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12話 犠牲者
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「すげーな」
目の前の光景を見て思わずうなる。
なぜなら、約一週間ほど前の騒動(主に俺たちがフュルフュールにちょっかいを出したことによる)から今日までのたった七日程度でサクソン村はほぼ元通りに治っているのだから。
感心とともに罪悪感が湧き出てくる。
「正直、この村の大部分を壊したのは俺たち、主にフィオナなんだよなあ」
頭を抱えてあの日のことを思い出す。
********************
「やめ、やめてえええええ」
「はあ? このくらいで何言ってるの? 私が受けた痛みはこんなもんじゃないのよ」
さっきまではフュルフュールがフィオナを痛めつけていたのだが、立場一転。今度がフィオナがフュルフュールをいたぶっていた。
「ほんと、さきほどはやりすぎました。ごめんなさい。この通り!」
フィオナに足蹴りされながらも、土下座をするソロモン七十二柱の一角。尊厳は無いのかと問いたいが、むしろ同情する。
「土下座っていうのはねえ、もっと頭を地面にこすりつけるんだよ!」
なんとフィオナはフュルフュールの頭を踏みつけているのだ。
この様子だけ見るとどちらが悪魔なんだと疑いたくなるが、残念ながら頭を踏みつけている方が人間で、踏みつけられている方が悪魔なのだ。世の中とは不思議なものだ。
まあフィオナが悪魔にされたことを思えばしょうがないかもしれないけれど。
「ふふ、ほら。許して欲しいのでしょう? ならあなたのせいで汚れてしまった私の靴をなめなさい!」
「は、はい喜んで!」
「全く。また汚くなったじゃない! ふざけないでよ」
「うがっ!」
……いやマジでこの女は悪魔だ。
フュルフュールに、許して欲しかったら汚れた自分の靴をなめろ言い、なめたらそのせいで靴が汚くなったとフュルフュールの頬をおもいっきり蹴り飛ばす。
「こ、この悪魔め!」
「悪魔はあんたでしょうが!」
さすがに耐えかねたのか、フュルフュールはフィオナの一瞬をついて逃げ出してしまった。
「こら! まちなさい!」
そういってフィオナは獲物を捕捉したチーターのようにフュルフュールを追いかけだす。
「はあ。なあウルカ、沈静作用のある魔法とか使えない?」
さっきから隣にいたエルフの少女に話しかける。
「ありますけど、あれだけ素早く動いている対象に当てるのはさすがに厳しいです」
「そうか。いや、いいんだ」
あのアホを止めることは無理そうだな。ただ、追い掛け回してるだけならいいか。
「待ちなさい!」
「ひぃぃぃぃ!!!!」
おびえるフュルフュールは何を思ったのか民家をぶっ壊し始めた。そしてそれによって発生した瓦礫をフィオナに投げ始めたのだ。
「そんなもの当たるか!」
だがフィオナはそれをひょいとかわす。
「お返しよ!」
そしてフィオナは無数の炎の玉を出現させ、フュルフュールに向かって飛ばし始めた。
想像がつくだろうか? その炎の玉によって破壊されていく家を。そして応戦するようにフュルフュールは瓦礫を投げ、無くなったらまた民家を壊し補充する。
これであっという間に村は瓦礫の山と化したのだ。
********************
「ほんとすいません」
このことを思い出し、もう一度深く謝罪をする。
結局、お互いに力尽き、フュルフュールは魔界へと帰っていった。フィオナの方は魔力切れで今も寝ている。
「おやアランさん。独り言ですか?」
じっと復興作業を見ていると、男性が近づいてきた。
「ええまあ。それにしてもすごいですね」
「今まで悪魔に束縛される毎日から解放された反動みたいなものですよ」
そんなものなのか。
「あなたたちには感謝しています。この村を解放してくれて」
なんでだろう。すごく嬉しいのに素直に喜べない。
「ところでウルカの様子は?」
真剣さがにじみ出る声色で尋ねた。
「それが……」
********************
「うぅ……」
俺はその男性にウルカが現在寝泊りをしているという民家まで連れてってもらった。
しかし、
「いまだ立ち直れていないようです」
ウルカはベッドの上で布団に包まって泣いていた。
「仕方ないですよ。あの光景を見てしまったんですからね」
********************
「そういえば。お父さんお母さんを探しに行かなくていいのか?」
「でも、フィオナさんをこのままにして置けませんし」
「大丈夫だろ。今のあいつが負けることは無いだろうしほっといても問題ない」
ただ村の方は全然大丈夫じゃないけど。
「そうですか。分かりました」
そういってウルカは歩き出した。
俺も付き添い、フュルフュールのいた建物のあった場所に向かった。
「おそらくここのどこかに地下があるはずです」
「なんでそう思うの?」
「ここに連れて行かれるのを見たので」
声に力が無くなる。
「大丈夫。きっと無事だ」
「そうですね」
俺はウルカを一時的に元気にさせるために無責任なことを言ってしまったと、後で気づいた。
その理由は、
「お父さん……お母さん……?」
ウルカの考えどおり、地下が存在した。そこには無数の牢屋があり、その一室にウルカの両親がいた。
いたのだが、
「どう……して……」
そこには、四肢に釘を打たれて壁に貼り付けにされている人間が二人、いたのだ。
服は着ていなく、男の方は内臓がえぐり出されていて体中に無数の刺し傷がある。陰茎は切り落とされていた。近くに槍が落ちていたので、おそらくそれで刺されたのだろう。
女の方は、目だった外傷は無かったものの、陰部からは血がしたたっていた。何があったかは想像するまでも無い。
この状況から察するに、彼らは酷く苦しい拷問を受けたのだろう。そして死んだ。手には爪がめり込んでいた。
そして、彼らがウルカの両親。
「いやああああああああ!!!!!!」
そこでウルカの精神は崩壊した。
********************
「あの悲鳴でかけつけた私たちもあの光景を見ました。誰もがショックを受けていました」
村の者とはいえど、他人の人々から見てもそのようなリアクションをとったのだ。ウルカが精神を崩壊してもおかしくは無い。
「私たちがどうこう出来るような傷ではありません。悔しいですが」
「そう……ですね……」
ウルカの苦しむ姿を見ては胸が苦しくなる。
「では、私はこれで」
そう言って、男性は去っていった。
今の俺にはウルカを救うことは出来ないだろう。かといって、何もせずにはいられない。だから俺はずっとウルカの傍にいた。
悲痛な叫び声、壁を殴る音、時には布団を振り回したことだってあった。
「もう一週間、ずっとこうしているな……」
何故こんなにも俺は無力なんだ。フュルフュールと戦っているときだってウルカがいなかったら勝てなかっただろうし、結局フュルフュールを瀕死までもっていったのはフィオナだし。なのにウルカを見守ることしか出来ないなんて。
だからそっとウルカを抱きしめた。特に理由はない。だが、こうすることしか出来なかった。
すると、ウルカは突然動かなくなった。そして顔を見れば涙が目からこぼれていた。
「おかあ……さん……」
「俺はウルカのお母さんじゃないよ」
「お……とうさ……ん?」
「お父さんでもない。もうウルカと一緒にいてくれる人はいない。でも、俺がいる! みんながいる! お前が苦しんでいるなら支えてやる、見守ってやる。たとえ心の傷が一生塞がらないとしても、俺だけは一緒についてやる! だから……」
だから……なんだというのだ。俺はただ残酷な事実を伝えただけだ。俺ごときじゃあそんな大役できるはずもないのに。あんな薄っぺらい言葉が届くはず無いというのに。人の苦しみなんて分からない。一緒に背負うとかただのきれいごとだ。個人の苦しみは本人にしか分からない。どうすることもできないのに……っ!
だが、
「あり……がとう……」
そしてウルカは眠るように気を失った。
目の前の光景を見て思わずうなる。
なぜなら、約一週間ほど前の騒動(主に俺たちがフュルフュールにちょっかいを出したことによる)から今日までのたった七日程度でサクソン村はほぼ元通りに治っているのだから。
感心とともに罪悪感が湧き出てくる。
「正直、この村の大部分を壊したのは俺たち、主にフィオナなんだよなあ」
頭を抱えてあの日のことを思い出す。
********************
「やめ、やめてえええええ」
「はあ? このくらいで何言ってるの? 私が受けた痛みはこんなもんじゃないのよ」
さっきまではフュルフュールがフィオナを痛めつけていたのだが、立場一転。今度がフィオナがフュルフュールをいたぶっていた。
「ほんと、さきほどはやりすぎました。ごめんなさい。この通り!」
フィオナに足蹴りされながらも、土下座をするソロモン七十二柱の一角。尊厳は無いのかと問いたいが、むしろ同情する。
「土下座っていうのはねえ、もっと頭を地面にこすりつけるんだよ!」
なんとフィオナはフュルフュールの頭を踏みつけているのだ。
この様子だけ見るとどちらが悪魔なんだと疑いたくなるが、残念ながら頭を踏みつけている方が人間で、踏みつけられている方が悪魔なのだ。世の中とは不思議なものだ。
まあフィオナが悪魔にされたことを思えばしょうがないかもしれないけれど。
「ふふ、ほら。許して欲しいのでしょう? ならあなたのせいで汚れてしまった私の靴をなめなさい!」
「は、はい喜んで!」
「全く。また汚くなったじゃない! ふざけないでよ」
「うがっ!」
……いやマジでこの女は悪魔だ。
フュルフュールに、許して欲しかったら汚れた自分の靴をなめろ言い、なめたらそのせいで靴が汚くなったとフュルフュールの頬をおもいっきり蹴り飛ばす。
「こ、この悪魔め!」
「悪魔はあんたでしょうが!」
さすがに耐えかねたのか、フュルフュールはフィオナの一瞬をついて逃げ出してしまった。
「こら! まちなさい!」
そういってフィオナは獲物を捕捉したチーターのようにフュルフュールを追いかけだす。
「はあ。なあウルカ、沈静作用のある魔法とか使えない?」
さっきから隣にいたエルフの少女に話しかける。
「ありますけど、あれだけ素早く動いている対象に当てるのはさすがに厳しいです」
「そうか。いや、いいんだ」
あのアホを止めることは無理そうだな。ただ、追い掛け回してるだけならいいか。
「待ちなさい!」
「ひぃぃぃぃ!!!!」
おびえるフュルフュールは何を思ったのか民家をぶっ壊し始めた。そしてそれによって発生した瓦礫をフィオナに投げ始めたのだ。
「そんなもの当たるか!」
だがフィオナはそれをひょいとかわす。
「お返しよ!」
そしてフィオナは無数の炎の玉を出現させ、フュルフュールに向かって飛ばし始めた。
想像がつくだろうか? その炎の玉によって破壊されていく家を。そして応戦するようにフュルフュールは瓦礫を投げ、無くなったらまた民家を壊し補充する。
これであっという間に村は瓦礫の山と化したのだ。
********************
「ほんとすいません」
このことを思い出し、もう一度深く謝罪をする。
結局、お互いに力尽き、フュルフュールは魔界へと帰っていった。フィオナの方は魔力切れで今も寝ている。
「おやアランさん。独り言ですか?」
じっと復興作業を見ていると、男性が近づいてきた。
「ええまあ。それにしてもすごいですね」
「今まで悪魔に束縛される毎日から解放された反動みたいなものですよ」
そんなものなのか。
「あなたたちには感謝しています。この村を解放してくれて」
なんでだろう。すごく嬉しいのに素直に喜べない。
「ところでウルカの様子は?」
真剣さがにじみ出る声色で尋ねた。
「それが……」
********************
「うぅ……」
俺はその男性にウルカが現在寝泊りをしているという民家まで連れてってもらった。
しかし、
「いまだ立ち直れていないようです」
ウルカはベッドの上で布団に包まって泣いていた。
「仕方ないですよ。あの光景を見てしまったんですからね」
********************
「そういえば。お父さんお母さんを探しに行かなくていいのか?」
「でも、フィオナさんをこのままにして置けませんし」
「大丈夫だろ。今のあいつが負けることは無いだろうしほっといても問題ない」
ただ村の方は全然大丈夫じゃないけど。
「そうですか。分かりました」
そういってウルカは歩き出した。
俺も付き添い、フュルフュールのいた建物のあった場所に向かった。
「おそらくここのどこかに地下があるはずです」
「なんでそう思うの?」
「ここに連れて行かれるのを見たので」
声に力が無くなる。
「大丈夫。きっと無事だ」
「そうですね」
俺はウルカを一時的に元気にさせるために無責任なことを言ってしまったと、後で気づいた。
その理由は、
「お父さん……お母さん……?」
ウルカの考えどおり、地下が存在した。そこには無数の牢屋があり、その一室にウルカの両親がいた。
いたのだが、
「どう……して……」
そこには、四肢に釘を打たれて壁に貼り付けにされている人間が二人、いたのだ。
服は着ていなく、男の方は内臓がえぐり出されていて体中に無数の刺し傷がある。陰茎は切り落とされていた。近くに槍が落ちていたので、おそらくそれで刺されたのだろう。
女の方は、目だった外傷は無かったものの、陰部からは血がしたたっていた。何があったかは想像するまでも無い。
この状況から察するに、彼らは酷く苦しい拷問を受けたのだろう。そして死んだ。手には爪がめり込んでいた。
そして、彼らがウルカの両親。
「いやああああああああ!!!!!!」
そこでウルカの精神は崩壊した。
********************
「あの悲鳴でかけつけた私たちもあの光景を見ました。誰もがショックを受けていました」
村の者とはいえど、他人の人々から見てもそのようなリアクションをとったのだ。ウルカが精神を崩壊してもおかしくは無い。
「私たちがどうこう出来るような傷ではありません。悔しいですが」
「そう……ですね……」
ウルカの苦しむ姿を見ては胸が苦しくなる。
「では、私はこれで」
そう言って、男性は去っていった。
今の俺にはウルカを救うことは出来ないだろう。かといって、何もせずにはいられない。だから俺はずっとウルカの傍にいた。
悲痛な叫び声、壁を殴る音、時には布団を振り回したことだってあった。
「もう一週間、ずっとこうしているな……」
何故こんなにも俺は無力なんだ。フュルフュールと戦っているときだってウルカがいなかったら勝てなかっただろうし、結局フュルフュールを瀕死までもっていったのはフィオナだし。なのにウルカを見守ることしか出来ないなんて。
だからそっとウルカを抱きしめた。特に理由はない。だが、こうすることしか出来なかった。
すると、ウルカは突然動かなくなった。そして顔を見れば涙が目からこぼれていた。
「おかあ……さん……」
「俺はウルカのお母さんじゃないよ」
「お……とうさ……ん?」
「お父さんでもない。もうウルカと一緒にいてくれる人はいない。でも、俺がいる! みんながいる! お前が苦しんでいるなら支えてやる、見守ってやる。たとえ心の傷が一生塞がらないとしても、俺だけは一緒についてやる! だから……」
だから……なんだというのだ。俺はただ残酷な事実を伝えただけだ。俺ごときじゃあそんな大役できるはずもないのに。あんな薄っぺらい言葉が届くはず無いというのに。人の苦しみなんて分からない。一緒に背負うとかただのきれいごとだ。個人の苦しみは本人にしか分からない。どうすることもできないのに……っ!
だが、
「あり……がとう……」
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