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竜車宿出発
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竜車宿の出口門は出発する商隊や旅人たちでごった返し、列をなしていた。門番の検閲がある為だ。
片山とアリファもノロノロと進む列に並び
自分たちの番を待つ。
列の後方より太鼓の音が響いてきて段々と近づいてくる。数十人規模の大きな隊列が迫ってくる。
列に並んでる者達は左右に分かれ道を開け、その真ん中を隊列は進んでいく。
片山も皆に習いクルマを端に寄せた。
先頭に見覚えのある紋章が刺繍されている旗が見える。
その紋章で隊列の正体が分かった。ダルフォイ頭領―ガリのご一行だ。
先頭に二騎の竜騎士が旗を持ち、その後ろにまた二騎の太鼓奏者が勇ましい響きを打ち立て進んでくる。
その後ろにガリの姿が見えた。
頭領らしく威厳のある風格で竜に跨っている。竜にも鎧がつけられ、この隊列で誰が一番偉いのか、というのが一目瞭然である佇まいだ。
道の両脇に退避した人々はうやうやしく頭を垂れつつその隊列が過ぎ去るのを待った。
門番らは整列し魔石銃のストックを地面につけ銃口を天に向け真っ直ぐ持ち直立不動のまま微動だにしない。
隊列が片山たちに近づいてくるとガリはチラっと横目で確認し小さくうなずいた。
片山とアリファは頭を小さく下げ見送る。声をかけるような雰囲気ではない。
「止まれー!」
と隊列の先頭、旗を持っている竜騎士2人が叫ぶと隊列は門の前で停止した。太鼓の音も止んだ。
するとガリが後に振り返り、
「皆の旅路に女神様の加護があらんことを!」
と街中に響き渡るような大きな声で叫んだ。
どこからともなく「おぉ!」という歓声があがる。
門番らは魔石銃を天に向け礼砲を1発ずつ打ち鳴らした。
「進めー!」
旗持ちの騎士が叫ぶと再び太鼓の音が響き渡りダルフォイ頭領一行は門の外へと去っていった。
「大したもんやな」
片山がぼそっと呟くと
「そうね…昨晩あんな偉い人と話してたなんてね…」
と、アリファもすっかりこの儀式めいた雰囲気にのまれてしまっている様子だった。
門番らは乱れた列を整え再び検閲が始まった。
「次!」
門番が片山らに検閲の順番が来たことを厳しい声で伝える。
「これからどこへ行く?」
門番は見慣れない竜車だ、というふうに片山のクルマをジロジロと見回す。
「アエートリまで。」
アリファが門番に助手席から告げる。
門番は車内を一瞥し、片山とアリファの顔を交互に見て怪しいところが無いとわかると
「女神様のご加護を」
と言い「行け!」というふうに合図した。
片山とアリファもノロノロと進む列に並び
自分たちの番を待つ。
列の後方より太鼓の音が響いてきて段々と近づいてくる。数十人規模の大きな隊列が迫ってくる。
列に並んでる者達は左右に分かれ道を開け、その真ん中を隊列は進んでいく。
片山も皆に習いクルマを端に寄せた。
先頭に見覚えのある紋章が刺繍されている旗が見える。
その紋章で隊列の正体が分かった。ダルフォイ頭領―ガリのご一行だ。
先頭に二騎の竜騎士が旗を持ち、その後ろにまた二騎の太鼓奏者が勇ましい響きを打ち立て進んでくる。
その後ろにガリの姿が見えた。
頭領らしく威厳のある風格で竜に跨っている。竜にも鎧がつけられ、この隊列で誰が一番偉いのか、というのが一目瞭然である佇まいだ。
道の両脇に退避した人々はうやうやしく頭を垂れつつその隊列が過ぎ去るのを待った。
門番らは整列し魔石銃のストックを地面につけ銃口を天に向け真っ直ぐ持ち直立不動のまま微動だにしない。
隊列が片山たちに近づいてくるとガリはチラっと横目で確認し小さくうなずいた。
片山とアリファは頭を小さく下げ見送る。声をかけるような雰囲気ではない。
「止まれー!」
と隊列の先頭、旗を持っている竜騎士2人が叫ぶと隊列は門の前で停止した。太鼓の音も止んだ。
するとガリが後に振り返り、
「皆の旅路に女神様の加護があらんことを!」
と街中に響き渡るような大きな声で叫んだ。
どこからともなく「おぉ!」という歓声があがる。
門番らは魔石銃を天に向け礼砲を1発ずつ打ち鳴らした。
「進めー!」
旗持ちの騎士が叫ぶと再び太鼓の音が響き渡りダルフォイ頭領一行は門の外へと去っていった。
「大したもんやな」
片山がぼそっと呟くと
「そうね…昨晩あんな偉い人と話してたなんてね…」
と、アリファもすっかりこの儀式めいた雰囲気にのまれてしまっている様子だった。
門番らは乱れた列を整え再び検閲が始まった。
「次!」
門番が片山らに検閲の順番が来たことを厳しい声で伝える。
「これからどこへ行く?」
門番は見慣れない竜車だ、というふうに片山のクルマをジロジロと見回す。
「アエートリまで。」
アリファが門番に助手席から告げる。
門番は車内を一瞥し、片山とアリファの顔を交互に見て怪しいところが無いとわかると
「女神様のご加護を」
と言い「行け!」というふうに合図した。
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