
俺たちは神だ
神の力が宿っている液体を人間が受けたら・・・魂と肉体のバランスが崩れて・・・死んでしまう・・・
イヌスケ「じゃあ、飲ませた・・・とか・・・」
「飲ませてもな・・・」
そういえば・・・昨日・・・ハルトは風呂でなにかしていたような・・・
「・・・」
俺は昨日のことを思い出そうとした
俺は・・・風呂に入っているハルトに声をかけて・・・
その時は・・・まだ液体がハルトの身体に・・・
「・・・ん?」
そういえば、呼んだ時、人差し指を舐めた後・・・みたいだった・・・気がする・・・
「・・・」
イヌスケ「その顔、身に覚えがあるみたいだね?」
「あ、ああ。昨日・・・もしかしたら・・・舐めたかもしれないって・・・」
イヌスケ「・・・そうか」
そういうとイヌスケはハルトのおでこを触った
イヌスケ「・・・冷たいな・・・」
「一応、俺の力で生命を繋ぎとめてるんだが・・・」
イヌスケ「それをしてなかったら・・・もしかしたら死んでたかもしれないね」
「・・・」
イヌスケ「・・・私の力では助けられない。ほかの神たちも呼んだほうがいいか・・・」
「いや、呼ばなくていい」
イヌスケ「だが・・・」
「原因がわかったからな。後は俺で何とかする」
イヌスケ「何とかって・・・何をするんだ?」
「・・・」
イヌスケ「!?まさか・・・」
「・・・お前は帰れ。邪魔だ」
イヌスケ「やめるんだ!この子はまだ子供だ!それに・・・お前のやろうとしてることは理に・・・」
「わかってる!」
イヌスケ「!?」
「わかってる・・・そんなこと・・・でも、俺には・・・ハルトが必要なんだ。手放したくない・・・」
イヌスケ「だが・・・」
「頼む・・・なにも言わずに帰ってくれ・・・」
イヌスケ「・・・覚悟・・・できてるんだな?」
「ああ」
イヌスケ「・・・」
イヌスケは何も言わずに帰って行った
「ハルト・・・少し辛いだろうが・・・我慢してくれ」
俺はハルトの服を脱がしていった
身体を重ねハルトを「完全」にするために・・・
~水神視点~
「・・・はぁ・・・お前って言う奴は・・・」
私は山の中を歩いていた
家に帰ることも考えたが、どうしても帰りたくなかった
「クマスケ・・・お前は・・・それでいいのか?」
空を見上げ囁く
あいつのやろうとしていることは・・・理を壊し、己を消す行為だ
「・・・ハルトくんを大切に思うのはわかる。だが・・・納得はできないよ・・・私はね・・・」
人間を作り変える・・・神に・・・
そんなこと・・・代償無くしてできるわけがない
「お前が決めたことを変えないのは知ってるが・・・私は・・・嫌だな・・・大切な友人を失うのは・・・」
風が頬を撫でる
その風はどこか・・・寂しげで悲しい感じがした
~ハルト視点~
「お願い・・・助けて・・・」
僕は暗闇の中、うずくまり泣いていた
「山神様・・・お願い・・・声を聞かせて・・・」
どんなに叫ぼうと山神様には届かない
いくら叫んでも・・・届かない・・・
「うぅ・・・怖いよ・・・」
ここはどこなんだろう・・・?
「山神様・・・聞こえないの・・・?」
どのくらいたったんだろう・・・
暗闇の中を一人で漂う・・・
「もう・・・嫌だよ・・・怖いよ・・・」
このまま暗闇に溶けてしまうのかな?
山神様を一人にしてしまう・・・
「ごめんなさい・・・山神様・・・」
その時
山神「ハルト!!」
「!?山神様?」
そこには浴衣をなびかせた山神様がいた
「山神様・・・山神様!!」
僕は声をあげる
山神様に届くように・・・
山神「すまないな・・・待たせて・・・」
「うぅ・・・」
山神「もう大丈夫だ。帰ろう?」
「でも・・・どうやって・・・?」
山神「俺は神だぞ?ここから出ることぐらい楽勝だ!」
そういうと僕に手を差し伸べてきた
山神「さぁ!行こう!」
「はい!」
僕は手を掴んだ
そして抱き寄せられた
山神「愛してる・・・ハルト・・・」
「僕も愛してます!」
そして山神様は輝き、僕を包み込む
山神「すまない・・・ハルト・・・幸せになってくれ・・・」
「え・・・?」
次に目を覚ました時は山神様の家のベッドで横になっていた・・・
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