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魔界編:第5章 維持部隊
≪R-18≫もっとたくさん
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我ながら大胆な行動に出たとは思ったけど、恥ずかしいとか、上手くできるかわからない不安とかより、ユキの喜ぶ顔が見たかった。
それと、ほんの少しの好奇心。
顔立ちも中性的な美人で、体の線は細いし胸もお尻も薄いユキの……一番男らしい部分。
ユキのを触ったことはある。誘導されて触れたことも、自分のと一緒に扱いた事だってあるし……! さっきはそこにキスまでしたんだ、今更恥ずかしがったりしない! そう、自分に言い聞かせた。
「大丈夫か? 嫌じゃないか?」
「嫌なわけない……ユキだっていつも僕にしてくれるし、一緒でしょ?」
そもそもユキの身体で触れるのが嫌な場所なんてあるはずも無い、ましてやユキが一番気持ちいいと感じる場所なんだから。
座っているユキの足の付け根に顔を埋めて、取り敢えず表面を舐めてみる……味はしない。においも嫌じゃない……!
むしろユキが発してる良いにおいを少し濃くした様な……? 好きな匂いなんて言ったら、さすがに変態だろうから口には出せないけど。
次にどうしたらいいか分からなくて、ユキがしてくれるように一度に全部口の中に入れようとしたら、入りきれずに喉を突いて嘔吐いた。
「無理しなくていい、真里がしてくれるだけで嬉しい」
その声は本当に嬉しそうなんだけど、それでも僕はユキに気持ちよくなって欲しい。いつもされてるんだから、もっと勉強すればよかったと少し後悔した。
下手くそながら一生懸命舐めたり、入るところまで口に咥えてみたりすると、ユキの手が優しく僕の頭を撫でた。
「真里が俺の舐めてるってだけで、めちゃくちゃ興奮する」
ユキを見上げると、耳を伏せて息が荒くて……すごく可愛い。
ユキは頭を上下に動かしたりしてたよね……そんな事を思い出しながら試してみる。
「あっ、気持ちいい」
その声にゾクッとした。ユキが快感で漏らす声がすごく好きだ、もっと聞きたい。
ユキとエッチしてる時は余裕がなくて、いっぱいいっぱいで……ユキの表情や声を楽しむ余裕なんてあまりない。けど一方的にユキを愛撫している今は、その微妙に変化する表情も見ていられる。
……こうするの、嫌いじゃないかもしれない。
少し苦しくなって口から離すと、ユキが腕を掴んで僕を引き寄せた。体勢を起こすとユキの膝に乗せられて、食べられるかと思うくらい何度も唇を貪ってきて……。
「あっ……ユキ?」
「この口に俺のが入ってたのか」
ユキが僕の口の端を引っ張って、親指が口の中に入ってくる。その指を舐めたり吸ったりして応えていると、ユキのもう片方の手が僕の腰から太ももにかけてを撫でていく。
口の中の指が人差し指と中指に変わって、出し入れされたり舌を押さえられたりすると、さっきまでユキにしていたのを間近で見られてるみたいで、少し恥ずかしい。
「そんな愛しそうに舐められたら、我慢できない」
さっきまで僕の下半身を撫でていた手が割れ目をなぞって、二本の指でそこを拡げられて……!!
「ふあっ!?」
「もう入りたい……真里のなか」
熱を帯びた吐息と舌が首筋を這っていく……そんなに熱く求められたら、僕だって我慢できない!
さっきまで僕が舐めていた指が、拡げられたそこに入ってきて、中からも拡げるように指がバラバラに動く。
「んぅっ! ユキ……もういいからッ」
さっき解されたので十分すぎるくらいだから……だから、もうユキの……。
「俺の……欲しい?」
「——っ!」
思考を読まれたのかと思った……! 言葉に詰まっていると、ユキがまた何か企んでいるような顔をしている。
「真里が入れて」
「えっ!!?」
「拡げててやるから、腰落として」
両手でお尻を持ち上げられて拡げられる状況に、ユキの肩に置いた手が震える。
「ここだよ、ほら……」
「あっ……!」
ユキが熱い先端を押し当ててきて、緊張で身体が強張った。自分から受け入れるなんて、すごく恥ずかしい……!
「真里、はやく入りたい」
僕が戸惑っていると、ユキが頬を擦り寄せて甘えてきて……うぅ、そんな可愛い事してくるなんて反則だ!
「ユキ、キスして」
「ん……」
ユキの舌が僕の中に入ってくると同時に、膝の上にゆっくりと腰を落とした。
「んんんっ! んっ、んんっ!」
自分の意志で受け入れて、中に入ってくる……! ユキに体重を預けるくらい全て入れると、いつもより深く繋がっているような気がした。
心なしかユキのもいつもより大きいように感じて……僕の中にユキのが入っているって事を、より強く意識してしまう。
「はぁ、真里の中気持ちいい……上手に出来たな」
「うぅ、恥ずかしいよぉ」
「一生懸命飲み込んでいくの、すごい快かった……可愛かったよ」
耳元で甘く囁かれると、ますます体温が上がる気がした。
ユキが僕のお尻を持って揺さぶりはじめると、もう必死にしがみつく事しか出来なかった。その細い腕で軽々と僕を持ち上げたかと思うと、奥まで突き入れられて、あまりの快感に声が我慢できない。
気持ち良さが高まってきた時に、お腹側をぐりぐりと刺激されると一瞬で頭の中が真っ白になった。
「はぁぁっ……あぁぁっ、ああぁっ!」
「中でイッてるよ、真里……可愛い」
しがみついたまま絶頂に達した僕をユキが愛しそうに抱きしめて、それが温かくて、気持ち良くて、嬉しくて……こうやって膝の上でするの好きだな、やばいハマりそう。
「落ち着いたか? まだやれる? もっと俺で満たしたい」
「んっ……僕も、ユぅ……」
言い終わる前に口を塞がれて、激しく唇を貪られると下半身が疼く。さっき僕を抱きしめていた両手で、今度は僕の胸を弄り始めて……! 今そこを触られたら!
ビクンビクンッと腰が跳ねる度、僕の中でユキが擦れる……! いやらしい水音が聞こえてきて、耳まで犯されてるみたいだ。
「んぁぁっ! ユキッまっ……あ゛っ!」
乳首を弄っていた手が今度は腰に移動して、深くズグンと突き刺して……!
「今みたいに、真里も腰振って」
「うっ、やっ、恥ずかしっ……!」
「恥ずかしくない、可愛いよ……自分の気持ちいいところに当ててみて? 乱れるところ、もっと見たい」
そんな優しい声で促されたらゾクゾクする。もっと気持ち良くなって欲しい、もっと可愛いって言って欲しい、もっと愛して欲しい、もっと、もっと……そんな欲求で思考がいっぱいになる。
ゆっくりと自分から腰を動かすと、羞恥心は倍増した。自分の動きに合わせて鳴る水音も、中への刺激も……自分からいやらしい事してるって気持ちが高まってくる。
「気持ちいいところ分かるか?」
「うっ……あっ、アッ……分かんない」
「ここだよ、真里のいいところ」
「あ゛あぁぁぁっ!」
奥の方をぐりぐりされると、突き抜ける快感に涙が滲んだ。
ユキの手に誘導されて、その手の動きに合わせて腰を動かすと、たまらなく気持ちいいところに当たる。
「あぁぁっ……気持ち……いっ! あああぁぁっ、む、りっ……」
力が抜けていくようにユキに身体を預けると、抱きしめるように包み込まれて心地いい。顔を寄せるとユキがキスしてくれるし、ユキのお腹に自分のが当たって、擦れて……! 身体全部が気持ち良すぎる!
「うぁぁっ、んっ! ユキっ……イッ……んぅ」
逃がさないとでも言うように、ユキに口内を犯されて、与えられるまま快感に身を任せた。
キスしながらイッちゃう……気持ちいい、幸せ……好き、これ好きっ!
「んんんっ! んぅぅ——っ!」
なにも考えられない頭で、身体がビクビクと跳ねている事だけ分かった。足や腰が痙攣して、ユキと合わせた口の隙間から震えた声が溢れる。
「ん゛んぁ……あ゛ぁぁっ」
「可愛いな、愛しすぎる……」
何度も啄むように唇を合わせるだけのキスをされながら、僕の背中はベッドに沈んだ。まだ体がビクビクと震えて、半分イッてるような状態のまま、ユキが僕の足を抱えて思いのままに律動を始めた。
「あぁぁっ! まだイッ……るッ! うっ、あっ!」
「あとは俺がする」
僕の唇を舐めて楽しそうに笑ったユキは、やっぱり責めるのが好きらしい。際限なく僕を絶頂へと追い込んで、僕がイく度に満足そうに笑顔になる。
こっちはイキ続けてるのか何なのか、分からないくらいぐちゃぐちゃになってるのに……ユキは余裕そうで少し悔しい。
僕だって、ユキが取り繕えなくなるくらい……感じさせてみたいのに! 少しでもユキを感じさせたくて、しがみついて首筋に舌を這わせた。
熱っぽく愛しさを込めて、ユキの弱点でもある首筋の傷跡を舐めると、ユキが少し震えて声が漏れる。
「あっ……イッ……く、はっ……」
我慢するような色っぽいこの声が好き、もっと聞きたい。でも一番奥に熱く注がれたら、僕に待ち受けているのはおかしくなるほどの強烈な快感だ。
注がれたところから熱く、熱く、背中を走って脳髄まで痺れる。こんなに気持ちよくなるほど愛されてる、こんなに感じてしまうほどユキの事愛してるんだって実感する。
身体は痙攣するほど激しく感じているのに、気持ちは温かく満たされてて、涙が出るほど嬉しくなった。
何度経験してもこの瞬間は慣れない……毎回腰は砕けるし、身体は色んなものでビチャビチャで……僕が動けるようになるまでに、ユキがいつも綺麗にしてくれる。
いつも僕ばかり沢山イッてて、本当はユキにもって思ってるんだけど……。でも、ユキは必ず僕の中に出すから……たくさんの回数受け止めるのは無理で、少しユキに後ろめたいような、申し訳ないような気がしている。
「もう大丈夫か?」
「ん……大丈夫、綺麗にしてくれてありがとう」
裸のままユキと抱き合ってベッドに寝転がっていると、幸せで心地よくて……ついつい微睡んでしまう。
少し前までは、終わった後は気を失うように寝ていた……最近はこうして少しお話できるくらいにはなってきて、行為に体が慣れていっているのを感じる。
悪魔の体は本来睡眠は必要ないから、そのうちユキと一晩中イチャイチャしたり出来るのかな……なんて思うと正直楽しみで仕方ない。
「今日は真里がノリ気だったから、色々してもらっちゃったな」
「あー……むしろ今まで受け身すぎてごめんって感じだよ……僕ばっかり気持ちよくして貰ってたよね」
恥ずかしいけど、一応反省はしている。お互い好き同士なのだから、僕だって積極的にユキに気持ちいい事するべきだったんだ。
「受け……身? 真里が!?」
「えっ……」
なんだろう、その納得いかないって反応は。
それと、ほんの少しの好奇心。
顔立ちも中性的な美人で、体の線は細いし胸もお尻も薄いユキの……一番男らしい部分。
ユキのを触ったことはある。誘導されて触れたことも、自分のと一緒に扱いた事だってあるし……! さっきはそこにキスまでしたんだ、今更恥ずかしがったりしない! そう、自分に言い聞かせた。
「大丈夫か? 嫌じゃないか?」
「嫌なわけない……ユキだっていつも僕にしてくれるし、一緒でしょ?」
そもそもユキの身体で触れるのが嫌な場所なんてあるはずも無い、ましてやユキが一番気持ちいいと感じる場所なんだから。
座っているユキの足の付け根に顔を埋めて、取り敢えず表面を舐めてみる……味はしない。においも嫌じゃない……!
むしろユキが発してる良いにおいを少し濃くした様な……? 好きな匂いなんて言ったら、さすがに変態だろうから口には出せないけど。
次にどうしたらいいか分からなくて、ユキがしてくれるように一度に全部口の中に入れようとしたら、入りきれずに喉を突いて嘔吐いた。
「無理しなくていい、真里がしてくれるだけで嬉しい」
その声は本当に嬉しそうなんだけど、それでも僕はユキに気持ちよくなって欲しい。いつもされてるんだから、もっと勉強すればよかったと少し後悔した。
下手くそながら一生懸命舐めたり、入るところまで口に咥えてみたりすると、ユキの手が優しく僕の頭を撫でた。
「真里が俺の舐めてるってだけで、めちゃくちゃ興奮する」
ユキを見上げると、耳を伏せて息が荒くて……すごく可愛い。
ユキは頭を上下に動かしたりしてたよね……そんな事を思い出しながら試してみる。
「あっ、気持ちいい」
その声にゾクッとした。ユキが快感で漏らす声がすごく好きだ、もっと聞きたい。
ユキとエッチしてる時は余裕がなくて、いっぱいいっぱいで……ユキの表情や声を楽しむ余裕なんてあまりない。けど一方的にユキを愛撫している今は、その微妙に変化する表情も見ていられる。
……こうするの、嫌いじゃないかもしれない。
少し苦しくなって口から離すと、ユキが腕を掴んで僕を引き寄せた。体勢を起こすとユキの膝に乗せられて、食べられるかと思うくらい何度も唇を貪ってきて……。
「あっ……ユキ?」
「この口に俺のが入ってたのか」
ユキが僕の口の端を引っ張って、親指が口の中に入ってくる。その指を舐めたり吸ったりして応えていると、ユキのもう片方の手が僕の腰から太ももにかけてを撫でていく。
口の中の指が人差し指と中指に変わって、出し入れされたり舌を押さえられたりすると、さっきまでユキにしていたのを間近で見られてるみたいで、少し恥ずかしい。
「そんな愛しそうに舐められたら、我慢できない」
さっきまで僕の下半身を撫でていた手が割れ目をなぞって、二本の指でそこを拡げられて……!!
「ふあっ!?」
「もう入りたい……真里のなか」
熱を帯びた吐息と舌が首筋を這っていく……そんなに熱く求められたら、僕だって我慢できない!
さっきまで僕が舐めていた指が、拡げられたそこに入ってきて、中からも拡げるように指がバラバラに動く。
「んぅっ! ユキ……もういいからッ」
さっき解されたので十分すぎるくらいだから……だから、もうユキの……。
「俺の……欲しい?」
「——っ!」
思考を読まれたのかと思った……! 言葉に詰まっていると、ユキがまた何か企んでいるような顔をしている。
「真里が入れて」
「えっ!!?」
「拡げててやるから、腰落として」
両手でお尻を持ち上げられて拡げられる状況に、ユキの肩に置いた手が震える。
「ここだよ、ほら……」
「あっ……!」
ユキが熱い先端を押し当ててきて、緊張で身体が強張った。自分から受け入れるなんて、すごく恥ずかしい……!
「真里、はやく入りたい」
僕が戸惑っていると、ユキが頬を擦り寄せて甘えてきて……うぅ、そんな可愛い事してくるなんて反則だ!
「ユキ、キスして」
「ん……」
ユキの舌が僕の中に入ってくると同時に、膝の上にゆっくりと腰を落とした。
「んんんっ! んっ、んんっ!」
自分の意志で受け入れて、中に入ってくる……! ユキに体重を預けるくらい全て入れると、いつもより深く繋がっているような気がした。
心なしかユキのもいつもより大きいように感じて……僕の中にユキのが入っているって事を、より強く意識してしまう。
「はぁ、真里の中気持ちいい……上手に出来たな」
「うぅ、恥ずかしいよぉ」
「一生懸命飲み込んでいくの、すごい快かった……可愛かったよ」
耳元で甘く囁かれると、ますます体温が上がる気がした。
ユキが僕のお尻を持って揺さぶりはじめると、もう必死にしがみつく事しか出来なかった。その細い腕で軽々と僕を持ち上げたかと思うと、奥まで突き入れられて、あまりの快感に声が我慢できない。
気持ち良さが高まってきた時に、お腹側をぐりぐりと刺激されると一瞬で頭の中が真っ白になった。
「はぁぁっ……あぁぁっ、ああぁっ!」
「中でイッてるよ、真里……可愛い」
しがみついたまま絶頂に達した僕をユキが愛しそうに抱きしめて、それが温かくて、気持ち良くて、嬉しくて……こうやって膝の上でするの好きだな、やばいハマりそう。
「落ち着いたか? まだやれる? もっと俺で満たしたい」
「んっ……僕も、ユぅ……」
言い終わる前に口を塞がれて、激しく唇を貪られると下半身が疼く。さっき僕を抱きしめていた両手で、今度は僕の胸を弄り始めて……! 今そこを触られたら!
ビクンビクンッと腰が跳ねる度、僕の中でユキが擦れる……! いやらしい水音が聞こえてきて、耳まで犯されてるみたいだ。
「んぁぁっ! ユキッまっ……あ゛っ!」
乳首を弄っていた手が今度は腰に移動して、深くズグンと突き刺して……!
「今みたいに、真里も腰振って」
「うっ、やっ、恥ずかしっ……!」
「恥ずかしくない、可愛いよ……自分の気持ちいいところに当ててみて? 乱れるところ、もっと見たい」
そんな優しい声で促されたらゾクゾクする。もっと気持ち良くなって欲しい、もっと可愛いって言って欲しい、もっと愛して欲しい、もっと、もっと……そんな欲求で思考がいっぱいになる。
ゆっくりと自分から腰を動かすと、羞恥心は倍増した。自分の動きに合わせて鳴る水音も、中への刺激も……自分からいやらしい事してるって気持ちが高まってくる。
「気持ちいいところ分かるか?」
「うっ……あっ、アッ……分かんない」
「ここだよ、真里のいいところ」
「あ゛あぁぁぁっ!」
奥の方をぐりぐりされると、突き抜ける快感に涙が滲んだ。
ユキの手に誘導されて、その手の動きに合わせて腰を動かすと、たまらなく気持ちいいところに当たる。
「あぁぁっ……気持ち……いっ! あああぁぁっ、む、りっ……」
力が抜けていくようにユキに身体を預けると、抱きしめるように包み込まれて心地いい。顔を寄せるとユキがキスしてくれるし、ユキのお腹に自分のが当たって、擦れて……! 身体全部が気持ち良すぎる!
「うぁぁっ、んっ! ユキっ……イッ……んぅ」
逃がさないとでも言うように、ユキに口内を犯されて、与えられるまま快感に身を任せた。
キスしながらイッちゃう……気持ちいい、幸せ……好き、これ好きっ!
「んんんっ! んぅぅ——っ!」
なにも考えられない頭で、身体がビクビクと跳ねている事だけ分かった。足や腰が痙攣して、ユキと合わせた口の隙間から震えた声が溢れる。
「ん゛んぁ……あ゛ぁぁっ」
「可愛いな、愛しすぎる……」
何度も啄むように唇を合わせるだけのキスをされながら、僕の背中はベッドに沈んだ。まだ体がビクビクと震えて、半分イッてるような状態のまま、ユキが僕の足を抱えて思いのままに律動を始めた。
「あぁぁっ! まだイッ……るッ! うっ、あっ!」
「あとは俺がする」
僕の唇を舐めて楽しそうに笑ったユキは、やっぱり責めるのが好きらしい。際限なく僕を絶頂へと追い込んで、僕がイく度に満足そうに笑顔になる。
こっちはイキ続けてるのか何なのか、分からないくらいぐちゃぐちゃになってるのに……ユキは余裕そうで少し悔しい。
僕だって、ユキが取り繕えなくなるくらい……感じさせてみたいのに! 少しでもユキを感じさせたくて、しがみついて首筋に舌を這わせた。
熱っぽく愛しさを込めて、ユキの弱点でもある首筋の傷跡を舐めると、ユキが少し震えて声が漏れる。
「あっ……イッ……く、はっ……」
我慢するような色っぽいこの声が好き、もっと聞きたい。でも一番奥に熱く注がれたら、僕に待ち受けているのはおかしくなるほどの強烈な快感だ。
注がれたところから熱く、熱く、背中を走って脳髄まで痺れる。こんなに気持ちよくなるほど愛されてる、こんなに感じてしまうほどユキの事愛してるんだって実感する。
身体は痙攣するほど激しく感じているのに、気持ちは温かく満たされてて、涙が出るほど嬉しくなった。
何度経験してもこの瞬間は慣れない……毎回腰は砕けるし、身体は色んなものでビチャビチャで……僕が動けるようになるまでに、ユキがいつも綺麗にしてくれる。
いつも僕ばかり沢山イッてて、本当はユキにもって思ってるんだけど……。でも、ユキは必ず僕の中に出すから……たくさんの回数受け止めるのは無理で、少しユキに後ろめたいような、申し訳ないような気がしている。
「もう大丈夫か?」
「ん……大丈夫、綺麗にしてくれてありがとう」
裸のままユキと抱き合ってベッドに寝転がっていると、幸せで心地よくて……ついつい微睡んでしまう。
少し前までは、終わった後は気を失うように寝ていた……最近はこうして少しお話できるくらいにはなってきて、行為に体が慣れていっているのを感じる。
悪魔の体は本来睡眠は必要ないから、そのうちユキと一晩中イチャイチャしたり出来るのかな……なんて思うと正直楽しみで仕方ない。
「今日は真里がノリ気だったから、色々してもらっちゃったな」
「あー……むしろ今まで受け身すぎてごめんって感じだよ……僕ばっかり気持ちよくして貰ってたよね」
恥ずかしいけど、一応反省はしている。お互い好き同士なのだから、僕だって積極的にユキに気持ちいい事するべきだったんだ。
「受け……身? 真里が!?」
「えっ……」
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