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6話 戦闘開始
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「どんだけ出てくんだよ!」
俺は大量の悪魔たちに追いかけられながら、夜のサクソン村を奔走する。
「おい!いたぞ!」
俺を見つけた悪魔が叫ぶ。
まだ出てくるのかよ!きりがねえ。騒ぎをこれ以上大きくしたくは無いが……って、もう遅いか。
村中阿鼻叫喚。怒声と悲鳴が飛び交ってる時点で手遅れだ。
仕方ない、倒すか。
「グレムリンが三体にタルワールが二体か」
グレムリンは角が生えている細身で、タルワールは皮膚が鎧のようになっている悪魔だ。それぞれ槍と剣を装備している。
「死ね!侵入者!」
グレムリンは槍で突き刺しにくる。それを回転しながらかわし、右肩へストレートをぶち込む。すると、グレムリンは倒れこんでしまった。
「くそ!よくもやりやがったな!」
他の二体のグレムリンも襲い掛かってくるが、余裕で避けて、また右肩へストレートを入れる。結果、グレムリンは三体とも地面に倒れ、伸びてしまった。その直後タルワールが剣で切りかかってきたので、地面に転がっている槍を拾って受け止める。もう一体の方がガードの隙をついて攻撃しようとしてきたが、寸前で回避。そのまま槍で首を刺す。
「グレムリンは右肩、タルワールは首が弱点なんだよな」
遺産だな……。
そんなことよりまずいな。この鬼ごっこの中、どこに監禁されているかも分からないフィオナを探すというのはなかなかハードだ。それに悪魔たちに遊ばれてしまっていたら、アウト。ミッション失敗。フィオナが逆上して、その怒りの矛先が俺に向かってあの世逝き。
「もしかしたら悪魔よりフィオナのほうがずっと悪魔らしいかもな……うおっ!」
そんなことを考えながら民家の脇を通り過ぎようとすると、死角から刃が頭めがけて飛んできた。俺は俺をしゃがんで回避し、曲がり角の先にいるタルワールの首にドロップキックをかまして逃走。もういろんな角度、場所、タイミングで悪魔たちが襲ってきている。
「くそ。らちがあかねーな。……フィオナー!どこにいるー!」
もう隠れる必要もなくなったので大声で叫ぶ。
だが、その声に反応したのはフィオナではなく、悪魔だった。
「くっそ!裏目に出た」
俺はアホか。アホの子か。声をだしたら自分で場所をばらしているようなもんだろうが!
さらにやってくる悪魔たちをなんとか倒しながら、なるべく悪魔が溜まっていない道を選んでいく。
すると残念なことに、いままでの悪魔たちとは雰囲気が全く違う悪魔と出会ってしまった。
「ちっ、上級悪魔か」
「俺はフュルフュール様に仕える上級悪魔、ニーズへッグだ」
そう言ったのは、まるでドラゴンがヒト化したような容姿の悪魔だった。
名乗るとすぐに俺の方に飛んできた。
「めんどくさいやつと当たったな」
正直上級悪魔には勝てる気がしない。なぜなら、人間をはるかに超える圧倒的潜在能力を持っているからだ。いくら弱点がわかっても、そこを突く前にやられてしまいそう。
「いくぞ!」
ニーズヘッグはそう言うと、右手で殴ってきた。俺はそれを受け流しかわす。勢いあまってニーズヘッグは民家に激突。だが、ダメージを受けた方は民家で、大きな音とともに崩れ去っていった。
「おいおいまじかよ。一回でもあたったら即ゲームオーバーか」
建物が崩壊するレベルの攻撃なんかを生身で、いや武装していたといても受けたら粉々だろう。胸の鼓動が激しくなる。
ニーズヘッグはニヤリとすると、すぐさま攻撃をしかけてくる。
乱打の雨。いなすだけで精一杯なほどに速い。腕が悲鳴を上げ始めた。
「どうした人間。その程度か!」
さらに攻撃速度が速まる。
やばい。これ以上は受けきれない。歯をかみしめてなんとか耐えるが、そろそろ限界がきていた。くそっ、少しの間だけでも動きを止められれば……ん? あれは……
「もう終わりにするぞ!」
「まだ早いんじゃねーの!」
俺は上に飛びニーズヘッグの頭に蹴りを叩き込む。一瞬だけ怯んだが、あまり効いていない様子だった。だが充分だ。
「なんだその蹴りは。かゆいかゆい!」
俺はその一瞬でニーズヘッグから離れ、地面に落ちているある物を拾う。
「とっとと死ねええええ!!!」
ニーズヘッグが猛スピードで迫ってきた。
「まだだ……まだ……」
近づいてくるにつれて、ニーズヘッグが地面を蹴ることによって生じる揺れが大きくなる。手が震え、手に持っているものを落としてしまいそうだ。
そして足音すらはっきりと、鼓膜が破れるのではないかと思うくらいには近づいた時、
「それ!」
「うわ!目が、目がああああああ」
俺は手に持っていたレモンを思いっきりしぼってニーズヘッグの目にかけた。
やつは目を押さえて地面に突っ伏している。
よしこれなら。
俺はニーズヘッグのわきの下に全力で蹴りを入れた。
「あああああああ!!!!!!!!」
絶叫とともにニーズヘッグは倒れた。
「お前の弱点はわきの下だ……」
膝に手を当てて安堵する。
なんとか倒せたが、やはり上級悪魔は強い。これが複数体同時だったら、死んでいたな。
俺はかなり上がった息を整えながら、フィオナ探しを再開する。
「それにしてもよかった。毎日走ってて。まさかこんなところで体力を使う羽目になるとはな」
っと、そんなこと言ってる場合じゃないな。上級悪魔を倒したといえど、やはり悪魔は俺を襲い続けてくる。
終わらない猛攻を掻い潜っていると、遠くから聞き覚えのある声……というか怒声が聞こえた。
「ちょっと触らないで!この悪魔!」
フィオナの声だった。ようやく見つけた。いや、まだ姿は捉えてないけど。
「この建物か」
俺はフィオナの声がした建物まで走ると、壁をぶっ壊して中に入る。玄関? 入り口? 知らねーな。
「おいフィオナ!こいつら悪魔だから」
「まったく遅いわよこの能無し!」
くっ、いちいち頭にくることを言いやがる。助けに来ないべきだったかな。
「……ありがと」
「なんだって?」
「なんでもない」
プイッとそっぽを向いてしまった。なにかした? 俺。
すると、傍にいた悪魔が、
「お二人さん? 俺を忘れちゃ……」
「「うるさい」」
「ぶべっっ!!」
いらだっている二人のパンチによって空の彼方へ飛んでいってしまった。
「そんなことより。早くここの村を出るぞ」
そう声をかけると、フィオナは怒気をまとった声で、
「ほんとひどい村だったわ。なにが『美しいお嬢さんだこと。どうです? 食事でもご一緒に。費用は全部私が負担します』よ!」
フィオナさんそんな甘言に惑わされてしまったのですか。ちょいですね。
「乗っかるお前も悪い」
「ついて行かなかったら私が自分から不細工ですって言ってるようなものじゃない。それにタダだし」
そこですか。そこですよね。タダでご飯食べれるからね。
「いいから行くぞ」
「それに着いたら急に両手足を縛ってきたし。ほんと失礼……」
「行くぞって言ってんだろ!愚痴なら後でゆっくり聞いてやるから」
こいつは今の状況を分かってるのか!
「本当? 頼むわね!」
すると、フィオナは嬉々とした表情を浮かべそう言った。
ああああ!!!!やっちまったーーー!!!
と、心の中で叫んだ。口に出したら悪魔よりも恐ろしいものが誕生するからね!
「ほら行くぞ」
「わかったわ」
俺たちはその建物を後にした。
俺は大量の悪魔たちに追いかけられながら、夜のサクソン村を奔走する。
「おい!いたぞ!」
俺を見つけた悪魔が叫ぶ。
まだ出てくるのかよ!きりがねえ。騒ぎをこれ以上大きくしたくは無いが……って、もう遅いか。
村中阿鼻叫喚。怒声と悲鳴が飛び交ってる時点で手遅れだ。
仕方ない、倒すか。
「グレムリンが三体にタルワールが二体か」
グレムリンは角が生えている細身で、タルワールは皮膚が鎧のようになっている悪魔だ。それぞれ槍と剣を装備している。
「死ね!侵入者!」
グレムリンは槍で突き刺しにくる。それを回転しながらかわし、右肩へストレートをぶち込む。すると、グレムリンは倒れこんでしまった。
「くそ!よくもやりやがったな!」
他の二体のグレムリンも襲い掛かってくるが、余裕で避けて、また右肩へストレートを入れる。結果、グレムリンは三体とも地面に倒れ、伸びてしまった。その直後タルワールが剣で切りかかってきたので、地面に転がっている槍を拾って受け止める。もう一体の方がガードの隙をついて攻撃しようとしてきたが、寸前で回避。そのまま槍で首を刺す。
「グレムリンは右肩、タルワールは首が弱点なんだよな」
遺産だな……。
そんなことよりまずいな。この鬼ごっこの中、どこに監禁されているかも分からないフィオナを探すというのはなかなかハードだ。それに悪魔たちに遊ばれてしまっていたら、アウト。ミッション失敗。フィオナが逆上して、その怒りの矛先が俺に向かってあの世逝き。
「もしかしたら悪魔よりフィオナのほうがずっと悪魔らしいかもな……うおっ!」
そんなことを考えながら民家の脇を通り過ぎようとすると、死角から刃が頭めがけて飛んできた。俺は俺をしゃがんで回避し、曲がり角の先にいるタルワールの首にドロップキックをかまして逃走。もういろんな角度、場所、タイミングで悪魔たちが襲ってきている。
「くそ。らちがあかねーな。……フィオナー!どこにいるー!」
もう隠れる必要もなくなったので大声で叫ぶ。
だが、その声に反応したのはフィオナではなく、悪魔だった。
「くっそ!裏目に出た」
俺はアホか。アホの子か。声をだしたら自分で場所をばらしているようなもんだろうが!
さらにやってくる悪魔たちをなんとか倒しながら、なるべく悪魔が溜まっていない道を選んでいく。
すると残念なことに、いままでの悪魔たちとは雰囲気が全く違う悪魔と出会ってしまった。
「ちっ、上級悪魔か」
「俺はフュルフュール様に仕える上級悪魔、ニーズへッグだ」
そう言ったのは、まるでドラゴンがヒト化したような容姿の悪魔だった。
名乗るとすぐに俺の方に飛んできた。
「めんどくさいやつと当たったな」
正直上級悪魔には勝てる気がしない。なぜなら、人間をはるかに超える圧倒的潜在能力を持っているからだ。いくら弱点がわかっても、そこを突く前にやられてしまいそう。
「いくぞ!」
ニーズヘッグはそう言うと、右手で殴ってきた。俺はそれを受け流しかわす。勢いあまってニーズヘッグは民家に激突。だが、ダメージを受けた方は民家で、大きな音とともに崩れ去っていった。
「おいおいまじかよ。一回でもあたったら即ゲームオーバーか」
建物が崩壊するレベルの攻撃なんかを生身で、いや武装していたといても受けたら粉々だろう。胸の鼓動が激しくなる。
ニーズヘッグはニヤリとすると、すぐさま攻撃をしかけてくる。
乱打の雨。いなすだけで精一杯なほどに速い。腕が悲鳴を上げ始めた。
「どうした人間。その程度か!」
さらに攻撃速度が速まる。
やばい。これ以上は受けきれない。歯をかみしめてなんとか耐えるが、そろそろ限界がきていた。くそっ、少しの間だけでも動きを止められれば……ん? あれは……
「もう終わりにするぞ!」
「まだ早いんじゃねーの!」
俺は上に飛びニーズヘッグの頭に蹴りを叩き込む。一瞬だけ怯んだが、あまり効いていない様子だった。だが充分だ。
「なんだその蹴りは。かゆいかゆい!」
俺はその一瞬でニーズヘッグから離れ、地面に落ちているある物を拾う。
「とっとと死ねええええ!!!」
ニーズヘッグが猛スピードで迫ってきた。
「まだだ……まだ……」
近づいてくるにつれて、ニーズヘッグが地面を蹴ることによって生じる揺れが大きくなる。手が震え、手に持っているものを落としてしまいそうだ。
そして足音すらはっきりと、鼓膜が破れるのではないかと思うくらいには近づいた時、
「それ!」
「うわ!目が、目がああああああ」
俺は手に持っていたレモンを思いっきりしぼってニーズヘッグの目にかけた。
やつは目を押さえて地面に突っ伏している。
よしこれなら。
俺はニーズヘッグのわきの下に全力で蹴りを入れた。
「あああああああ!!!!!!!!」
絶叫とともにニーズヘッグは倒れた。
「お前の弱点はわきの下だ……」
膝に手を当てて安堵する。
なんとか倒せたが、やはり上級悪魔は強い。これが複数体同時だったら、死んでいたな。
俺はかなり上がった息を整えながら、フィオナ探しを再開する。
「それにしてもよかった。毎日走ってて。まさかこんなところで体力を使う羽目になるとはな」
っと、そんなこと言ってる場合じゃないな。上級悪魔を倒したといえど、やはり悪魔は俺を襲い続けてくる。
終わらない猛攻を掻い潜っていると、遠くから聞き覚えのある声……というか怒声が聞こえた。
「ちょっと触らないで!この悪魔!」
フィオナの声だった。ようやく見つけた。いや、まだ姿は捉えてないけど。
「この建物か」
俺はフィオナの声がした建物まで走ると、壁をぶっ壊して中に入る。玄関? 入り口? 知らねーな。
「おいフィオナ!こいつら悪魔だから」
「まったく遅いわよこの能無し!」
くっ、いちいち頭にくることを言いやがる。助けに来ないべきだったかな。
「……ありがと」
「なんだって?」
「なんでもない」
プイッとそっぽを向いてしまった。なにかした? 俺。
すると、傍にいた悪魔が、
「お二人さん? 俺を忘れちゃ……」
「「うるさい」」
「ぶべっっ!!」
いらだっている二人のパンチによって空の彼方へ飛んでいってしまった。
「そんなことより。早くここの村を出るぞ」
そう声をかけると、フィオナは怒気をまとった声で、
「ほんとひどい村だったわ。なにが『美しいお嬢さんだこと。どうです? 食事でもご一緒に。費用は全部私が負担します』よ!」
フィオナさんそんな甘言に惑わされてしまったのですか。ちょいですね。
「乗っかるお前も悪い」
「ついて行かなかったら私が自分から不細工ですって言ってるようなものじゃない。それにタダだし」
そこですか。そこですよね。タダでご飯食べれるからね。
「いいから行くぞ」
「それに着いたら急に両手足を縛ってきたし。ほんと失礼……」
「行くぞって言ってんだろ!愚痴なら後でゆっくり聞いてやるから」
こいつは今の状況を分かってるのか!
「本当? 頼むわね!」
すると、フィオナは嬉々とした表情を浮かべそう言った。
ああああ!!!!やっちまったーーー!!!
と、心の中で叫んだ。口に出したら悪魔よりも恐ろしいものが誕生するからね!
「ほら行くぞ」
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