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4 妖精の宝物庫
アルスター 43
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人類王とドワーフ王に肩を貸してもらいながら、家の中に入り椅子に座った。やっと、休めそうだ。
「これを飲みなされ。少しは気分も良くなるはずですぞ」
ベリルさんが暖かいお茶を出してくれたので、ゆっくり啜った。温かいお茶が萎縮していた空っぽの胃袋に入ってきて、緊張を和らげてくれる。
「おそらく、原因は我が妹がやんちゃをしたという線でしょうな。全く、年端も行かない少年がちょっかいを出すようなことをして……兄はこれからの旅が心配で仕方ないですぞ」
「うぅ……」
叱られているメリルをざまあみろと思いながら、お茶を飲んで気分を落ち着かせた。
「それで、黄金の果実とやらはとってこれたのか?」
「あっ、はい。ここに」
大事に膝の上で抱えていた黄金の果実をテーブルの上に置いた。
「おぉ、これが。俺じゃ趣味の悪い飾りにしか見えないが、相当なパワーを秘めているんだな?」
「趣味が悪いって、これ作ったの私じゃないんだからね」
僕が見ても、黄金のリンゴなんて何の役にも立ちそうにない装飾にしか見えない。
「まあ、これで、ここでの用事は終わりじゃな。次はドワーフの国か。そっちは大丈夫なんじゃろうな。国民の信頼とか」
「心配しなくても大丈夫だ。なんたって、隠し場所はドワーフ国内でただ一つの独立国家、フォールリーフじゃからな」
「なんと!」
一番いい反応をしたのはベリルさんだった。
「ドワーフの領土の中で最もエルフや人間の領土と近く、多種族が入り乱れ様々な文化が発展したというあの!?」
聞いたことも見たこともないのだが、この興奮の度合いは、どうやらかなりすごい場所のようだ。
「儂も噂には聞いておったが、行ったことはないんじゃよな……」
「なんと! それは人生の半分を存していると言っても過言ですぞ!」
興奮していて、もはや言葉がおかしい。
「我が妹も、一度は訪れるべきですぞ。見聞が広まるというもの。国の王であれば、あのようなあり方は見ておくべき」
興奮冷めやらぬと言った様子だ。
「どのみち行くのだから、そこまで進めなくても……」
「いやいや、行くだけではなく、少しばかりは観光もしたっほうがいいと助言しているのですぞ」
「観光って……」
「まあ、動力源に飛行船があったとしてもすぐに飛び出せるわけじゃないからな。少し時間がかかるだろうし、その時に観光でもしたらいい」
そんなに悠長でいいのかという気持ちもあるが、着いてから考えればいいか。
「それじゃあ、移動するか。食料もたんまり頂いたしな」
間違いなく、その食料はベリルさんから貰ったものだろう。
「ありがとうございます、ベリルさん」
「いえいえ、これぐらい、当然ですぞ。それで……相談なのですが……小生も着いていって」
「ダメよ」
メリルが即答した。
「な、なぜだ我が妹よ」
「今、エルフは混乱しているわ。それを纏めるのは兄さんしかいない」
「いや……小生は……」
「はぁ……兄さんが指示して、あの騒ぎを起こしたんでしょ? その責任はちゃんととらないと」
「ぐぬぬ……我が妹のお願いならば致し方ない……」
断腸の思いとはまさにこのことなのだろう。
「これで私も心配なくこの国を離れれるわ」
何というか、水を得た魚のように生き生きとしている。
「それじゃあ、次の目的地はドワーフの国にある独立国家フォールリーフね!」
空を飛ばされたり、ベスにぃが敵として戦ったり、いろいろなことが起こったが、とりあえず、メリルの機嫌がよくなってくれてよかった。
「これを飲みなされ。少しは気分も良くなるはずですぞ」
ベリルさんが暖かいお茶を出してくれたので、ゆっくり啜った。温かいお茶が萎縮していた空っぽの胃袋に入ってきて、緊張を和らげてくれる。
「おそらく、原因は我が妹がやんちゃをしたという線でしょうな。全く、年端も行かない少年がちょっかいを出すようなことをして……兄はこれからの旅が心配で仕方ないですぞ」
「うぅ……」
叱られているメリルをざまあみろと思いながら、お茶を飲んで気分を落ち着かせた。
「それで、黄金の果実とやらはとってこれたのか?」
「あっ、はい。ここに」
大事に膝の上で抱えていた黄金の果実をテーブルの上に置いた。
「おぉ、これが。俺じゃ趣味の悪い飾りにしか見えないが、相当なパワーを秘めているんだな?」
「趣味が悪いって、これ作ったの私じゃないんだからね」
僕が見ても、黄金のリンゴなんて何の役にも立ちそうにない装飾にしか見えない。
「まあ、これで、ここでの用事は終わりじゃな。次はドワーフの国か。そっちは大丈夫なんじゃろうな。国民の信頼とか」
「心配しなくても大丈夫だ。なんたって、隠し場所はドワーフ国内でただ一つの独立国家、フォールリーフじゃからな」
「なんと!」
一番いい反応をしたのはベリルさんだった。
「ドワーフの領土の中で最もエルフや人間の領土と近く、多種族が入り乱れ様々な文化が発展したというあの!?」
聞いたことも見たこともないのだが、この興奮の度合いは、どうやらかなりすごい場所のようだ。
「儂も噂には聞いておったが、行ったことはないんじゃよな……」
「なんと! それは人生の半分を存していると言っても過言ですぞ!」
興奮していて、もはや言葉がおかしい。
「我が妹も、一度は訪れるべきですぞ。見聞が広まるというもの。国の王であれば、あのようなあり方は見ておくべき」
興奮冷めやらぬと言った様子だ。
「どのみち行くのだから、そこまで進めなくても……」
「いやいや、行くだけではなく、少しばかりは観光もしたっほうがいいと助言しているのですぞ」
「観光って……」
「まあ、動力源に飛行船があったとしてもすぐに飛び出せるわけじゃないからな。少し時間がかかるだろうし、その時に観光でもしたらいい」
そんなに悠長でいいのかという気持ちもあるが、着いてから考えればいいか。
「それじゃあ、移動するか。食料もたんまり頂いたしな」
間違いなく、その食料はベリルさんから貰ったものだろう。
「ありがとうございます、ベリルさん」
「いえいえ、これぐらい、当然ですぞ。それで……相談なのですが……小生も着いていって」
「ダメよ」
メリルが即答した。
「な、なぜだ我が妹よ」
「今、エルフは混乱しているわ。それを纏めるのは兄さんしかいない」
「いや……小生は……」
「はぁ……兄さんが指示して、あの騒ぎを起こしたんでしょ? その責任はちゃんととらないと」
「ぐぬぬ……我が妹のお願いならば致し方ない……」
断腸の思いとはまさにこのことなのだろう。
「これで私も心配なくこの国を離れれるわ」
何というか、水を得た魚のように生き生きとしている。
「それじゃあ、次の目的地はドワーフの国にある独立国家フォールリーフね!」
空を飛ばされたり、ベスにぃが敵として戦ったり、いろいろなことが起こったが、とりあえず、メリルの機嫌がよくなってくれてよかった。
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