51 / 58
21-1
しおりを挟む気づけばラッセルのヘビの尻尾が俺の体に絡みつき、俺のふさふさの尻尾にたどり着いていた。すりすりと尻尾に擦り寄られると、俺は尻尾から背筋までざわついた。きゅっ、と根本を締め上げられるたびに毛が逆立つ。緩急をつけて、すりすり、きゅ、きゅう、と根本を刺激されてビリビリとした感覚が体中をめぐる。
「しっぽぉ、よわいからッ……や、ふぁ、ん、んん」
「イチロの尻尾、ふわふわでかわいいよな。食べちゃいたいくらいだ」
尻尾の付け根をいじめられながら中も突き上げられると、きゅんきゅんと肉壁が蠢いてラッセルの陰茎に吸い付いて甘え出す。
「あ、も、……い、いく……いくいくッ……ん゛~~ッ!!」
俺の陰茎の先っぽから白濁がほとばしる。白濁はそこら中に飛び散って、体を揺さぶられるたびに俺のモノはだらしなくぷらぷらと揺れていた。
突き動かされるたびに次々と襲う快感に俺はついていけない。俺はいつまでも射精を強いられていた。
「ゃ…、ふッ……!、いったの、……ぁ、も、いった、のにぃ、…ッ゛~ーーっ!!…ぅぁ、……ぉねが……っ、止まってぇ……ひ!、ああッ」
「く、ハ…ッ……悪い……もう、止まれない……ッ!」
「……ッ゛!いま、…だめぇ、ッ………は、ンンッ、イッた、ばっかだからぁ……ふ、ゥッ…ちょ、っ…、まって……ッ!」
高い所まで登り詰めて、降りられなくなってしまった。意識が飛びそうなほどに感じまくって絶頂を繰り返している。
「イクぅ、ふ……ぁあ、いくいくッ……ぅ゛~~ーーッッ!!……んッ?!…やッ、ぉれ、…ッいってる、……いってるからぁッ……も、やらぁ…、まだいってるのぉ……!いくの、とまんな……いやあ、……ひぃん……ッ」
ぐぽぐぽと激しいピストンを繰り返して、奥を突き上げる。前戯の段階で、指で散々弄られてぷっくりと膨らんだ前立腺が何度も抉られてはごりごりと押し上げられ続ける。
「あ、あーッ゛!……らっせるぅ……ひあ、んんっ……おねが、……うぁ」
何を言っても、ラッセルは答えてくれなくなった。瞳孔は開き切っていて、眉根を寄せて険しい顔でフーッ、フーッと荒い息を繰り返すばかりだ。
抑制剤を飲んでいても、軽く興奮状態になっているのかもしれなかった。
俺のオメガフェロモンを間近で吸い続けて興奮状態に陥ってしまったのかもしれない。
俺は押し返していた胸板に、今はきゅううっとしがみついて甘えた声で「もぅゆるしてぇ」と縋りついていた。
そんな俺の様子に気づいているのかいないのか、ラッセルは好き勝手俺の中で動き回る。
ギラついた目に囚われて、震える腰を掴まれて体重をかけられて一気に奥まで押し込まれた。
「んんッ……ん゛~~ーーッッッ♡!!」
「……ぐゥッ……!!」
ラッセルが思い切り顔を歪ませて、獣のような唸り声をあげた。その声の後にびゅーびゅーと最奥に熱い精液を流し込まれた。ゆるゆると腰を数回動かして精子を奥にある子宮まで送ろうとする。
射精が終わり、ラッセルの動きが止まった。ヘビの尻尾も一緒にぎゅうっと体中抱きしめられた。
87
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
番解除した僕等の末路【完結済・短編】
藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。
番になって数日後、「番解除」された事を悟った。
「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。
けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。
【完結済】あの日、王子の隣を去った俺は、いまもあなたを想っている
キノア9g
BL
かつて、誰よりも大切だった人と別れた――それが、すべての始まりだった。
今はただ、冒険者として任務をこなす日々。けれどある日、思いがけず「彼」と再び顔を合わせることになる。
魔法と剣が支配するリオセルト大陸。
平和を取り戻しつつあるこの世界で、心に火種を抱えたふたりが、交差する。
過去を捨てたはずの男と、捨てきれなかった男。
すれ違った時間の中に、まだ消えていない想いがある。
――これは、「終わったはずの恋」に、もう一度立ち向かう物語。
切なくも温かい、“再会”から始まるファンタジーBL。
全8話
お題『復縁/元恋人と3年後に再会/主人公は冒険者/身を引いた形』設定担当AI /c
ベータですが、運命の番だと迫られています
モト
BL
ベータの三栗七生は、ひょんなことから弁護士の八乙女梓に“運命の番”認定を受ける。
運命の番だと言われても三栗はベータで、八乙女はアルファ。
執着されまくる話。アルファの運命の番は果たしてベータなのか?
ベータがオメガになることはありません。
“運命の番”は、別名“魂の番”と呼ばれています。独自設定あり
※ムーンライトノベルズでも投稿しております
【完結】可愛いあの子は番にされて、もうオレの手は届かない
天田れおぽん
BL
劣性アルファであるオズワルドは、劣性オメガの幼馴染リアンを伴侶に娶りたいと考えていた。
ある日、仕えている王太子から名前も知らないオメガのうなじを噛んだと告白される。
運命の番と王太子の言う相手が落としていったという髪飾りに、オズワルドは見覚えがあった――――
※他サイトにも掲載中
★⌒*+*⌒★ ☆宣伝☆ ★⌒*+*⌒★
「婚約破棄された不遇令嬢ですが、イケオジ辺境伯と幸せになります!」
が、レジーナブックスさまより発売中です。
どうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m
アプリで都合のいい男になろうとした結果、彼氏がバグりました
あと
BL
「目指せ!都合のいい男!」
穏やか完璧モテ男(理性で執着を押さえつけてる)×親しみやすい人たらし可愛い系イケメン
攻めの両親からの別れろと圧力をかけられた受け。関係は秘密なので、友達に相談もできない。悩んでいる中、どうしても別れたくないため、愛人として、「都合のいい男」になることを決意。人生相談アプリを手に入れ、努力することにする。しかし、攻めに約束を破ったと言われ……?
攻め:深海霧矢
受け:清水奏
前にアンケート取ったら、すれ違い・勘違いものが1位だったのでそれ系です。
ハピエンです。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
自己判断で消しますので、悪しからず。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる