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9話 秘策露見
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「いくぞ!」
その掛け声とともにフュルフュールが椅子の脇に置いてあった杖を手に襲い掛かってきた。
俺たちは攻撃に備え身構えると、体の大きさに合わない俊敏な動きでフュルフュールは杖を振り回してきた。
「やべ、こいつ意外と素早いの忘れてた」
魔王時代、一緒に食事をしていた時にゴキブリが天井から降ってきたんだが、だれよりも早く逃げたのがフュルフュールだったな。というか視界から消えた。
その攻撃に俺は何とか対応して避けれたが、フィオナは一瞬ひるんでしまったようで一撃もらい、建物の壁に穴を開け外に吹き飛ばされていた。
「おい大丈夫か!」
急いで外へと飛び出しフィオナの元へかけよる。
「だ……いじょうぶ……」
ぐったりとしているが大丈夫そうだ。ぎりぎりでガードしたのだろうか? だけど、人間の肉体ごときで防ぎきれるほどの威力ではなかったはずだ。どうやって?
「その顔は……私が大丈夫な理由を聞きたいのだな」
やべ、顔に出ていたか。
「まあそうなんだけどな。今はそんなことを話している場合じゃなさそうだ」
そういって後ろをふり返るとフィオナもつられて後ろを向く。
「おやおや、二人で仲良くお話かな? 私も混ぜてくれ!」
そんなはたから見たら年頃の女子たちの会話に入ろうとするいい年したおじさんのような事を言ってこちらに向かってきた。気持ち悪い。
で、その際にさっきまでいた建物を壊していた。
「本当にやばいな。さっきまでの悪魔がかわいく見えてくるぜ」
フィオナも同じ事を思ったのか、何も言ってこない。
「とりあえずお前は体を休めろ。いくら大丈夫といってもそんな状態じゃ死ぬだけだ」
「大丈夫よ……」
フィオナは立ち上がろうとするが、ふらふらでうまく立てないでいた。
「ほら見ろ」
「戦える……ひゃっ!」
殺されそうではあるが、お姫差抱っこでフィオナを担いで急いでにげる。
「逃げるのか? それでいいのか?」
背中からフュルフュールの問いがくるが、俺は何も聞かない振りをして全速力で走る。
結構遠くまで来たので、フィオナを下ろす。
「ちょっと……」
ものすごーく不満そうな顔、というか人を蔑むような顔をしていたが口が開く前に早々にその場から離脱した。
「ちょっと……」
なんていう声が聞こえたがそんなものは知らん。
ああ、俺ってこの後死ぬんだろうか。フュルフュールによってではなくフィオナによってだけど。
「おや、一人か? 見捨てられたのか?」
「ああ、お前くらい一人で余裕って意味だよ」
さすがにイラッときたのか、フュルフュールの顔色がみるみる変わっていく。
本当のところは無理。まじ無理。こんなやつと勝つどころか対等に渡り合える気もしない。
「そこまで言うのならば、私も本気をだそう」
さっきのが本気じゃなかったのか!
「いくぞ!」
フュルフュールはものすごい勢いでこちらに向かって来る。速過ぎて風を切る音が聞こえた。
「速過ぎる……」
構えようとしたが、そんな隙すら与えてはくれなかった。
フュルフュールは杖を素早く振り回して攻撃をしてくる。俺は本当にぎりぎりのところでしのいでいるが、やはりダメージを負うことは避けられず、着実にダメージが蓄積していった。
「はは、その程度か!」
あまりにも開きすぎているその実力さに俺は少しずつではあるが、絶望の色に顔を染め始めていた。
すると、
「いいぞいいぞ! その絶望の顔! たまらないねえ」
変態のような言葉を発しながら、さらに攻撃速度が上がった。
あ、これは無理だ。魔王様に対して容赦ねーなー。一度死んでるから元魔王だけど。
なんか思い出すなー。フュルフュールと俺は悪魔時代では同い年で、よくつるんでいた。ちなみに何歳かはプライバシーに関わるので教えません。悪魔にプライバシーがあるのか、と尋ねられたら「無いけれど、知って生きていられると思うなよ?」と、言ってやる。
で、ある時魔王城の廊下でしゃがんでるフュルフュールを見つけたんだが、声をかけても反応を示してくれないときがたびたびあったな。その時あいつは何をしていたかというと、蜘蛛をいじめるのに夢中になってたな。今思うと、ゴキブリはだめで蜘蛛はいいのかとツッコミたくなる。そう、フュルフュールは夢中になると周りが見えなくなるのだ。
あー、これが走馬灯ってやつか。まさかこんなにすぐまた見ることになるなってなあ。
半分諦めていると、フュルフュールもその様子に気づいたのか、
「苦しいか? はやく殺してほしいか?」
「できるものならね。でもそんなことはしないだろう?」
「ああそうだ。じっくり苦しめてから殺す」
まあそうだろうな。分かってたよ。
刹那、フュルフュールの体を炎が包み込んだ。
「さっきは自分に任せろって言ったのに結局そんなもんなの? 情けない」
その光景に目が点となりしばらく動けなかったが、散々浴びせられてきた罵声でフィオナがやったのだと気づいた。
「うるせえ」
俺は黄昏気味にそう言うと、重いからだを持ち上げる。
「あいつの弱点は胸だからな」
「なに? 結局最後は私頼みってこと?」
「ああそうだ。お前の火力が無ければあいつは倒せない」
素直に告げる。すると、フィオナは少し照れた様子で、
「そ、そう」
「で、聞くが自分の最高火力の魔法を放つためにはどれくらいの時間魔力をためる必要がある?」
「たぶん八秒くらい」
「八秒間魔力ために集中しながらあいつの攻撃をかわせるか?」
「無理」
「じゃあ俺が何とかするから、タイミングを見計らってためろ」
「わかった」
「話は終わったか?」
フュルフュールは指をくるくる巻きながらつまらそうにしていた。……律儀だなあ。普通あんな攻撃をくらったら怒り狂うだろ。
「ああ、話はまとまった。フィオナを……この隣のやつだけは見逃してくれ。その代わり俺がお前のおもちゃになる」
「ちょっ……」
何かを言いかけたフィオナの口を手でふさぐ。
「ほう? いい度胸だな。だが果たして耐えられるかな?」
「さっきお前の攻撃を少しの間だけだが防ぎきったんだ。保障は出来る」
そう言うと、フュルフュールは満足そうに、
「いいだろう。そいつだけは見逃してやる」
ほっと胸をなでおろす。
「だが……」
その直後、フュルフュールは俺の体をつかむと、まだ壊れていない民家の壁に押し当て、逃げられないように固定した。
「お前は俺のおもちゃだ。いいんだよな?」
頷く。
その直後、右手から鈍い音がした。
「ぐ……う、うぅぅ……」
見なくても分かる。俺の右腕は粉々に砕かれたのだ。
「ふふ、いいねえその顔!」
もうすでに修復不可能なまでに砕かれた腕をこれでもかというくらい、さらに痛めつけてくる。その苦痛に俺の表情は歪み、目からは涙が無意識に流れ始める。
まだ、まだだ……
「楽しい、楽しいぞおおお!!!」
フュルフュールの顔が喜びで満ちていく。
そして今度は左腕。右腕が痛すぎて、悲鳴すら出ない。
「もう泣かないの? 体自体はまだいけそうだけどなんかつまらないな」
そう言って、俺への興味が薄れて少しずつフィオナの方へと移っていった。
だが、
「そう思うのがもう少しはやかったらよかったな」
フュルフュールは初め、どういう意味か分からずポカンとしていたが、フィオナを視認した瞬間、意味を悟ったようだ。
「な、なんだこれは!」
「お前は人でも何でも、いじめ始めると周りが見えなくなるんだよ! だから後ろでフィオナが魔力をためていても気づかなかったんだ!」
昔からそうだった。声をかけても返事をしない時はいたづらを仕掛けて、それに気づくのはいつも風呂に入るときだった。ちなみにどういういたづらをしたかは言えない。決して内容がつまらなすぎてそもそもいたづらだとフュルフュールに気づかれなかったなんてことは無いけれど、言えない。
「これで終わりよ!」
フィオナの放った巨大な炎がフュルフュールの胸あたりを中心にして包み込んだ……
その掛け声とともにフュルフュールが椅子の脇に置いてあった杖を手に襲い掛かってきた。
俺たちは攻撃に備え身構えると、体の大きさに合わない俊敏な動きでフュルフュールは杖を振り回してきた。
「やべ、こいつ意外と素早いの忘れてた」
魔王時代、一緒に食事をしていた時にゴキブリが天井から降ってきたんだが、だれよりも早く逃げたのがフュルフュールだったな。というか視界から消えた。
その攻撃に俺は何とか対応して避けれたが、フィオナは一瞬ひるんでしまったようで一撃もらい、建物の壁に穴を開け外に吹き飛ばされていた。
「おい大丈夫か!」
急いで外へと飛び出しフィオナの元へかけよる。
「だ……いじょうぶ……」
ぐったりとしているが大丈夫そうだ。ぎりぎりでガードしたのだろうか? だけど、人間の肉体ごときで防ぎきれるほどの威力ではなかったはずだ。どうやって?
「その顔は……私が大丈夫な理由を聞きたいのだな」
やべ、顔に出ていたか。
「まあそうなんだけどな。今はそんなことを話している場合じゃなさそうだ」
そういって後ろをふり返るとフィオナもつられて後ろを向く。
「おやおや、二人で仲良くお話かな? 私も混ぜてくれ!」
そんなはたから見たら年頃の女子たちの会話に入ろうとするいい年したおじさんのような事を言ってこちらに向かってきた。気持ち悪い。
で、その際にさっきまでいた建物を壊していた。
「本当にやばいな。さっきまでの悪魔がかわいく見えてくるぜ」
フィオナも同じ事を思ったのか、何も言ってこない。
「とりあえずお前は体を休めろ。いくら大丈夫といってもそんな状態じゃ死ぬだけだ」
「大丈夫よ……」
フィオナは立ち上がろうとするが、ふらふらでうまく立てないでいた。
「ほら見ろ」
「戦える……ひゃっ!」
殺されそうではあるが、お姫差抱っこでフィオナを担いで急いでにげる。
「逃げるのか? それでいいのか?」
背中からフュルフュールの問いがくるが、俺は何も聞かない振りをして全速力で走る。
結構遠くまで来たので、フィオナを下ろす。
「ちょっと……」
ものすごーく不満そうな顔、というか人を蔑むような顔をしていたが口が開く前に早々にその場から離脱した。
「ちょっと……」
なんていう声が聞こえたがそんなものは知らん。
ああ、俺ってこの後死ぬんだろうか。フュルフュールによってではなくフィオナによってだけど。
「おや、一人か? 見捨てられたのか?」
「ああ、お前くらい一人で余裕って意味だよ」
さすがにイラッときたのか、フュルフュールの顔色がみるみる変わっていく。
本当のところは無理。まじ無理。こんなやつと勝つどころか対等に渡り合える気もしない。
「そこまで言うのならば、私も本気をだそう」
さっきのが本気じゃなかったのか!
「いくぞ!」
フュルフュールはものすごい勢いでこちらに向かって来る。速過ぎて風を切る音が聞こえた。
「速過ぎる……」
構えようとしたが、そんな隙すら与えてはくれなかった。
フュルフュールは杖を素早く振り回して攻撃をしてくる。俺は本当にぎりぎりのところでしのいでいるが、やはりダメージを負うことは避けられず、着実にダメージが蓄積していった。
「はは、その程度か!」
あまりにも開きすぎているその実力さに俺は少しずつではあるが、絶望の色に顔を染め始めていた。
すると、
「いいぞいいぞ! その絶望の顔! たまらないねえ」
変態のような言葉を発しながら、さらに攻撃速度が上がった。
あ、これは無理だ。魔王様に対して容赦ねーなー。一度死んでるから元魔王だけど。
なんか思い出すなー。フュルフュールと俺は悪魔時代では同い年で、よくつるんでいた。ちなみに何歳かはプライバシーに関わるので教えません。悪魔にプライバシーがあるのか、と尋ねられたら「無いけれど、知って生きていられると思うなよ?」と、言ってやる。
で、ある時魔王城の廊下でしゃがんでるフュルフュールを見つけたんだが、声をかけても反応を示してくれないときがたびたびあったな。その時あいつは何をしていたかというと、蜘蛛をいじめるのに夢中になってたな。今思うと、ゴキブリはだめで蜘蛛はいいのかとツッコミたくなる。そう、フュルフュールは夢中になると周りが見えなくなるのだ。
あー、これが走馬灯ってやつか。まさかこんなにすぐまた見ることになるなってなあ。
半分諦めていると、フュルフュールもその様子に気づいたのか、
「苦しいか? はやく殺してほしいか?」
「できるものならね。でもそんなことはしないだろう?」
「ああそうだ。じっくり苦しめてから殺す」
まあそうだろうな。分かってたよ。
刹那、フュルフュールの体を炎が包み込んだ。
「さっきは自分に任せろって言ったのに結局そんなもんなの? 情けない」
その光景に目が点となりしばらく動けなかったが、散々浴びせられてきた罵声でフィオナがやったのだと気づいた。
「うるせえ」
俺は黄昏気味にそう言うと、重いからだを持ち上げる。
「あいつの弱点は胸だからな」
「なに? 結局最後は私頼みってこと?」
「ああそうだ。お前の火力が無ければあいつは倒せない」
素直に告げる。すると、フィオナは少し照れた様子で、
「そ、そう」
「で、聞くが自分の最高火力の魔法を放つためにはどれくらいの時間魔力をためる必要がある?」
「たぶん八秒くらい」
「八秒間魔力ために集中しながらあいつの攻撃をかわせるか?」
「無理」
「じゃあ俺が何とかするから、タイミングを見計らってためろ」
「わかった」
「話は終わったか?」
フュルフュールは指をくるくる巻きながらつまらそうにしていた。……律儀だなあ。普通あんな攻撃をくらったら怒り狂うだろ。
「ああ、話はまとまった。フィオナを……この隣のやつだけは見逃してくれ。その代わり俺がお前のおもちゃになる」
「ちょっ……」
何かを言いかけたフィオナの口を手でふさぐ。
「ほう? いい度胸だな。だが果たして耐えられるかな?」
「さっきお前の攻撃を少しの間だけだが防ぎきったんだ。保障は出来る」
そう言うと、フュルフュールは満足そうに、
「いいだろう。そいつだけは見逃してやる」
ほっと胸をなでおろす。
「だが……」
その直後、フュルフュールは俺の体をつかむと、まだ壊れていない民家の壁に押し当て、逃げられないように固定した。
「お前は俺のおもちゃだ。いいんだよな?」
頷く。
その直後、右手から鈍い音がした。
「ぐ……う、うぅぅ……」
見なくても分かる。俺の右腕は粉々に砕かれたのだ。
「ふふ、いいねえその顔!」
もうすでに修復不可能なまでに砕かれた腕をこれでもかというくらい、さらに痛めつけてくる。その苦痛に俺の表情は歪み、目からは涙が無意識に流れ始める。
まだ、まだだ……
「楽しい、楽しいぞおおお!!!」
フュルフュールの顔が喜びで満ちていく。
そして今度は左腕。右腕が痛すぎて、悲鳴すら出ない。
「もう泣かないの? 体自体はまだいけそうだけどなんかつまらないな」
そう言って、俺への興味が薄れて少しずつフィオナの方へと移っていった。
だが、
「そう思うのがもう少しはやかったらよかったな」
フュルフュールは初め、どういう意味か分からずポカンとしていたが、フィオナを視認した瞬間、意味を悟ったようだ。
「な、なんだこれは!」
「お前は人でも何でも、いじめ始めると周りが見えなくなるんだよ! だから後ろでフィオナが魔力をためていても気づかなかったんだ!」
昔からそうだった。声をかけても返事をしない時はいたづらを仕掛けて、それに気づくのはいつも風呂に入るときだった。ちなみにどういういたづらをしたかは言えない。決して内容がつまらなすぎてそもそもいたづらだとフュルフュールに気づかれなかったなんてことは無いけれど、言えない。
「これで終わりよ!」
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