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考えに考え込んで、結局打ち明けないことにした。だが、バレない程度に、兄達から守って欲しいというような趣旨を伝えておいた。これで何かあったら、なんかしてくれんだろ()
従者だし。

考え込んでいたから、その後の話を聞いていなかったが、記憶を思い出したことで少し性格やらが変わってたり、前より元気になったりなどだったので有耶無耶に回答した。これは正直に話したとして、ただの頭のおかしいやつになる未来しか見えないからな。

「で、最後に…」

「まだあるのか!」

リュド、長い質問コーナーで疲れてしまったよ俺は…。

「これが1番重要なんだ。」

リュドの真剣さにゴクリと生唾を飲む。
というか人間って真剣な話になるとき本当にこんな音鳴るんだな。

「お、おう、他になんかあるのか」

「…せなか…のそれは」

覚悟を決めたように話し始めたのに全く聞こえなかった。

「??すみません、リュドさんもう一度お願いします。」

「…いや、やっぱなんでもない。」

「そう言われると逆に気になってしまうのだが。…」

思わせぶりはやめてくれよーリュドさーん

さっきまでの真剣な態度に対して伸ばしていた背筋を緩める。

「話もひと段落着いたっぽいし、俺お腹減ってきちゃった。」

そういうなり、答えるようにジルのお腹が鳴る。

ちょっと恥ずかしい///

「じゃあ、食事部屋持ってくるか?」

んー、前回庭で食べた時途中で終わらせちゃったからなぁ、今日も兄共は生徒会の仕事があるらしいし…リベンジするか。

「いや、昨日と同じように外で食べよう。今日も天気いいから、きっとゆっくり出来る」

「わかった、では食事を貰ってくる」

「ああ、気をつけてなあ。先に行ってるから」

昨日と同じように別れて歩を進める。
さすがに今回は兄共の襲来もなくゆっくりとリュドと食事をとることが出来た。
ここの庭は日当たりもよく風通しもいいのでとても気持ちがいい。
お気に入りのひとつだな。

食事の後は、魔法や数学やらと勉強を頑張った。前世ではあまりお金に余裕がなかったから、勉強を頑張って学費の免除などをして貰えたほどなので、頭には自信がある。それにジルバード自体勉強は好きだったようで、学校が始まっても特に問題はなさそうだ。

ちょっとした筋トレなどもしていたら、外がもう暗くなっていた。部屋で食事を取った後風呂に入った。その後リュドに寝ることを伝え、ベットに潜った。
最近寝てばかりだったのから、寝れないかなぁとか思ってたけど、気が付けば寝ていた。



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