自転車嫌いの下剋上 ~娘を轢き殺したJKをお仕置きするには手段を選んでいられません~

自慰煽情のアリア

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序章: なぜあの時、言わなかったのか

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 少し離れた草むらに陽菜を引きずり込み、健一も草丈までに身をかがめる。



 股の下だけにはまだ温もりが残されていた。

 プリーツスカートをめくり上げる健一の手を、阻もうとするはずの手は路傍に投げ出されたままだ。



 八の字に開かれていた両足では何となく満足できなかった健一は、左右を少し区の字に曲げ、小さな両足に滑らかな菱形を描かせる。

 一度でよいから見たかった娘の痴態が完成した。

 その頂点で夜闇の上にも浮かび上がる、白のショーツ。



 一日履き続けたせいで、クロッチを中心に純白さはよどみ、生前の痕跡を残す。

 その柔らかな布地の、見逃してしまいそうなほどの小さな縦筋の凹みに、健一の鼻柱が合わさるように引っ付く。

「すぅ~~ん」

 鼻孔の奥から呼び覚まされる、汗と排泄と甘酸っぱい少女の香り。



「濃い・・・・・・」

 それが最初に出た感想だった。

 妻の負担を減らす親切ごかしで洗濯を請け負い、密に娘の下着の臭いを満喫していた頃よりも鮮烈な、陽菜の臭い。

 他の男には味あわせたくない、父親である健一だけが知る、娘の生理的な側面。

 いよいよ昂った健一は股の隙間から指を忍ばせ、こんもりと盛り上がった秘所へと伸ばす。

 薄っすらとした恥毛の合間は、思っていたより開いていた。



 妻と交わる時、健一の指や一物を健気に拒んだ肉癖の、あの柔らかいながらも、れっきとした抵抗感が伝わってこない。

 死して弛緩した少女の股間は、無抵抗さという意味で、健一の一物を固く鍛え上げた。

 骨に裏打ちされていない恥部は侵入する指に退けられるままに、その奥の、一生にして一度も破られることのなかった膜への到達を、安易に許してしまう。

「おおぅ・・・・・・」

 指では我慢しきれない健一はベルトを外し、抵抗のない身体を喰らいつく。

 まだ、身体は鮮度があり、柔らかい。

 虚ろな陽菜の目は、父親の背徳的な行為から目を反らすように、攻めに応じてその向きを何度も変えていた。


病院の処置室前。  

健一は、娘のランドセルを抱えたまま、硬い椅子に座っていた。  

白衣の看護師が近づいてくる。若い女性で、表情は穏やかだが、目は真剣だった。  

「村瀬さんですね。お嬢さんの搬送、ありがとうございます。少しだけ、状況をお伺いしてもよろしいですか?」  

健一は、顔を上げる。  

「……はい……」  

声はかすれていた。  

看護師は、手元のタブレットに視線を落としながら、静かに尋ねる。  

「発見された場所はどちらですか?」  

「……船橋の、南坂通りの……曲がり角です。通学路です」  

「発見時、お嬢さんはどのような状態でしたか?」  

健一は、言葉に詰まる。  

「……地面に……倒れていて……目は……開いてました。でも……焦点が……」  

看護師は頷く。  

「呼吸や脈は、確認されましたか?」  

「……わかりません。抱き上げた時、少しだけ……温かかったんです」  

健一の声が震える。  

「それだけが……それだけが……希望だったんです」  

看護師は、そっとメモを止めた。  

「ありがとうございます。お辛い中、申し訳ありません。医師が処置を続けています。何か進展があれば、すぐにお知らせします」  

健一は、ランドセルを抱きしめたまま、深くうなずいた。  

「……お願いします……どうか……」  

看護師は静かに頭を下げ、処置室へと戻っていった。  

廊下には、時計の秒針の音だけが響いていた。  

健一は、娘のランドセルの留め具を指でなぞりながら、ただ祈っていた。  

風は、病院の窓を静かに揺らしていた。

病院の廊下は、静まり返っていた。  

村瀬健一は、椅子に座ったまま、娘のランドセルを抱きしめていた。  

処置室の扉が、ゆっくりと開く。  

白衣の医師が現れた。中年の男性で、表情は沈痛だった。  

健一は、立ち上がる。  

「……どうでしたか……娘は……」  

医師は、言葉を選ぶように、ゆっくりと口を開いた。  

「……残念ながら……搬送時点で、すでに心肺停止の状態でした。蘇生措置を試みましたが……反応はありませんでした」  

健一の手から、ランドセルが滑り落ちた。  



「……陽菜は……」  

医師は、深く頭を下げた。  

「……ご愁傷様です」    

健一は、しばらく動かなかった。

そんなことは、既にわかっていた。

わかった上で、行為に及んだからだ。  

目は、処置室の扉を見つめたまま。  

そして——  

「……誰が……」  

声は低く、震えていた。  

「誰が……陽菜を……こんな目に……」  

医師は答えられなかった。  

健一は、ゆっくりとランドセルを拾い上げた。  

「……警察には連絡しました。ですが……私自身で、真実を突き止めます」  

その瞳には、涙はなかった。  

代わりに、冷たい炎が灯っていた。  

「娘を殺した者を……私は絶対に許さない」  

風が、病院の窓を揺らす。  

その音は、まるで遠くで鳴る警鐘のようだった。

数分後、処置室を出ようとする健一を、看護師が呼び止めた。

「あの、娘さんは?」

「後程手続きをします。 ところで、一つお願いがあるのですが」

「何でしょう?」

「取り乱して娘にしがみついたせいで、遺体が乱れてしまいました。もう一度、直してもらえますか?」

「ええ、まあ」

 看護師は入れ違いに陽菜が一人残された処置室へと入る。

 健一が何を考え、陽菜と最後に接したか、すぐに悟った。


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