5 / 15
破廉恥だった僕
3
しおりを挟む
親指から中指までが、ハーフパンツの裾の下に潜り込んだ。
しばらく僕の股座をまさぐった後、それは出てきた。
紺色の体側服の生地とは異なる、白い布地を引きずり出して。
僕にとっての重大秘密が炙り出された瞬間だった。
中学生になると大半の男子がトランクス、あるいはそれに似た木綿のボクサーブリーフパンツを履くのだが、この時の僕はまだ、小学生時代以来のV字に切れ込んだブリーフのままだった。
「お前、まだこういうの履くんだ」
「えっと、先生?」
そう、この学校の生徒は体側服を制服の下に着込んでいるから、体育で水泳の授業でもない限り、下着を衆目に晒すことはない。
だけど僕は、やってしまったのだ。
それは多分、授業で体育座りをしていたときだろう。
足を抱え込むように座ることで、ハーフパンツの裾の口が広がる。
ただでさえ、体操服のハーフパンツは上まで上げると股下ギリギリまで裾が届くとあって、その時の僕は破廉恥にも下着を晒していたに違いない。
それが先生Aの視線に止まったのだ。
ただでさえ、女の子みたいな僕がこんな幼稚なパンツを履いている。
それが彼の性癖に火をつけてしまったのだ。
しばらく僕の股座をまさぐった後、それは出てきた。
紺色の体側服の生地とは異なる、白い布地を引きずり出して。
僕にとっての重大秘密が炙り出された瞬間だった。
中学生になると大半の男子がトランクス、あるいはそれに似た木綿のボクサーブリーフパンツを履くのだが、この時の僕はまだ、小学生時代以来のV字に切れ込んだブリーフのままだった。
「お前、まだこういうの履くんだ」
「えっと、先生?」
そう、この学校の生徒は体側服を制服の下に着込んでいるから、体育で水泳の授業でもない限り、下着を衆目に晒すことはない。
だけど僕は、やってしまったのだ。
それは多分、授業で体育座りをしていたときだろう。
足を抱え込むように座ることで、ハーフパンツの裾の口が広がる。
ただでさえ、体操服のハーフパンツは上まで上げると股下ギリギリまで裾が届くとあって、その時の僕は破廉恥にも下着を晒していたに違いない。
それが先生Aの視線に止まったのだ。
ただでさえ、女の子みたいな僕がこんな幼稚なパンツを履いている。
それが彼の性癖に火をつけてしまったのだ。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる