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21.目が怖い
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王宮からの召喚があったのは、女王との対面の後、半月ほど過ぎてからのことだった。
宮廷にて行われる宴に出席せよ、とのことである。招待状はヘルムート伯爵夫人たるダニエラ宛であったが、その際に
――御子息及び、御当家に逗留していらっしゃる姫君もご一緒に。
といったような内容が添えられていたらしい。らしい、というのは、セシル自身はその招待状を目にしたわけではないからであって、宴の数日前にティアナから、同じ晩にダニエラから、聞かされたのだ。無論、宰相であるエドアルドは事前に”招待客”を知っていたのだろう。だが、彼は何も告げてはこなかった。宮廷の、とは銘打ってあるものの、実際には女王夫妻の私的な交流会のようなものである。招待状を送られたのは、ごく僅かな貴族。重臣たちとその夫人や子女のみだった。
「ウィルフリート卿も、バイツァー伯爵も、ご出席されると聞いておりますわ」
ダニエラの言葉に、セシルは複雑な表情を向けた。
王配ウィルフリートは、女王の落胤との疑いをセシルに向けている。当然、その腹心たるバイツァー伯爵も同じ目で自分を見るのだろう。女王の不義の子を如何に扱うか。今後の出方を決めるために、殊更セシルを注視するに違いない。それを考えると気が重かった。ある程度覚悟を決めていたこととはいえ、実際にその時が来てしまうと、やはり気持ちは沈むものだ。
「衣裳は、こちらのほうが宜しいでしょうか」
「姫君の瞳のお色に合わせると、こちらの方が」
何も知らぬ侍女たちの楽しげな会話を聞くとはなしに聞き流し、セシルは、自身の居間に残された先程までダニエラが飲んでいた葡萄酒の杯を見つめながら、深く溜息をつく。
「すぐにどうこうされるということはない、と、奥様も仰っていましたし。大丈夫ですよ、姫君」
唯一事情を知るティアナは、立ち去った客の杯を下げながら、にこりと笑う。その笑顔がセシルの救いだった。
「王宮に上がるのですから、私的な宴といえど相応の衣裳をご用意しなければなりませんものね」
とはいえ、ティアナの関心もそこなのだろう。彼女は主人たるダニエラ同様、セシルを飾り立てるのが好きらしい。ダニエラがまだセグに居たころに愛用していたという衣裳を仕立て直し、セシルのために何着も用意しているのを、
――ああ、今日はお天気がよろしいですから、こちらの色をお召しになられては如何でしょう?
――曇り空には、このお召しものが良いですわ、お顔の色が明るく見えますもの。
等と、人形宜しく着せ替えをして”遊ぶ”のである。これにはセシルも辟易していたが、今の様子では、宴当日まで自分はティアナの着せ替え人形にされてしまうのだろう。それと同時に、ダニエラが礼儀作法と称して、セシルを屋敷中連れまわすに違いない。
「剣の稽古もしなければならないのに」
セシルのぼやきを、ティアナはわざと無視する。侍女は宴に出席はできないが、当日はティアナも同行するのだと言い張っている処を見ると、彼女自身、セシルをダシに宮廷見学と洒落込むつもりなのだろう。全く、人の気も知らないで――ダニエラとティアナ、二人の楽天家を尻目に、セシル一人が気を滅入らせていた。
◆
「そんな風に、思っていらっしゃるようですけどね」
実際は違うと思うの――ダニエラは、芳醇な香りを放つ貴腐と呼ばれる葡萄酒を嗜みながら、目の前の人物に語りかける。疲れた顔をしてダニエラの差向いに席を取っているのは、他ならぬ彼女の夫エドアルドであった。多忙な執務の合間を縫っての帰還である。あと一刻もせぬうちに馬を飛ばして王宮へと戻らねばならない。ダニエラが手ずから用意した葡萄酒を一気に飲み干したエドアルドだが、日頃の疲れからか、彼にしては珍しくぐったりと長椅子に凭れ、目を閉じている。
そんな彼に、ダニエラはここ数日の邸内の出来事を語って聞かせていたのだ。
王宮からの召喚命令を受けたときのセシルの様子、その後の変化など。セシルはダニエラやティアナがあまりにも能天気に振舞っているのを、げんなりしつつ見ている模様だが――その実、
「わたくしたちに救われている部分も、あると思いますのよ」
ダニエラは「そうでしょう?」と夫に語りかける。
エドアルドは否定も肯定もしなかった。が、僅かに目を開き、妻を見やる。
「これを転機として、殿下は王宮住まいになられるかもしれません。そのときは、ティアナを護衛として同行させても宜しゅうございますわね?」
「そうしたら、貴方の護衛が居なくなるでしょう」
「あら。心配してくださるの。嬉しゅうございますわ」
「笑いごとではないですよ。貴方も一国の姫君、いつ、何処の誰に狙われるか。判ったものではない」
エドアルドが身を乗り出すのを、ダニエラは楽しそうに見つめる。
セグ大公の姪として生を受けたダニエラは、幼い頃より国の内外からの縁談が絶えなかった。無論、全て政略のためである。彼女がエルンスト侯爵嫡男たるエドアルドに嫁いだのは、大公の肝入りだったからだ。フィラティノアとの同盟に近しい意味で、二人の婚姻は成立した。名門とはいえ、当時は一介の侯爵でしかなかったエルンスト侯の嫡男との縁組を、快く思わぬ者は少なからず存在する。セグ内部にも、フィラティノアにも。そういった者たちの刃が、いつダニエラに向けられるか。不安に駆られた彼女の両親は、護衛としてティアナを婚儀の際に同行させたのだ。行儀見習いの名目で。
「狙われるのは、お互いさまでしょう。ある程度の家格に生まれた者は、常にそう思っていなければなりませんわ」
ゆえに。ダニエラ自身も僅かながら護身術を会得している。そのことをエドアルドもうっすらとは理解しているようだが、彼は妻の穏やかな容貌や物腰に騙されて、その実力を正当に評価していない。それがダニエラには至極残念なことである。
「それでも、これで暫くは、ウィルフリート卿らの目はセシル殿下の方に向けられておりますわね」
「そうですね」
不本意ながら――エドアルドは軽く唇を噛んでいた。セシルを生贄のように扱うことに、やはり気が咎めているのだろう。ウィルフリート一派がセシルを注視している間に、ディークハルト一世は神聖帝国に赴き、かの国の助力を得て再び王位に返り咲く。それを以て、女王ルクレツィアは退位する。かつて、エルナとエドアルド自身が書いた筋書きではあるが、思い返すだに胸を締め付けられるのだろう。事情を打ち明けられたダニエラがいつになく激昂したことも、エドアルドにとって抜けぬ棘となっている模様である。
人は皆、そうなのだ。
立案した際はそれが最高の考えだと思う。が、時が経ち、周囲の状況や己の考えが変わって来ると、酷く後悔する。罪悪感ゆえに、自身が唱えたことであるのに他者のせいにまでしてしまう。
今のエドアルドがそうだ。我が子を犠牲にしようとするエルナ、ひいてはアデルを恨んでいる。自身に辛い役目を押し付けた、エルナ夫妻を――セシルの両親を、恨んでいる。
「気が進まないのでしたら、おやめになられたらいかがです?」
との、ダニエラの言葉に返されたのは生返事だった。
エドアルドは妻に対しても最上級の礼をして、再び王宮へと戻っていった。若き宰相の姿を見送りつつ、ダニエラは込み上げる苦笑を隠せない。
義父の如く策士たろうとして、それになりきれぬ夫。彼が自分の目を、セシルの目を見なくなったのは、いつ頃からだろう。
「本当に。嫌なら、おやめになればよろしいのに」
ダニエラは、残りの葡萄酒を一息に飲み干す。
甘いはずの貴腐の酒は、何故かとても苦く感じられた。
宮廷にて行われる宴に出席せよ、とのことである。招待状はヘルムート伯爵夫人たるダニエラ宛であったが、その際に
――御子息及び、御当家に逗留していらっしゃる姫君もご一緒に。
といったような内容が添えられていたらしい。らしい、というのは、セシル自身はその招待状を目にしたわけではないからであって、宴の数日前にティアナから、同じ晩にダニエラから、聞かされたのだ。無論、宰相であるエドアルドは事前に”招待客”を知っていたのだろう。だが、彼は何も告げてはこなかった。宮廷の、とは銘打ってあるものの、実際には女王夫妻の私的な交流会のようなものである。招待状を送られたのは、ごく僅かな貴族。重臣たちとその夫人や子女のみだった。
「ウィルフリート卿も、バイツァー伯爵も、ご出席されると聞いておりますわ」
ダニエラの言葉に、セシルは複雑な表情を向けた。
王配ウィルフリートは、女王の落胤との疑いをセシルに向けている。当然、その腹心たるバイツァー伯爵も同じ目で自分を見るのだろう。女王の不義の子を如何に扱うか。今後の出方を決めるために、殊更セシルを注視するに違いない。それを考えると気が重かった。ある程度覚悟を決めていたこととはいえ、実際にその時が来てしまうと、やはり気持ちは沈むものだ。
「衣裳は、こちらのほうが宜しいでしょうか」
「姫君の瞳のお色に合わせると、こちらの方が」
何も知らぬ侍女たちの楽しげな会話を聞くとはなしに聞き流し、セシルは、自身の居間に残された先程までダニエラが飲んでいた葡萄酒の杯を見つめながら、深く溜息をつく。
「すぐにどうこうされるということはない、と、奥様も仰っていましたし。大丈夫ですよ、姫君」
唯一事情を知るティアナは、立ち去った客の杯を下げながら、にこりと笑う。その笑顔がセシルの救いだった。
「王宮に上がるのですから、私的な宴といえど相応の衣裳をご用意しなければなりませんものね」
とはいえ、ティアナの関心もそこなのだろう。彼女は主人たるダニエラ同様、セシルを飾り立てるのが好きらしい。ダニエラがまだセグに居たころに愛用していたという衣裳を仕立て直し、セシルのために何着も用意しているのを、
――ああ、今日はお天気がよろしいですから、こちらの色をお召しになられては如何でしょう?
――曇り空には、このお召しものが良いですわ、お顔の色が明るく見えますもの。
等と、人形宜しく着せ替えをして”遊ぶ”のである。これにはセシルも辟易していたが、今の様子では、宴当日まで自分はティアナの着せ替え人形にされてしまうのだろう。それと同時に、ダニエラが礼儀作法と称して、セシルを屋敷中連れまわすに違いない。
「剣の稽古もしなければならないのに」
セシルのぼやきを、ティアナはわざと無視する。侍女は宴に出席はできないが、当日はティアナも同行するのだと言い張っている処を見ると、彼女自身、セシルをダシに宮廷見学と洒落込むつもりなのだろう。全く、人の気も知らないで――ダニエラとティアナ、二人の楽天家を尻目に、セシル一人が気を滅入らせていた。
◆
「そんな風に、思っていらっしゃるようですけどね」
実際は違うと思うの――ダニエラは、芳醇な香りを放つ貴腐と呼ばれる葡萄酒を嗜みながら、目の前の人物に語りかける。疲れた顔をしてダニエラの差向いに席を取っているのは、他ならぬ彼女の夫エドアルドであった。多忙な執務の合間を縫っての帰還である。あと一刻もせぬうちに馬を飛ばして王宮へと戻らねばならない。ダニエラが手ずから用意した葡萄酒を一気に飲み干したエドアルドだが、日頃の疲れからか、彼にしては珍しくぐったりと長椅子に凭れ、目を閉じている。
そんな彼に、ダニエラはここ数日の邸内の出来事を語って聞かせていたのだ。
王宮からの召喚命令を受けたときのセシルの様子、その後の変化など。セシルはダニエラやティアナがあまりにも能天気に振舞っているのを、げんなりしつつ見ている模様だが――その実、
「わたくしたちに救われている部分も、あると思いますのよ」
ダニエラは「そうでしょう?」と夫に語りかける。
エドアルドは否定も肯定もしなかった。が、僅かに目を開き、妻を見やる。
「これを転機として、殿下は王宮住まいになられるかもしれません。そのときは、ティアナを護衛として同行させても宜しゅうございますわね?」
「そうしたら、貴方の護衛が居なくなるでしょう」
「あら。心配してくださるの。嬉しゅうございますわ」
「笑いごとではないですよ。貴方も一国の姫君、いつ、何処の誰に狙われるか。判ったものではない」
エドアルドが身を乗り出すのを、ダニエラは楽しそうに見つめる。
セグ大公の姪として生を受けたダニエラは、幼い頃より国の内外からの縁談が絶えなかった。無論、全て政略のためである。彼女がエルンスト侯爵嫡男たるエドアルドに嫁いだのは、大公の肝入りだったからだ。フィラティノアとの同盟に近しい意味で、二人の婚姻は成立した。名門とはいえ、当時は一介の侯爵でしかなかったエルンスト侯の嫡男との縁組を、快く思わぬ者は少なからず存在する。セグ内部にも、フィラティノアにも。そういった者たちの刃が、いつダニエラに向けられるか。不安に駆られた彼女の両親は、護衛としてティアナを婚儀の際に同行させたのだ。行儀見習いの名目で。
「狙われるのは、お互いさまでしょう。ある程度の家格に生まれた者は、常にそう思っていなければなりませんわ」
ゆえに。ダニエラ自身も僅かながら護身術を会得している。そのことをエドアルドもうっすらとは理解しているようだが、彼は妻の穏やかな容貌や物腰に騙されて、その実力を正当に評価していない。それがダニエラには至極残念なことである。
「それでも、これで暫くは、ウィルフリート卿らの目はセシル殿下の方に向けられておりますわね」
「そうですね」
不本意ながら――エドアルドは軽く唇を噛んでいた。セシルを生贄のように扱うことに、やはり気が咎めているのだろう。ウィルフリート一派がセシルを注視している間に、ディークハルト一世は神聖帝国に赴き、かの国の助力を得て再び王位に返り咲く。それを以て、女王ルクレツィアは退位する。かつて、エルナとエドアルド自身が書いた筋書きではあるが、思い返すだに胸を締め付けられるのだろう。事情を打ち明けられたダニエラがいつになく激昂したことも、エドアルドにとって抜けぬ棘となっている模様である。
人は皆、そうなのだ。
立案した際はそれが最高の考えだと思う。が、時が経ち、周囲の状況や己の考えが変わって来ると、酷く後悔する。罪悪感ゆえに、自身が唱えたことであるのに他者のせいにまでしてしまう。
今のエドアルドがそうだ。我が子を犠牲にしようとするエルナ、ひいてはアデルを恨んでいる。自身に辛い役目を押し付けた、エルナ夫妻を――セシルの両親を、恨んでいる。
「気が進まないのでしたら、おやめになられたらいかがです?」
との、ダニエラの言葉に返されたのは生返事だった。
エドアルドは妻に対しても最上級の礼をして、再び王宮へと戻っていった。若き宰相の姿を見送りつつ、ダニエラは込み上げる苦笑を隠せない。
義父の如く策士たろうとして、それになりきれぬ夫。彼が自分の目を、セシルの目を見なくなったのは、いつ頃からだろう。
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