ブラックエンジェル(黒天使)に恋をして

華 雄璃

文字の大きさ
5 / 8

第四話 謎

しおりを挟む
フロントに降りると、赤津と秘書の上野が、待っていた。
赤津が、僕に近づいてきて、
「昨日は、どうでしたか?」
嬉しそうに、聞いてきた。
僕が、昨晩の出来事を伝えると、赤津は、笑いながら、
「それは、災難でしたね、、、、また、段取りしますよ。」
僕は、災難とは、思っていなかった。
むしろ、何もなかったことが、新鮮で心地よかった。
未来の連絡先を調べてほしいと、赤津に伝えてホテルを後にした。
空港に向かう車から見える景色が綺麗だった。
見慣れた景色のはずなのに、街が、樹が、空が、綺麗だった。
一度しか会っていない、タイプとは真逆の未来にすでに恋をしていた。

東京に戻ってからは、スケジュールが詰まっていた。
オフィスには、引っ切り無しに、取引先や営業マンが訪ねてきた。
僕には、特別に人を見抜く力、いわゆる眼力というものがあった。
数分話をすれば、ほとんど、その人が何を考えているかが分かってしまう不思議な力である。
オカルト的でも霊視的なものでもなく、数千、数万の人と触れたことによって身についてきたものだ。
その力は、会社の発展に役立った。
ずるい人、だます人との付き合いを避けてこれたのだ。
でも、謎が一つあった、未来(みく)のことは、何一つわからなかった。
まさに、恋は盲目か、、、、、
その時の僕は、そんな感じで軽くとらえていた。





しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

冷徹公爵の誤解された花嫁

柴田はつみ
恋愛
片思いしていた冷徹公爵から求婚された令嬢。幸せの絶頂にあった彼女を打ち砕いたのは、舞踏会で耳にした「地味女…」という言葉だった。望まれぬ花嫁としての結婚に、彼女は一年だけ妻を務めた後、離縁する決意を固める。 冷たくも美しい公爵。誤解とすれ違いを繰り返す日々の中、令嬢は揺れる心を抑え込もうとするが――。 一年後、彼女が選ぶのは別れか、それとも永遠の契約か。

姉の引き立て役の私は

ぴぴみ
恋愛
 アリアには完璧な姉がいる。姉は美人で頭も良くてみんなに好かれてる。 「どうしたら、お姉様のようになれるの?」 「ならなくていいのよ。あなたは、そのままでいいの」  姉は優しい。でもあるとき気づいて─

虐げられた私、ずっと一緒にいた精霊たちの王に愛される〜私が愛し子だなんて知りませんでした〜

ボタニカルseven
恋愛
「今までお世話になりました」 あぁ、これでやっとこの人たちから解放されるんだ。 「セレス様、行きましょう」 「ありがとう、リリ」 私はセレス・バートレイ。四歳の頃に母親がなくなり父がしばらく家を留守にしたかと思えば愛人とその子供を連れてきた。私はそれから今までその愛人と子供に虐げられてきた。心が折れそうになった時だってあったが、いつも隣で見守ってきてくれた精霊たちが支えてくれた。 ある日精霊たちはいった。 「あの方が迎えに来る」 カクヨム/なろう様でも連載させていただいております

幼馴染

ざっく
恋愛
私にはすごくよくできた幼馴染がいる。格好良くて優しくて。だけど、彼らはもう一人の幼馴染の女の子に夢中なのだ。私だって、もう彼らの世話をさせられるのはうんざりした。

離婚すると夫に告げる

tartan321
恋愛
タイトル通りです

不倫の味

麻実
恋愛
夫に裏切られた妻。彼女は家族を大事にしていて見失っていたものに気付く・・・。

【完結】逃がすわけがないよね?

春風由実
恋愛
寝室の窓から逃げようとして捕まったシャーロット。 それは二人の結婚式の夜のことだった。 何故新妻であるシャーロットは窓から逃げようとしたのか。 理由を聞いたルーカスは決断する。 「もうあの家、いらないよね?」 ※完結まで作成済み。短いです。 ※ちょこっとホラー?いいえ恋愛話です。 ※カクヨムにも掲載。

処理中です...