13 / 191
真里編:第2章 別れ
復讐の対価
しおりを挟む
「嘘だ……」
彼の名を呼ぶと明らかに動揺した、しかしこの表情は嬉しさではない、恐怖だ。
どうして……僕は君を失っていなかった嬉しさで、こんなに高揚しているのに。
「どこでその名を……」
「君が教えてくれたじゃないか、夢の中で」
「急に思い出したのか? なんで……」
さっきまで覚えていたはずの夢の内容は、また霞がかかった様に朧げだ。
「何かこう、君を追いかけてた気がする……でも届かなくて」
「届かなくて?」
「目を覚ましたら君がいた」
「ふむ……で?」
「で、捕まえちゃった?」
「ブフッ! なんだそれ! 鬼ごっこの夢か?」
「君は覚えてないの!?」
「鬼ごっこなんて沢山しただろ! どの夢かなんて分からんな!」
「やっぱり雪景なんだね……」
よかった彼は存在していた、しかもこんな近くに!
思わず涙腺が緩みそうになるのをぐっと堪えた、堪えた分だけ僕の心は高揚して震えた、彼と会えたという事実に感動していた。
「っていうか、なんで最初に言ってくれないのさ!」
そして少し怒っていた、だってずっと夢で想い続けていた相手なのに、あの時……教えてくれれば、僕は両手を広げて君を受け止められたのに……と。
あ! そういえばファーストキスはユキ……雪景とって事になるのか! それどころかあんなことや、そんなことまで! なんか急に恥ずかしくなって来た!
しまった! 僕、雪景の事蹴り上げちゃったの……!? 知らないとはいえ憧憬していた本人を足蹴にしてしまった! いやでも、あれはユキが悪くない?
何せ10年以上片想いし続けた相手だ、僕は完全に舞い上がり赤くなったり青くなったりしていた。
「顔を見せたら、気付いてくれないかと……期待していなかったといえば嘘になるな、しかし夢なんてのはそんなものだ、曖昧であやふやで、起きてしまえばすぐ忘れる、そんなものの話をしても混乱するだけだろう」
舞い上がって気付かなかった……彼からしてみればやっと会えたと思ったら、僕は気付きもしなかったんだ。何だそれ、最低じゃないか。
「そんなものじゃないよ! 僕にとってはずっと心の支えだったし、君との時間は大切な宝物だった……ずっと、ずっと……会いたかった」
「俺も会いたかったよ」
今度は我慢できずに視界がぼやけて揺れた、本当はぎゅっと抱きしめたかったんだけど、僕が小さいばっかりに……ベッドの上で彼の首元に縋り付くような不格好な抱擁になった。あぁ、夢の中ではあんまりサイズ変わらなかったのになぁ、大きくなりたい……。
「本当は飛びついて、そのまま攫ってしまいたかった」
そう言って額にキスされた、ううなんか恥ずかしい! っていうか成長しすぎだし、キャラ変わりすぎなんだよ! ちゃんとは覚えてないけど、もっと清楚で、物静かで儚げで、かわいらしいイメージだったんだけど……。
ユキは……なんかこう、手馴れてる感が凄い! そりゃ千年もあったら色々あっただろうけど、なんだか心の中がモヤッとする。
「そういえば、どっちの名前で呼んだらいいの? ユキ? 雪景?」
「ユキでいい……というかそうしてくれ。生前にはあまりいい思い出がないし、他の仲間も俺の諱は知らない……知っているのは魔王様と真里だけだ」
特別感がして敢えて雪景と呼びたくなるけど、本人が嫌がってるからやめておこう。
外を見たらもう明るかった、僕が夢を見ている間に朝になっていたようだ。……あれ? そういば両親を送り出してから、自分がベッドで寝るまでの記憶が全く無い。何かが起こった気がしたんだけど、思い出せない。
うーん……?
「じゃあ、真里の願いを叶えようか」
僕が考え込んでいるとユキが声をかけてきた、そうか戻ったらって言ってた……。
これが終わったら、ユキは僕の前から居なくなってしまうのだろうか……もし人間と悪魔が一緒に居られる道があるのなら、できる事はなんだってしたいと思ってる。
何故かは分からないけど、はじめて会ったふりをしてまでスカウトしに来た訳だし……一緒に居たいと思ってくれてるんだよね?
本当はそんな話をしたいんだけど、僕が死んでまであの女に復讐するというのは無しなんだ。そしてあの女を捕まえたいって願いも、僕が今叶えたいことには違いない。それならばまずあの女を捕まえる事に専念しよう、決着をつけて改めて僕の気持ちを伝えたい……。
「……周りに迷惑をかけない、具体的な方法で捕まえなければいけないって事だよね」
「真里には悪いが結果に関する事には助言できない、そういう決まりだ」
「そっか、ずっとどこかに隠れているのは無理だろうから、外に出た時に警官に見つかって、その場で押さえられればベストかな」
「なるほどな……」
ユキが大きめの黒い手帳を取り出して、口元に手を当てながら考え事をしている。あの手帳なにが書いてあるんだろ、ちょっと気になる。あ、少し眉間にシワが寄ってきた。
「真里は……少しも復讐してやろうという気はないのか? お前のことを思い出しもせず、捕まえるだけで満足か?」
そう言われるとズキっとした、そうか……あの女は僕がどうなったかなんて、気にも留めてないのか。
「確かに……僕から恨まれてることくらい分かって欲しいところだけど、そもそも僕が生きていることすら知らないかもしれないね」
捕まったら面会に行ってみようかな、僕が胸糞悪くなって帰ってくるだけな気もするけど……。
「命を懸ける以外の対価で、少し怖い目に合わせる事はできる?」
「やろうと思えば精神疾患を患う程の地獄を見せられるぞ、対価で真里を生きながら天国に連れていってやれるしな」
ユキは僕を見ながら下世話にニヤニヤしていた。
「それって……またその、僕のはじめてを……とかいう話なの?」
長年片想いしていた相手だと認識した上でこういう事を言われると……すごく恥ずかしい! 耳まで熱い! 本当に恥ずかしい! だって初恋の人なんだ! そんな憧れの人に、そんな恥ずかしい事言われたら、どうしたらいいのかわからない!
「そういう反応は男を期待させるだけだからな?」
えぇ、そんなつもりは無い……って言おうとしてユキを見たら、ユキも真っ赤になって口元を隠していた、耳は少し困ったように垂れてるし、かっ……可愛い!
「……真面目な話、真里の血を媒体にして、少し恨み言を言うなんて事もできるぞ」
「対価は僕の血になるの?」
「あとは頑張れってキスしてくれれば完璧だな」
ハハハと軽く笑うユキの襟ぐりを掴んで下に引き寄せ、唇にキスした。
「頑張って!」
「ガ……ガンバリマス!」
僕も恥ずかしくて赤くなっただろうけど、ユキも真っ赤になってた、照れるユキは最高に可愛い。
彼の名を呼ぶと明らかに動揺した、しかしこの表情は嬉しさではない、恐怖だ。
どうして……僕は君を失っていなかった嬉しさで、こんなに高揚しているのに。
「どこでその名を……」
「君が教えてくれたじゃないか、夢の中で」
「急に思い出したのか? なんで……」
さっきまで覚えていたはずの夢の内容は、また霞がかかった様に朧げだ。
「何かこう、君を追いかけてた気がする……でも届かなくて」
「届かなくて?」
「目を覚ましたら君がいた」
「ふむ……で?」
「で、捕まえちゃった?」
「ブフッ! なんだそれ! 鬼ごっこの夢か?」
「君は覚えてないの!?」
「鬼ごっこなんて沢山しただろ! どの夢かなんて分からんな!」
「やっぱり雪景なんだね……」
よかった彼は存在していた、しかもこんな近くに!
思わず涙腺が緩みそうになるのをぐっと堪えた、堪えた分だけ僕の心は高揚して震えた、彼と会えたという事実に感動していた。
「っていうか、なんで最初に言ってくれないのさ!」
そして少し怒っていた、だってずっと夢で想い続けていた相手なのに、あの時……教えてくれれば、僕は両手を広げて君を受け止められたのに……と。
あ! そういえばファーストキスはユキ……雪景とって事になるのか! それどころかあんなことや、そんなことまで! なんか急に恥ずかしくなって来た!
しまった! 僕、雪景の事蹴り上げちゃったの……!? 知らないとはいえ憧憬していた本人を足蹴にしてしまった! いやでも、あれはユキが悪くない?
何せ10年以上片想いし続けた相手だ、僕は完全に舞い上がり赤くなったり青くなったりしていた。
「顔を見せたら、気付いてくれないかと……期待していなかったといえば嘘になるな、しかし夢なんてのはそんなものだ、曖昧であやふやで、起きてしまえばすぐ忘れる、そんなものの話をしても混乱するだけだろう」
舞い上がって気付かなかった……彼からしてみればやっと会えたと思ったら、僕は気付きもしなかったんだ。何だそれ、最低じゃないか。
「そんなものじゃないよ! 僕にとってはずっと心の支えだったし、君との時間は大切な宝物だった……ずっと、ずっと……会いたかった」
「俺も会いたかったよ」
今度は我慢できずに視界がぼやけて揺れた、本当はぎゅっと抱きしめたかったんだけど、僕が小さいばっかりに……ベッドの上で彼の首元に縋り付くような不格好な抱擁になった。あぁ、夢の中ではあんまりサイズ変わらなかったのになぁ、大きくなりたい……。
「本当は飛びついて、そのまま攫ってしまいたかった」
そう言って額にキスされた、ううなんか恥ずかしい! っていうか成長しすぎだし、キャラ変わりすぎなんだよ! ちゃんとは覚えてないけど、もっと清楚で、物静かで儚げで、かわいらしいイメージだったんだけど……。
ユキは……なんかこう、手馴れてる感が凄い! そりゃ千年もあったら色々あっただろうけど、なんだか心の中がモヤッとする。
「そういえば、どっちの名前で呼んだらいいの? ユキ? 雪景?」
「ユキでいい……というかそうしてくれ。生前にはあまりいい思い出がないし、他の仲間も俺の諱は知らない……知っているのは魔王様と真里だけだ」
特別感がして敢えて雪景と呼びたくなるけど、本人が嫌がってるからやめておこう。
外を見たらもう明るかった、僕が夢を見ている間に朝になっていたようだ。……あれ? そういば両親を送り出してから、自分がベッドで寝るまでの記憶が全く無い。何かが起こった気がしたんだけど、思い出せない。
うーん……?
「じゃあ、真里の願いを叶えようか」
僕が考え込んでいるとユキが声をかけてきた、そうか戻ったらって言ってた……。
これが終わったら、ユキは僕の前から居なくなってしまうのだろうか……もし人間と悪魔が一緒に居られる道があるのなら、できる事はなんだってしたいと思ってる。
何故かは分からないけど、はじめて会ったふりをしてまでスカウトしに来た訳だし……一緒に居たいと思ってくれてるんだよね?
本当はそんな話をしたいんだけど、僕が死んでまであの女に復讐するというのは無しなんだ。そしてあの女を捕まえたいって願いも、僕が今叶えたいことには違いない。それならばまずあの女を捕まえる事に専念しよう、決着をつけて改めて僕の気持ちを伝えたい……。
「……周りに迷惑をかけない、具体的な方法で捕まえなければいけないって事だよね」
「真里には悪いが結果に関する事には助言できない、そういう決まりだ」
「そっか、ずっとどこかに隠れているのは無理だろうから、外に出た時に警官に見つかって、その場で押さえられればベストかな」
「なるほどな……」
ユキが大きめの黒い手帳を取り出して、口元に手を当てながら考え事をしている。あの手帳なにが書いてあるんだろ、ちょっと気になる。あ、少し眉間にシワが寄ってきた。
「真里は……少しも復讐してやろうという気はないのか? お前のことを思い出しもせず、捕まえるだけで満足か?」
そう言われるとズキっとした、そうか……あの女は僕がどうなったかなんて、気にも留めてないのか。
「確かに……僕から恨まれてることくらい分かって欲しいところだけど、そもそも僕が生きていることすら知らないかもしれないね」
捕まったら面会に行ってみようかな、僕が胸糞悪くなって帰ってくるだけな気もするけど……。
「命を懸ける以外の対価で、少し怖い目に合わせる事はできる?」
「やろうと思えば精神疾患を患う程の地獄を見せられるぞ、対価で真里を生きながら天国に連れていってやれるしな」
ユキは僕を見ながら下世話にニヤニヤしていた。
「それって……またその、僕のはじめてを……とかいう話なの?」
長年片想いしていた相手だと認識した上でこういう事を言われると……すごく恥ずかしい! 耳まで熱い! 本当に恥ずかしい! だって初恋の人なんだ! そんな憧れの人に、そんな恥ずかしい事言われたら、どうしたらいいのかわからない!
「そういう反応は男を期待させるだけだからな?」
えぇ、そんなつもりは無い……って言おうとしてユキを見たら、ユキも真っ赤になって口元を隠していた、耳は少し困ったように垂れてるし、かっ……可愛い!
「……真面目な話、真里の血を媒体にして、少し恨み言を言うなんて事もできるぞ」
「対価は僕の血になるの?」
「あとは頑張れってキスしてくれれば完璧だな」
ハハハと軽く笑うユキの襟ぐりを掴んで下に引き寄せ、唇にキスした。
「頑張って!」
「ガ……ガンバリマス!」
僕も恥ずかしくて赤くなっただろうけど、ユキも真っ赤になってた、照れるユキは最高に可愛い。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
この世界は僕に甘すぎる 〜ちんまい僕(もふもふぬいぐるみ付き)が溺愛される物語〜
COCO
BL
「ミミルがいないの……?」
涙目でそうつぶやいた僕を見て、
騎士団も、魔法団も、王宮も──全員が本気を出した。
前世は政治家の家に生まれたけど、
愛されるどころか、身体目当ての大人ばかり。
最後はストーカーの担任に殺された。
でも今世では……
「ルカは、僕らの宝物だよ」
目を覚ました僕は、
最強の父と美しい母に全力で愛されていた。
全員190cm超えの“男しかいない世界”で、
小柄で可愛い僕(とウサギのぬいぐるみ)は、今日も溺愛されてます。
魔法全属性持ち? 知識チート? でも一番すごいのは──
「ルカ様、可愛すぎて息ができません……!!」
これは、世界一ちんまい天使が、世界一愛されるお話。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
二日に一度を目安に更新しております
お兄ちゃんができた!!
くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。
お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。
「悠くんはえらい子だね。」
「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」
「ふふ、かわいいね。」
律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡
「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」
ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる