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本編
心の穴
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「山神様?」
僕は起き上がり周りを見渡した
しかし、どこにも山神様がいない
そして・・・外が騒がしく感じた
僕は外に向かった
「眩しい・・・」
朝日が僕の目に眩しく映る
「朝日が気持ちいいな・・・」
こんな呑気なことを言ってる場合じゃない
今は山神様を探さないと・・・
僕は森の中を歩いた
「どこに行ったんだろう・・・」
しばらく歩いていたら
???「あの子ね?あの方のお嫁さんは」
???「まだ幼いみたいに見えるけど・・・」
???「人間はみんな幼く見えるじゃない?」
???「そうね~」
と笑い声が聞こえる
僕は声のする方をみた
そこにはリスが木で食事をしていた
「なんだ・・・リスか・・・」
リス「なんだってなによ・・・人間はいつもほかの生き物を下にみて・・・」
「!?」
リス「聞こえるよ・・・」
リス「いいのよ!どうせ私たちの声なんて聞こえないんだから!」
リス「そうよね~哀れな生き物・・・」
「な、なんで君たちの言葉がわかるの!?」
リスたち「!?」
「ねぇ!!なんで!?」
リス「私たちの声が聞こえてる!?」
リス「どういうこと!?」
リス「ひとまず逃げましょう!」
そういうとリスたちは逃げてしまった
「あ!まって!!」
追いかけたがすぐに見失ってしまった
「一体・・・」
なんで言葉がわかるのか・・・
僕には理解できなかった
???「だよね~」
今度は違う方から声が聞こえた
僕は声のする方に向かった
そこには
「狼だ・・・」
狼「冬は暇で仕方なかったよな~」
狼「でも、お前はいつもゴロゴロしてるじゃん?」
狼「アハハ!そうだな!」
「ど、どうなってるの・・・?」
間違いなく狼が話してる
狼「ん?君・・・」
「!?」
僕は狼たちに見つかった
「お、おはよう・・・」
狼「君・・・山神様のお嫁さんだ!」
狼「お前を助けた人間か?」
狼「ああ!久しぶり・・・って言っても聞こえないのか・・・」
狼「人間は俺たちの言葉なんてわからないからね~」
「あ、あの・・・」
狼「ん?どうしたの?迷子?」
「ち、違います・・・山神様を・・・見てないかなって・・・」
狼「山神様?見てないけど・・・」
狼「ん?私たちの言葉・・・わかるの?」
「う、うん・・・聞こえるよ」
狼「え!?どうして!?」
狼「や、山神様に報告しよう!!」
狼「でも、この子は山神様を探してるんだよね!?」
「うん・・・」
狼「なにが起こってるの!?」
狼「怖いよ・・・」
???「お黙りなさい」
その時、奥から大きな狼が出てきた
大狼「この子たちのご無礼をどうかお許しください」
「え、いえ・・・そんなことは・・・」
大狼「この子たちはまだ未熟ゆえ、感じ取れないのです」
「???」
そういうと大きな狼は僕の前に来て頭を下げた
「え!?」
大狼「山神様・・・どうか慌てないでください」
「や、山神!?」
大狼「受け入れるには時間がかかるでしょう。時間はたくさんございます。なので少しずつ受け入れて行ってください」
それだけ言うと大きな狼は子供たちを連れて森に入って行ってしまった
「ま、まって!今のはどういう意味ですか!?」
返事は帰ってこなかった
「・・・なにが・・・」
何が起きてるんだろう・・・
僕はどうしたらいいかわからず家に戻った
もしかしたら山神様はもう家に戻っていて僕のことを心配してるかもしれないし
「・・・」
家の入口に着き扉を開けたら
???「おかえり」
「!?山神様!?」
水神「ちがうよ。私だよ」
家の中には水神様がいた
「あ、いらしてたんですね!」
水神「うん」
「山神様見ませんでしたか?」
水神「・・・」
「探してるんですけど・・・見当たらなくて・・・」
水神「・・・」
水神様はただ黙っているだけだった
「あの・・・」
水神「クマスケは・・・」
「???」
水神「・・・」
水神様は口ごもってしまった
「あの・・・」
水神「・・・」
水神様は無言で水の水晶を作り出し僕に見せてきた
「???・・・え!?」
その水晶は透き通っていて鏡みたいになっていた
そしてそこに映ったのは・・・
「ぼ・・・く・・・?」
水神「君だよ。今の・・・君だよ・・・」
水晶には僕が映っていた
でも、違う・・・
髪は白くなっていて、眼は山神様と同じ色になっていた
水神「クマスケは・・・君を作り変えたんだ・・・」
「作り変えた・・・?」
水神「ああ・・・君を助けるために・・・」
「助ける・・・ため?」
水神「君はクマスケの液体を舐めたんだろう?」
「え、はい」
水神「クマスケは神だ。その液体には力が宿る。それを人間である君が舐めると・・・肉体と魂のバランスが崩れて・・・死んでしまう」
「え!?」
水神「クマスケは君を助けるために・・・すべてを注いだんだ・・・」
「そんな・・・」
僕の頬を涙が流れる
水神「だから・・・クマスケは・・・もう・・・いない・・・」
「僕の・・・せい・・・」
僕が興味本位で舐めたから・・・
僕が舐めてしまったから・・・
水神「・・・君のせいじゃないよ?全部クマスケが決めたことだ」
「・・・」
僕は泣くことしかできなかった
僕のせいで・・・山神様は・・・
「うぅ・・・」
水神「・・・」
水神様は無言で帰って行った
「・・・」
山神様がいない・・・
僕のせいで・・・
僕が・・・
「ごめんなさい・・・ごめん、なさい・・・」
うずくまり泣いた
後悔が僕を襲う
「舐めなければよかった・・・」
そうだ・・・
僕が気になって舐めなければ・・・
「僕がここに来なければ・・・」
僕が嫁に来なければ・・・
「僕が・・・産まれて来なければ・・・」
産まれて来なければ・・・山神様は・・・
「うぅ・・・うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
僕は叫んだ
声が枯れるぐらい叫んだ
握った拳を地面に何度も叩きつけて
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
自分の軽率な行動と不甲斐なさに怒りを覚え叫んだ
いくら叫んでも山神様は帰ってこない
でも、叫ばずにはいられなかった
この怒りを消し去るために・・・叫び続けた・・・
僕は起き上がり周りを見渡した
しかし、どこにも山神様がいない
そして・・・外が騒がしく感じた
僕は外に向かった
「眩しい・・・」
朝日が僕の目に眩しく映る
「朝日が気持ちいいな・・・」
こんな呑気なことを言ってる場合じゃない
今は山神様を探さないと・・・
僕は森の中を歩いた
「どこに行ったんだろう・・・」
しばらく歩いていたら
???「あの子ね?あの方のお嫁さんは」
???「まだ幼いみたいに見えるけど・・・」
???「人間はみんな幼く見えるじゃない?」
???「そうね~」
と笑い声が聞こえる
僕は声のする方をみた
そこにはリスが木で食事をしていた
「なんだ・・・リスか・・・」
リス「なんだってなによ・・・人間はいつもほかの生き物を下にみて・・・」
「!?」
リス「聞こえるよ・・・」
リス「いいのよ!どうせ私たちの声なんて聞こえないんだから!」
リス「そうよね~哀れな生き物・・・」
「な、なんで君たちの言葉がわかるの!?」
リスたち「!?」
「ねぇ!!なんで!?」
リス「私たちの声が聞こえてる!?」
リス「どういうこと!?」
リス「ひとまず逃げましょう!」
そういうとリスたちは逃げてしまった
「あ!まって!!」
追いかけたがすぐに見失ってしまった
「一体・・・」
なんで言葉がわかるのか・・・
僕には理解できなかった
???「だよね~」
今度は違う方から声が聞こえた
僕は声のする方に向かった
そこには
「狼だ・・・」
狼「冬は暇で仕方なかったよな~」
狼「でも、お前はいつもゴロゴロしてるじゃん?」
狼「アハハ!そうだな!」
「ど、どうなってるの・・・?」
間違いなく狼が話してる
狼「ん?君・・・」
「!?」
僕は狼たちに見つかった
「お、おはよう・・・」
狼「君・・・山神様のお嫁さんだ!」
狼「お前を助けた人間か?」
狼「ああ!久しぶり・・・って言っても聞こえないのか・・・」
狼「人間は俺たちの言葉なんてわからないからね~」
「あ、あの・・・」
狼「ん?どうしたの?迷子?」
「ち、違います・・・山神様を・・・見てないかなって・・・」
狼「山神様?見てないけど・・・」
狼「ん?私たちの言葉・・・わかるの?」
「う、うん・・・聞こえるよ」
狼「え!?どうして!?」
狼「や、山神様に報告しよう!!」
狼「でも、この子は山神様を探してるんだよね!?」
「うん・・・」
狼「なにが起こってるの!?」
狼「怖いよ・・・」
???「お黙りなさい」
その時、奥から大きな狼が出てきた
大狼「この子たちのご無礼をどうかお許しください」
「え、いえ・・・そんなことは・・・」
大狼「この子たちはまだ未熟ゆえ、感じ取れないのです」
「???」
そういうと大きな狼は僕の前に来て頭を下げた
「え!?」
大狼「山神様・・・どうか慌てないでください」
「や、山神!?」
大狼「受け入れるには時間がかかるでしょう。時間はたくさんございます。なので少しずつ受け入れて行ってください」
それだけ言うと大きな狼は子供たちを連れて森に入って行ってしまった
「ま、まって!今のはどういう意味ですか!?」
返事は帰ってこなかった
「・・・なにが・・・」
何が起きてるんだろう・・・
僕はどうしたらいいかわからず家に戻った
もしかしたら山神様はもう家に戻っていて僕のことを心配してるかもしれないし
「・・・」
家の入口に着き扉を開けたら
???「おかえり」
「!?山神様!?」
水神「ちがうよ。私だよ」
家の中には水神様がいた
「あ、いらしてたんですね!」
水神「うん」
「山神様見ませんでしたか?」
水神「・・・」
「探してるんですけど・・・見当たらなくて・・・」
水神「・・・」
水神様はただ黙っているだけだった
「あの・・・」
水神「クマスケは・・・」
「???」
水神「・・・」
水神様は口ごもってしまった
「あの・・・」
水神「・・・」
水神様は無言で水の水晶を作り出し僕に見せてきた
「???・・・え!?」
その水晶は透き通っていて鏡みたいになっていた
そしてそこに映ったのは・・・
「ぼ・・・く・・・?」
水神「君だよ。今の・・・君だよ・・・」
水晶には僕が映っていた
でも、違う・・・
髪は白くなっていて、眼は山神様と同じ色になっていた
水神「クマスケは・・・君を作り変えたんだ・・・」
「作り変えた・・・?」
水神「ああ・・・君を助けるために・・・」
「助ける・・・ため?」
水神「君はクマスケの液体を舐めたんだろう?」
「え、はい」
水神「クマスケは神だ。その液体には力が宿る。それを人間である君が舐めると・・・肉体と魂のバランスが崩れて・・・死んでしまう」
「え!?」
水神「クマスケは君を助けるために・・・すべてを注いだんだ・・・」
「そんな・・・」
僕の頬を涙が流れる
水神「だから・・・クマスケは・・・もう・・・いない・・・」
「僕の・・・せい・・・」
僕が興味本位で舐めたから・・・
僕が舐めてしまったから・・・
水神「・・・君のせいじゃないよ?全部クマスケが決めたことだ」
「・・・」
僕は泣くことしかできなかった
僕のせいで・・・山神様は・・・
「うぅ・・・」
水神「・・・」
水神様は無言で帰って行った
「・・・」
山神様がいない・・・
僕のせいで・・・
僕が・・・
「ごめんなさい・・・ごめん、なさい・・・」
うずくまり泣いた
後悔が僕を襲う
「舐めなければよかった・・・」
そうだ・・・
僕が気になって舐めなければ・・・
「僕がここに来なければ・・・」
僕が嫁に来なければ・・・
「僕が・・・産まれて来なければ・・・」
産まれて来なければ・・・山神様は・・・
「うぅ・・・うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
僕は叫んだ
声が枯れるぐらい叫んだ
握った拳を地面に何度も叩きつけて
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
自分の軽率な行動と不甲斐なさに怒りを覚え叫んだ
いくら叫んでも山神様は帰ってこない
でも、叫ばずにはいられなかった
この怒りを消し去るために・・・叫び続けた・・・
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