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7話 逃走阻害
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「ねえまじちょっと黙っててくれませんかね!?」
「うるさいわね。この悪魔どもが悪いのよ!」
隣を走る口うるさい女に向かって言うと、さらにうるさくなった。
フィオナ救出後、サクソン村を脱出するために出口へと走っているのだが、悪魔による妨害が多くてなかなか思うように進めないでいた。おかげでフィオナのイライラは頂点に達し、愚痴をこぼしまくっている。
その被害を受けるの俺なんですよ!?さっきからこいつの愚痴ばかり聞かされておかげで集中力はだだ下がり。そのせいで無駄にダメージを受けている。
「弱いものほどよく群れるってわけ?少しは一人で戦うってやつはいないのかしら。そろそろむかつくんですけど」
お前のせいでさっきから俺がむかついているんですけどね!?なんなら俺が相手になってやるよ!
「ちょっとアラン。こいつら何とかしなさいよ。私はもっと骨のある悪魔と戦いたいわ。そして生まれたことを後悔するほどの苦しみを味わわせてやる」
なんか恐ろしいことを口走ってますけどこの子。……全く、仕方が無い。
「分かった。雑魚は任せろ。お前はあのでかいやつを頼む」
指を指した方向には、割と苦戦を強いられたニーズヘッグが待ち構えていた。
「あのでかいのね。いいわよ」
すると、向こうも誰が相手になるのか察したのか、
「おうおう。生きのいい嬢ちゃんだ。どおれ、わしが相手をしてやろう」
こいつってこんなしゃべり方だっけ?
まあいいか。
「フィオナ。あいつはわきの下が弱点だからそこ狙えよ」
「わかったわ」
フィオナはニーズヘッグの方へ向かっていく。
さてと、俺はその取り巻きでも潰していきますかね。
「死ねーーーー!!!女ーーー!!」
上からフィオナを攻撃しようとグレムリンが跳びかかろうとしていた。
「死ぬのはお前だ」
俺はすかさずそのグレムリンを蹴り飛ばす。そして追い討ちのごとくさらに蹴りを入れると、グレムリンは動かなくなった。
一安心もつかの間、次々とグレムリンやら下級悪魔たちがフィオナの進路を邪魔しようとする。
「ほんと邪魔ね!いいわ、そんなに死にたいなら相手してあげる」
そう言うと、手に魔力をこめ始めた。
だが、俺は、
「おいフィオナ。その魔力はでかいのにとっておけ。いいからこの雑魚どもは俺に任せろ」
と大声で制止した。
フィオナは不満そうな顔をしたが、
「……わかった」
いちようは了承してくれた。が、やはり納得はしていない様子だった。
こんなに好戦的だったっけ?こいつ。まあいい。あれだけ言ったんだ。俺の仕事をしないとまじで怒られる。というか殺される。
「悪いが俺の今後の生活を円滑に送るためだ。寝ていてくれ」
俺は四方八方に飛び回り、下級悪魔たちを一撃で沈めていく。
その様子には感心したのか、
「すごい……」
と、フィオナの口から賞賛(らしき)言葉が出た。
けれども戦闘中の俺には全く聞こえていない。
「倒しても倒してもアリの様にどんどん出てきやがる」
さっき結構な数を倒したはずなのに全然数が減らないんだが。魔界とこの村つながってんじゃねーの?
というか、
「早くニーズヘッグ倒して!?そしてささっと逃げよう!?」
さっきからちんたら走ってるフィオナに涙声で必死に頼む。
この数を相手にするの、それほど敵が強くないといってもつらいんですよ?ただの単純作業ほどつらいものはない。
すると、必死さが伝わったのか、
「あ、ああ。分かった」
フィオナは手に魔力をこめると、それを炎の玉に変えてニーズヘッグに打ち込んだ。
火の玉程度で倒せるわけないと思うじゃん?その火の玉、地面をえぐるほどの威力。周りの民家すらも破壊するほどの大きさ。つまりは上級悪魔を倒すには充分な火の玉だってこと。
当然、
「ぐわーー……」
一瞬で絶命。悲鳴すら最後まで聞けないほどあっという間だった。その場には灰が降り積もっていた。
これほど強い魔法を使うには相当な訓練が必要なはずだが……普段から威張り散らすだけのことはあるということだ。
ただ……
「すこしは村のことも考えろ!修復大変だろうが!村の人が!」
もちろん俺は手伝わない。めんどい、お断り。
「はは、私をこの村につれてきて監禁したのはここの村人よ?生かしておけないわ」
そう不適な笑みを浮かべながら言った。もうどっちが悪魔なんだか分からなくなってきた。
というかフィオナ強すぎだろ。俺の出番無いんじゃねーか?てか無い。
「おいフィオナ。もうお前俺たちの道を阻むもの全部それで吹き飛ばしてくんね」
「残念ながらそれは無理な相談だ。なぜなら、私は威力の調整ができないのよ。おまけに魔力消費も大きいからすぐに尽きてしまうわ」
魔力とはつまり体力のこと。魔力が尽きるということは体力が尽きるも同義。
「だからそこまで多くは撃てないわ」
体力が尽きれば走れなくなる。そしたら俺の苦労がさらに増える。
つまりは、
「俺が全部倒さなくちゃいけないってことかよーーーー!!!!」
夜のサクソン村に悲痛な声が響き渡った。
********************
「ぜぇ……ぜぇ……」
おれからずっと悪魔と戦いっぱなしでギブアップ寸前だ。
「全くだらしないわね。もっとちゃんとしなさいよ」
こ、こいつ。言っておくがフィオナはニーズヘッグを倒してから一度も戦っていない。俺におんぶに抱っこ状態だ。
「少しは自分で戦ってくれない?」
というかピコーロ・フレイム(ほんとにダサいな)を使えるんだから威力の調整くらいできるだろ、と言いたい。けど言ったところで意味は無いので何もしない。
「さっき自分で言ったじゃない。『この雑魚どもは俺に任せろ』って」
あああああああ!!!!!そうだった。じゃあしかた……なくねーな!?
「それはお前がニーズヘッグを倒すまでの話だろ?」
「ナニモキコエナイ」
そう指摘すると、フィオナは耳をふさいでしまった。
もういいや。なんか疲れた。それに悪魔の数もだんだん減ってきたようだし。
すると突然、
「キャーーーーーー!!!」
どこからか悲鳴が聞こえた。
? この声どこかで……
「どこから聞こえたの?」
フィオナは立ち止まって辺りをきょろきょろしている。
「あっちだわ」
どうやら方向が分かったようでそっちに向かって走り出す。
……って、ちょっと待て。
「おいフィオナ」
後ろから呼ばれてフィオナは急ブレーキをかけて止まる。
「なによ」
「悲鳴がしたってことは、きっと誰かが悪魔に襲われてるということだろう。お前がしようとしていることはその子を助けることだろ?」
「そうだけど」
「つまりは悪魔と戦うってことだ。でも今お前は戦うに戦えない状態。じゃあ誰が変わりに悪魔と一戦交えるんだ?」
「え、アランじゃないの?」
特に不思議がることなく、当たり前のように言った。
あ、これから先こんな感じでめんどうな事を押し付けられる未来が視えた。
「もうわかりましたよ。さっさと行くぞ」
もう諦めよう。こいつにはどうしたって勝てる気がしない。
で、悲鳴のした場所まで行くと、そこにはさっき見かけたエルフの少女がグレムリンに捕まっていた。
様子見で木陰から隠れて様子を見る。
「やっぱりか」
なんか聞き覚えのある声だと思ったんだよ。
「なんで隠れてるの? 早く助けに行きなさいよ」
強く背中を押され、姿を現してしまった。
「なんだお前?」
「その子を放せ」
「あ、こいつはこの時間に外を出歩いているから反逆者として捕らえたんだ。解放するわけにはいかねーな」
そう言って、グレムリンはその子を俺から遠ざける。
この村では、夜の時間帯に外を出歩くと反逆者とみなされ捕まってしまうらしい。
「いいからその子を放せ」
じりじりと詰め寄る。
「やる気か?」
「まあそうなるな」
そう言うと、グレムリンは、
「なら死ねーーーーー!!!」
襲い掛かってきた。
「うるさいわね。この悪魔どもが悪いのよ!」
隣を走る口うるさい女に向かって言うと、さらにうるさくなった。
フィオナ救出後、サクソン村を脱出するために出口へと走っているのだが、悪魔による妨害が多くてなかなか思うように進めないでいた。おかげでフィオナのイライラは頂点に達し、愚痴をこぼしまくっている。
その被害を受けるの俺なんですよ!?さっきからこいつの愚痴ばかり聞かされておかげで集中力はだだ下がり。そのせいで無駄にダメージを受けている。
「弱いものほどよく群れるってわけ?少しは一人で戦うってやつはいないのかしら。そろそろむかつくんですけど」
お前のせいでさっきから俺がむかついているんですけどね!?なんなら俺が相手になってやるよ!
「ちょっとアラン。こいつら何とかしなさいよ。私はもっと骨のある悪魔と戦いたいわ。そして生まれたことを後悔するほどの苦しみを味わわせてやる」
なんか恐ろしいことを口走ってますけどこの子。……全く、仕方が無い。
「分かった。雑魚は任せろ。お前はあのでかいやつを頼む」
指を指した方向には、割と苦戦を強いられたニーズヘッグが待ち構えていた。
「あのでかいのね。いいわよ」
すると、向こうも誰が相手になるのか察したのか、
「おうおう。生きのいい嬢ちゃんだ。どおれ、わしが相手をしてやろう」
こいつってこんなしゃべり方だっけ?
まあいいか。
「フィオナ。あいつはわきの下が弱点だからそこ狙えよ」
「わかったわ」
フィオナはニーズヘッグの方へ向かっていく。
さてと、俺はその取り巻きでも潰していきますかね。
「死ねーーーー!!!女ーーー!!」
上からフィオナを攻撃しようとグレムリンが跳びかかろうとしていた。
「死ぬのはお前だ」
俺はすかさずそのグレムリンを蹴り飛ばす。そして追い討ちのごとくさらに蹴りを入れると、グレムリンは動かなくなった。
一安心もつかの間、次々とグレムリンやら下級悪魔たちがフィオナの進路を邪魔しようとする。
「ほんと邪魔ね!いいわ、そんなに死にたいなら相手してあげる」
そう言うと、手に魔力をこめ始めた。
だが、俺は、
「おいフィオナ。その魔力はでかいのにとっておけ。いいからこの雑魚どもは俺に任せろ」
と大声で制止した。
フィオナは不満そうな顔をしたが、
「……わかった」
いちようは了承してくれた。が、やはり納得はしていない様子だった。
こんなに好戦的だったっけ?こいつ。まあいい。あれだけ言ったんだ。俺の仕事をしないとまじで怒られる。というか殺される。
「悪いが俺の今後の生活を円滑に送るためだ。寝ていてくれ」
俺は四方八方に飛び回り、下級悪魔たちを一撃で沈めていく。
その様子には感心したのか、
「すごい……」
と、フィオナの口から賞賛(らしき)言葉が出た。
けれども戦闘中の俺には全く聞こえていない。
「倒しても倒してもアリの様にどんどん出てきやがる」
さっき結構な数を倒したはずなのに全然数が減らないんだが。魔界とこの村つながってんじゃねーの?
というか、
「早くニーズヘッグ倒して!?そしてささっと逃げよう!?」
さっきからちんたら走ってるフィオナに涙声で必死に頼む。
この数を相手にするの、それほど敵が強くないといってもつらいんですよ?ただの単純作業ほどつらいものはない。
すると、必死さが伝わったのか、
「あ、ああ。分かった」
フィオナは手に魔力をこめると、それを炎の玉に変えてニーズヘッグに打ち込んだ。
火の玉程度で倒せるわけないと思うじゃん?その火の玉、地面をえぐるほどの威力。周りの民家すらも破壊するほどの大きさ。つまりは上級悪魔を倒すには充分な火の玉だってこと。
当然、
「ぐわーー……」
一瞬で絶命。悲鳴すら最後まで聞けないほどあっという間だった。その場には灰が降り積もっていた。
これほど強い魔法を使うには相当な訓練が必要なはずだが……普段から威張り散らすだけのことはあるということだ。
ただ……
「すこしは村のことも考えろ!修復大変だろうが!村の人が!」
もちろん俺は手伝わない。めんどい、お断り。
「はは、私をこの村につれてきて監禁したのはここの村人よ?生かしておけないわ」
そう不適な笑みを浮かべながら言った。もうどっちが悪魔なんだか分からなくなってきた。
というかフィオナ強すぎだろ。俺の出番無いんじゃねーか?てか無い。
「おいフィオナ。もうお前俺たちの道を阻むもの全部それで吹き飛ばしてくんね」
「残念ながらそれは無理な相談だ。なぜなら、私は威力の調整ができないのよ。おまけに魔力消費も大きいからすぐに尽きてしまうわ」
魔力とはつまり体力のこと。魔力が尽きるということは体力が尽きるも同義。
「だからそこまで多くは撃てないわ」
体力が尽きれば走れなくなる。そしたら俺の苦労がさらに増える。
つまりは、
「俺が全部倒さなくちゃいけないってことかよーーーー!!!!」
夜のサクソン村に悲痛な声が響き渡った。
********************
「ぜぇ……ぜぇ……」
おれからずっと悪魔と戦いっぱなしでギブアップ寸前だ。
「全くだらしないわね。もっとちゃんとしなさいよ」
こ、こいつ。言っておくがフィオナはニーズヘッグを倒してから一度も戦っていない。俺におんぶに抱っこ状態だ。
「少しは自分で戦ってくれない?」
というかピコーロ・フレイム(ほんとにダサいな)を使えるんだから威力の調整くらいできるだろ、と言いたい。けど言ったところで意味は無いので何もしない。
「さっき自分で言ったじゃない。『この雑魚どもは俺に任せろ』って」
あああああああ!!!!!そうだった。じゃあしかた……なくねーな!?
「それはお前がニーズヘッグを倒すまでの話だろ?」
「ナニモキコエナイ」
そう指摘すると、フィオナは耳をふさいでしまった。
もういいや。なんか疲れた。それに悪魔の数もだんだん減ってきたようだし。
すると突然、
「キャーーーーーー!!!」
どこからか悲鳴が聞こえた。
? この声どこかで……
「どこから聞こえたの?」
フィオナは立ち止まって辺りをきょろきょろしている。
「あっちだわ」
どうやら方向が分かったようでそっちに向かって走り出す。
……って、ちょっと待て。
「おいフィオナ」
後ろから呼ばれてフィオナは急ブレーキをかけて止まる。
「なによ」
「悲鳴がしたってことは、きっと誰かが悪魔に襲われてるということだろう。お前がしようとしていることはその子を助けることだろ?」
「そうだけど」
「つまりは悪魔と戦うってことだ。でも今お前は戦うに戦えない状態。じゃあ誰が変わりに悪魔と一戦交えるんだ?」
「え、アランじゃないの?」
特に不思議がることなく、当たり前のように言った。
あ、これから先こんな感じでめんどうな事を押し付けられる未来が視えた。
「もうわかりましたよ。さっさと行くぞ」
もう諦めよう。こいつにはどうしたって勝てる気がしない。
で、悲鳴のした場所まで行くと、そこにはさっき見かけたエルフの少女がグレムリンに捕まっていた。
様子見で木陰から隠れて様子を見る。
「やっぱりか」
なんか聞き覚えのある声だと思ったんだよ。
「なんで隠れてるの? 早く助けに行きなさいよ」
強く背中を押され、姿を現してしまった。
「なんだお前?」
「その子を放せ」
「あ、こいつはこの時間に外を出歩いているから反逆者として捕らえたんだ。解放するわけにはいかねーな」
そう言って、グレムリンはその子を俺から遠ざける。
この村では、夜の時間帯に外を出歩くと反逆者とみなされ捕まってしまうらしい。
「いいからその子を放せ」
じりじりと詰め寄る。
「やる気か?」
「まあそうなるな」
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