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10話 絶体絶命
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「……や、やった?」
フィオナは息を切らしながらそう言った。
手を膝につき、肩は震えている。
「おい大丈夫か? 肩貸そうか?」
フィオナに近寄り手を差し出す。
しかしフィオナはその手を払いのけた。
「あなたの助けなんて必要ないわよ」
「いや必要だろ。フラフラじゃないか」
見れば膝はおもちゃが壊れたようにがくがくと震えていて、とても立っていられるようには見えない。
「全く強がりは後にしてくれ」
「ちょ、やめなさいってば!」
手をばたばたとさせてくるが、魔力を使い切っているので大した抵抗になっていないので、無理やりおんぶする。
初めのうちは背中をぽかぽかと叩いてきたが、諦めたのか途中でやめてしまった。
「……借りだからね」
耳元でフィオナがささやく。
おっと、この状況だと胸の感触がダイレクトに背中に……伝わるわけがないですね。だって彼女は絶壁ですもの。
「ちょっと、今何を考えたの?」
「いえ、なんでもありません」
全く感が鋭いな。
だが、もうフュルフュールはもう死んだ。これで安心だ。
「それにしても大したことなかったわね。所詮ただのあくm……」
「誰がただの悪魔だって?」
「こ、この声は……まさか……」
恐る恐る後ろを振り向くと、そこにはさっきフィオナが倒したはずのフュルフュールが立っていた。
「さっきのは効いたぞ、小娘」
「う、嘘だろ。あの一撃を弱点にもろにくらっても死なないだと……?」
まさかそれほどなのか? ソロモン七十二柱の力とは……。これほどまでに強大だったのか?
「どうやって……」
口を開けたまま顎を小刻みに震わせながら口から漏れたその言葉に、フュルフュールが反応した。
「簡単な話だ。その炎と同程度以上の力で打ち消しただけだ」
そんな馬鹿な話が……。ただのパンチで打ち消せるほどの火力じゃなかったぞ。
「そういえばまだ見せてなかったな」
なんだろう。心なしか口調も変わったような。
刹那、フュルフュールは恐ろしい形相でこちらに向かってきた。
「……ぐっ、避けきれない」
ただでさえダメージが重いのに、それに加え今はフィオナを背負っている状態。到底かわせるはずが無い。
「仕方ねえ。すまんフィオナ」
「え、ちょっと」
俺はフィオナを思いっきり投げ飛ばした。
「食らえ!」
くそ。どんな攻撃かは分からないが、俺一人なら受身をとってなんとか致命傷は避けられるだろう。
フュルフュールの拳が体に触れる瞬間、俺は身を引いた。
しかし、
「ぐああああああああ!!!!!」
体を強烈な電気が走り抜ける。体の中心から手先までしびれて自分の思うように動かせない。
「言い忘れていたな。私は電気を操るのだ」
あの炎の火力と同じ出力の電気で打ち消したのか……!
それにしてもまずい。この状況はまずい。
フィオナは魔力を使い果たしてとても戦える状態ではないし、俺もそれほど戦えそうに無い。しかもそれは肉弾戦だった場合。あいつは電気を扱う。とても敵うわけない。
「くそ……せめて」
せめて奴の弱点、胸に一撃を食らわせることさえ出来れば。そのための隙さえあれば。
「ふはは、手も足も出ないか」
フュルフュールは高らかに笑う。
「このままお前をいたぶってもいいが、それよりも……」
そしてフュルフュールはちらりと、フィオナの方に視線をやる。
「まさか……」
「そのまさかさ」
その瞬間、フュルフュールの体は俺ではなくフィオナの方に向けた。
「まt……うぐ」
くそ、ダメージが酷すぎる。体が動かない。
そうこうしているうちに、あっという間にフィオナの元まで移動したフュルフュールは、同じく体を動かせないフィオナに向かって、
「おまえはどんな声を聞かせてくれるかな?」
すると、フュルフュールの表情が変わった。
そしてそばに落ちていた先のとがった木の棒を手に取った。おそらく家の残骸だろう。
「それでどうする気よ」
あいかわらず強気である。
「これでお前の四肢を突き刺す」
その直後、フィオナの顔は恐怖に染まった。
「そうその顔! その顔を待っていたんだ! あそこに倒れている男は表情を一切変えなかったからつまらなかったんだよ」
「や、やめろ!」
だが俺の声は届かない。
くそ。フィオナに矛先が向いているのは俺が苦しまなかったからだ。つまり俺のせい。なのに何も出来ない。
胸の内から湧き出る怒りはフュルフュールに向いているはずなのに、体を思うように動かせない。手を強く握りこむ。
「ふはは、さてどんな反応を示すかな!」
フュルフュールはまずフィオナの左足に突き刺した。
「うっ……がっ!」
あまりの痛みに目からは涙がこぼれている。口は大きく開いていて、そこからは悲鳴が漏れている。
「そう! その表情だ!」
フュルフュールは楽しそうに刺したり抜いたりを繰り返す。
そのたびにフィオナの顔はどんどん苦痛に満ちていった。
フュルフュールの顔は喜びに満ちていく。
俺にもう少し力があれば……魔王だった頃の力があれば……あいつが……フィオナがあんなにも苦しむことはなかったのに……
そこでふと気づく。
「あれ、なんでこんなにあいつのことで悔しいと思ってるんだ」
憎らしいうざい奴と思っていたはずなのにな。いつのまにかそうでは無くなっていたらしい。
「友達……親友……仲間。そうだ、あいつはもう仲間なんだな」
そう思うと、なぜか体に力がみなぎってきた。
気づけば、俺は立ち上がってフュルフュールに向かって叫んでいた。
「おいこら! 俺が相手だ!」
「ほう? さきほどまで死にそうだった奴が急にどうして、やるきになるとは。面白い、相手をしてやろう」
お互いに戦闘態勢に入る。
別にダメージが消えたわけではないが、なんだか勝てそうな感じになってきた。
「いくぞ!」
そのセリフを皮切りに、俺はゴールテープに目がけて走る子供のように駆け出し、殴りかかる。しかし、フュルフュールはそれを余裕で止めて、俺を投げ飛ばした。
「くそっ……」
だが、怯まずにまたフュルフュールへと向かう。
「何度向かって来ようが同じだ!」
「それはどうかな」
今まで直進だった進路を、右往左往とジグザグに変えて走る。そしてフュルフュールまであと一歩というところで俺は急にかがみ込んだ。
「くっ……視界から消えただと……」
よし! 今やつは俺が視界から急に外れて混乱している。チャンス!
俺はフュルフュールのまたの下をくぐって背後に回り、首筋に思いっきり蹴りを入れた。
「ぐっ……ちょこまかと!」
蹴られた直後、フュルフュールは腕を適当に振り回して俺を捕らえようとするが、俺はその腕の勢いを利用してフュルフュールを投げ飛ばした。
「終わりだ! フュルフュール!」
高くジャンプして、倒れているフュルフュールの胸に狙いを定める。そして急降下して足で貫こうとした。
だが、
「ふ、その程度か」
「なに!?」
刹那、フュルフュールは俺の両足をつかみ、紙くずを投げるような感覚で前方へ投げた。そして、飛んでいる俺を追いかけるようにして飛んだ。
「ぐはっ!」
その直後、俺の体はフュルフュールによって押さえつけられた。
「散々私をからかったのだ。覚悟は出来ているだろうな?」
フュルフュールは手を振り上げた。
死ぬ……。
俺は何故か素直に死を受け入れられた。何をしても敵わないことを悟ったのか、それとも一度死んでいるからなのかはわからない。
だからは俺はそっと目を閉じた。
「最後はいさぎよいな!」
そしてフュルフュールは手を振り下ろした……
フィオナは息を切らしながらそう言った。
手を膝につき、肩は震えている。
「おい大丈夫か? 肩貸そうか?」
フィオナに近寄り手を差し出す。
しかしフィオナはその手を払いのけた。
「あなたの助けなんて必要ないわよ」
「いや必要だろ。フラフラじゃないか」
見れば膝はおもちゃが壊れたようにがくがくと震えていて、とても立っていられるようには見えない。
「全く強がりは後にしてくれ」
「ちょ、やめなさいってば!」
手をばたばたとさせてくるが、魔力を使い切っているので大した抵抗になっていないので、無理やりおんぶする。
初めのうちは背中をぽかぽかと叩いてきたが、諦めたのか途中でやめてしまった。
「……借りだからね」
耳元でフィオナがささやく。
おっと、この状況だと胸の感触がダイレクトに背中に……伝わるわけがないですね。だって彼女は絶壁ですもの。
「ちょっと、今何を考えたの?」
「いえ、なんでもありません」
全く感が鋭いな。
だが、もうフュルフュールはもう死んだ。これで安心だ。
「それにしても大したことなかったわね。所詮ただのあくm……」
「誰がただの悪魔だって?」
「こ、この声は……まさか……」
恐る恐る後ろを振り向くと、そこにはさっきフィオナが倒したはずのフュルフュールが立っていた。
「さっきのは効いたぞ、小娘」
「う、嘘だろ。あの一撃を弱点にもろにくらっても死なないだと……?」
まさかそれほどなのか? ソロモン七十二柱の力とは……。これほどまでに強大だったのか?
「どうやって……」
口を開けたまま顎を小刻みに震わせながら口から漏れたその言葉に、フュルフュールが反応した。
「簡単な話だ。その炎と同程度以上の力で打ち消しただけだ」
そんな馬鹿な話が……。ただのパンチで打ち消せるほどの火力じゃなかったぞ。
「そういえばまだ見せてなかったな」
なんだろう。心なしか口調も変わったような。
刹那、フュルフュールは恐ろしい形相でこちらに向かってきた。
「……ぐっ、避けきれない」
ただでさえダメージが重いのに、それに加え今はフィオナを背負っている状態。到底かわせるはずが無い。
「仕方ねえ。すまんフィオナ」
「え、ちょっと」
俺はフィオナを思いっきり投げ飛ばした。
「食らえ!」
くそ。どんな攻撃かは分からないが、俺一人なら受身をとってなんとか致命傷は避けられるだろう。
フュルフュールの拳が体に触れる瞬間、俺は身を引いた。
しかし、
「ぐああああああああ!!!!!」
体を強烈な電気が走り抜ける。体の中心から手先までしびれて自分の思うように動かせない。
「言い忘れていたな。私は電気を操るのだ」
あの炎の火力と同じ出力の電気で打ち消したのか……!
それにしてもまずい。この状況はまずい。
フィオナは魔力を使い果たしてとても戦える状態ではないし、俺もそれほど戦えそうに無い。しかもそれは肉弾戦だった場合。あいつは電気を扱う。とても敵うわけない。
「くそ……せめて」
せめて奴の弱点、胸に一撃を食らわせることさえ出来れば。そのための隙さえあれば。
「ふはは、手も足も出ないか」
フュルフュールは高らかに笑う。
「このままお前をいたぶってもいいが、それよりも……」
そしてフュルフュールはちらりと、フィオナの方に視線をやる。
「まさか……」
「そのまさかさ」
その瞬間、フュルフュールの体は俺ではなくフィオナの方に向けた。
「まt……うぐ」
くそ、ダメージが酷すぎる。体が動かない。
そうこうしているうちに、あっという間にフィオナの元まで移動したフュルフュールは、同じく体を動かせないフィオナに向かって、
「おまえはどんな声を聞かせてくれるかな?」
すると、フュルフュールの表情が変わった。
そしてそばに落ちていた先のとがった木の棒を手に取った。おそらく家の残骸だろう。
「それでどうする気よ」
あいかわらず強気である。
「これでお前の四肢を突き刺す」
その直後、フィオナの顔は恐怖に染まった。
「そうその顔! その顔を待っていたんだ! あそこに倒れている男は表情を一切変えなかったからつまらなかったんだよ」
「や、やめろ!」
だが俺の声は届かない。
くそ。フィオナに矛先が向いているのは俺が苦しまなかったからだ。つまり俺のせい。なのに何も出来ない。
胸の内から湧き出る怒りはフュルフュールに向いているはずなのに、体を思うように動かせない。手を強く握りこむ。
「ふはは、さてどんな反応を示すかな!」
フュルフュールはまずフィオナの左足に突き刺した。
「うっ……がっ!」
あまりの痛みに目からは涙がこぼれている。口は大きく開いていて、そこからは悲鳴が漏れている。
「そう! その表情だ!」
フュルフュールは楽しそうに刺したり抜いたりを繰り返す。
そのたびにフィオナの顔はどんどん苦痛に満ちていった。
フュルフュールの顔は喜びに満ちていく。
俺にもう少し力があれば……魔王だった頃の力があれば……あいつが……フィオナがあんなにも苦しむことはなかったのに……
そこでふと気づく。
「あれ、なんでこんなにあいつのことで悔しいと思ってるんだ」
憎らしいうざい奴と思っていたはずなのにな。いつのまにかそうでは無くなっていたらしい。
「友達……親友……仲間。そうだ、あいつはもう仲間なんだな」
そう思うと、なぜか体に力がみなぎってきた。
気づけば、俺は立ち上がってフュルフュールに向かって叫んでいた。
「おいこら! 俺が相手だ!」
「ほう? さきほどまで死にそうだった奴が急にどうして、やるきになるとは。面白い、相手をしてやろう」
お互いに戦闘態勢に入る。
別にダメージが消えたわけではないが、なんだか勝てそうな感じになってきた。
「いくぞ!」
そのセリフを皮切りに、俺はゴールテープに目がけて走る子供のように駆け出し、殴りかかる。しかし、フュルフュールはそれを余裕で止めて、俺を投げ飛ばした。
「くそっ……」
だが、怯まずにまたフュルフュールへと向かう。
「何度向かって来ようが同じだ!」
「それはどうかな」
今まで直進だった進路を、右往左往とジグザグに変えて走る。そしてフュルフュールまであと一歩というところで俺は急にかがみ込んだ。
「くっ……視界から消えただと……」
よし! 今やつは俺が視界から急に外れて混乱している。チャンス!
俺はフュルフュールのまたの下をくぐって背後に回り、首筋に思いっきり蹴りを入れた。
「ぐっ……ちょこまかと!」
蹴られた直後、フュルフュールは腕を適当に振り回して俺を捕らえようとするが、俺はその腕の勢いを利用してフュルフュールを投げ飛ばした。
「終わりだ! フュルフュール!」
高くジャンプして、倒れているフュルフュールの胸に狙いを定める。そして急降下して足で貫こうとした。
だが、
「ふ、その程度か」
「なに!?」
刹那、フュルフュールは俺の両足をつかみ、紙くずを投げるような感覚で前方へ投げた。そして、飛んでいる俺を追いかけるようにして飛んだ。
「ぐはっ!」
その直後、俺の体はフュルフュールによって押さえつけられた。
「散々私をからかったのだ。覚悟は出来ているだろうな?」
フュルフュールは手を振り上げた。
死ぬ……。
俺は何故か素直に死を受け入れられた。何をしても敵わないことを悟ったのか、それとも一度死んでいるからなのかはわからない。
だからは俺はそっと目を閉じた。
「最後はいさぎよいな!」
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