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第1章《運命の始まり》
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日頃の疲れを癒すため、
リーダーの緋月よるが
提案したオフ会旅行。
ゲーム実況グループ「カラヴィブ」が
現地で顔を合わせるのは、
本当に久しぶりだった。
車は8人乗りのレンタカー。
運転席には天然系のするめんが座り、
その隣ではクールなKILOがナビを見つめている。
車内は和やかな雰囲気で、軽口が飛び交っていた。
緋月よる
「……全員揃うと、思ってたよりウルセーな。」
後部座席の色瀬夜真が振り返り、
ゆるく眉を上げる。
色瀬夜真
「おや、リーダー様が音量を気にしてますね。」
緋月よる
「まぁ静かな車内よりはマシだろ。
まあ、少しは喋らせてやるよ。」
するめん
「よるさん、文句は言わないでくださいね~。
私が運転してるんですから。」
KILO
「つーか、お前さ。よく運転席任されたな?」
するめん
「見くびらないで、キロチャリ。」
後部座席のなぎが肘をつき、ニヤリと笑う。
なぎ
「確かに“するめん”に
運転任せるのって賭けだよね~。
賭ける勇気に拍手するわ。」
するめん
「ひどい!」
イソクマが楽しそうに手を振る。
イソクマ
「いやいや、こういう賑やかな感じ、
結構好きだよ。」
緋月よるはため息をつきながら、
どこか微笑んでいるようにも見えた。
緋月よる
「……まあ、悪くはねぇけどな。」
唐突に異音が車内を支配した。
ゴゴゴゴゴッ……!
するめん
「え……?」
車体が激しく揺れ、
異様な重力が周囲を歪ませていく。
KILO
「……おい、どうなってんだ。」
緋月よるは瞬時に状況を飲み込もうとしながら、
硬い声で呟く。
緋月よる
「止めろ、するめん。」
するめん
「そんなこと言われても――うわっ!」
周囲の風景は急速に色を失い、
何もかもが白く染め上げられた。
なぎ
「――何!? 嘘だろこれ……!」
色瀬夜真
「何だよこれ……なんか変だって……っ!」
イソクマ
「ちょ、やば――」
その瞬間――車内を襲う強烈な光と静寂。
全員の意識は闇へと溶けていった。
再び意識を取り戻した緋月よるは、
何もない白い空間に立っていた。
驚きよりも、冷静な苛立ちが先に立つ。
緋月よる
「……ここ、どこだよ。」
静寂が不気味なまでに耳に残る中、
突然まばゆい光が目の前で弾けた。
女神
「はいっ!お初にお目にかかります!
緋月よるさん!」
声をかけてきたのは、
ふわふわ浮かぶ白いローブ姿の
神のような存在だった。
緋月よるは少しだけ目を細める。
緋月よる
「……なんだ、お前。」
女神は申し訳なさそうに首を傾けながらも、
どこか呑気な笑みを浮かべている。
女神
「いやですねー……
まずは謝らなきゃいけないんですけど。
えっと、その……あなたたち、
私の手違いで死んじゃいました!」
緋月よる
「……は?」
言葉の意味を即座に把握しようとして、
呆れ混じりに返す。
緋月よる
「お前、今さらっと言ったけど、
それどんなミスだよ。」
女神
「いや、私も迂闊でしたね~!
時空を歪ませてしまった結果、
あなた方の車が“巻き込まれちゃった”
というわけで……。」
緋月よるは短く息を吐く。
緋月よる
「死んだ原因が時空の歪みねぇ……
マンガやゲームでしか聞いたことねーぞ。」
女神
「あ、でも安心してくださいね!
お詫びに異世界で生きる機会を与えますし、
『ステータス』を確認する特典を授けちゃいますから
なんなら希少な『鑑定スキル』もつけますよ!」
緋月よる
「鑑定スキル?」
女神は胸を張り、得意げに続ける。
女神
「これがすごく便利なんです!
目に映るもの全てを鑑定できて、
情報も一目で分かっちゃう優れものです♪」
緋月よる
「……まるでRPGの鑑定スキルって感じだな。」
女神
「そうそう!そんな感じです!ね?
ちょっとワクワクしてきませんか?」
緋月よるは気だるそうに言葉を吐き出す。
緋月よる
「お前がそう言うならな。
まあ、納得したわけじゃねーけど。」
女神は笑顔のまま軽く手を振り――
女神
「では!異世界へ転生、行ってらっしゃーい!」
緋月よる
「……ん?」
目が覚めると、
二つの太陽がゆっくりと空を照らしていた。
空の青さはどこか幻想的で、
その光景に一瞬だけ言葉を失う。
緋月よる
「二つの太陽、ね。
神様の言うこともあながち嘘じゃなかったってか」
淡々と状況を受け止めながら
ゆっくりと体を起こし、辺りを見渡す。
見慣れない地面と樹木――
全てが異世界であることを示していた。
緋月よる
「……いやいや、
これもう完全にファンタジーの世界だろ」
少し呆れたような声でそう呟きながら、
ポケットを探る。
触れたのは何か細い物体――
取り出してみると、ただの小枝だった。
緋月よる
「……は?枝?」
軽く鼻で笑い、
脳裏をかすめたのは神から
与えられた“鑑定スキル”の話。
冗談半分で小枝に視線を集中させてみる。
――――――――――――――――――
【鑑定結果】
木の枝
分類: 草木
効果: ただの枝。価値なし。
――――――――――――――――――
緋月よる
「おお、マジか……」
すぐに口をついたのは驚きというよりは
半ば呆れに近い反応だ。
緋月よる
「まるでゲームの世界に迷い込んだみたいだな」
その時、草を踏む音が背後から聞こえた。
警戒してゆっくり振り返る。
現れたのは――青紫色の髪と
どこか焦った表情をした色瀬夜真だった。
色瀬夜真
「……よるちゃ、見つけた!」
緋月よる
「あぁ、お前か。夜真」
夜真はホッとしたように肩の力を抜いた。
色瀬夜真
「一応、生きてるんだね……。
てか、ここ本当に異世界なんだ」
緋月よる
「ああ。神様の“ミス”ってやつのせいでな」
色瀬夜真
「うわー、
太陽が二つもあるし……やばいね、これ」
改めて空を見上げて軽く息をつく夜真に、
緋月よるは目を細める。
動じながらも取り乱すことなく
現状を受け入れている辺りが、
彼女らしいと言えば彼女らしい。
色瀬夜真
「てかさ、鑑定スキルってホントに使えるの?」
緋月よる
「ああ。試しにやってみたところだ」
ポケットから小枝を取り出してみせると、
夜真が少し目を丸くした。
――――――――――――――――――
【鑑定結果】
木の枝
分類: 草木
効果: ただの枝。価値なし。
――――――――――――――――――
色瀬夜真
「うわ、本当にゲームっぽいじゃん。
これ、やばいね」
緋月よる
「まぁ、実況してた時の
ゲームの世界観に似てるっちゃ似てるな」
色瀬夜真
「でも、こんな簡単に情報がわかるのって便利だね」
緋月よる
「楽といえば楽だな。
けど、今はそれどころじゃない」
夜真も覚悟を決めたかのように背筋を伸ばし、
辺りを見回す。
色瀬夜真
「他の皆はどうしてるんだろ。
私らと同じでバラバラに飛ばされてるのかな」
緋月よる
「だろうな。すぐに合流なんてのは難しいだろう」
二人は現状を整理しつつ、
今後どうするべきかを考える。
すると、色瀬夜真が緋月よるの手元に目をやり、
少し眉をひそめた。
色瀬夜真
「ねぇ、それ……タバコ?」
緋月よる
「あぁ、持ってた」
淡々と応えるよるの指には、
確かに火のついたタバコがあった。
夜真は呆れながらも少し笑う。
色瀬夜真
「……どんな状況でも吸うんだね、よるちゃは」
緋月よる
「まぁ、こういう時だからこそ必要なんだろ」
冗談めかしながら白い煙を軽く吐き出すよるの姿に、
夜真は小さく息を吐く。
先の見えない異世界に放り出され、
彼らは少しずつ現実を受け入れていた。
色瀬夜真
「じゃあさ、とりあえず動く?
じっとしてても仕方ないし」
緋月よる
「ああ。どこかに安全な場所があればいいが」
二人は並んで歩き出す。
見渡す限り広がる未知の大地に、
彼らの道が続いている――。
リーダーの緋月よるが
提案したオフ会旅行。
ゲーム実況グループ「カラヴィブ」が
現地で顔を合わせるのは、
本当に久しぶりだった。
車は8人乗りのレンタカー。
運転席には天然系のするめんが座り、
その隣ではクールなKILOがナビを見つめている。
車内は和やかな雰囲気で、軽口が飛び交っていた。
緋月よる
「……全員揃うと、思ってたよりウルセーな。」
後部座席の色瀬夜真が振り返り、
ゆるく眉を上げる。
色瀬夜真
「おや、リーダー様が音量を気にしてますね。」
緋月よる
「まぁ静かな車内よりはマシだろ。
まあ、少しは喋らせてやるよ。」
するめん
「よるさん、文句は言わないでくださいね~。
私が運転してるんですから。」
KILO
「つーか、お前さ。よく運転席任されたな?」
するめん
「見くびらないで、キロチャリ。」
後部座席のなぎが肘をつき、ニヤリと笑う。
なぎ
「確かに“するめん”に
運転任せるのって賭けだよね~。
賭ける勇気に拍手するわ。」
するめん
「ひどい!」
イソクマが楽しそうに手を振る。
イソクマ
「いやいや、こういう賑やかな感じ、
結構好きだよ。」
緋月よるはため息をつきながら、
どこか微笑んでいるようにも見えた。
緋月よる
「……まあ、悪くはねぇけどな。」
唐突に異音が車内を支配した。
ゴゴゴゴゴッ……!
するめん
「え……?」
車体が激しく揺れ、
異様な重力が周囲を歪ませていく。
KILO
「……おい、どうなってんだ。」
緋月よるは瞬時に状況を飲み込もうとしながら、
硬い声で呟く。
緋月よる
「止めろ、するめん。」
するめん
「そんなこと言われても――うわっ!」
周囲の風景は急速に色を失い、
何もかもが白く染め上げられた。
なぎ
「――何!? 嘘だろこれ……!」
色瀬夜真
「何だよこれ……なんか変だって……っ!」
イソクマ
「ちょ、やば――」
その瞬間――車内を襲う強烈な光と静寂。
全員の意識は闇へと溶けていった。
再び意識を取り戻した緋月よるは、
何もない白い空間に立っていた。
驚きよりも、冷静な苛立ちが先に立つ。
緋月よる
「……ここ、どこだよ。」
静寂が不気味なまでに耳に残る中、
突然まばゆい光が目の前で弾けた。
女神
「はいっ!お初にお目にかかります!
緋月よるさん!」
声をかけてきたのは、
ふわふわ浮かぶ白いローブ姿の
神のような存在だった。
緋月よるは少しだけ目を細める。
緋月よる
「……なんだ、お前。」
女神は申し訳なさそうに首を傾けながらも、
どこか呑気な笑みを浮かべている。
女神
「いやですねー……
まずは謝らなきゃいけないんですけど。
えっと、その……あなたたち、
私の手違いで死んじゃいました!」
緋月よる
「……は?」
言葉の意味を即座に把握しようとして、
呆れ混じりに返す。
緋月よる
「お前、今さらっと言ったけど、
それどんなミスだよ。」
女神
「いや、私も迂闊でしたね~!
時空を歪ませてしまった結果、
あなた方の車が“巻き込まれちゃった”
というわけで……。」
緋月よるは短く息を吐く。
緋月よる
「死んだ原因が時空の歪みねぇ……
マンガやゲームでしか聞いたことねーぞ。」
女神
「あ、でも安心してくださいね!
お詫びに異世界で生きる機会を与えますし、
『ステータス』を確認する特典を授けちゃいますから
なんなら希少な『鑑定スキル』もつけますよ!」
緋月よる
「鑑定スキル?」
女神は胸を張り、得意げに続ける。
女神
「これがすごく便利なんです!
目に映るもの全てを鑑定できて、
情報も一目で分かっちゃう優れものです♪」
緋月よる
「……まるでRPGの鑑定スキルって感じだな。」
女神
「そうそう!そんな感じです!ね?
ちょっとワクワクしてきませんか?」
緋月よるは気だるそうに言葉を吐き出す。
緋月よる
「お前がそう言うならな。
まあ、納得したわけじゃねーけど。」
女神は笑顔のまま軽く手を振り――
女神
「では!異世界へ転生、行ってらっしゃーい!」
緋月よる
「……ん?」
目が覚めると、
二つの太陽がゆっくりと空を照らしていた。
空の青さはどこか幻想的で、
その光景に一瞬だけ言葉を失う。
緋月よる
「二つの太陽、ね。
神様の言うこともあながち嘘じゃなかったってか」
淡々と状況を受け止めながら
ゆっくりと体を起こし、辺りを見渡す。
見慣れない地面と樹木――
全てが異世界であることを示していた。
緋月よる
「……いやいや、
これもう完全にファンタジーの世界だろ」
少し呆れたような声でそう呟きながら、
ポケットを探る。
触れたのは何か細い物体――
取り出してみると、ただの小枝だった。
緋月よる
「……は?枝?」
軽く鼻で笑い、
脳裏をかすめたのは神から
与えられた“鑑定スキル”の話。
冗談半分で小枝に視線を集中させてみる。
――――――――――――――――――
【鑑定結果】
木の枝
分類: 草木
効果: ただの枝。価値なし。
――――――――――――――――――
緋月よる
「おお、マジか……」
すぐに口をついたのは驚きというよりは
半ば呆れに近い反応だ。
緋月よる
「まるでゲームの世界に迷い込んだみたいだな」
その時、草を踏む音が背後から聞こえた。
警戒してゆっくり振り返る。
現れたのは――青紫色の髪と
どこか焦った表情をした色瀬夜真だった。
色瀬夜真
「……よるちゃ、見つけた!」
緋月よる
「あぁ、お前か。夜真」
夜真はホッとしたように肩の力を抜いた。
色瀬夜真
「一応、生きてるんだね……。
てか、ここ本当に異世界なんだ」
緋月よる
「ああ。神様の“ミス”ってやつのせいでな」
色瀬夜真
「うわー、
太陽が二つもあるし……やばいね、これ」
改めて空を見上げて軽く息をつく夜真に、
緋月よるは目を細める。
動じながらも取り乱すことなく
現状を受け入れている辺りが、
彼女らしいと言えば彼女らしい。
色瀬夜真
「てかさ、鑑定スキルってホントに使えるの?」
緋月よる
「ああ。試しにやってみたところだ」
ポケットから小枝を取り出してみせると、
夜真が少し目を丸くした。
――――――――――――――――――
【鑑定結果】
木の枝
分類: 草木
効果: ただの枝。価値なし。
――――――――――――――――――
色瀬夜真
「うわ、本当にゲームっぽいじゃん。
これ、やばいね」
緋月よる
「まぁ、実況してた時の
ゲームの世界観に似てるっちゃ似てるな」
色瀬夜真
「でも、こんな簡単に情報がわかるのって便利だね」
緋月よる
「楽といえば楽だな。
けど、今はそれどころじゃない」
夜真も覚悟を決めたかのように背筋を伸ばし、
辺りを見回す。
色瀬夜真
「他の皆はどうしてるんだろ。
私らと同じでバラバラに飛ばされてるのかな」
緋月よる
「だろうな。すぐに合流なんてのは難しいだろう」
二人は現状を整理しつつ、
今後どうするべきかを考える。
すると、色瀬夜真が緋月よるの手元に目をやり、
少し眉をひそめた。
色瀬夜真
「ねぇ、それ……タバコ?」
緋月よる
「あぁ、持ってた」
淡々と応えるよるの指には、
確かに火のついたタバコがあった。
夜真は呆れながらも少し笑う。
色瀬夜真
「……どんな状況でも吸うんだね、よるちゃは」
緋月よる
「まぁ、こういう時だからこそ必要なんだろ」
冗談めかしながら白い煙を軽く吐き出すよるの姿に、
夜真は小さく息を吐く。
先の見えない異世界に放り出され、
彼らは少しずつ現実を受け入れていた。
色瀬夜真
「じゃあさ、とりあえず動く?
じっとしてても仕方ないし」
緋月よる
「ああ。どこかに安全な場所があればいいが」
二人は並んで歩き出す。
見渡す限り広がる未知の大地に、
彼らの道が続いている――。
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