サバイバルの恋

ジャム

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本編

互いの思いが奇跡に変わる

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更に一週間後・・・
住居区は完成した

犬井「やっと完成しましたね~」

獅子丸「ああ!長かった・・・」

豹方「あとは家具なんかを犬井さんに作ってもらって・・・」

猫里「薬局・・・」

犬井「はいはいw一つずつ作りますねwまずは・・・一ノ瀬君と熊井さんのベッドを作りましょう」

獅子丸「ああ。その方が一ノ瀬君もいいだろう」

「すまない・・・」

犬井「いいんですよwそれより一ノ瀬君の具合はどうなんですか?」

猫里「怪我はもう大丈夫。激しい運動をしなければ傷口が開くことはない。ただ・・・」

「「「・・・」」」

猫里「目を覚まさない理由がわからないの・・・」

獅子丸「俺は医者じゃないからわからないが・・・失血が多くて脳が・・・」

猫里「可能性はあると思う・・・脳に血が足りなくて・・・」

犬井「じゃあこのままずっと・・・っ!」

犬井は咄嗟に言葉を止めた

「気にしなくていい」

犬井「すみません・・・」

そしてお昼・・・
みんなでご飯を食べていた

犬井「家具は一人で作れますからもうお手伝いは大丈夫ですよ!」

獅子丸「そろそろ鉄が無くなりそうなんだが・・・ここらへんじゃもう取れそうにないんだ」

「遠いところに行く必要があるってことか・・・」

獅子丸「ああ。ワイバーンの専用サドルは作ってあるんだが・・・一ノ瀬君がいないと・・・」

「・・・」

豹方「もっと近くにないのかな?」

獅子丸「近くのはもう取りつくした・・・あとは・・・南の方だろうな・・・」

「遥斗が目を覚ましたら取りに行こう」

獅子丸「・・・そうだな!」

いつ目を覚ますかわからない・・・
でもみんな前向きに考えている
俺ももう後ろを向いて歩くのはやめないと・・・

犬井「じゃあ、そろそろベッドを作りますね。丈夫なのを作るので楽しみにしててくださいね!」

そう言うと犬井はツリーに向かった

「・・・遥斗の身体を洗うかな」

俺は遥斗を抱きかかえて水浴びに向かった
そっと遥斗を水に入れる
そして身体を優しく洗う

「気持ちいいか?」

遥斗「・・・」

「もう夏だから水が気持ちいいだろう?」

遥斗「・・・」

「もう少ししたら小島でバカンスでもしようって話をしてるんだ」

遥斗「・・・」

「その時は遥斗も一緒だからな?」

遥斗「・・・」

「・・・さて!そろそろ出るかw風邪ひくかもしれないからな!」

遥斗の身体を拭き服を着せてテントに運んだ
テントに帰る途中、猫里が育てているハーブを一つ勝手に摘んだ

(確か、これは冷却効果があるって・・・遥斗に使ってあげよう)

テントの中は少し暑くて放置したら大変なことになるかもしれない
だから俺は遥斗とずっと一緒にいる

「・・・」

俺は遥斗の顔を見ていた

「まだ起きないのか?」

遥斗「・・・」

「なぁ・・・起きろよ・・・」

遥斗「・・・」

「うぅ・・・」

涙が流れた
俺は遥斗が好きでたまらない
でも、今はそれを言っても返事は帰って来ない
それどころか声を聞くこともできない・・・

「・・・」

声を殺して泣いた
周りに知られないように泣いた

「・・・遥斗・・・」

俺はハーブを口に含んで噛んだ
そして俺は眠ってしまった

・・・・・・
遥斗『熊井さん?熊井さ~ん!』

『・・・ん?』

遥斗『あ、起きた!もう、いつまで寝てるんですか?』

『!?遥斗!』

遥斗『!?どうしたんですか?』

『お前・・・目を覚ましたんだな!』

遥斗『え?何を言ってるんですか?寝てたのは熊井さんの方じゃないですかw』

『え?』

俺は周りを見渡した
そこはとても広い場所だった
見たこともない建物が立ち並ぶ広場・・・いや、公園だ
俺は公園に居るんだ

『ここは・・・?』

遥斗『酷いですよwデートに誘っておいて僕の膝枕で寝るなんてw』

『そうか・・・俺、寝ちまったのか・・・すまないなw』

遥斗『すまないと思うんだったら夕飯はおごってくださいねw』

『ああ!おいしいところに連れて行くよ!』

遥斗『やった~!』

そういい喜ぶ遥斗
俺はそれを見て嬉しく思う

『そう言えば、獅子丸たちはどうしたんだ?』

遥斗『ん?』

『え、獅子丸と犬井と豹方と猫里だよ』

遥斗『???誰?』

『え・・・』

遥斗『その人達は・・・熊井さんの知り合いですか?』

『え・・・何言ってるんだよw俺たち一緒にサバイバルを生き抜いて来たじゃないかw』

遥斗『???』

『サバイバル島とかに放り出されて、神とかいう奴にさ!』

遥斗『この世界は僕と熊井さんしかいないよ?』

『え・・・』

遥斗『だって熊井さんはこれを望んでたんだよ?僕とずっと一緒がいいってw』

『確かに・・・そう望んだけど・・・』

遥斗『じゃあ、いいじゃん!このままずっと二人で・・・ずっと・・・』

そうだな・・・
それがいいな・・・
遥斗と一緒に居られるなら・・・
俺はそう思い遥斗の膝に頭を乗せた
遥斗は俺の頭を撫でてくれた

遥斗『このままずっとここに居よう?』

『ああ・・・一緒にいよう・・・』

遥斗『ありがとう!』

そして俺は目を閉じた
遥斗の温もり・・・
遥斗の匂い・・・
俺が求めていた大切な存在・・・
もう・・・手放したくない・・・

(もう・・・ずっとこのままで居たい)

その時

遥斗『熊井さん!!』

『!?』

俺は遥斗の呼ぶ声で目を開けた

『遥斗・・・?』

そこには繊維でできた服を着てる遥斗が立っていた

『え・・・遥斗が・・・二人?』

遥斗『しっかりしてください!』

『え・・・何を・・・?』

遥斗『これは現実じゃないです!夢なんです!』

『夢・・・そうなのか・・・でも・・・夢でも構わない・・・俺は遥斗と一緒に居たい・・・』

遥斗『目を覚ましてください!こんなの・・・熊井さんらしくないですよ!!』

『俺らしい?俺らしいってなんだ?自分の感情を殺して強がることか?それともお前を失って悲しむことか?』

遥斗『熊井さんは熊井さんです!僕が愛した最愛の人です!』

『俺はもう失いたくない・・・遥斗を失いたくない・・・だからこのままここに居たい・・・』

遥斗『熊井さん・・・』

『もう俺は遥斗から離れない・・・お前も俺から離れないだろう?」

遥斗?『もちろん!僕は熊井さんが望むならずっと・・・いつまでも一緒にいるよ!』

『じゃあ、このままここに一緒にいてくれよ』

遥斗?『もちろん!』

遥斗『ダメ・・・ダメですよ!熊井さん!』

『うるさいな・・・俺はここがいい・・・ここに居たい・・・』

そう言うと周りの景色が消え真っ暗な世界が広がる
なにもいらない・・・
遥斗がいればそれだけで・・・
俺は・・・

遥斗『熊井さん!!』

『うるさい・・・俺は・・・お前と・・・』

その時

『!?』

遥斗が俺の両頬を掴んだ

『遥斗?』

遥斗『帰りましょう・・・みんなのいるところへ』

『嫌だ・・・嫌だ!!俺はここにいる!!遥斗と一緒にいる!!』

遥斗『ダメです!帰りましょう!』

『嫌だ・・・俺はお前と居たい・・・それだけでいいんだ!!』

遥斗『一緒にいるじゃないですか』

『声をかけても返事をしてくれない・・・呼んでも声を聞くこともできない・・・そんなの嫌だ!!!』

突風が周りに流れる
幻の遥斗が光のかけらになり消えた
遥斗が吹き飛ばされそうになる

遥斗『・・・ごめんなさい・・・ずっと苦しんでたんですね・・・』

『うぅ・・・うぅっ・・・」

遥斗『でも、ここは現実じゃないんです。ここにずっとはいられないんですよ?』

『嫌だ・・・ここに居たい・・・』

遥斗『・・・』

『俺は・・・ここに居たい・・・お前とずっと居たい・・・』

遥斗『じゃあ、現実の僕はどうなるんですか?』

『・・・』

遥斗『このまま放置するんですか?』

『そんなこと!!』

遥斗『熊井さんがここに居たら僕は放置のままですよ?』

『でも・・・俺は・・・』

そして遥斗は俺にキスをしてきた

遥斗『待っててください。必ず帰ります!』

『そんな言葉・・・信じられない・・・』

遥斗『信じてください!僕は帰ります!』

『なんでそれを信じろって言えるんだ!!』

遥斗『僕の帰るべき場所は熊井さんの腕の中なんです』

『!?』

遥斗『わかったら帰りましょう。一緒に・・・』

そういい俺に手を差し伸べた
俺はその手を取ろうとしたが躊躇した
このままここにいれば辛い現実に帰らなくて済むかもしれない
俺は遥斗を見た
遥斗は無言で笑顔だけを返した

『・・・』

俺は遥斗の手を取った
そして身体が宙に浮かび空に向かって飛んでいく

『ごめんな・・・俺・・・』

遥斗『いいんですよw僕は熊井さんの恋人ですw頼ってくれると嬉しいです!』

『俺・・・もう逃げない・・・現実から逃げない!』

遥斗『・・・』

『自分にいくら言い聞かせても逃げたくなる・・・でも、もう逃げない!』

遥斗『そうですか・・・じゃあ安心ですね!』

そういうと遥斗の身体が輝きだした

『!?』

遥斗『今度は僕が熊井さんを助けます!』

そして眩しい閃光に包まれた・・・


・・・・・・・・
「ん・・・ここ、は・・・?」

俺は周りを見渡した
そこにはみんなが集まっていて慌てた様子だった

「どうしたんだ?」

猫里「どうしたじゃないですよ!なんで自殺なんか・・・」

犬井「そうですよ!なんで!」

自殺?
なにを言ってるんだ?

「俺、そんなことしてないぞ?」

猫里「これ!飲んだでしょう!」

そういうとハーブを目の前に出してきた

「あ、ああ。冷却効果があるって聞いたから遥斗に使ってやろうと思って・・・」

猫里「これにそんな効果はないよ!!これは生物を眠らせる麻酔効果のあるハーブだよ・・・大量に食べたら・・・死んじゃうんだよ・・・」

「え!?」

獅子丸「猫里が一ノ瀬君の包帯を変えに来た時お前が寝ててすぐ異常に気が付いたからよかったものの・・・」

「そ、そうだったのか・・・」

猫里「でも、致死量は食べてるはずなのに・・・」

「・・・遥斗だ」

獅子丸「え?」

「遥斗が助けてくれたんだ・・・」

俺は夢の話をした

猫里「そんなことが・・・?」

獅子丸「信じがたい話だが・・・」

俺は遥斗を見たでもそこには遥斗がいなかった

「!?遥斗は!?」

獅子丸「ああ、一ノ瀬君なら・・・」

遥斗「熊井さんは目を覚ましましたか?」

「は、遥斗・・・?」

そこにはいつもの俺の愛しい遥斗がいた

遥斗「目を覚ましたんですね!今、解毒のハーブ持ってきたんですよ!豹方さんがお水を持ってきてくれますのでそしたらこれを・・・!?」

俺は遥斗に飛びついた

「遥斗!!」

俺と遥斗はテントの外に倒れた

遥斗「痛い・・・一応まだけが人・・・!?」

そんな遥斗の言葉を無視して俺はキスをした
舌を絡めて・・・

遥斗「熊、井、さん・・・」

「・・・ん・・・」

何度も何度もキスをした
遥斗が嫌がってもキスをした

「・・・ん・・・」

遥斗「熊井さん・・・待って・・・」

獅子丸「おいwいい加減にしろよw」

そういい獅子丸に引き剥がされた

「す、すまない・・・」

遥斗「熊井さん・・・少し強引ですねw」

そして俺は解毒と水を飲んだ

猫里「たぶんこれでもう大丈夫だと思います」

獅子丸「よかった・・・」

「遥斗はいつ目を覚ましたんだ?」

獅子丸「お前が目を覚ます少し前だよ」

「そうか・・・あれはやっぱり夢だったのか?」

・・・夜・・・
俺と遥斗はテントにいた
部屋は完成していてベッドもあるんだが、今日だけはテントで過ごすことにしたのだ
ほかの奴らはもう部屋に行ったから俺たちだけしかここにはいない

「・・・なぁ・・・」

遥斗「はい?」

「お前が助けてくれたんだろう?」

遥斗「・・・」

「そうだよな?」

遥斗「どうなんでしょうw」

「そうか・・・ありがとう!」

遥斗「熊井さんを失いたくなかったので・・・」

「そうかw」

そういうと俺は遥斗の服を脱がせた

遥斗「え・・・」

「優しくする・・・できるだけ・・・」

遥斗「・・・はい」

そして俺たちは身体を重ねた
できるだけ優しくやるつもりだったが・・・
次の日の朝日がテントに差し込んでくる時間帯まで重なっていた
もう・・・手放さないために・・・

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